動画撮影に飛騨金山紅葉狩り

11月18日(土)

さすがに11月ともなるとぐっと冷え込みが厳しくなりまして、平湯方面では雪が降ったそうで、いよいよ冬到来、バイク乗りには辛い時期になってまいりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。冬眠支度に入る熊があちこちに出没するように、今年最後の走りに人生を賭けるライダーも多いでしょうか、こちとらそんな気は全然ないぜ。

電光掲示板が0度になろうが-2度になろうが、走るぜ。

というわけで、冷え込みが始まると同時に週末の天気も怪しい日々が続いている中、まだまだ行ける飛騨方面に向かう事にした。特に、ニューデジカメには鬼に金棒カレーライスに福神漬けの

「ウルトラポッド」が初出動という事もあって、期待に胸は膨らむのだ。この「ウルトラポッド」実はクシタニ名東店の店長が教えてくれたミニ三脚で、なんと、ベルクロ付きなのでバイクのミラーやハンドルに固定できるのだ。ということは、走りながらの撮影も可能なのである。ちなみにクシタニのホームページの名東店のページに、店長の東北ツーリング動画レポがあり、これまた素晴らしい出来なのである。

うーむ、まねしたい。

さて、天気は先月の週末の度に晴れとはうってかわって不安定で、予報もコロコロ変わるので判断が難しい。当日の朝の天気予報では夕方から曇るとの事だったので、その前に帰って来れる距離で行く事にした。となると飛騨と言っても金山辺りか。馬瀬川温泉が丁度良さげだな。あそこは何度行ってもいい温泉だ。よし決定。

某ホームページの走る鋼鉄の胃袋さんの情報によると飛騨方面はかなり寒いようなので、装備はほぼ冬態勢なのだ。上下皮、クシタニウインドストッパー装着のレベル3くらいの装備で実家ガレージからCB1300を引っ張りだす。出発前のシーンもちょっと撮影してから、ウルトラポッドにデジカメを装着してエンジン始動だ。寒いので暖まるのに時間がかかった。水温計の最低表示温度35度が出るまで今しばらく待つ。でた。よし出発だ。

19号線に出て、いつものコスモ石油でガソリン満タンだ。前回のツーリングでガソリンほぼ空っぽまで走ったのでどばどば入る。今日はリッタ-125円だった。まあ、安い方なのだろうか。口元までたっぷり入れて、ずっしり重くなったCB1300にまたがって、ガソリンスタンドを後にする。19号線に入り、内津々峠を越え、多治見に出る。グルーミング道路怖い。ミニストップの交差点を曲がって脇道で可児に入ると、工業高校が何かお祭りみたいな事やっていた。工業高校にも女子高生がいるんだな。その女子高生はみんなスカートが特に短かったので危険だ。

川辺で41号線に出た。ここまでは思ったほど寒くなかったが、七宗あたりの山道に入ると、日が当たらないせいもあってかかなり寒くなってきた。ほぼ冬装備で正解と納得する。途中でウルトラポッドの調整をしつつ、走り続けて白川まできた。動画を何回か撮影したが、いまいち画角がわからん。道路ばかり写していてもつまらんし、風圧でカメラがのけぞってしまうと空ばかり写している事になる。

うむむ、なかなか難しいな。クシタニ店長の動画はきれいに撮れているのだが、一体どうやって撮ったんだろうか。

そんなこんなで金山まで2時間かかってしまった。ドライブインでトイレ休憩を取り、その後、地元走り屋のメッカ、岩屋に入る。途中でかつての勤め先某配置薬業の営業車が止まっていた。あら、今日はお仕事ですか。私は休みです。うほほほーい、何か優越感。今日も白板に出来もしない目標を書かされて出てきたのだろうか。

動画撮影しつつどんどん進んで行くと、さすが走り屋メッカ、一見してそれ系のライダーたちが展望台の辺りに集まっていた。

けけけ、オレ様が絶妙なコーナーリングワークを見せてやるぜ、とくと拝みやがれ! 

って、普通にリーンウィズなんですけど。

とほほ。そんなヘタレに当てつけのように対向車線にハングオンするのはHONDA NSR、YAMAHA R1、kawasaki ZRX、三つどもえでエクゾーストを響かせてカッ飛んでいった。かっちょえー。あんな風に絶対走れん。ああ情けない。ぼくなんてオートバイ乗ってる資格ないんだもう死のう。文部省宛に手紙を書いてやろうと鬱状態になっていたら、道路脇にきれいな紅葉の赤い色が輝いていたのであった。

おお、何という美しい自然の叡智、最近の急激な冷え込みで一気に赤く染まったようだ。おお、あそこにもここにも、カッ飛んでる場合じゃないぞ。一気にスローダウン、紅葉を眺めながら馬瀬川温泉まで至福の時間を過ごしたのであった。

結局、温泉に着いたのは11時半だった。予定では10時半だったので1時間遅れているな。まあいいか。紅葉きれいだったし。動画撮影おもしろかったし。駐車場にバイクを止めて、テクテクと温泉セットを持って建物まで坂道を上る。入口前のロータリーには昔懐かしいボンネットバスがでーんと鎮座していた。

すげーかっちょいい、乗りたい。でもとりあえず温泉だ。中に入って、お昼メニューをチェック、前回はスポンサーがついていたので豪華メニューが即決できたが、今回はそんなわけにいかないので1050円の鶏ちゃん定食だな。メニューも決まったところで、温泉に入る。温泉シール割引券200円引きを有効活用するのだ。

700円が500円、この規模の温泉が500円とはバーゲンプライスである。

受付を済ませて階段を下りると、脱衣所兼休憩所、荷物は無料のカギ付きロッカーに詰め込んでお風呂へ。体を洗ったらお気に入りの深い風呂に入り、天界気分を満喫する。思ったより寒くなかったので体はさほど冷えていなかったが、それでも寒い時期に温泉に入るのは最高です。体が温まったら露天風呂。ここの露天風呂最高というわけで充分たんのんしてから出た。

出て、早速昼飯と思ったら、なんと、危惧していた事態が現実になっていた。丁度昼時、レストラン満員御礼です。身だしなみの整った男性社員が丁寧に「お客様ただいまウン人待ちとなっておりまして・・・」あ、じゃあいいです。淡白に断って温泉を後にした。

外は日差しもぽかぽかで気候も良く、来た道を戻るコースでバイクを走らせる。途中、あまりにも紅葉がきれいなので何度か止まって撮影、地元の人が来ていて、話しかけられ、ちょくちょく来るけどこんなにきれいなのはここ2、3年なかったと感動していた。こちらも紅葉に期待していなかった分、何だか得した気分ですと答え、2人でぱしゃぱしゃ撮った。

金山まで戻り、新そばの時期なので久しぶりに「おおふくや」に行くことにした。1時頃について、昼の混雑が丁度終わっているところだった。中に入ると座敷しか空いていなかったので仕方がない、ブーツを脱いでどっこいしゃと上がり込み、いつものかけそば+しそのみごはんの新そばバージョンを注文する。

これで1200円は高いのか安いのかわからんが、なにしろ美味い。これでいいのだ。

店を出ると天気が曇ってきたのでさっさと帰る事にした。天気予報、夕方から曇りなんて嘘つきだな。

本日の出費

温泉500円

そば1200円

走行距離20900km

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