工事迂回路通行止の秘湯天龍

3月22日(土)

前回FTRの出動だったので、順番からいくと今回はCBなんだが、いかんせんフロントタイヤが擦り減っていることが判明して、まあ、ボウズになっているわけでもないので、絶対に走れないわけでもないんだが、そりゃ、厳密に言ったらスリップサインが露呈してきただけのことで、よっぽどの大雨の中を走るとかしなけりゃ全然へーキなはずなんだが、でも、これまでの人生で得た教訓から推定すると、こういうときに限って何かが起きるので、そういうツイていない星の下に生まれてきているようなことも薄々気がついてきているので、ここは安全パイを押さえた方がいいと思い、連続FTR出撃となった。

タイヤの件もあるが、実は行きたい温泉があったのだ。以前、温泉大明神マチカネ氏のチョーオススメ温泉、絶海の孤島ならぬ陸の孤島の温泉に行ったときに途中で見かけた、天龍温泉である。他にもかじかの湯、宿り木の湯、こまどりの湯と、この辺りはまだ未経験の温泉がいくつもあるので制覇せねばならんのである。しかし、国道400番台や県道ならぬ険道の大名行列状態であるここらを走るのに、大鑑巨砲主義のCBではあまり快適な走りができないから、この場合、やはり小回りの利くフットワークが軽いFTRのほうが断然適していると思ったのだ。

ということで、天気予報は晴れ晴れ晴れ、高気圧が張り出して温度は20度を超えるところもあるらしい。まさしくツーリング日和、この日に行かんでどうする。暖かくて晴れるということは私のような花粉症の大敵スギ花粉もハンパじゃないけど。クスリを飲んでおけば大丈夫だろう。

で、7時頃出発し、今回は瀬戸方面から行くので、いつもの19号線ではなく、別のコスモでガソリンを満タンにする。でも50キロくらいしか走ってなかったので2リットルも入らなかった。それでもFTRは航続距離が短いので、少しでも満タンにしておいた方が安心なのだ。

155号線を瀬戸に向かって走り、途中で水野川を渡って工業団地の中を抜ける。248号線に合流するところの道路は、CBR400F時代からぶった切れているのだが、いつになったら通じるのだろうか。特別財源を使って早くちゃんとした道路にして欲しいもんだ。あ、もう時間切れだったか。25円下がるのか。良いのか悪いのかよくわからんな。

248号線、363号と走って、暖かくなるとはいえやはり朝はまだ寒いのでスローペースで走っていたら、ハイエースバンやらクラウンアスリートやらパジェロロングボデーにガンガン抜かされた。くっそー、223CCでもFTRの戦闘能力は高いんだぞ。寒くなかったらお前らみんなぶっちぎりだ。憶えとけ。

途中で世界一の狛犬があった。いつ見ても立派だが、ちゃんと見たことがなかったので、寒いしちょっと休憩。近くで見るとそうとうにでかいな。

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エンジンで両手を暖めて出発。快調に走って明智大正村まで来た。そこから上矢作へは大回りする国道を使わず、県道33号線を使うのだが、なんと、この県道が途中で通行止め! がーん、マジかよ、迂回路は県道403号線って、400番台の県道、まさしく険道じゃん。もしCBで来たいたら安藤美姫みたいに涙の途中棄権するところだったが、こいつはオンオフ両刀使いのスーパーマシーン、怖いのもなどないぜ、いくぜ! でも近道のはずが大回りになってまったがや。

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県道403号線は予想通りの険道で、ほとんど鬱蒼と茂った杉花粉大量生産工場の杉林の日陰の中を縫うように走り、路面は木屑が大量に蔓延してまさしく登山道並みなのであった。それでもなんとかクリアして、稲武で257号線にでた。そこから北上して418号線に入る。この道は何度も走っているが、相変わらず幅の狭い切り立った崖のウネウネ山道、福寿の里へ行く車が列をなしており、それについて走っていく。ちなみに途中、達原トンネルという、やたらと立派な、意味なく立派なトンネルがあり、ここだけ大都会の幹線道路のように快適なんだが、これも特定財源の余ったお金で作ったんかいのう。

でまたこの418号線、工事中が多いこと多いこと。片側交互交通が頻繁に現れて、うっとうしいなあ。あ、そうか年度末だから特定財源を使い切らないといけないんだな。それでも使い切れなかったらまたマッサージチェアでも買うといいよ。平谷の交差点も工事中で、信号はカンケー無しで交通警備の指示で通過する。

そこからは急激に高度を上げていつものお楽しみの平谷峠の絶景かな絶景かな。今回も堪能させていただきました。すばらしい青い空と重なる稜線が美しい。素晴らしい、感動したっ!

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こうして平谷売木を越えてこの辺りにある唯一の休憩ポイントである道の駅千石平に到着した。この前、来た時はそれはそれは大混雑でバイクさえ止めるところがなかったのだが、今日は土曜日からなのかシーズンハズレだからなのか、結構空いていた。トイレをすませて暖かい物でも飲もうと思ったが、自販機が良いものないのでやめた。お店もまだ準備段階なようで、喫茶のモーニングはちょっと良さげだったんだが、経済的な理由から却下。先を進める。

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目的地の天龍温泉はすぐそこだった。しかし、その道も通行止めがあるようで、温泉までは行けるがその先は駄目のようだ。(でもあとでよく読んだら夜間だけだった)全くどうなってるんだ、この辺りの道路事情はひどいもんだ。特定財源をちゃんと使えよ、天文学的な金額があるんだろ。そんなことやってるからお役所は駄目だって言われちゃうんだよ。天龍温泉までの418号線はまたまた工事中の片側交互交通が何カ所もあり、それらを経て10時半頃ようやく到着した。

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天龍温泉おきよめの湯は、こ全にネットで情報収集していたが、かなり混雑するようなことが書いてあり、それを覚悟で行ったのだが、今日はガラガラだった。まだ時間が早いからかな。バイクを駐車場に止めて建物の方に行く。中に入って、げた箱は背が低いのでブーツをその上に置いて、発券機で500円の入浴料を払う。受付の女の人に券を渡すと半券もらった。半券もらってどうするのかよくわからん。温泉は受付の斜め向かい側にあるのでそこへ行く。向かって左が男湯で、中に入るとこじんまりした脱衣所があった。これは混雑したら大変だろうなあ。ロッカーは無料、荷物を突っ込んでさっそく風呂場に移動する。冷えた体をシャワーで暖めて慣らし、洗ってから湯船に入った。湯船は中ぐらいのものが3カ所、外に岩風呂の露天がある。お湯は特徴のない普通の温泉だった。内湯で体を温めたら露天に移動する。開放感があるわけではないが、今日は空が真っ青な快晴なので気持ちがいい。充分たんのんする。

たんのんしたので出る。風呂場を出たすぐにちょっとした休憩スペースがあり、そこでお茶を飲んで休憩した。それから反対側の奥の方に行くと、広い座敷の休憩所、喫煙所、レストラン、お土産売店(農協)があった。お昼にしようかと思ったら、馬刺定食1300円とか、想定外の考えられない設定価格だったからやめた。外に出て、そこのそば屋に限定そばがあったので食おうと思ったら900円もするのでやめた。さすが山奥は物価が高いぜ。

バイクに戻って、どうしようか考えていたらZX9Rが入って来た。ZZR、XJRが駐車場に止まっていた。天気が良いからバイクも多いな。道の駅まで戻ればなんか食い物があるだろうと考えて、温泉をあとにして出発した。またしても工事の片側交互交通を越えて道の駅に戻ったが、来た時と同じで大した物はなく、お焼き230円って、コンビニならおにぎりとお茶が買えるじゃん、そう思うと買う気にならずやめた。GPZ900R、W650、BMW、ハーレー、ドラッグスターなどバイクが大勢いた。この辺りはここしか休憩ポイントがないからみんなここに集まるのだな。長野県も岐阜県を見習ってもっと道の駅を建設しなさい。いいよー、道の駅、地元企業との癒着で美味しい汁がいっぱい吸えるよ。岐阜なんてモロそんな感じだもんあな。あの道の駅の多さは絶対普通じゃないよな。

結局何にも食わずに418号を戻り、来た道の迂回路を使う気にならなかったので257号線で恵那に向かう。岩村でコンビニによってパンと紅茶を買って昼飯にした。なんか、最近ツーリングの昼飯こんなんばっかりになってきたなあ。まあ、ガソリン代の高騰している分、自分の燃料費を押さえるしかないからなあ。

あとは19号線に出て帰ってきた。

思ったより早く帰ってきてしまった。

そしたらテレビで「ごくせん」再放送やってたので見た。仲間タンハアハア。

本日の出費

温泉 500円

ガソリン カードと480円くらい

お茶パンなど 150円 243円

FTR本日の走行距離 200キロくらい

FTR累計の走行距離 7400キロくらい

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