飛騨限定そばを食して新穂高

10月14日(土)

ドッグ入りしていた旗艦CB1300が戻って、久々に出撃の週末なのだ。このところにょいとらんで岐阜近郊は走りまくっており、ちょっと違うところに行こうと思っていたが、丁度、温泉ラリーの新登録温泉が福井三重奈良方面にあるので、最近、そっち方面ご無沙汰故、行くことにしたのであった。が、が、である。しかしここで問題が。賢明なる読者諸君ならもうお気づきであろうが、ドック入り旗艦のメンテ費用、そして、前回のツーレポに書いたカスタムナイフショーの顛末で、かなりの出費をしてしまい、ツーリングに行く金がない。

日本並の超緊縮財政で行かなければならない。当然、高速道路などもってのほか、昼飯もコンビニおにぎり1個くらいにしないと、何せガソリン代が高騰しているからなー。と言う事は、三重奈良方面を下道でのアプローチがちょっとかったるいので、福井方面かなと思っていたところに、穂高の紅葉がきれいな新聞写真でぐぐっときて、温泉ラリーの冊子の平湯の森温泉限定そばにぐぐっときて、見境なく新穂高方面に決定した。天気も良さそうだ。

さて、問題の限定そばだが、もみの木で、その日の朝に打って出している人気メニューで、11時開店後、1時間で売れきれるとの事。これはいかん、ちんたら出発していては食い逃す事になる。出発時間は7時だ。4時間あれば開店前に着けるだろう。

当日は寝坊もせずに起床できた。装備はほぼ冬型、皮ジャン上下に中にユニクロのヒートテックを着た。暑くなったら脱げばいいしな。実家ガレージに行くと久しぶりのCB1300を引っ張りだす。エンジン1発始動だ。ヘルメットをかぶったらエアマスクを忘れている事に気が付いて取りに行く。よしこれで完璧だ。出発。19号線にでて、コスモカードでコスモ石油のガソリンを満タンに入れる。370キロで18リットル入った。リッター131円は安い方だな。しかし、少しは落ち着いたとはいえまだまだガソリンは高い。満タンで2000円以上になるんだからな。

重くなったの注意して出発する。19号線を走って多治見からいつものルートで可児を経由する。その途中、川を渡ったところで

2万キロを突破

した。納車から2年7ヶ月は早いのか遅いのか。記念撮影して再び走り出し、川辺に出る。ここまでしっかり1時間かかるな。41号線に入って渋滞もなく順調に走る。それにしても雲が多くて日が照ってこないのでちょっと寒いな。本当に晴れるのかよ。飛騨運輸のトラックがタラタラ走っているので、トラックのくせになーと思ってついて走っていたが、その前に遅い軽トラが走っていました。トイレに行きたくなり、道の駅ピアチェーレに寄ろうと思ったら、なんと、今日は

第59回関西茶業振興会岐阜大会なるものを開催しており、駐車場が会場になっているので入れません。道路の反対側の第2駐車場に止めてくださいだってさ。通過だ。仕方がないのでどんどん突っ走る。道の駅渚に着いたのは2時間半後の9時半、この前は2時間で行ったのだが。ここら辺でようやく太陽が顔を出してくれた。空も青空が広がって来たので気分がいいぞ。

結局ノンストップで高山まで来て、高山直前で工事片側通行をやっていてちょっと待たされた。高山で休憩するつもりが、寒くて早く温泉に入りたいのでそのまままたノンストップで走り、10時40分くらいにひらゆの森に到着した。

うーむ、なんと中途半端な時間だ。温泉に先に入る時間もないし、そばを食い逃すわけに行かないので待ってる事にすると20分も待たないかんし。しかし、仕方がないので待つ事にした。先に入場料を払って中に入り、長い長い回廊を歩いて一番奥にあるレストランもみの木に着いた。従業員の人が必死こいて開店準備をしていた。11時まで待つ。ちょっとするともうひとり現れた。この人もきっと限定そば待ちに違いない。くそー負けるもんか。って何をだよ。11時になったので中に入った。係の人が全然こないので、お茶はセルフのようだなーと思っていたら、もうひとり待っていた人がさっさとボタンを押して係員を呼び出すと、限定もりそばを注文していた。ななんと、負けちまったぢゃないか! こっちもと係の人に注文する。やはりお茶は自分でやるようで、奥の方にあるお茶の器械で入れて飲んだ。しばらくしてもりそばが運ばれて来た。

早速まっちゃんにメールで写真を送ってから食う。うむ、そば自体は正統派な腰のあるしっかりしたそばだな。おいしい、そしてなによりも、イキがいいぞ。さすが、朝打って出すそばだけはあるな。これまでのそばとイキの良さが違うな。食っているうちに何人も客が来て、みんなこの限定もりそばを注文していた。これは1時間で品切れと言うのもあながち誇大広告ではないようだ。そんなそばを逃さずゲットで着た俺様は、今風に言うと勝ち組だな。

食ったら温泉に入る。何しろ冷えているので早く入りたいのだよ。そばは盛りなので全然暖まらんし。温泉まで長々と歩いて、扉を開けて入ると、ここのロッカーってこんなに狭かったっけ? 100円収納型は憶えていたが、くそ、ぎゅうぎゅうに詰め込まなきゃならんではないか。文字通りぎゅうぎゅうに詰めて、お風呂に移動する。体を洗ってまずは内湯で体を温める。うーむ、天界天界、湯の花がこれでもかと浮いているのが本物っぽいな。においもちょっと硫黄臭いし。それにしても、温泉ラリーの冊子で確認したが、加温していない温泉はここともう1つくらいしかなかったな。やっぱり温泉は源泉温度が高くないと、湧かして入るのは邪道だ。こーゆーのは邪道だー(古いCMネタすんません)体が温まったので露天に移動した。この前入れなかった一番奥の露天にも今回は入る事が出来た。年配の2人連れが、年金の話をずーっとしていた。

たんのんして出る。広い休憩所がレストランとの間にあったが、そこまで歩いて戻るのもめんどくさいので、いったん出る事にした。ここの自販機は価格設定が高いので買いたくないし。出て、バイクに戻り、まだ12時ちょっとすぎだったので新穂高の方に行くことにした。久しぶりに行くような気がするな。バスターミナルビルをすり抜けて471号線に出る。気持ちのよい森林地帯を抜ける。途中で福地温泉やら新平湯温泉やら、そそられる温泉があった。今度来た時はここに入ろう。

川を渡ったところでコンビニみたいな店があったので、川沿いの駐車場にバイクを止めて、そこでお茶を買って飲んだ。バイクが何台も行ったり来たりして、みんなツーリングを楽しんでるようだ。今日は天気もいいしな。お茶を飲んで出発する。新穂高に走って行くと、途中で栃尾温泉があった。ここはもう何年も前にCBR750で会社の連中と来た温泉だなーと思いよく見たらその当時は吹き曝しで無料?だったのだがしっかり囲いが出来て立派になっていた。どんどん進んで行くと、深山荘の露天風呂の看板があった。

おお! 深山荘の露天風呂、あの3段露天風呂、久しぶりだなー、入りたい入りたいよ入ろう。1日2湯はお金がもったいないが、この場合仕方がない。入りたいんだもん。で、案内に従ってバイクを横道に進めると、砂利砂利の駐車場、こんなところに止められないよーと思ったら奥にちゃんと舗装した駐車場があったのでそこに止めた。2度目のタオルを持っていそいそと建物に向かう。川をまたぐ吊り橋を渡って、またこの吊り橋が揺れるんだよね。

宿の方の受付に行って、入浴料500円を払った。ここでいちいちブーツを脱がないかんのが面倒だな。払ったら外にある温泉に向かう。右手が女湯で左が男湯。堅牢に防備された女湯に対して、何の囲いもないパッパカパーな男湯だ。簡単な脱衣所があるだけで、一歩足を踏み出せばもうお湯だよ。まず最上段のお湯でぬくと待ってから、最下段の川のすぐそばのお湯に入った。いやー、川は見えるわ向こう側の駐車場は見えるわ、吊り橋を渡る人も見えるわ、もう、誰が何と言おうと丸出しまる見え。ちなみに、この最下段、

一応混浴なのだ。ほのかな期待をしたが、誰も来なかった。

温泉を出ると、やばいそろそろ帰らないと遅くなる。ちゃっちゃと服を着てバイクに戻り、久しぶりの深山荘を後にした。

帰りは、471号線を走って神岡経由で41号線に戻ったのだが、これがかなり大回りだったようで、まあ、道はよかったのだが。途中で道の駅があったので、お味噌がないか物色したが740円のしかなかったのでやめた。やっぱり何種類もある中から選びたいよね。ついでにガソリンを補給しておく。

高山に着いたのが3時頃。ノンストップで走り、金山4時30分、ケツが痛くなってさすがに休憩、体重が減って腹の贅肉とともにケツの肉も減ったようだな。もう一息と頑張って、5時過ぎると暗くなって来て、ちょっと焦る。それでも可児あたりでもっと渋滞するかと思ったがすんなり走れて6時過ぎくらいに帰ってこれた。

本日の出費

ガソリン コスモカード2400円くらい 現金1400円くらい

そば 800円

温泉 1000円(2湯)

お茶 150円120円

20400キロ

ついでにドッグ入り費用

ブレーキパッド 4300円

ブレーキパッド2 3950円

エレメント 4800円

ブレーキオイル 1000円

工賃 6000円

エレメントとブレーキパッド2価格ががテレコかも?

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