ぽかぽか陽気に高山越えて四十八滝
４月９日（土）
春が来た！ Spring has come! なのである。３月の去年に比べて寒い事、おかげでクシタニが役に立った訳でもあるが、しかし、やはりツーリングはぽかぽか陽気がいいのである。かくなる上は高山方面の温泉を攻めるぜ。誰にも俺を止められないぜえー。
ということで、さすがにこの陽気で久下にツーリングワンピースを着ていったら途中で発酵してしまいそうなので、残念ながら今期の活躍はこれにて終了だ。また冬になったら頼む。で、皮ジャン皮パン上下のみの装備でガレージから洗車ワックスかけしたピカピカのCB1300SuperFourカッコいいを引っ張りだす。朝はちょっと寒いかな。これから暖かくなるだろうから大丈夫だ。エンジン１発始動、８時ちょっとすぎに出発である。
良い天気で今日は１日晴れて風もなく穏やかな気候になるでしょうとニュースで言っていた通りだ。が、しかし、やはり走り始めるとちょっと寒いな。まあ、我慢して行こう。とりあえず目的地は高山（仮）なので、１９号線からいつものコースで行こうと思ったが、間違えて旧道に入ってしまった。たまにはいいか。旧道を走り、内津峠で１９号線に合流する。そこからカッキーンとすっ飛ばして走って、コンビニ横の抜け道に入る。電車が走って行くのを横目に可児市市街の方に行くと途中にあったミツボシホームセンターが廃墟になっていた。なんと、しばらくこないうちに倒産閉店していたのね。あらまー。さらに行くとコンビニがあったところにない。ここもつぶれたのね。あらまー。ちまたでは景気回復とか何とか言ってるけど、こういうのを見ると全然良くなってないじゃんと思えるのは私だけでしょうか（だいたひかる風に）時の流れとは恐ろしい。さらに走って行くと、本日のとどめと言えるでしょう、２１号線とぶつかる中恵土の交差点にあった大きなホームセンター（名前忘れた）がまたまた閉店している。既に解体工事が始まっているよ。昔ここで電気ポット買った事あったよなー、そうか、ここも閉店か。だが、そこから先は特に変わりなく、西武自動車販売のショールームが撤退した建物は、相変わらず草ボーボーで入居者募集中だった。
がんがん走って山の中に突入すると、寒いこと寒いこと。日陰ではまさしく冬だ。しかし、それ以上に困ったことになってきた。そう、この時期の大問題、
花粉症である。
朝薬を飲んできたにもかかわらず、やっぱり３０倍の状況には手も足もでないのか、鼻が完全に詰まり、鼻水が（以下自主規制）このような状況でもバイクに乗って走るのがやめられないバイク乗りという生き物は本当のどうしようもない生き物である。
それにしても久しぶりの４１号線は快走で、止まるのを忘れてどんどん走って行ってしまう。いつもは休憩で止まる金山も９時４０分ころ通過し、さらに道の駅ピアチェーレ通過、なぎさ通過。ここで気がついた。『高山市』の看板が現れるのが早い！ そういえば合併したんだった。『高山まで２４キロ』の看板が『高山市街まで２４キロ』に直してあるのが笑える。
こうして高山に１０時半頃到着した。高山のお土産センターが閉まっていた。ここも店じまいなのかなあ。
で、平湯温泉に行こうかと思っていたのだが、遠くに見えるアルプスの山々の頂の白いこと白いこと。
こりゃ駄目だ。
もっと季節を後にした方が良さそうだ。あっさり却下され、目的地が白紙撤回されてしまった。さてどうするか、何も考えずに４１号線をどんどん走って行くと、『四十八滝温泉』の看板が目に入って、おお、これこそが我らの求めていた温泉だ！ 勝手に決めてそちらに曲がる。全く無計画なツーリングである。しかし、四十八滝温泉なんて初めて聞いた。どんな温泉なのかわくわくして行くと、道路工事で通行不可の道を迂回して到着した。普通の村おこし的な最近出来たような温泉だった。駐車場にバイクを止め、雪よけのシートで保護された階段を上って玄関に入る。祖、そこには何と！
長靴専用下駄箱
があった。こ、これは『感動したッ』ってやつですね。さすが雪国の知恵。これなら下駄箱に入らない大きな長靴も安心しておくことが出来るな。私のブーツもここに置こうかと思ったら、普通の下駄箱に十分入った。
ちょっと寂しい。
料金は６００円、なかなかリーズナブルです。自販機で券を買って受付て下駄箱のキーとともに渡すと、脱衣所のロッカーキーをくれるのでそれを持って温泉に行く。
あれ、どっちが温泉？
受付の人がこっちですと教えてくれた。ちょっとわかりにくい。みんなわかりにくいらしく、受付の前に大きく温泉→と貼付けてあった。それでも気がつかなかったけど。
温泉に行くと、脱衣所のロッカーはもう少しましなものはなかったのかなあと思える、会社のロッカーみたいな灰色の飾り気のない面白みのない何だかこれから作業着に着替えて現場に集合みたいな感じだな。やだな。
脱いで温泉に入るとなかなか立派だ。体を洗ってさっそく湯船につかろうとしたら、おお、何だこの恐ろしいまでのジェットを噴きだす風呂は！ ここに入るぞ！ 深い、深い風呂だぞ！ 水深５００メートルはあるな。そしてこのジェットの勢いが凄まじい。吹き飛ばされそうだ。何と言うことだ。気持ちいいぞ。足の裏やらふくらはぎに当てるとものすごく快感。やみつき。ここ最高。ずーっとそこに入っていたが、しばらくするとさすがに飽きて、露天風呂に移動した。たらい風呂、岩風呂があり、広いのでゆっくり出来る。しかし、見晴らしは全然良くない。まあ、こんなもんでしょう。
出て昼飯にする。レストランに行くと、本日の日替わり『飛騨牛のメンチカツ定食８００円』何とうまそうだこれしかない。食券を迷わず買って店に入る。出来るのを待つ間、メニューをぼんやり見ていたら『飛騨牛ステーキ１０００円』だった。２００円ばかならあっちにすれば良かったかなーとちょっと後悔していたら、料理が来た。食ってうまかったのでもうさっきの話は忘れてばくばく食った。さすが飛騨牛、とろけるようなジューシーな味わい云々。
食ったら帰ることにする。結構遠くに来てしまったので急がねば。ガソリン補給にスタンドによると、まさかのリッタ−１２４円！ 日本も住みにくくなりました。バイクの給油で２０００円もかかったことないぞ。まいったなー、こりゃ。やはり日本は開国すべきですタイ！
帰りは１９号を避けて小牧経由で帰った。何とか７０００キロにしようと思ったし。でも６９９４キロで家に着いた。まあいいか。オイルとエレメント交換だ。
本日の出費
温泉６００円
昼飯８００円
ガソリン２０００円
６９９４キロ