博士は無料の南知多温泉は春嵐

4月2日(木)

前回の温泉博士ツーリングは大成功であった。1500円→0円もさることながら、もし温泉博士を読まなければ、あの温泉に入る機会はなかっただろう。可能性の幅を広げる、これはオートバイに乗り始めてから強く意識して来た事だ。素晴らしい。実に素晴らしい。素晴らしいったらありゃしない。あーこりゃこりゃ。しかし、問題はこの温泉博士、時限性の無料サービスである事だ。すなわち、発行月の15日から翌月の15日の有効期間内に利用しなければならないのだ。となると、残されたチャンスはあと2回の週末しかない。この週末に行けなければ終末を迎えるのだ。なのに、ああ、なのに今週末天気予報は無情にも雨、仕方がない、前倒しして行こうか。ということで、木曜日に行く事にした。あ、なんで平日にツーリングに行けるのかって? 君、どこの新聞社だ? このツーレポはツーレポだからツーリング以外の事に回答する義務はない。じゃあ、ドドンがドイツパンの会に申し込む事を忘れて、奥さんとの関係が険悪になっていると言うのかどうなんだって? 何度も言わせんな、ツーリングの事だけだ。よしわかった、君たちがそういう考えならもうツーレポはやめだ。というわけで、Kさんはツーレポを終わらせてしまいました。えー、今日のコメンテーターは国際ジャーナリストの内田忠雄さんです。いやー、Kさんいけませんねー、せっかく、こういう場をもうけているのですから事実関係は明らかにした方がいいですよ、明確な回答を得られないと憶測をされて、あらぬ事を報道されますからね。例えばkeiichiは変人だとか、最近、菓子ばっかり食ってるから腹が出て来たとか、相変わらずUターンが出来ないからRidersClub誌で勉強しようとしたら何が書いてあるのかさっぱり理解できなかったとか、マフラーのへこみが気になるんで、いっその事、ヘルニアでバイクに乗れない某ライダーさんみたいにモリワキに替えたろかと思っているけど、自己紹介欄にノーマル至上主義なんて書いたもんだから、どこぞの総理みたいに、発言がぶれている、と批判されるのが怖くて取り替えできないとか、っていうか、それ以前に金がないんだけどさ、っていうか、これ全部ホントの事じゃん。ほっといてちょーだい。

というわけで、温泉博士の2湯めは「浜辺のホテル松涛」にした。ここは7階の見晴らしのいい露天風呂が売りで、慢性皮膚病にもいいそうなのだ。天気予報は晴れで、風が強いのがちょっと心配だが、まあ、なんとかなるだろう。やると決めるのが一番肝心だと森田健作先生も言ってるじゃあないか。ようし、あの朝日に向かって走ろう! いや、それじゃ方向が違うんですけど。

実家でモーニングコーヒーを飲んでから旗艦CB1300SF(2004年型ETC未装着マフラーにへこみあり)を引っ張りだして出発する。今日は、前回のツーリングでガソリンをほぼ使い果たしたので給油が必要だ。いつもの19号線のコスモ石油でガソリン満タン。すると、割引スロットが4等当った! やった2円引きだぜ、めっちゃラッキーじゃん。割引後リッター106円、4月から値上がりしてるからこれでも安い方なのかなあ。

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満タンにしたらものすごく重たくなったCB1300で19号線を名古屋方面に向かう。風はまだ思ったほど強くなかった。このままだといいが、なんせ目的地は海岸線、よく考えたら毎年、この時期は強風に悩まされるから恒例行事なんだけどさ。で、19号線を順調に流して行ったら、勝川付近で渋滞になった。なんと、また工事だってさ。やっとこさ、インターあたりの工事が終わり、大曽根辺りの工事がおわり、19号線もようやく工事もなくスムーズに進めると思ったのもつかの間、また工事かよ。工事内容の標識を見たら、なんと、21年度11月30日までだと、半年以上あるがや。どうなってんねん。全くふざけんなよ国土交通省、ちょっと高速道路1000円にしたからって、いい気になってないかい。

のろのろ渋滞を抜けて、ようやく名古屋市内に入ると、19号をトレースして中心部を通過する。市内では渋滞もなく順調に進む。桜もちらほら咲き乱れてきており、週末は皆さん花見に盛り上がりそうだな。どこかで桜の写真を撮ろうと思ったが、チャンスを逃してどんどん進んでしまった。交差点で止まって、ふと前の車を見ると、営業車なのにダッシュボードにしっかりテレビが標準装備されてた。運転手はテレビ見ながら運転してた。こえーな、テレビに夢中になって小学生の列に突っ込むなよ。人生終わるぞ。

名古屋市内を抜けると東海市に入る。247号155号重複線は自動車専用道路になり、ここから一気に巡航速度を上げて行く。市内でかかった時間を取り戻さねば。たらたら走ってるトラックを追い越して、前へ前へ出て行くと、視界に現れたのは白いバイク、そう、略して白バイ、いきなりびびりモード全開、スロット戻して走行車線へ引っ込むと、安全運転に徹するのであった。1台いれば必ずもう1台いる。こんなところで捕まっては一生の不覚だぜ。

安全運転で走って、それでもかなり時間を短縮できた。常滑市に入って交差点で追い越してきたトレーラーに追いつかれ、真横に止まったそのタイヤを見て絶句、片側6本全部スリックタイヤになってた。運ちゃん、これはやばいんでないですか。雨が降ったらえらいこってすよ。こんなでかいタイヤは確かに高いかもしれんけど、このご時世、安全点検には気を使った方がいいと思うんだけどね。不景気で懐が苦しいかもしれんけど、何かあってからでは遅いぜ。

とかなんとかいってると、トイレがしたくなった。困ったなー、どっかにトイレないかなー。岐阜の方は道の駅がいっぱいあるからトイレに困らないんだけど、こっち方面はそんなもんないから、コンビニに寄るしかないんだけど、その度に140円も払って紅茶買ってるわけにいかんもんな。ビンボーなんだからさ。なんとか、無料でトイレできんかと思いつつ、走って行くと右手上空に旅客機が見えた。おお、新中部国際空港へ着陸態勢に入っている旅客機だ。今日はがぜが強いから大変だろうな。そのうちに空港のお風呂に入りたいなあ。でも空港までいくのに有料道路走るから無理だなあ。

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結局、トイレできないまま知多市まできて、これまた信号で隣に止まった黒い最新型フェアレディZ、ホイルのでかい事タイヤの太い事、17インチホイルだな。バイクと同じじゃん。すげーな。そのフェアレディの後について海水浴場のメッカに突入、セブンイレブンがあったので、我慢しないでトイレに寄った。120円で缶カフェオレを買って飲んだら、めっちゃくちゃ甘ったるかった。やっぱりブラックにすればよかった。時間を見たら11時過ぎてた。11時到着予定だったんだが、まあいいか。

再び出発、風がそろそろ強くなってきたが、海岸沿いの道に出たら一気にきた。ほとんど嵐のような強風、右手に広がる大海原も沖の方まで白い波を牙のように剥いて荒れ狂っているのであった。ものすごい横風だが、重量のあるCB1300は吹っ飛ばされる事はないけど、あまり快適ではない。先を急いで走る。風光明媚な野間の灯台も通過、ビーチサイドのオサレなレストランが並ぶ中、ひたすら走って南知多へようやく到着した。

目印のモスバーガーのあたりで曲がり、場所が分からんので付近の案内看板を見ると、右に曲がって左に曲がってもう一度右に曲がると目的地だった。細い道を走り抜けて、砂浜が間近に見える文字通り海岸線の道に出ると、温泉は直ぐだった。大きく看板が出ていたのでわかったが、ちょっと想像と違う建物だった。なんか、もっと立派な、前回の温泉旅館みたいなのを想像してたんだけで。わりとこじんまりとまとまった旅館だった。

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まあいいや、バイクを温泉の前に止める。強風が心配だが仕方がない。温泉博士とタオルを持って中に入るとフロントへ。温泉入れますかと訪ねるとねーちゃんがはいどうぞと温泉博士にはんこをくれた。下駄箱にスリッパがあるからそれを履いて7階ですといわれ、下駄箱からスリッパを取り出すが、ブーツが入らない。入らないですというと、じゃあ、そこらへんに置いといてください。と軽く言われた。そこらへんってアンタ、このブーツはクシタニグランドツーリングブーツとって、そりゃあ高級品なんですよ、定額給付金4人分くらいしたんだから、名古屋靴流通センターの表でワゴンセールしてる、何度も何度もひやかしのお客に履き倒されたおたふく健康サンダルとはワケが違うんだぞ、と言いたかったけど言われた通りそこらへんに置いた。で、7階まで一気に上ったら、ドアが開いて目の前にいきなり男湯の入口打出現した。とってもトートツで仰天しつつ、暖簾をくぐって脱衣所へ入る。先客は春休みの子供連れ1組だけのようだ。かごに荷物を突っ込んでいそいそと風呂場へ。

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あれ、と思うくらいな小規模なお風呂だった。民宿くらいならこれくらいの規模でもいいけど、7階建てのホテルにしては小さいな。体を洗って湯につかる。大きなガラス窓からは、眼下に伊勢湾を望む、青い海と青い空、小規模なお風呂というマイナス点十二分に補えるこの展望、絶景かな絶景かな、これはいいですよ。素晴らしい、この高度からの光景をお湯につかって楽しめるってのはちょっとたまらん。内湯でこれだから露天風呂はもっとすごいぞと思って、体が暖まった頃合いを見計らって外に出た。そしたらやっぱりこの高さなんで、安全のために四方を囲いがしてあるとはいえ、透明なんで見晴らしはいい。でも強風が吹き荒れているので、風の音がぴゅーぴゅー言ってるし、頭の上にタオルを乗せていても、突風に吹き飛ばされて湯に落ちそうになる。実にスリリングな入浴を体験できます。風がおとなしかったら、そして夕日なんか見ながらだったら、素晴らしいだろうけど、ちょっと落ち着かなかったな。でも地上7階の露天風呂の開放感は気持ちよかった。

たんのんしたのででた。脱衣所に戻って装備を装着、トイレを済ませてエレベーターで1階まで下りる。フロントには誰もいなかった。ブーツを履いて旅館を出るとバイクのに戻った。そしたらシートの上に風で飛ばされてきた砂浜の砂が積もってた。げ、バイク砂まみれじゃん。また洗車しないかんじゃん。海の砂だから塩分を含んで鉄を酸化させる、化合するぞ。やれやれ。

帰りは師崎を廻って、帰ってきた。

本日の出費

ガソリン カード

温泉 800円→0円(温泉博士)

カフェオレ 120円 おーいお茶 137円 おにぎり 105円

本日のCB1300の走行距離 170キロ

累計のCB1300の走行距離 39800キロくらい

間もなく4万キロ。

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