博士は無料の三谷温泉は豪華

3月29日(日)

(適当な節をつけて読んでいただくとなおよろしい、ではどうぞ→)ETCが付いてると土日は高速道路どこまで行っても1000円なのさー、野を越え山越え、PAでおしっこしてSAでご飯食ってお土産買って帰るのさー、それでも往復2000円なのさー、草津まで行って帰ってきても2000円、割引なかったら福沢諭吉が飛んで行くー。それがたったの2000円、素晴らしい、これぞまさしく経済政策、不況の日本を救う経済活性化政策なのさー! アー本当に素晴らしい、こんなに素晴らしいのにクソっ垂れ、おれのバイクにゃETCはねーよ。あーこれが格差社会、なるほどこれが格差社会!

しかし、そんなおれにも強い味方がいるのだ。捨てる神あれば拾う神あり、あれ、ちょっと意味が違うか? まあいいや、その強い味方とはこれだ!

じゃーん、おんせんはかせー(ドラえもん風に)

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なんと、このたかが450円の、一見、実に貧乏ったらしい雑誌だが、なんと、この雑誌を見せるだけで温泉にタダで入る事が出来るのだ! 高速道路1000円どころの騒ぎじゃあねえぜ! こっちはタダだぜ、無料、無料、0円、1円もお金はいらんのだ! この温泉巡りライダーにとっては最終兵器とも言える雑誌温泉博士、手に入れるのは至難の業だった。なんせ、温泉が無料で入れる雑誌だぜ。そこらへんの本屋では直ぐ売れきれるに違いない!そうだ、こんな時こそネットを活用するのだ! そうだ、楽天ブックスだ! というわけで3月号を楽天ブックスに注文したら、待てども暮らせども届かない。全然届かない。しかも、何も連絡もない、音沙汰なし、品切れで発送が遅れてますとか、そんなのいっさいなし。まったくなし。ナッシングアットオール。やがて月日は流れ4月号発売日になったので、近所の本屋に行ったら売ってた。で、買った。なんだ、あっさり手に入るじゃん。中身を見ると、全国127の湯が無料で入れる! 素晴らしい、でかしたぞ! これをもって温泉ツーリングに行こう!

という事で、行ってきました、温泉博士無料温泉ツーリング、蒲郡編。

いくら無料になると言っても、行けるところじゃないと意味がないんだが、4月号の無料温泉で射程距離内なのは愛知県で3湯、岐阜県2湯、三重県が1湯、ほかにも気合いを入れれば行けそうなところもあるが、まずは近場で行ってみよう。3月も半ばを過ぎて順調に暖かくなってきたし、そろそろ岐阜方面に繰り出してもいいかと思って、岐阜の無料温泉に行くつもりでいたら、今週に入って急速かつ深刻な冬型の気圧配置はまるで昨今の世界経済のようでありまして、下呂や高山では雪が降ってるらしい。で、急遽、雪のないところ、愛知県へ目標変更、三谷温泉である。三谷温泉は近くにあるのだが、これまで全然行った事がないのだ。旅館の温泉はいろいろ制約が多いので避けてるようなところがあったんだが、無料となると話は別。しかも、あの有名な松風園だぞ。入浴料1500円だぜ。それが無料だぜ。マチカネさんもおススメらしいのでここに決定、では出発。

実家ガレージからCB1300を引っ張りだして、エンジン始動。先週やってた家の前の道路の舗装工事のおかげで道路がきれいになったな。フラットな路面は気持ちがいいぜ。そんな路面をバトラックスで蹴るように走り出しす。

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今日は往復150キロくらいなので、ガソリンの補給は必要ないな、コスモ石油はスルーしていつものルートを進む。庄内川沿いに建設中のマンションはすでに完成していたが、出来たはいいがこのご時世、今や押し売りまがいのマンションの営業があるらしいので皆さんもご注意を。瀬戸市内ではうしろからカッ飛んできた紺のワゴンR、後輪が緊急対応タイヤのままだぜ、が交差点で右折車線から抜いてった。確かに先頭のアルファードが遅いんだけど、あんまり無茶するもんじゃないぜ、なんて余裕かましていたら、そのアルファードの親父、その交差点でいきなり急停車するくらいのスピードダウンして左折して行った。バッキャロー、危うくおカマ掘るところだったじゃねーか、このボケェ! と、つくづく人間、縁に触れて本性がでるものであった。気をつけよう。豊田市内では追越車線を法廷速度+αで流れに乗って走っていたら、後ろから白のミニバンが煽ってきやがって、あげくにクラクションならして左から抜かして行きやがった。まったく、マナーを知らんやつらだな。急いで行ってもこの先は信号が多いから意味ないぜ。案の定、先の信号に捕まって止まっていた。真横にバイクを付けてファンクサインでも突きつけてやろうかと思ったが、怖そーなおっさんだったのでやめた。

ところで、トヨタ町は静かだ。

豊田を過ぎて矢田川を渡り岡崎市内に入った。そういえば、さっき、「柳生編物教室」って看板を見たけど、なんか、すげー必殺技を教えてくれそうな編物教室だな。師範代はやっぱり片目なのかなー。セブンイレブンがあったのでトイレに寄った。ホット紅茶を飲んで、再び走り出す。天気予報で晴れだったが、全体的に薄曇りで日が射さない分、ちょっと寒いな。風もそこそこあるので体感的にはさらに寒いな。そんなこんなで先を進むと、閉店セールやってたラフォックスが本当に閉店していた。しかし、閉店セールをしていた青山はへーキな顔して営業していた。JRか名鉄かわからんけど鉄道高架に標語が貼付けてあるんだが、それが「し めよう シート ベルト」とへんてこなところでブランクがあるんだよなーなんでだろうと思ったら、ブランクのあるところは陸橋のつなぎ目だった。

幸田町に入った。国道沿いに菜の花がいっぱい咲いていたので、時間も余裕があるのでバイクを止めて写真を撮った。

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この時期、菜の花を見に渥美半島の方に行く事もあるんだが、そんなところまで行かなくてもここで十分見れたな。まあ、規模が違うんだけどさ。時間を見たら、まだ10時半にもなってないぞ。三谷温泉は11時半から営業なんで、どう考えても早く着いてしまうな。困ったな。またどこかで道草するか。というわけで、再び走り出して、蒲郡市に突入、蒲郡の象徴、ランドマーク、アイデンテテーの蒲郡競艇場の巨大なコロシアムが目の前にででーんと出現する。最近はナイターも絶好調らしい。景気が悪くてもこんな事に投資できる人がいるんだ。ちなみに私、ギャンブルは小学時代に近所の駄菓子屋のくじを本当に心ゆくまでやらせてもらったので、今は全然興味がない。

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竹島まで来たので道草に寄った。水族館のある有料駐車場のさらにおくまで進んで、神社みたいなのがあるとこらあたりにバイクを止める。海辺の方に行ったら風が強くて、「本日の潮干狩りは中止です」と書いてあった。あ、「本日の潮干狩りはありません」だったかも知れん。まあ、どっちでもいいや。とにかく潮干狩りはやってないのさ。風も強いし、さっさとバイクに戻って出発。そしたらその先がすぐに三谷温泉だった。あらら、着いちゃったな。まだ早いのでもうちょっと先に進んだ。そしたらラグーナ蒲郡のヨットハーバーがあったのでそっちに行こうとしたが曲がり損ねて通過してしまい、そのままどんどん進んで、23号線の工事中のところまで来て、そこの信号交差点をやりくりして再び三谷温泉に戻った。途中、Y字路に昔サークルKがあったところがセルフうどんのどんどん庵になってた。うーむ、目印にしてたので今後は気をつけないと通過しちまうな。

三谷温泉まで戻ってきたら、交差点には大きな歓迎の看板があり、そこをくぐって坂を上ると直ぐ左にあった。あらまあ、意外に大きい。つーか、想像以上に大規模な旅館だった。恐るべし松月園。玄関までバイクで行くと、案内係の人がやってきた。案内係の人2人いるし、思った以上に立派な旅館だったかも。小市民だもんで、こうなるとちょっとビビるわけで、「あのー、温泉って、入れますか?」すっげー下手に出る「入れますよ」どーぞどーぞとにこやかに答えが返ってきたのでほっと一安心、予約がいる、とか、きたなこいライダーはダメだ、とか、特に立ちゴケしてマフラーがぺこっとへこんでるやつはダメだとか言われたらどうしようと思ったが、大丈夫だった。バイクを止めて、タオルと温泉博士を持って行く。中に入ったら、これまたゴージャスで想像以上に立派なエントランスホール、こんな豪華な温泉ホテル旅館が愛知県にあったんですねー地元なのに全然知りませんでした。ほんとに温泉だけ入らせてくれるのかなー、フロントに行くと、温泉博士を差し出す。係の人は慣れたもんで、ポン!とはんこを押して返してくれた。隣のお客さんは温泉と食事のセットを申し込んでいたが、予約がないので断られていた。やっぱりこの規模の旅館だと食事は不特定に用意はできんわなー。

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温泉の場所を確認して、言われた通りにエスカレーターを降りて行く。スッゲー豪華立派。2つ目のエスカレーターを降りて右に行くと温泉だ。男湯は正面にあった、いざ行くぜ。脱衣所はもちろんホテルなのでかごしかない。荷物を突っ込んで、風呂場へ移動する。一気に立ちこめる消毒臭にがっくし。まるでプールだよ。つーか、春休みで子供連れが多いせいか、湯船が広いのでほんとにプール状態になってた。ガキどもがぎゃあぎゃあ騒ぎながら泳いだり湯を掛け合ったり、無法地帯になってた。体を洗ったら、なるべくガキどもの騒ぎの被害を受けないように距離をとって湯船につかる。ぷはー、ちょっと寒かったもんでちょうどいい暖かさ。いい気持ち。ガキがうるさいが、まあ、ガキの事なんだから仕方がない。大目に見てやりましょう、大人なんだから。内湯で暖まったら、露天風呂に移動した。露天風呂は本当に温水プールみたいに大きかった。作りも底が青色だったのでカンペキに温水プールだよ。見晴らしはいいし、この頃には空も雲が消えて晴れてたんで気持ちはいいんだが、なんか、あまり落ち着かんなー。まあ、でもしばらく使って海に浮かぶ島を見てたら温泉に入っている気持ちになってきたので、天界天界なのであった。

十分たんのんしたので出た。出たら脱衣所で一休みしたいところだが、いすが全然ないので、装備を装着して外の休憩所で一休みした。そこには足湯があって、なんで目の前に温泉があるのに足湯があるのかよくわからんが、足湯が好きな人にはいいのかもしれんな。一休みして、またエスカレーターに乗ってエントランスまで戻り、ホテルを出た。

バイクに戻って出発、黒いワゴンRがやってきて、中のカップルが案内の人に「温泉は入れますか」と聞いてた。きっとこいつらも温泉博士を買って来たんだな! なんせ、1500円が0円だからな。450円の本代は1発で元が取れるぜ! じゃなかったら、こんな温泉来れるわけないもんな。

温泉を後にして、暖かくなって来たのでさっき行きそびれたヨットハーバーに寄って見た。広い駐車場があったのでそこにバイクを止めたら、策の向こうにヨットが何艘か並んでた。あ、みんな陸揚げされてるよ。テレビでよく見る光景とはちょっと違ったな。もうちょっと付近を歩き回ればいろいろありそうだったが、メンドーだったし、日当りが良く、ぽかぽかと暖かくなって来てすごく快適だったので、バイクの横に座ってしばらくひなたぼっこ状態だった。あー、気持ちいい。花粉の症状も出んし、実に快適である。

しかし、そろそろ腹も減って来たので行く事にする。

帰りは結構渋滞して時間がかかった。

本日の出費

温泉 1500円→0円(温泉博士)

紅茶 140円(セブンイレブン)

紅茶 141円(ミニストップ)

同じものを買ったのに、なぜかミニストップは1円高かったぞ。今後はミニストップ出入り禁止だな。

本日のCB1300の走行距離 150キロくらい、かも(キイナ風に)

累計のCB1300の走行距離 39620キロくらい、とか(キイナ風に)

キイナ風に、ってもう放送終わってんだけど。

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