風の青山高原通行止解除で巨大風車

11月1日(土)

10月の最終週が天候不順のため、秋のツーリング強化キャンペーンは失敗に終わった。世論はこの件に対して批判的な論調であり、それ見たことかと騒がしいが、この懸案に関しては天候に関するため想定外な事態であると認識しており、私は引責辞任するつもりは毛頭ないのである。そもそも、この懸案は、世界的な急速かつ深刻な経済的危機状況を作り出したアメリカ市場に置ける金融政策の失敗が原因であり、当サイトとしては大打撃を被った、いわば被害者であると言いたい。おかげで、このところのツーリングはガソリン節約のためにお昼はコンビニおにぎりを余儀なくされており、現地でのお土産調達もままならない状況なのだ。一部報道機関で、お土産はしっかり買っている、この前もケイちゃんを買っているところを目撃されたとあるが、あれはおみやげじゃない、晩ご飯だよ。おにぎりも好きで食ってると言う記事があったが、あれは間違いで、コンビニおにぎりの方がさっさと食えるから食ってるんだよ。あれ、なんか変だな。まあいいや。とにかく、ツーリング強化キャンペンは続行することに採決させていただく。強行採決だ。牛歩戦術何するモノゾ。

ということで、ツーリングに行くことにした。当初の予定では、昼神温泉に行く予定だったが、天気がいまいちよくないような天気予報だったので、天気予報で晴れの出ている三重県方面に行くことにした。三重県で思い出すのは、本年最初のツーリング、榊原温泉&青山高原で、肝心の青山高原が通行止めで走れなかった。もういい加減解除されているだろうと、リベンジ決定。温泉は榊原温泉か、某温泉情報サイトで調べた猪倉温泉に入ることにした。

目的地も決まったのでさっさと寝て、5時に起きる。朝飯はピザなのである。なぜピザかと言うと、先週、お昼に食おうと思って買ってきたのが、テレビのニュースで有害物質入り(シアンだったかな)と報道されて、もろその商品だったので返品してくれるわいと買い物をした木を植えている某大手量販店に問い合わせたら「うちのは工場が違うから大丈夫です、でもどうしても返品したいって言うなら引き取ってもいいですけど」と実に迷惑そうな返事、レシートがないと言うと「えー! それはちょっとムリ」とまるでダチ感覚な会話、相変わらずレベルが低い店員ばっかだな、だから仕方がなく、当日の昼に食うつもりが(賞味期限がギリギリだったんで)ツーリングに行くので食えん、じゃあ朝食うか、ということで朝飯がピザになったのであった。

朝飯がピザと言うのもなかなか新鮮で、新鮮な気持ちで出発できたのであった。っていうか、相変わらず前置き長過ぎるし

実家ガレージからCB1300、ブラックパール号を引っ張りだし、エンジン始動、キュルキュルずどーん、新しいバッテリーは調子がいいぜ。昨日から冷え込んできたので、今日の装備はユニクロヒートテック2枚重ねにクシタニウインドストッパーの3枚を着ていつもの革ジャン革パンなのである。ほぼ冬装備と言うことで、これくらい着ていけば大丈夫だろう。

まずは19号のコスモ石油に向かう。いつも思うのだが、途中のパチンコ屋の電光掲示板、あれ危なくないか? つい見続けてしまって追突したやついないのかね。 ひやっとするヤツ絶対いると思うのだが。こういうのを取り締まった方が良いんじゃねーの。こんにゃく取り締まってる場合じゃないと思うよ。あと、テレビが映るナビとかさ。

コスモ石油でガソリン満タン、134円になってきたぞ。どんどん下がれー。そこを出たら19号を名古屋方面に向かう。土曜なので道が多少混雑している。日曜日だったらガラガラなのに、土曜日でも仕事をしている人が多いのだなあ。自分も土曜日仕事の日がたまにあるけど、こうして休めるのに感謝せねばならんなあ。

名古屋市内に入って渋滞もなく順調に進んでいく。途中、車の間を縫うように蛇行してかっとんで行くスクーター野郎がいた。あぶねーなー、そのうち事故るぞ。自損ならまだしも、誰か巻き込んだらそいつはとんだとばっちりなんだからな。ああゆうのには近寄らん方がええ。そしたら今度は旧型XRが同じように車の間を走っていった。なあ、みんな流れに乗って走れんのか。相変わらず名古屋の交通マナーは酷いな

名古屋をぬけて23号線に出る。ヒートテックのおかげで寒くもなく、順調に走ってきたので、ここらでトイレ休憩だな。いつものサークルK名四弥富店に止まろうと思ったら、がーん、なんと、潰れてなくなっているではないか。更地になって売地の看板が。ああ、セブンイレブンの侵略はここまで来ているのか、と憂鬱になってきたが、あれ、よく考えたらこの近所にセブンイレブンないよ。もう少し走ったら、あ、あった。潰れてなかった。ちゃんと健在でしたサークルK名四弥富店。すんません、早合点してました。駐車場にバイクを止めて、店内に入りトイレを済ませてホット紅茶をかう。それほど寒くなかったが、かといって冷たいものを飲む気にもならなかったので。

飲んだら出発。23号線を走る。この道は産業道路の幹線道路なんで、走っててもあんまり面白くないんだが、途中、赤い橋を渡った後、ギロチン工場が現れてまた一人で盛り上がってしまった。だって、ギロチンだよ。ギロチンを造ってる工場かと思うじゃん。なんであそこはギロチン工場なんだろ。誰か知ってる人、教えてください。あ、ちなみに、本物のギロチンは、本来は人道的配慮から発明された処刑道具なんだそうで、当時は首切り職人も腕のいい人が少なくて、斬首にしくじることが多かったから、ギロチンが発明されて、誰でも簡単に首切りが出来るようになって、めでたしだそうです。うーむ、いかにも暗黒時代のヨーロッパを象徴するエピソードだな。

どんどん23号線を走っていく。テレビの宣伝で有名なROUND1も健在だった。しかも、なんとここは朝6時まで遊べるのだ。盛り上がりまくって朝までぶっちぎっても大丈夫だぜ。若いうちはどんどん羽目を外して暴走せえ。

四日市市内に入ると、相変わらずのコンビナートがもくもくと煙を上げていた。景気が悪くなってきたと言ってるが、煙だけ見ると現場は活気あふれてるような気もするな。

国道の脇には明日の駅伝の告知が延々続いていた。これもテレビでよく宣伝しているけど、この23号線を走るんだな。ツーリングに行くのを今日にしてよかったよ。明日だったら大渋滞になっていたな。

鈴鹿を抜けて津市内に入る。交差点で止まったら、隣のねーちゃんがものすごい勢いでファンデーションを塗りたくっていたのでびっくりした。光速に迫るかと思えるスピードだった。よっぽどデートの時間に説破つまってるようだ。

津で国道163号線に乗り換える。例によってシャッター街な商店街を抜け、橋を渡り、岩田川に沿って走ると、これまでの街中から山の中の道になってくる。榊原温泉の看板があったのでそこを曲がった。その先に、新年第1回のツーリングで入った温泉があった。が、今日はやたらと賑やかしいではないか。何があったかと思いきや、道路沿いには実にオリジナリティあふれるかかしが縦横無尽に並んでいた。なんか、かかし祭りでもやってるみたいだな。交通整理のおじさんも何人も立っているし、観光客がいっぱいいる。止まって見ようかとも思ったが、止めるところもないので通過する。

こうなったら後は猪倉温泉に一直線だ。先を進むと、細い山道になってきて、その途中でいきなり温泉の看板が現れた。危うく曲がり損ねるところだったが、事前調査でこうなっていることは知っていたので想定の範囲内だ。ちゃんと曲がって山道を登り、温泉に到着した。建物の前には障害者用の駐車スペースしかないので、案内通りにちょっと離れたところの第一駐車場に止めた。風が強いな。さすが風力発電のメッカだぜ。手ぬぐいを持って温泉の建物の方に行くと、その前で地元産の野菜を販売していたので帰りにお土産に買おうと思いつつ、建物に入った。

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玄関でブーツを脱いで、下駄箱に横にして突っ込むと入った。100円リターンだから後で回収を忘れんようにしなかんな。発券機で入浴料600円払って券を買うと、受付に渡して男湯へ。脱衣所は改装したばかりなのもあってきれいなロッカーだった。ここも100円リターンだ。でも貴重品ロッカーは100円いただきます型なのだ。チューイせよ(byコロ助の科学質問箱)

荷物を突っ込んでお風呂の方に行く。ここのお風呂は大きな内湯1つだけ、そして露天風呂というシンプルな作りだ。こういう温泉の作りが良いね。まずは洗い場で体を洗って、内湯に入る。大きな湯船はゆっくりできるな。お湯はぬるぬるで気持ちよいぞ。露天風呂も良さげなので入ろうと思ったが、風が強いのでもうちょっとあったまってから行こう。ぬくぬくしてから露天風呂に移動したら、やっぱり風が強くて、さぶっ!(ごくせん風に)お湯に入ったら出られんくなっちまった。そのうちに暖まって来るだろうと思ったが全然だめなので、早々に内湯に退避する。やはり屋内は暖かいのでほっとするのであった。内湯でもう一度暖まると、これまで事前調査してあった、源泉風呂に挑戦するぜ。なんせ源泉かけ流しなんで、ちなみに源泉温度は19度、それがここまで来るうちに当然下がってくるので、10度くらいじゃないのか、ようするに水風呂な訳ですよ。そんな風呂に入ろうと言うのだから冒険である。まさしく冒険野郎な挑戦だ。しかし、ここに来てこのまま、みすみす源泉風呂に入らずに帰るわけにはいかないのである。そんなチキン野郎では、この先温泉ライダーとしての立場が危うくなってくるからな。体も暖まったし、いざ、源泉水風呂に挑戦だ。足から入って、むぐぐ、ちべたい。ケツまで入ると、ぐぐ、ちんこがまさしく縮み上がる。腰まで浸かって、限界です。これ以上入れません。一旦撤退を余儀なくされるのであった。うむむ、あなどりがたし、源泉風呂。もう一度、内湯で体をあっためて挑戦するが、またしても腰までしか入れん。くそう、もう一度だ。今度は長めに内湯に入って、ようし、いざ挑戦だと思い、すると、おっさんが豪快に水風呂にドボーンと入った。なんだと? こっちはむぐぐぐとコンジョー試しのように入ってるのに、何ということだ。こうなったら絶対に負けられん。今度と言う今度は入ったる。ぐぐぐむぐぐ、何とか肩まで入ったぞ。やった、勝った! 俺たちは勝ったんだ! そしたらおっさん「サウナの後なら簡単に入れるよ」いや、おっさん、それは温度差がありすぎてあぶないって。

温泉を出たら、水風呂の影響で体がぽかぽかしてきて、革ジャン革パンをはくのに時間がかかってしまった。こうなるとヒートテックが逆効果。どんどん暑くなってきて、早々に脱衣所から出ると、温泉脱出。外の風にあたってクールダウンだ。そういえば、と温泉の前の地元野菜の店を見ると、なんと、ちょうどやって来た温泉の送迎バスから怒濤のごとく押し寄せるジジババの軍団があっという間に占拠して、事態は終息に向かったのであった。うーむ、やっぱり、買おうと思ったときに買っとかないと、人生、後悔するぞ。

バイクに戻って、温泉を後にした。

いよいよ、青山高原に向かう。道がよくわからんが、テキトーに走っていったら、T字路にぶつかり、右に曲がると青山の標識があったのでそっちに曲がって走っていく。青山高原入り口まで6キロの案内があったので、この道で間違いないことを確信するのであった。やがて入り口が現れ、そっちに曲がると、その先が青山高原道路だ。おっしゃ、行ったるぜえーと気合いを入れてアクセルを回すが、なんと、いきなりのグルーミング道路出現、これは想定の範囲外ですよ。でも、こんなところなんだから、この道路仕様でも当然だわな。一気にビビりモードへ陥落する。チキン野郎な走りでとろとろとコーナーをへっぴり腰で抜け、最初の展望台に着いた。駐車場にバイクを止め、高台の方に歩いていくと、おおっ、と歓声を上げたくなるような視界が開ける。すばらしい。山の峰からいくつも見えるのは風力発電の巨大な風車だ。自然と人工造物との融合とでもいうのか、いかにもセンスオブワンダーな光景だ。風が強いので雲の流れが速いのがまた映画のワンシーンみたいでかっこいいぞ。

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これはどうしてもあの巨大な風車のそばまで行かねばならないでしょう。ズバリそうでしょう。バイクに戻って、チキン野郎な走りで風車群のある地帯へ突入すると、まるでコーナーを切り返しながら走るそのシーンはさながら映画『トルク』のオプニングシーンの激走みたいだ。トレバーレヴィンのギターがうなってるぜ。くー、いい感じだぜえ。と、本人はそんなつもりで走っているけど、実速は40キロくらいなんですけど、しっかり法廷速度なんですけど、まあ、なんせ、未だにUターンで転ける程度の腕前なんで許してやってください。

そんなこんなで、青山高原の激走編も終了し、津に戻って来ると、昼飯が食いたいのであった。吉野家の牛丼か横綱ラーメンでも食おうと思って23号線を進むが、吉野家は反対車線、横綱ラーメンは遥か彼方でお昼には間に合わんのであった。仕方がないので今回もコンビニ昼飯、ファミリーマートでパンとウーロン茶の昼飯を済ませると、にわかに、今朝のユニクロのチラシを思い出す。そうだ、ヒートテックの靴下が安くなってたな。早く帰って買いにいこう!

と言うわけで、後は一目散に帰って来た。そしてユニクロに行くのであった。

本日の出費

紅茶140円ウーロン茶100円パン?円

温泉600円

ガソリンはカード

本日のCB1300の走行距離 260キロくらい。

累計のCB1300の走行距離 38180キロくらいかな。

 

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