湯の山へ渋滞避けて渋滞路

11月28日(月) 晴れ

 温泉ラリーの冊子を見ると、ほとんどの温泉が、循環消毒加水加温なわけで、本物の天然温泉と言われる100パーセントかけ流しは、やはりこの辺りでは無理なのかと悲観的になっていたら、一番最後の行の温泉が、循環消毒加水加温なしだった。おお、この奇跡的な温泉はどこなのだ!? と思ってみたら湯の山温泉だった。かつて何度か行ったことがあるが、あんなところに天然温泉かけ流しの湯があったけ? 温泉の名前は片岡温泉だ。知らんなあ。でも、結構穴場だったりして。こうなると行かずにはおれないのだが、温泉シールの割引券が平日のみになっている。うむむ、今なら平日も日祭日も関係ないので行けるぞ。まっちゃんの許可をもらって、出発なのだ。

 天気予報は晴れで、穏やかな気候になりそうだった。ラッキー。実家のガレージからCB1300SuperFourを引っ張りだし、セル1発始動で暖気運転する。待っている間、今日は平日なので、家の前を自転車の女子高生が制服の短いスカートをひらひらさせながら走って行く。うーむ、運転中に見ないようにしなければ。暖気が終わって出発、ガソリンをセルフスタンドで満タンにして、おっしゃ、行きますぞ。ミラーいじって『抜かした時のお前のアホずらを見るためさ!』と一人で『トルク』ごっこして発進した。

 いつものことながら三重県方面のアプローチは名古屋市内の渋滞を避けるため、小牧、一宮と155号線を走って津島、弥富、桑名へ出るようにしている。だが、最近このルートも渋滞するようになってきた。渋滞を避けてるのに渋滞にはまっては、まるで一人ボケツッコミな状態。案の定、大草で渋滞、その先でも渋滞、155号線は狭いくせに交通量が多いので、右折待ち渋滞が多いんだよな。こんな狭い道で右折するんじゃないよと言いたくなる。そんなこんなで、結局、小牧を抜けるのに30分、一宮に1時間、湯の山までは約80キロなので、3時間もあれば行けると思ったら、大間違いになりそうだ。

 一宮の漫画喫茶が潰れていた。それに相反して、22号線を越えてからの155号は、最近とみに再開発が進み、とてもきれいになっている。でかい病院の建設も順調なようで。

 ようやく一宮を過ぎて、津島の手前あたりで、東海大橋を渡るために県道に入る。1号線も渋滞するから、今回は山越えを狙います。員弁の県道25号線だ。うねうねしてるから、この前の事故の名所みたいなところだったらどうしよう。ビビりながら走って行くと、おしっこがしたくなったので、丁度現れた、水晶の湯の近くの道の駅でおしっこタイム。まだ早いので道の駅の店は全然やっていないので残念。そそくさと後にして、県道8号線を養老に向けて走り出す。途中で25号線にタッチなので通過しないように気をつけていたら、親切な案内板があったのでわかりやすくて助かった。通過することもなく、しっかり曲がれました。オッケイです。

 が、本当にオッケイなのか、いきなり路が狭くなるし、これ県道というより、ただの山道じゃん。この前の事故の名所とまさしく同じの、うねうね道で、またしても急速に高度が上がるし、自転車の選手みたいな人たちが、気合いいれて練習走行しているし、さっきまでの渋滞とは逆に、ひとりぼっちのクリスマス状態だし。

 文句を言っても仕方がないので、これで時間を少しでも稼げるなら良しとしなければ。おお、紅葉がきれいだ。途中に、多分すれ違いするための路肩があったのでバイクを止めて写真を撮った。すごいいい眺めだが、なんでこんなにゴミが捨ててあるのだろうと言うくらいゴミだらけだった。マナーは守りましょう。

 なんか、ギュォーンとバイクの甲高い排気音が聞こえてきたので、こりゃここのホームグラウンドにしてる走り屋がきたようなので、逃げることにした。コーンコーンと全速でコーナーを抜ける。

 ようやく山を下りて、大安に出た。何だか道がわからなくなってきたので、止まって地図を見て、まあ、多分良いんじゃないのと結論、走って行くと湯の山まで14キロの看板に遭遇してほっとするねえ。国道306号線を素直に走って行くと、見覚えのある道路に出た。国道477号線だ。やっとこさここまできたよ。以前、おしっこした道の駅があった。今回はスルー。

 目標地点は湯の山温泉郷からかなり手前にあるので、看板に注意しながら走っていると、いきなり大きなカーブの手前の信号にそれが現れた。『片岡温泉信号左折』左折って、道あるの? あるよ、細い路がある。曲がるとすぐにでかい看板があって駐車場だ。建物のすぐ前に二輪置き場(自転車置き場)があったのでその付近に止めて、温泉セットを持って玄関から入る。入って右手に下駄箱、左手に受付。靴脱いで上がって下さいと言われ、ブーツを脱いで、下駄箱小さいのに寝かせていれると、隣に発券機があった。割引券を使うのでそこを通過して受付に行く。

 割引券を使いますと言って券をだすと、ここの割引券はずーっと後ろの方だよと教えてくれた。何枚も綴られた割引券の最後に、ここのがあった。シールを貼ってもらい、お風呂の方に移動する。広い廊下の向うに女湯が右、男湯が左にあった。入っていくと、脱衣場は少し狭い感じ。そこに男が5、6人着たり脱いだりしていたのでますます狭い感じ。ラッシュ時間に来てしまったようで。少し待って、空いてからロッカーを確保した。四角いのと長いのと2種類のロッカーがあって、長いのを使った。フル装備がゆったり入ったので良かった。

 では入ろう。温泉は内湯と露天風呂のみだ。さすがかけ流し100パーセントの湯、邪道な風呂の設備は一切なしだ。洗い場と風呂だけ。体を洗って早速内湯に入ると、少しぬるいな。でもこれくらいの温度の方がゆっくり入ることができるのでかえって良いかも。源泉が流し込まれている滝の部分に行くと、さすがにここは熱い。露天に移動したら、地元のじいさんにどこから来たと話しかけられて、いろいろ話した。ここの温泉の建物は建て替えたので、以前は線路の向うにあったらしい。その頃は小さな風呂だったが、今は立派になった。だけど源泉から遠くなったので、お湯がぬるくなってしまった等、教えてもらった。歳をとって体が思うように動かないことを嘆いていたが、すっごく元気そうなんですけど。

 出たらポカリスウェットで水分補給をして、昼飯をどうしようかと思ったが、ここで食うのも良いが、途中で見かけたじねんじょの店に行きたいので温泉を出ることにした。駐輪場に最新型の赤白のCB1300が止まっていた。うーむ、できるやつ。

 温泉を後にして、そのすぐそばで見かけたじねんじょの店に行ったら、めちゃ混雑だった。今日は平日だろ。なんでこんなに混んでるのさ。仕方がないのであきらめる。コンビニでなんか食うかとも思ったが、津島で吉野家があったのでそこで焼き肉丼を食って帰ってきた。

本日の出費

ガソリン カード使用

温泉 500円(100円割引券)

焼き肉丼 120円(300円金券使用)

ポカリ 150円

13500キロくらいかな。


もどる