グルメと温泉の美濃辺り

11月19日(土)

 グゥルメツゥゥゥゥゥゥゥゥリィィィィィィング!!(久々にジョジョ風に)

 そうなのである、遂にあの、一生ツーリング生活さん主催グルメツーリングに参加の日がやってきたのだ。思えばこれまで何度参加できずに涙を飲んだことだろう(ウソです)。悔しくて夜も眠れなかったろう(ウソです)。しかしもうそんな後悔と懺悔の日々とはおさらばだぜ。今日は天気も晴れて、前途を祝しているようだ。行くぜ、ぜんざいカッ食らいに、スロットル全開!!

 と言うことで、集合場所の美濃インター近くの御土産屋さんに集合は10時30分完了なのだが、はやる気持ちで8時半には出発していた。天気予報は晴れるが寒い、不安定な天気、雨が降るかも、高山は雪ですと言ってたので、ほぼ完全装備の冬態勢、これで寒かったらあきらめよう。でも11月で最終兵器ツーリングワンピースを出しては、いかなことにも寒がりが過ぎる。

 まずは近所のセルフガソリンスタンドで給油し、意気揚々と19号線を越えて小牧経由で41号線に合流する。順調に走って行く。途中のコンビニにはバイクが何台も止まっていて、今日はツーリング日和だなあと改めて思う。あとで考えると、これみんなキャッチライダーの参加者だったんだな。

 順調に走って、156号線に入ると、いつもこんなところで商売やってて儲かるのかなあと思いつつ見ていた旅行代理店が潰れていた。おお、なんてこったい。

 そして10時ちょっと前に、目的地のお土産屋に到着した。そこにはずらりと集結したビッグバイク軍団が威風堂々と存在感をアピールしていた。すげー、一生さんが一言グルメツーやると言ったらこんなに集まるんだ!! さすが一生さん、ただのピー(自主規制)じゃないな。でも何だか怖そうな人たちもいるなあ。そう思いつつバイクを駐車場に入れたところで、ブロロローッとバイク軍団が砂埃を揚げて爆音とともに去って行った。ぽつんとひとり残った時の気持ち、この寂寥感は何とも言えないです。土産屋の前の道は、さっきからガンガンとバイクが走ってるんだけど、みんなキャッチライダーに行くのかよ。すげーな。

 で、集合場所にはX4、W650、が残っていた。この二人がグルメツー参加希望者なのか? しかし、しばらくすると、またバイク軍団がきて、写真がどうだこうだと話をしたたかと思うとX4が一緒に行ってしまった。あー、あの人も別グループだったんだ。バイク軍団が去って、W650さんが声をかけてきた。「ひょっとして、黒い刀を待っているんですか」「そうです」やっと仲間が見つかった。ほっとするね。

 10時半すぎに、主催者の一生さんが黒い刀でやって来た。W650さんのお友達Vmaxさんも来た。役者は揃った。でもWさんとVさんはキャッチライダーだけ参加だ。久しぶりで話が盛り上がるが、時間がないのでキャッチライダーの開催場所に移動することにした。一生さんの先導で4台連なって走り、すぐ近所の公園の大きな駐車場に入った。

 すごい数のバイクだった。

 誘導されるままに指定されたところに整然とバイクを止めると、サイドスタンドを立てて下りる。辺りを見回すと本当にバイクだらけ。一体何台あるのか? こりゃ下手な中古車展示場より多いぞ。バイクが欲しくなったら、こういうところでユーザーに直接聞いて情報収集したらいいんじゃないか。あっちの方では係の人が写真写真と叫んでいる。どうやらエントリ票なるものを持っていると写真を撮ってくれるようだ。一生さんがエントリ票ありますよ、今から書きますかとさすが主催者用意が万全だが、写真に撮られるのが大嫌いな性格なのでありがたくお断りしました。WさんVさんはしっかり写真を撮ってもらっていた。一生さんはバイクだけ。写真撮影が終わったので、みんなの自慢のバイクを見に行った。すごいバイクばかりだ。CB1100R、Z900、FJR、3型KATANA、ハンターカブ、CBR1000RR、ZZR1100、YZF、CB750FB・・・。いじってるバイクも多い。一生さんの地元なので知り合いが来ているらしく、挨拶などしながら回った。

 集合写真を撮って、じゃんけん大会が始まったが、そろそろ昼飯にして、グルメツーリング目的地に行きますかと、WさんVさんに別れを告げて出発する。

 こうして美濃のうだつの上がる町並みに移動した。この辺りはいつもはほとんど通過してばかりだったので、こんな風流なところとは思わなかった。高山に勝るとも劣らないぞ。一生さんの案内で、休みの銀行の駐車場にバイクを止めて、ちいさなうどん屋山水に入った。「味は保証しません。」でもこの時間で混雑しているから美味しいんじゃないのかな。奥の座敷で食うことにした。注文を取りにきたニーチャンに「どれがお勧め?」と気さくに話しかける一生さん、

すごいメニュー表もあるし、検討の結果、味噌煮込みと

親子丼を注文した。その間も積もる話に花が咲く。食事が来たので食う。なかなか美味しいです。満足です。食ったら店も混雑しているのでさっさとおいとました。一生さんはタバコが欲しいので、せっかく来たうだつの上がる町並みをブラブラしつつ、タバコの自販機を探す。ここは夕方から夜に来た方がいいそうで、なぜなら和紙の行灯が道路脇に灯り、とてもいい感じだそうです。よし、今度は夜にこよう。煙草を買って、いよいよ今回の目的地、グルメツーリング対象店舗のとみやに入った。

 和風の落ち着いた造りの店内の、一番レジに近い席に座る。客が全然いないけど。目的の甘味を注文し、店にあったパンフレットを見つつ、話に花が咲く。やがてクリームぜんざいと

栗ぜんざいが来た。食った。美味しいです。ぜんざい自体の甘みは押さえ気味で、栗が甘い。ちょうどいい感じ。一生さんのクリームぜんざいはアイスなのでちょっと寒そう。「夏食うもんだな」一生さんの感想。

そういいながら、ファイロファックスの手帳に記録を細かくつける。すごいなー、そういうマメなことはようやらん。

 ようしっ! 目的達成! 解散だ!

 このあとどこか行きますかと一生さんに聞かれた。まだ1時過ぎなので帰るのはつまらんので温泉に行くことにした。どうせなら行ったことのないところ、板取温泉にした。

 一生さんと別れて、156号線にもどる。郡上八幡に向かい、こーんこーんと走って行く。郡上手前で256号線にスイッチする。ところがこの道、地図ではわからなかったが、急速に高度を上げる峠越えだった! さむー。こんな寒いところは一気に通過しなければと思い、かっ飛ばすが前に現れたのがゆっくり走る軽トラ。しかもなぜか荷台にわんこ小屋とわんこ。わんこは普通の道は平気みたいだが、カーブがつづく峠道にしっぽを下げてビビりまくりで落ち着かない様子だ。ま、そりゃそうだわな。後ろをついて走っているうちに、わんこが気の毒になってきた。峠の頂上あたりは風景も良く気持ちがいい。しかし、時間かかりすぎ! と思ったら軽トラ曲がって行った。おっけー、時間短縮にぶっ飛ばすぜ。やっとこさ山を下りて板取突入だ。土砂崩れで通行止めの路を迂回して板取温泉に到着したのは2時半頃。思ったより時間を食ってしまった。帰りは峠越えはやめよう。

 温泉はいろいろな施設が複合的にあるところの真ん中にあった。隣はレストラン、何かわからないがお店がいくつかある。広い駐車場にバイクが何台が止まっていたが、きっとキャッチライダーの帰りに寄ってるんだな。よーし行くぞ。同じようにバイクを止め、温泉に走る。こじんまりとした造りなのは、ここは温泉だけで、ほかのところで休憩しろと言うことか。受付と休憩場が一緒なくらい狭いぞ。受付のとっちゃんに、割引券を渡すと100円引きだぜ。やった。風呂の入口は男女わかりにくいな。間違えそうになる人もいた。男湯に入ると、脱衣場は蛸壺状になっている。入って通路があって、そこもロッカーがあって、奥に広い部屋があってそこもロッカールーム。奥だけにしておけばいいんじゃないかと思うのですが。それを知らずに通路の狭いロッカーを使ってしまった。服を脱いで皮ジャン皮パンを突っ込んだら、入りきらない。くっそーぎゅうぎゅう押して入れた。カギを難儀しながら締めていそいそと風呂場へ行く。まあまあな広さだな。寒さで冷えた体を、シャワーで暖めてからお風呂に入った。うーむ、天界天界。暖まったので露天風呂に行った。結構広いぞ。ジャグジー風呂が露天にあるので入った。気持ちいいー。体が十分温まったので内湯にもどってまた入って、それから出た。さすがに冬なので風呂上がりに汗がだらだら出ることもなく、さっさと重装備にもどる。風呂場を出て、休憩所は狭いがちょっと一息入れた。3時過ぎていた。やばいなー、帰りが遅くなりそうだなー。まあいいか。ほかの施設を見ようと外に出る。と、みぞれが降っていたので予定変更でちゃっちゃと帰ることにした。

 帰りは峠を避けて、256号から81号で走る。山間部を抜けると晴れてきた。犬山までは順調だったが、41号線が犬山あたりから大渋滞。天気が良かったから行楽帰りが多いのか? 必殺渋滞すり抜けで帰った。

 5時半ぐらいに着いた。

 暗くなるの早いな。

本日の出費

ガソリン カード使用

昼飯 600円

ぜんざい 580円

温泉 500円

走行距離13000キロ越えたくらいか


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