雪を避けて伊吹山麓意外に近い

1月9日(月) 晴れ

 連日の雪合戦に見舞われている日本列島だが、こちらのほうは年明け以降、小休止のようで、雪が降りそうな気候はあったが、実際に大雪になることもなく、先日無事ユーザー車検も終わったことだし、暖かくなりそうな天気予報を信用して、2006年初ツーリングに出かけることにした。とはいえ岐阜方面高山、長野方面は残雪が危険なので、雪が消えていそうなところを選択する必要がある。なおかつ、温泉があるところだ。慎重に吟味した結果、池田温泉に行くことにした。場所は大垣と関ヶ原の間ぐらいなので、雪がビミョー、こんなときはネット環境を十二分に活用することだ。ネットからリアルタイム道路情報を入手し、まあ、多分大丈夫だろうな。

 さて、当日は、フル装備クシタニツーリングワンピースの出番である。エンジン1発始動で、さすがにこの寒さでは冷えきったエンジンが温まるのに時間がかかったが、デジタル温度計の温度が45度を超えたところで出発した。まず、ガソリンをセルフ給油で満タンにした。窓ふき用ぞうきんが凍ってて笑った。

 スタンドを出たら国道155号線を突っ走る。天気もいいし、ワンピースのお陰で体は全然寒くないが、あっという間に手の指先足の指先がきーんと冷えてきた。19号線をまたいで小牧に入る。さすが休日の朝だから道は空いているな。どんどん走って今度は41号線をまたぎ、最近てんでご無沙汰な小牧コロナを通過し、自転車屋あさひってあんなに自転車並べて売れるのかなーなどと、いらぬ心配をしつつ、さらに走って一宮に突入した。いつも足止めを食らう踏切線路を越えて22号線に到達したのが1時間後の9時だ。その22号線を北上する。広く流れのいい道。久しぶりにこのルートを走るが、あんまり変っていないな。遠くに一宮タワーが見える。木曽川を越えて遂に岐阜県に突入、しかし心配した雪もないので調子よく走って行く。かいてんかいてんらいぶだおーと~のライブドアがどうのこうのの笠松競馬場を通過して、21号線に合流する。ここも久しぶりだがあんまり変ってないな。長良川通過の時点で電光掲示板にはマイナス1度の表示だ。めちゃくちゃに寒そうだが、ワンピースのおかげで寒くない。が、指先だけは凍りそうだ。困ったな。まあ、我慢して走ろう。さらに走って安八辺りに来ると、掲示板には2度の表示、何だか一気に上がってるんですけど。さらに進むと6度の表示。おいおい、この数分で7度上昇かよ。大垣市に入って、最初に遭遇した銀行は大垣共立銀行ではなく大垣信用金庫でした。さらに行くと、417号線への曲がり角があった。ここまでの時間は約1時間半、思った以上に早いな。大垣ってもっと遠いと思ったのだが、意外に近いぞ。このままでは10時前に着いてしまうな。まあいいや。417号線に入ると、さすがにあたりに雪が現れた。日陰の田んぼだけでなく、屋根の上やらなんやら、日の当たる田んぼにも残雪が凍りついてシャーベットなっている。しかし道路には雪はないのでよかった。小さな橋を渡って川に沿って走って行くと、大きな道との十字路にぶつかった。こんな広い道、地図になかったような気がするのだが、まあいいか。かまわず、次の県道53号線がわからないまま走り続けたら、揖斐川町に来てしまった。満願の湯まで12キロの案内表示まであるぜ。いやっほー、思った通り、来すぎちまったぜ。サークルKでUターンすると来た道をひたすら戻る。どこで曲がるのかさっぱりわからないまま、どんどん戻ると、大きな道との十字路まで戻ってしまった。で、そこの看板が53号線だった。なんてこったい、この道かよ。なんで行きに気が付かなかったっんだ。そこを曲がると池田温泉の巨大な古式豊かな看板があった。そこを越えたら目的地だ。

 新館の駐車場が右手にあったので突入すると、交通警備の人がポールを移動して、駐車場は満車だが、入口の空いているスペースに置かせてくれた。上に行くと自転車やバイク置き場があるそうだが、雪で埋もれているのでここに止めた方がいいと言われた。で、温泉セットをシート下から取り出して温泉の建物の方に歩いて行く。辺りは雪かきした山積みの雪が凍り付いている。露天風呂の湯煙が上がっている。その間をぬって玄関までたどり着くと自動ドアを開けて中に入った。小さい下駄箱に無理矢理ブーツを押し込んで、フロントの前にある発券機に料金を入れて券を買う。フロントの目の前が休憩所で、フロントを挟んで左右に男湯女湯の入口になっていた。温泉シールを貼ってもらって、男湯に移動する。さすがに駐車場が満車なだけあって、脱衣場は満員だった。押さないでください、押さないでくださいって、通勤電車か!ここは。しかもロッカーをフロントで指定されないので、下手するとロッカーの空き待ちだぜと思ったが、奥の方にいくつかの空きがあった。確保だ青島ぁ! 重装備が全部入らない中途半端な大きさのロッカーなので2カ所押さえて片方にはツーリングワンピースを丸めて押し込んだ。もう一方に皮ジャン皮パンほかを入れ、じじいどもの間をぬって風呂の方に行った。入口にかけ湯があったが、満員御礼のせいで、かけ湯が底をついていた。みなさん、蛇口から出てくるかけ湯をたらいに汲んで使っていた。このような状況なので、かけ湯はスキップして、洗い場を探すが、それもまた満員で、しかもこの温泉、外気温との差が問題なのか、加熱循環による弊害なのか、湯気がすごくて何も見えない。眼がなを外すと何も見えないど近眼の上に、この湯気ではまさしく本当に何も見えない。やっとのことで、空いた洗い場を確保したら、洗面器がない。もういいや。シャワーで体を洗い流し、さっさと風呂に入った。あっつー。なんちゅう熱さ。寒風の中を走ってきたからこの温度は身にしみるぜ。かじかんでいた手足の指先の感覚が戻ってきた。いも洗い状態の湯船の奥の方に場所を確保して、ふいーっと温泉気分を満喫する。しばらく入っていると、普通ならお湯の温度に慣れてきて、ちょっとぬるいかなと思うのだが、ここの温泉はよっぽど加熱してあるのか、全然そんな感じもなく、お湯のぬるぬる感が著しいぞ。のぼせてきそうなので、適当なところで露天風呂に移動した。露天風呂もいも洗いなのだ。もう少し奥につめて下さい、入口付近で止まらないで下さいって、通勤電車か! 何とか場所を確保して入り、一番奥にある露天まで行こうかと思ったが、そこはガキどもがワイワイ騒いでいるのでやめた。

 のぼせそうなので上がった。ここはちょっと加熱しすぎのような気がしますけど。脱衣場で休憩して、分析表を探すがない。あきらめて服を来て男湯を出ると、休憩所も満員御礼だった。押さないでください、押さないでくださいって、通勤電車か! こりゃすごい。ここ、休憩所が狭いぞ。もっと広くしろよ。折角の新館なんだからさ。この分では2階のレストランもすごいことになっているのは容易に想像がついたので、そうそうに撤退した方がいいとの結論に達し、水分補給だけしたら、下駄箱の横に張り出された分析表を確認してさっさと建物を出た。

 11時少しすぎだったので、まだ時間があるから、帰り何か面白そうなものがあったら寄ることにして、池田温泉を後にした。そのまま来た道を単純に戻り、昼飯はコンビニで何か買うことにして、22号線に出た。流れに乗って走り、あっと言う間に一宮まで戻ってきてしまったが、川を渡ったところで、再び一宮タワーに遭遇し、そっちへ行ってみた。ずいぶん昔に一度行ったことがあるが、最近はどうなんであろうか。近くまで行ったら、駐車場には車がいっぱいで、渋滞してるじゃんか。まいったなー、こんなところに入っても仕方がないので、川を渡ったところのあるあずまやが見えたのでそこまで行ってバイクを止めた。バイクを降りてタワーと川が見えるのでゆっくり見物する。天気は上々、ぽかぽか陽気になってきたので気持ちがいい。ここですわって飯にしたいくらいだった。河原の公園では犬が散歩していた。

 腹が減ったのでバイクに乗り、22号に戻る途中でサークルKでおにぎりとお茶で昼飯にした。それから川に沿って走って22号線に戻り、後はノンストップで帰った。

本日の出費

温泉 500円

お茶おにぎり 300円くらい

ポカリ 110円

14300キロくらい

もどる