十余年ぶりの炭焼料理の湯谷温泉
5月20日(日)
前回前々回と、前代未聞空前絶後のにょいとらん2連発だったので、今回はCB1300の出番と思っていたのが、今週週イチなんだよね。ということは、ソロはほとんど無理なんだよね。しかし、まっちゃんは2連続だったから、今度はでかいので行って来、と言ってくれたのであった。ところが、ひょんなことから湯谷温泉の話が出て、そういえば、あの炭焼き料理まだあるのかなあ、あるならまた行きたいなあ。でも、経済的問題があるのであった。何と言っても、炭焼き料理は高い。目から火が出るほど高い。ソロで行って食えるはずがない。ありえない。
さて、ここで過去のツーリングデータを参照してみましょう。5/3ローソンおにぎり105円、4/15ざるそば500円、4/1飯抜き、3/18吉野家牛丼無料券、2/11またしても吉野家牛丼無料券、とこのありさま。なんちゅうビンボー臭いツーリングなのだ。やばい、こんなツーレポをネットで公表しているのが恥ずかしくなってきた。
さて、では、次ににょいとらんのデータです。5/12フランス料理5/5パン喫茶無農薬ランチセット、10/7飛騨牛朴葉みそ定食、と格が違う。やはり、スポンサー付きで行くと経済的に大いなる余裕があるのだ。まるで消費税導入が決まった直後の国家予算みたいなもので、湯水のように血税を無駄遣いしても大丈夫なのだよ。
ということで、にょいとらんに決定。まっちゃんも湯谷温泉の炭火焼なら行きたいと言うので前日はいそいそと準備して、ついでに岡崎のパン屋さんにも寄ることにした。
で、当日は雲ひとつないドピーカン、快晴の二文字がまさしくぴったりと当てはまるすばらしい天気だ。さすが晴れ女まっちゃんの神髄骨頂だ。目的地が湯谷温泉新城市と言うことで、3時間くらいかかるだろうと予想、出発時刻は朝7時だ。朝めしはポンレウ゛ェックのぐりぐりパンを食って出発。FTRのエンジンは1発始動で絶好調、いつものプリベイドカード式ガソリンスタンドに行くと、まだやってなかった。あ、ここは朝8時からだったよ。しかたがない、まだガソリンには余裕がありそうなので、このまま走って途中で入れれば良いや。
と言うことで、瀬戸経由で豊田に抜けるルートを進むが、今回はいつもの名鉄瀬戸線終着駅沿線を走らず、悪名高い愛知万博用突貫工事圧搾トンネルを抜けて行くのであった。このトンネル、瀬戸菱野トンネルと言うのだ。まあ、実際のところ愛知万博に関係あるかどうか? でもなんでこんなところにこんなでかいトンネル掘ったのかよくわからないね。トンネルを抜けると、かつて我が世の春を謳歌したダイエー帝国のハイパーマート瀬戸店、今は新たに我が世の春を謳歌している家電量販店コジマがでーんとその姿を現す。そのまま走って行くと、学校のあるあたりで155号線に合流した。このルートなかなか良いね。今後はこの道を使おう。
そこから豊田まで1時間、ガソリンスタンドの料金の安ところを吟味して、結局セルフのエッソに入った。エッソのセルフスタンドは初めてなのでよくわからん。説明が音声で流れるのを聞いていたら、だいたいわかったので早速給油、と思ったら、自分のいるレーンは灯油の蛇口(っていうのか)のところじゃん。やばいやばい、えらいことになるところだった。灯油で走るバイクが出来たらノーベル賞もんだ。通常のレーンに移動し、早速給油開始。70キロ走って2リットルくらい入った。286円だった。おつりをもらうのに、レシートを精算機にスキャンしたら全然反応のしないかわりに、機械のフロントパネルがガバーッと開いた。げ、精算機のお金とり放題じゃん、ってちがうって、やばい、これ、なんか無理矢理こじ開けて金を盗もうとしてるみたいじゃん、うそだろ、おれなんにもしてないよ。しかし、その主張もむなしく、保安官ジェラードは冷たく言い放つのだ。「両手を頭の後ろでくむんだ!」「私は無罪だ!」「そんなことは関係ない。」もはやダムから飛び降りるしかないのか・・・そこへまっちゃんが来て「なにこれ、お釣りででこないじゃん」店の方を見てでかい声で「ちょっと! 機械おかしいんだけど!」店員があわてて走ってきた「すいません、こちらの精算機でお願いします」こうして無実の罪をかぶることなく私はガソリンスタンドを後にしたのであった。あーびっくりした。
豊田から301号線を走って山越えルートになる。天気はいいのだが、風がとにかく強いので体感温度は低い。寒いまではいかないが、しかし、気持ちいい気候ではないな。天気がいいのに残念だ。橋を渡ったらでかい建造物が出現した。なんじゃありゃ。表札が出ている。トヨタスタジアムだ。あれがそうだったのか。初めて見たよ。サッカーに興味がないので全然ピンと来なかったが、それにしてもデザインがいかにも松本零士の宇宙戦艦みたいで、そういう世代のデザインだと言うのがまるわかりだぜ。
どんどん進んで標高を上げて行く。徳川創始松平の里の看板が目立つ。途中、コンビニで休憩。寒いので温かい飲み物がほしいが、季節柄もはやホットの品揃えは細々としたもので、お茶とコーヒーだけしかない。紅茶が飲みたかったが、残念だがあきらめる。お茶を飲んで出発する。三河方面は久しぶりで、特にこの301号線も、以前はよく走ったのだが最近はとんとご無沙汰していて久しぶりだ。結構快適な道で走りやすいので好きなのだが、たまにいきなり道が細くなって、なんじゃと思わせるのが気に入らん。天気がいいのでバイクも多いぞ。よくすれ違う。作手に道の駅があり、そこにはバイク軍団が勢揃いしていた。おそらく、いつのまにか無料になった本宮山スカイラインでヒザスリしまくる方々なのであろうなあ。バリ伝あいララ世代なんだろうなあ。でも意外に年を食ってたりするんだろうなあ。
本宮山の下りはヘアピンカーブの連続で、カーブのたびに亥から十二支が順番に看板になっていた。それを見ながら走っていたら、地元のシーマに後ろからあおられて、山を下りたらぎゅいーんと抜かされた。なめやがって、CB1300だったらぶっちぎりだぜ、うそです、こんな連続タイトコーナーCBだったらもっと遅いかもしれん。
ようやく新城市に入った。相変わらず風が強いのだが、時間も10時近くなって、山岳地帯から平野に戻ったこともあり、だいぶ温かくなってきた。コンビニで休憩して地図チェック、ローソンにもホット紅茶はなく、カフェオレを飲んで出発した。そこから30分くらいで湯谷温泉に着いた。
いやー、久しぶりです。10年以上前に来て以来、でも全然変わってないね。相変わらず山ん中だねー。鳳来寺山パークウェイを拠点とする走り屋が集合してるし、温泉宿は密集してるし、土産屋があるし。
湯谷温泉ゆかわに着いたのは10時ちょっと過ぎ、開店まで30分待ちだったが、あたりを散策していたらすぐだった。お店の女の人が電光掲示板をスイッチオン、営業中の看板を出したので早速入る。受付で料理のメニューを見て注文し、まず温泉に入るのだ。温泉は炭焼きの席のあるところを抜けて細い階段を下りたところにある。ここは大きいお風呂は混浴なのである。小さいお風呂が女性専用なのである。どちらも露天なのである。だーれも客がいないので混浴に2人で入った。ぬるめのお湯だが長く入れるので良いな。川のせせらぎを聞きながら、鳥の鳴き声を聞きながら、ゆっくりと入った。30分くらいしたら他の客が入って来たので出た。出たら、炭焼きの料理は既に準備完了していた。風呂あがりに炭焼き飯最高だぜえ。炭焼きなのじっくり時間をかけて焼くので味が違うのだ。うまいのだ。1時間くらいかけて食い終わり、お腹いっぱいです。もう動けません。まっちゃんが、ホームページを見たと言ったらサービスがあるんだよと、さすがお値打ち情報のチェック漏れなしだ。サービスのソフトクリームを食って満足なのであった。お金を払いに受け付けに行くと、おやおや、お客さんで行列ができてました。他にお客がいないので、人気がないのかと思いきや、我々の時間が早かっただけのようです。
湯谷温泉を出発して、次は岡崎のパン屋を目指す。今度は301号線でなく、151号をそのまま直進し、1号線に出るのだ。しかし、通行止めの表示が出て、迂回路に案内される。案内通りに進むと、途中でフリーマーケットがやっているところに出くわした。まっちゃんが見たいと言うので戻ってみる。どういう趣旨のフリマかわからないが、いらんものを出しているのではなく、みなさん手作りの小物など、かわいい雑貨を出していて、まっちゃん好みだ。各ブースを入念にチェックして、カゴなどを買い込んだ。ふふふ、何を買っても大丈夫だぜ。振り分けバックという強い味方がいるのだ。風が強いのでハンガーラックが倒れたり、大変そうなフリマでした。
さて、フリマを後にした我々は、ようやく1号線に出て岡関に入る。そして駅前のパン屋ブースに到着、ちょっと探したがなんとか見つかったのでバイクを止めて中に入る。時間が遅いのでほとんど売れきれだったが、何種類か買った。狭い店内はお客で満員だった。
こうして、今日の行くところをすべて行った我々は、もうお腹いっぱいとかいいながら、さっそく買ったクロワッサンなどつまみ食いしつつ、帰路についたのであった。
本日の出費
ガソリン 2回給油で1000円くらい
お茶 3本買って400円くらい
炭焼き料理 びっくり円
本日の走行距離 200キロくらい
FTRのこれまでの累計走行距離 5250キロ