バトルオブ花粉症な岐阜の山道を行く
3月21日(月) 晴れ強風
今日は三連休の最終日で、本来ならタンデムランでFTRの出動となるはずだったが、いろいろな事情により一人で走る事になった。当日はからっと晴れて最高のツーリング日和になったが、しかし、それは大間違いでした。なぜなら、風が強いのであった。
さて、行く前にやる事をやっておかないといけない。これが家庭とバイクを両立する秘訣だ。家の掃除をしっかりやってから出発する事にする。30分で掃除をすませると、行くぞ。
納戸からFTR223を引っ張りだしてエンジンスタート。セル始動のありがたみがひしひし感じるぜ。暖かくなりそうなので装備は軽装で大丈夫だろう。まさか、FTRにツーリングワンピースは大げさだしな。という事で、普通に皮ジャンGパン風皮パンで出発する。
走り出して思った事
軽っ。
昨日とはえらい違いの軽さ。気楽でいいねえ。エンジンの音も実に軽やかにトントンいってるよ。さて、今日の目的地は岐阜県根尾村洞戸村方面の温泉だ。それには41号線を経由しなければ行けないが、FTRであの高速幹線道路を走る気はしないので別のルートを走る事にした。小牧経由でいつもは五郎丸付近で41号線に合流するが、今回はそのまま真っすぐ走って犬山まで抜ける。各務原で国道21号線に入る。日本ラインを左手に、途中で県道に入り、そこから関に抜ける。そして国道248号線に合流する。実は全然自信がなかったルートだが、ドンピシャで当たったので本人もびっくりです。
しかし、久しぶりに走ったからかどうか知らないが、いろいろ変っていた。犬山の名鉄電車が自動車と同じ路線を走る橋は、別々になってツインブリッジなんて立派な名前になっていたし、コンビニはラーメン屋になってるし、ギガスがケーズデンキになっていた。時の流れとは恐ろしいものじゃ。
418号線に入り、どんどん走って行くと、いよいよ風が強くてたまらんくなってきた。鼻のむずむずもすごくなってきた。こまった。ちょっと休憩しよう。サークルKでお茶とお花すっきり飴を買った。そして、この先のコースを確認する。決定、うすずみ温泉にしよう。
出発してさらに418号線を走って行く。山に入ると風は多少収まってきたようだ。なにぶん400番台の国道なので、ほとんど山道になったり、広くなったりと訳が分からんな。しかし、心配した雪もないので良かった。
こうしてとことこ走ってやっとこさ157号線に出た。もうすぐ温泉だ。案内表示に沿って走る。11時過ぎにうすずみ温泉に到着した。
想像していたのと全然違う規模の大きさにびっくり。温泉だけでなく、宿泊施設やらなんやらいろいろあるのでちょっとしたリゾート施設のようだ。こちらは温泉だけだと思っていたよ。駐車場が見当たらないので、温泉の建物の前にでーんと止めた。そして温泉に入った。
うーむ、本当に立派な作りの温泉である。だが、下駄箱は小型なのでロングブーツは入りません。それなのに、放置してある靴は処分しますと厳しい言葉が張り出してあります。怖いです。さて、入泉券を買うために発券機の前に立つと、なんと950円だと高い! それだけならまだしも、
『新札は使えません』
だと! なんだってー新札しかないよ! 困って発券機の横の受付のねーちゃんにそう言ったらあっさり券をくれた。券を持って奥の方に行くと、そこに温泉の受付があった。何故に受付を2カ所にしているのかよくわからないが、そこで券をわたし、ロッカーキーと手ぬぐいを受け取る。そこからさらに奥へ行くと、温泉の入り口である。
入るとロッカーは中ぐらいのサイズで、今日の装備なら入りそうだが、もしツーリングワンピースを着ていたら荷物がロッカーに入りきらないかもしれないなあ。
さて、やっとこさ浴室に入る。体を洗って湯船に浸かると、さすがに標高が高いところにあるだけあって見晴らしはまずまずだ。露天風呂に移動すると、岩風呂と桶風呂があって、桶風呂は一人サイズでなかなか良いよ。
十分にたんのんしてから出る。でて飯をどうするか、レストランをのぞいたらメニューが高過ぎ! のきなみ千円以上! にもかかわらずセルフサービスかい! 撤退決定。
仕方がないので、温泉の近くの小さな食堂で550円のかけうどんを食いました。とほほ。
食ったら帰る事にする。
帰りは花粉がどんどん飛んできて、鼻水だらだら、くしゃみ連発、信号で止まるたびに鼻をハンカチで拭いて、ジェットヘルはこういう時に良いなーなんて思いつつ、いや、フルフェイスなら花粉がこれほど入らないからこんなにならないんじゃないかなと思い直したりするのであった。
しかし、帰ってきてからが悲惨だった。
鼻水涙が止まりません。
夜、お風呂で一生懸命顔を洗っても駄目でした。
本日の出費
ガソリン700円くらい(単純計算でリッタ−50キロ走ってる)
うどん550円
温泉950円
走行249キロ