温泉ラリーのスタートは真ん中で

8月27日(土)

夏も終わりに近づく今日この頃、コンパクトで強い台風11号も、こちらの地域は何事もなく通過し、台風一過でさわやかな晴天になるかと思いきや、ギンギラギンでさりげなく酷暑に逆戻りだよ! こんな中、最近CBばかりに乗っているので、今回はFTRでツーリングに行くのであった。しかもにょいとらんである。まっちゃんのご機嫌とりもしっかりやっておかないと、これからの秋にかけてのツーリングに支障がきたすのだ。目的地は開田高原。温泉に入って串焼きの山女を食うのだ。

が、本人は「暑いから行きたくなーい」「開田高原なんて遠いー」と文句を垂れまくる。「ひとりで行けばー」ひとりで行ったんではご機嫌取りにならないではないか。そこで比較的近くて、なおかつ涼しげな郡上方面に行くことにした。目的地は真ん中温泉子宝の湯だ。

久々にエンジンを始動すると、FTRは、案の定、とってもかかりが悪くて、長い間セルを回し続けてやっとかかった。いやー、キックでなくて良かった。キックだったらもう行くのやめてたな

暑くなりそうなので、安全性は多少心配だが、軽装で、コンセプトはお気楽ツーリングという事で、Gパンに薄い長袖上着を着ていくことにした。問題は荷物だ。リュックがないのでたすきがけの鞄しかない。これは長時間だと肩が痛くなるからなあ。リュックが必要だな。今度探そう。

8時ちょっと前に出発した。既に太陽はギンギラギンにさりげなくなっている。まっちゃん久しぶりに乗るのでゆっくりペースで走る。さっそくカムリに抜かされたよ。でも先が詰まってるんだから、そんな反対車線に出てまで抜く事ないだろ。

FTRなのでルートは犬山経由で走る。所々でツーリングのバイクにすれ違う。今日は天気がいいから、みんな走りまくりだな。犬山で後ろにハーレー軍団が迫ってきて、低重音を響かせつつ、大垣方面に走っていった。関に入ってまっちゃんが休憩を要求してきたので、さっそくファミリーマートに入って休憩した。それから美濃加茂で156号線に入り、少しづつペースを上げ始める。巡航速度は60キロなので後ろに渋滞ができ始める。やばい。たまに譲って、交通に支障をきたさないように心がけつつ、休憩を取る事も忘れないようにしないといけない。そこで道の駅ですよ。おお、美並村の道の駅に着いたので休憩しよう。ビックレプリカ軍団にごぼう抜きにされつつ、よろよろと道の駅に入った。休憩を取る。まっちゃんはさっそく売店チェックに走る。そこで野菜の直売所を発見すると、速やかに吟味に入った。「バイクはもってけないもん」と大変不機嫌そうにいうので困った。やはりバイクに積載能力を標準装備しなければ、そうだ振り分けバックだ。あれさえあれば、荷物もたっぷり詰める。よし、今度買いにいこひでぶたわば。

野菜をあきらめて出発する。温泉はそこからすぐだった。真ん中センターにあるのかと思ったら、その手前に全然離れたところにあった。周りは実りの秋を迎える田園地帯で、マネキンのかかしがいっぱいあった。ところどころに首だけがぶら下がってるので、非常に不気味だ。

温泉につく。バイクを自転車置き場に止める。屋根があるところに止めておかないと、ヘルメットやシートが暑くなってかなわん。10時ちょっと前に着いたので開店までちょっと待った。待ってる客は5、6人いた。うちひとりはHONDA CBR600RRの赤黒だ。チョーカッコいいってやつだな。

開店したので入る。靴は脱ぐので、下駄箱に入れるのだが、ショートブーツくらいなら入るが、ロングブーツは無理な下駄箱だった。入浴券を発券器で買う。フロントに券を出す。その後ろがすぐに温泉だ。男湯に入る。ロッカーは100円リターンでこじんまりしているのでフル装備のバイクだと荷物が入りきらないな。汗でべとべとの服を脱いで、いそいそと風呂場の方へ行く。体を洗ってさっそく内湯に入る。まあ、特徴のないお湯なので特に感動はないが、ジェットのところに移動すると俄然ここはいいぞ。ジェットを足の裏に当てると位置がちょうどいいので気持ちがいい! アームがしっかり出ているのでそれにつかまってると体も揺れないし、これはいいよ。あまりの気持ちのよさに時間の経つのも忘れて身悶えしていた。ジェット機能のある風呂はいくつもあるけど、位置が微妙に合わないんだよね。ここはばっちり。

悶えてばかりいる訳に行かないので、露天風呂に行く。凄い開放感のある露天風呂で。目隠しなし、屋根付きと屋根なしの二つの湯船はプールみたいだ。芝を植えた箱庭のような周辺の状況はともかく、露天風呂は開放感がなくっちゃね。ここは結構、いい温泉です。

出て休憩場でポカリスエットを飲んでいると、電車の信号機みたいなのが壁にあるのでなんだろうと思って見に行くと、すぐ隣が駅で、その電車の時間によって色が変わる仕掛けになっているのだ。すげー。

まっちゃんが出てきた。ダカラを飲んで一息入れると、温泉シールラリーというポスターを見つけて、まっちゃんは是非やれと言ってきた。説明書きを読むと、東海三県の36の温泉を巡ってシールを集めると、何だかいい事があるらしい。3個以上のシールが集まれば、応募するだけで何か当たるらしい。これは面白そうなのでやる事にした。申し込み代わりのシールの台紙を100円で買うと、シールの台紙だけかと思ったら、立派な温泉ガイドになっているではないか。はっきり言って800円位するるるぶの温泉ガイドよかよっぽどましで、役に立ちそうなのでこれだけでもラッキーだ。俄然やる気が出てきたぜ

36温泉制覇に鼻息も荒く郡上八幡に向かう。距離にして20キロ弱なのですぐに着いた。市街地の方に入っていくと、いわゆる古き良き町並みが姿を見せる。まっちゃんの好きそうな雑貨の店などあり、とりあえずどこかにバイクを止めようという事で、銀行の駐車場に止めた。その向い側が昼飯を食おうと思っていた大和屋というそば屋さんだ。さっそく入ってざるそば750円と玉子とじうどん450円を注文する。客がざわざわ入ってきて、結構人気があるみたいだねこの店。ネットで事前にチェックしておいたのだが。うどんとざるそばができてきた。食うと、腰のあるそばで、好みのバサバサのそばではなかったが、まあ美味いから良しとしよう。うどんもおいしい。ここは値段もそこそこなので人気があるのかなあ。

食ったらあたりをうろつく。暑いので、愛知万博で買ったオーストラリア製のハットをする。自分だけ用意してきたとまっちゃんに怒られる。うろうろしているとサンプルを作っている店があって、面白かった。エンゼルパイのかじったのがあって、とても偽物に見えなかった。それからみたらしが売っていたので食った。まっちゃんが気になっていた雑貨屋に行くと、和室のいい感じの喫茶もあったのでそこでお茶にした。本当にいい感じで、ここでずーっとボケーとしていたいなー

さて、いつまでもボケーとしている訳にも行かないので、郡上八幡と言えばあの湧き水を見に行く。途中、郡上みその串カツが100円で売っていたので食ったら、もの凄く美味しくて思わず叫んでしまうくらいだった。湧き水を見て鮎の串焼きが380円であったので食ったがいまいちだった。最後に物産センターによったら、大根やジャガイモが安かったのでまっちゃんはついに買ってしまった。そしてたすきがけ鞄から大根をにょっきりと出してバイクに戻った。

後はひたすら帰ってきた。

こうして久しぶりのにょいとらんは無事終了した。

本日の出費

ガソリン500円くらい。

昼飯1200円

温泉1000円

喫茶抹茶800円

大根ほか280円

みたらし2本120円

串カツ1本100円

鮎の串焼き1本380円

お茶など525円

温泉ラリー本100円

(すべて2人分)

 

走行距離1200キロくらい

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