下呂温泉足湯巡り

9月14日(日)

ロングツーリングから帰ってきて最初のデイツーリングってのは、いろいろな意味で複雑なわけで、なんか、あんな遠いところを走っていたのに、また近所をちょろちょろ走るんかいツマンネーっていうか、また、しょっちゅう走ってる41号線かい、芸がねーな、くそ、という感情がどうしてもわいてくるわけで、そんなこんなでモチベーションがぐぐっと低下してくるんだけどが、お約束の不安定な天候が続きまして、そうすると、やはりだんだん、バイク乗りてー、近所でいいから乗りてーとなってくるわけで、近所でいいから行く事になった。当然、8日間も一人で走ってたんだから、次は連れてけと言われているゆえに、今回のデイツーリングはタンデムです、にょいとらんです。FTRです。目的地は近場の下呂温泉、そして今回はちょっと趣向を変えて、足湯狙いで行く事にした。まっちゃんいわく、足湯の方がのぼせないから長く入れるのでいい、との事。確かにそうだな。よし、ではそれで行ってみよう。

で、当日は曇りのち晴れ所によりにわか雨の、いわゆる不安定な天候。まあ、晴れ女まっちゃんを同行させるから、天気は大丈夫だろう。前回のFTRでのツーリングから約1か月ぶりにエンジン一発始動、出発だ。

まず昨日のレンタルビデオを返して、それから19号線に出る。いつものコスモ石油で給油して満タン。リッター162円と、一時期の狂乱高騰から考えるとようやく落ち着いて来た感じ? でもまだめちゃくちゃ高いよな。かつては98円くらいだったもんな。

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満タンにして旧19号線を多治見へ向かう。旧道の方が交通量少ないし、FTRは巡航速度が50、60キロだから幹線道路はあまり走りたくないし、でも片側1車線だからとろとろ走ってると追い越されるんだよな、って言ってる先からヴィッツ、アウトバックに抜かされ、あげくには軽トラにも抜かされたぜ。くそっ、バカにしやがって、狭い日本そんなに急いでどこへ行く、だぞ。といいつつも、もし自分がCB1300だったら、間違いなく、おらおら、ちんたら走ってんじゃねーよボケ、と思い切り抜かすのだろうなあ。人間とはかくも自分本位だ。

多治見から可児を経由して美濃加茂で41号線に合流する。順調に北上し、最初の休憩ポイント道の駅七宗に着いた。トイレを済ませて出発。どんどん進むぞ。その先の次の道の駅白川は通過する。相変わらず外のトイレは工事中だ。隣に建ってる地元野菜販売の青空市なんだが、よく考えると、建物の中で販売してるんだから青空市じゃないじゃん。おかしいじゃん。責任者出てこい。

道の駅白川を越えたところの坂道の登坂車線でがんがん抜かされた。うしろの行列がなくなったので、気楽にちんたら走るのであった。天気もいいし、のんびり行こうよ。

飛騨金山の飛山で再びトイレ休憩、観光バスが止まっていた。出発して後はノンストップで走る。257号線との合流の手前、交差点で左折してトンネルをくぐる、近道を走って10時ちょっとすぎに下呂に着いた。中心を流れる川に沿って市街地に入り、まずは白鷺の湯に併設されているヴィーナスの足湯まで行き、バイクを止めて足湯に入った。

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靴を脱いで靴下を脱いで、Gパンをめくって足を突っ込む。うーん、気持ちええ! となるはずが、あちーっ! 何この足湯、熱すぎるじゃん、沸かし過ぎだっての。隣のカップルが熱いよと言ってたんだが、たいした事ないだろうとタカをくくったのが間違いだった。入ってればなれるだろうと、無理矢理我慢して入っていたが、やっぱり熱くてだめだ。まっちゃんも、これじゃゆっくり入っとれんと言うので、適当なところで切り上げる事に。他の足湯に行こう。

ヴィーナスの足湯を後にして、川沿いまで降りると、案内地図があったのでそれを見ながら作戦を練る。川に沿って坂を登っていくと2カ所の足湯がある湯なので、その2カ所に入ろう。という事で登っていく。

登っていくとゆあみ屋の足湯があった。のぼりが出ていて、足湯に入ってかき氷を食べよう、と書いてある。ほかにもソフトクリーム、温泉プリンなど、そそる食べ物が並んでいる。その中でも特に注目を集めたのは温玉ソフトだ! 温泉玉子入りソフトクリームだと? 

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なんと、そんなあり得ない食い物が存在していいのか? 許せん、これは絶対食わねば。早速注文すると、カップにコーンフロストとソフトクリーム、そして温泉玉子がもられた温玉ソフトが女の子の手慣れた様子で作られた。受け取って足湯に移動する。足湯に入ってソフトを食う。これが下呂温泉風なのだ。温玉ソフトの食い方は、まずひたすら温泉玉子とソフトを混ぜ混ぜするのだ。十分に混ざったらおもむろに食え。食ったぞ。味はどうかと言えば‥‥なんか、フツーのソフトじゃん、と思ったその瞬間、口の中にファワーっと広がるこの感覚、何だっけ、何の味だっけ、あ、そうだ、ミルクセーキだよ。そうか、玉子とソフトが混ざってミルクセーキ味になるのだ。おお、これは絶妙である。クセになりそう。

さて、温玉ソフトを食って足湯につかる下呂温泉風を楽しんだので、次の足湯に向かった。そこは雅の足湯と名付けられていた。誰もいなかったので貸し切りだーいと入ったら、ここの足湯が温度が一番ちょうどいいぞ。

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ここでちょっとゆっくりさせてもらおう。そう決意して、一生懸命ゆっくりしようとしていたのに、なぜか我々が入った直後から観光客が続々と押し寄せて来るではないか。あれよあれよという間に満員だ。入りきれなかった子供連れが順番を待っている。こういうのって、ちょっとやですよねー。そんなすぐそばで、あくのを待ってられたらゆっくり入ってられんじゃん。こちとら小市民ですから、変なところで気を使って損をするタイプなのですから、早々に足湯を出ることになったのだった。やれやれ。

でもどうせ時間がお昼なので、昼飯にする事になった。どこで食うかはもう決めているのだ。以前、トマト丼を食ったお店、トマト丼自体はビミョーだったが、他のメニューはきっとおいしいに違いないと踏んでいる。その菅田庵は、げろ合掌村の迎えにあるので、そこまでバイクで移動して、お店の前にバイクを止めて店に入った。割と混んでいる。お店の人が上がってくださいと言うので、靴を脱いで座敷の方に上がった。細長い材木そのままのテーブルを挟んで座る。メニューはいろいろあったが、隣の人が食ってるケイちゃん定食がうまそうなのでそれにした。まっちゃんは天ぷらそばだ。混んでいるので時間がかかるかと思ったら、ほとんど待たされずにでてきた。そして、出て来たケイちゃん定食は、我々の想像を絶する料理であった。なんと、ケイちゃんが山盛りされた鉄板に一人用コンロ、そこには固形燃料が3個、まさしくストリームアタック状態の爆発的火力に点火されると、炎は瞬く間に燃え広がり、まさしくタワーリングインフェルノ状態、

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だってアンタ、炎が鉄板からあふれて左右に広がって、クッキンペーパーまで燃えてまっせ。もーえろよもえろーよーほのおよもーえーろーなんて歌ってる場合じゃないよ。混ぜないとこげちゃうぞ。あせあせと混ぜるのであった。そういているうちに天ぷらそばがきたので、そっちもちょこっともらうと、そばつゆがほとんど透明のあっさり味、これもいけるな。食ってるうちにケイちゃんが焼けたので食う。ぴりっと走る辛みとうまみ、これはうまいじゃん。最高じゃん。ガツガツとあっという間に平らげるのであった。

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満足して店を出て、合掌村を見学しようかと思ったら、入場料が800円もするのでやめた。それに日差しも強いし、クソ暑くなってきたので、そんな中てくてく歩く気にもならなかったしな。じゃあ、もう他に見るものもないので帰る事にした。

帰りに、白川の道の駅で、はちみつプリンを食った。

なんか食ってばっかしだな。

本日の出費

ガソリン代 カード

温玉ソフト 400円

ケイちゃん定食、天ぷらそば 2000円

はちみつプリン 160円

本日のFTRの走行距離 200キロくらい

累計のFTRの走行距離 8635キロ

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