古民家のぬくもり残るパン喫茶恵那山岡

5月5日(土)

あら、もうゴールデンウィーク終わりじゃん。

おいおい、ツーリング全然行ってないよ。1回だけじゃん。何だよ、明日雨かよ。もう最低だな。こなったら、今日に掛けるしかないぜ。なんとか天気も持ちそうなので、最近全然出番のないFTRで出撃するぜ。

するとまっちゃんが、東海名古屋版Cheek誌5月号を持ってきて「ここへ行きたい。」と言い出した。読むと恵那山岡の昔の古い民家を改装しておいしいパン喫茶を始めた「ほやら(そうでしょ?の意)」が紹介されており、なかなか良さげではないか。近くには小里川ダムもあり、帰りにたかさごの湯でひと風呂浴びてくれば、充実したツーリングになるぞ。なによりも、まっちゃんと行くツーリング「にょいとRUN」にすれば、経済的な点ではまったく心配がないと言うのが最大のメリットだ。

で、久しぶりに納戸からFTRを引っ張りだし、エンジン一発始動、8時半頃出発した。天気は次第に下り坂とはいえ、今は青空、温度も高くなりそうなので、脱げる装備で、クシタニカントリージーンズと軽装の方の革ジャン、中はシャツ2枚重ね着にした。ガソリンをセルフスタンドで満タンにしようとしたら、2リットルしか入らなかった。トリップ80キロくらいの走行だったのだが、原付並みの燃費だな。ガソリン値上げのこの時期には大変心強い。

ガソリンスタンドを出ると高蔵寺方面瀬戸経由で国道363号線に入る。そう言えばこの前のFTRのツーリングもこのルートだったな。しかし、あれから時は流れ、いまはあったかいぞ。やはりあったかい時期のツーリングはいいね。バイクは春秋の乗り物だよ。363号線を快調に走るが、いかんせん、FTRの巡航速度は60キロ、後ろからは地元ナンバーの車が80キロぐらいでガンガン抜いていく。抜くのはいいけど、ブラインドコーナーで抜くなよ、名古屋ナンバーの旧型プリウスのおっさん! おめーのことだおめーの! 対向車が来てぶつかったらこっちも巻添え食うがや。

小原の手前で、小里川ダムの看板を見つけ、曲がるとそこはメロディ橋だった。メロディ橋って何だ? 止まってみると、橋の欄干に河合楽器の紋章入りの鉄琴がずらりと据え付けられていて、それを順番に手でたたくと童謡「ふるさと」に聞こえるのであった。うさぎおいしかのやまこぶねつりしかのかわー船釣ってどうするんじゃ。でもこんなもんを車がびゅんびゅん走る橋に付けてどうするつもりだったんだ?

橋を越えると古里川ダムはすぐだった。ダムを渡って、いよいよ山奥のパン喫茶を探すのだが、県道33号線からうねうねと山道を登るのだが、どこを曲がるかが問題だ。曲がるところはどこだ。するとあっさり「パン喫茶ほやらこちら」と手製の看板があった。その誘導に従って山道を登っていくと、あまりにもあっさりと到着した。

でも、これって普通の民家じゃん? 案内看板はあっても、肝心の店に看板が出ていないとはこれいかに。しかし、当たりに漂う香しいパンの匂いが我々にピンと来させたのであった。ここだ、ここに間違いない。開店は11時だと言うのに1時間前についてどうする。しかし、この店の人気はネットで調べておいたので、ここで1時間待ちをしてもいいと判断。幸いあたりは気持ちいいくらいの大自然、ひごろの雑然とした日常から開放されるのもいいではにか。と言うわけで、森林浴ひなたぼっこをしていたら1時間はあっと言う間だった。そして、読み通り、開店前には既に行列がずらりと並んでいたのであった。

11時に開店し、1番乗りだ。入り口に一番近い夫婦いたが、我々に、そちらが一番に来ていたからどうぞ譲ってくれた。こういうのは気持ちいいね。中に入ると、本当に昔ながらの民家、普通の家だ。畳の大きな部屋が4つくらい、ふすまを抜いてるのでものすごく広い。ちゃぶ台と言うにはセンスが良い飯台がいくつかあり、それが席になっている。中央には囲炉裏があり、土間にはショーケースとパン売り場。すでにパン売り場は通勤ラッシュ山手線状態、我々は優雅に縁側の見える席の座椅子に寄りかかり、ランチを注文するのであった。出来上がりを待つ間、パン売り場でパンを買った。買って戻ると、ちょうどランチが出来上がったので早速食った。なるほど、行列が出来るだけあって、パンはなかなかうまい。食ったら2階の陶器ギャラリーを見て店を出た。店の前のは駐車場からあふれた車が20台くらい路駐していた。恐るべき人気のお店だな。

次に小里川ダムに行った。ここもダムに付随する道の駅がどうしてこんなに人気があるのかと思えるほどの繁盛ぶりで、駐車場は満車、入り口通路までところ狭しとでかい車が並んでいる。一番奥のバイク用スペースにバイクを止め、こどもの日なので餅つき大会が催されていた。これはちょうどいい、無料で餅が食えた。うまかった。さすがつきたてだ。それからダムのふれあい会館でカヌーゲームをやって、展望台に上って、ダムが中に入れるのでそちらに移動した。ここのダムの中は以前来た事があるが、まっちゃんは初めてなので、高いところから見てビビっていた。「このダムはお前たちの好きにさせない!」ホワイトアウトごっこ。ほかにも逃亡者ごっこも出来ます

ダムを出て、温泉に向かう。

たかさごの湯は相変わらずの繁盛ぶりで、駐車場はいっぱいだった。中に入って、今やほとんど忘れかかっている温泉シールラリーの割引券を使う。この割引券、有効期限が8月まであるので忘れずに使わねば。

あとはゆっくり温泉に入って、あがってポカリスエット飲んで、ちょっと休憩して帰ってきた。帰りの多治見は相変わらずの渋滞だった。

本日の出費

ガソリン カード

ランチ 2300円まっちゃん払い

ポカリスエット 150円まっちゃん払い

温泉 600円×2人(400円引き)まっちゃん払い

走行距離 4800キロ

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