ズームで迫る八ヶ岳富士見高原
8月17日(月)
別に隠していたわけじゃないんだけど、実はさ、オレ、超人だったんだよね。驚いた? 驚いた? 驚いたよね! そうなんだよ、オレは超人だったんだよ。何をまたこのバカが錯乱した事ぬかしてるぞ、んなこたあいいからさっさとツーレポ始めんかい、ワレェ、って思ったかもしれんけど、これは本当の事なんだ。アジアの歴史ある国家タイ、そこに伝わる長い長い伝説にもなっているワットポーの寺院におわすその方が超人の証を体現されているのだ。そして、私もまたその証を持っているのだ。ふっふっふ。そうだったんだ。あの身体的特徴は、自分が他人とは違うコンプレックスになっていたが、そうか、そうだったんだ。それが超人の証だったとは。うはははは、そうか。他人と違うのは当然だ。オレ様は超人なんだからな。もはや超人であるオレ様にこわいものはない。書類選考で郵送した履歴書がガンガン戻ってこようが、ハロワの人に「今はね、本当に就職厳しいよ! 絶対にこの仕事で採用されるんだ! って言う意気込みがないとダメだよ」なんて言われようが、そんな事は屁でもないぜ。ようし、超人なんだからよゆーでツーリング行ってこよう。
温泉博士最新9月号、今回のターゲットは長野県広原温泉八峯苑鹿の湯だ。諏訪湖からさらに南下したところにある。こういう時期だから、やっぱり涼しいところに行きたいよな。コースをグーグル地図で確認した。片道208キロ、うーむ、なかなか手強い距離だ。気合入れてけよ。当日は朝5時に起きて気象庁のホームページにアクセス、天気を確認する。6月7月の雨続きの天気がウソみたいに、週間天気予報も晴れマークが並んでいる。しばらく天気が崩れることは無いようだ。暑さも厳しくなるぞ。装備は当然上下メッシュレザー、クシタニのメッシュレザーだ。夏、最高気温が30度を越えたらメッシュの出番なのだ。そういえば、ちらっと聞いたうわさでは、メッシュパンツだとエンジンの熱気が当って暑そうなんて思っていた未熟者がいるようだが、ふぉっふぉっふぉっ、こちとら2000年からメッシュのエクスプローラージーンズでアスファルトのタイガー(by大藪春彦)になってるのさ。そして今や上下メッシュのブラックライダーさ。いや、決して2000円でクシタニのメッシュパンツをゲットしたことを妬んでこういうことを言ってるわけじゃないですよ。ホント、別に、うらやましくも何ともないもんね。くそ、ホントだぞ。うらやましいなあ。
すんません、ここからツーレポです。
実家ガレージからCB1300SuperFourを引っ張り出すとエンジン一発始動だ。まずはいつもの19号線のコスモ石油に行くと、おお、ここのコスモは先日のコスモと違ってスロットサービスが健在だった。おっしゃー、今後はこっちを優先して使うことに決定。しかし、万感胸に迫る勢いで早速満タンにしたら13リットルしか入らなかったのでスロットは廻らなかった。がっくり。(ちなみに15リットル以上だったか2000円以上で廻るんだよな)
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重くなったCB1300で出発する。19号線を多治見方面に走っていく。お盆休みも終わったから、今日からはみんな仕事でこの時間帯は通勤ラッシュがすごいかと思いきや、まだ全然お休みモードな雰囲気だった。今日までお盆休みの会社も多いのかなあ。まあ、混んでるより空いてる方がいいからな。
そんなこんなでトンネルを抜けて多治見に入ると、いつも信号で混んでる市街もすんなり通過、拍子抜けするほど順調に土岐、瑞浪を経て恵那に入った。そこで先頭が、カーブで転覆死亡事故を起こした記憶も新しいコンテナ式のトレーラー、なんともこんな車の後ろを走る気はしなかったので、信号待ちで前に出る。そこから制限速度+αで中津川を通過、いつもの休憩ポイント元起を横目に、道の駅賤母まで来た。ここでちょっと休憩。天気もいいし、気温も24度25度くらいと、わりと涼しい。待ち合わせをしていたらしいグループがいて、早いねーなどと声を掛け合っている。遊びにいく人がいるところを見ると、やっぱりまだお盆休みなところがあるんだ。そのガキどもがトイレの前の噴水なのか水飲み場なのかよくわからんカエルのところで水浴びしてる。おい、注意しろよ。
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道の駅を出て、19号線をさらに北上する。途中で京都ナンバーの荷物満載スーパーカブを追い越した。なんかロマンあふれる旅情たっぷりのライダーだな。学生さんなのかな、これからどこへ行くか知らんが、楽しんでこいよー、安全運転でなー。
前を走るのはプジョーの308cc、4人乗りのオープンカーだ。これカッコいいんだよなー。乗っているのは初老の夫婦、定年して後は悠々自適。オープンカーで旅行ですか。いいなー、こういう年の取り方をしたいもんだ。北海道行きのフェリーで会った、4ヶ月北海道に滞在してつりをやって過ごすBMWライダー爺さんを思い出した。
奈良井宿までやって来た。標高が高くなって山の中に入ってきた分、涼しいというかちょっと寒いくらいだ。メッシュの対応気温は25度以上、それ以下だと寒いのだよ。ちなみにこの辺りの気温は、電光掲示板によれば22度、ちょっと寒いかもよー。
道の駅楢川に入って休憩する。バイクを止めてトイレがわからなくてウロウロした。隣のミニバン、後ろのシートでおねーちゃんが肌もあらわな姿で寝てた。うーむ、暑いかもしれんがちょっとヤバいっすよ。ところで、営業中の看板に本日終了って貼ってあるのはどう理解すればいいのかな?
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道の駅を出て、いよいよ塩尻に向かう。この辺りは漆器のお店が多いな。よーし、就職が決まったら茶碗は漆の高いヤツに替えるどー。とかなんとかいってたら塩尻に入った。ぶどうの名産地だからぶどうの畑が周りに広がる。国道20号線に乗り換え、諏訪方面に走る。毎度のことながら、塩尻峠から眼下に見下ろす諏訪湖の眺めはいいな。でもバイクを止められないので今回も写真が撮れない。
20号線は、諏訪湖周辺まで来ると混雑してた。ここはリゾート地として人気なので、やはりまだまだ観光客が多いようだ。ちなみに京セラの工場はお休みでした。タケヤ味噌の工場は操業してた。諏訪大社のあたりは最も混んでた。今日は諏訪湖は通過なのでかまわずどんどん先を進む。
踏切を何度も渡って、新宿松本間を結ぶスーパーあずさが走っていくのが見れた。でもこの電車カッコはそれほどでもないんだよな。あ、それで思い出したけど、佐久間のレールパークが閉園されるぞ! えらいこっちゃ! それまでに絶対にいかないかんな。
茅野市に入ったところで、地図を確認するためにファミリーマートに止まる。11時過ぎているので腹ごなしもかねてだ。お店でいつも通りのカフェラッテと、今回は玉子ベーコンパンを買う。そしたらレジのアルバイト君がまだ入ったばかりなのか、いろいろな意味で動作がぎこちない。245円の買物だったが、5000円札しかなかったのでそれで払ったら、レジを打ち間違えたようでおつりが49755円と表示されていた。バイト君はちょっと呆然としていたが、急いで電卓を取ってくると釣り銭の計算をして正しいおつりを渡してくれた。別に49755円もらってもよかったんだけど。
さて、パンを食ってカフェラテを飲んで、それから地図を確認すると、この先、八ヶ岳ズームラインを走っていき、突き当たりを右に曲がってどんどん行けば温泉だ。実にわかりやすい道だな。やっぱ超人だからな。おっけー、行くぜ。
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しかし、この八ヶ岳ズームライン、侮れないのであった。いきなり目の前に広がるのは緑の大地に遠く見えるは八ヶ岳の鋭い山の峯、そこへまっすぐ進む道路はまるでちょっとした北海道のようだ。
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あまりの気持ちよさに、スローペースで走っていくと、ひまわり満開の畑に遭遇、思わずバイクを止めて撮影するのであった。
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突き当たりまで来たら、ここがいかにリゾート地区かを物語るようにいろいろな看板が表示されている。目的地の温泉もあった。安心して右に曲がってどんどん進んでいく。いろいろなお店が並んでいる。おされなお店もいっぱいだ。とてもおっさんライダーひとりで入れないのであった。
そこからしばらく走ったら、目的地の温泉だ。この温泉は、最近できたばかりのリゾート宿泊施設で、周辺にはいろいろあるのでたのしそう。でもおっさんライダーひとりには向いてない。せいぜい温泉だけ。
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駐車場にバイクを止め、温泉入口に行く。きれいな百合の花が咲いていた。大きなシートには鹿の湯と書いてある。中に入ると受付があった。受付と言っても、大統領が演説をする時に使う台みたいなのがあるだけなんだけど、ようするに、ここはホテルがメインで、そのホテルの温泉を日帰り温泉として解放しているので、この受付が取って付けたような受付なのは仕方がないのだよ。だが、それ以上に問題なのは、受付に誰もおらんのであった。え、どうすりゃいいのさ。すると、お宿泊のフロントのほうから女の人がやってきて、呆然としてるおっさんライダーに「本ですか」と声をかけてくれたので「そうです」と答え、ハンコをもらってどうぞと案内された。
ここでブーツを脱いでスリッパを履き、奥の温泉に行くのだ。下駄箱は最下段が背の高いタイプなのでロングブーツも安心、ちなみに夏はショートブーツなんだけどさ。さて、下駄箱に入れようとしたら、キーが付いてるのに中には靴が入ってるよ。なんだよ、みんなちゃんと靴を入れたらキーを抜けよ。それが常識ってもんだろうが。こんなことだから日本の教育問題はいつになっても前進しないんだよ。4つ目でようやく空だったのでそこにブーツを入れて施錠してキーを持っていく。廊下を歩いていくと、休憩所、セルフサービスのレストラン、マッサージ室などあった。一番奥が温泉だ。男湯の暖簾をくぐり脱衣所へ。あ、消毒臭い、まるでプールだ。あらら、新しい温泉だから仕方がないけど、ちょっとがっかり。成分表をみたら、循環加熱加水消毒のパーフェクトでした。無料なんで文句いえないけど。
ホテルなんで、ロッカーはなく、脱衣かごを使う。ちょっと鍵付きロッカーがあるけど、まあ、かごでいいか。荷物を突っ込んで温泉へ行く。ガラガラだった。体を洗って内湯に入り、それから露天風呂に入った。それから内湯に戻り、ジェットバスに入った。気持ちがいい。それから内湯に入って、もう一度ジェットバスに入った。決しておならがしたくなったからではないぞ。
温泉を出て脱衣所で休憩。エアコンが良く効いてるのでクールダウンにはいいな。体重計に乗ったらげろげろ、仕事してないもんでどんどん増えるなーやばいなー。WiiFittをマジにやらないといかんなー。
温泉を出てバイクに戻る。1時を過ぎているので、さっさと帰る事にする。ここまで来るのに5時間かかってるから、単純に帰宅が6時になると言うことで、メールを送っといた。そして来た道を戻って、途中で味噌を買おうとしたら、お店が見当たらない。お酒のお店はいっぱいあるんだけどな。仕方がない、帰りの道の駅で買うしか無いようだ。
と考えていたら、目に前にいきなり角材出現。回避出来ずに乗り上げた。幸いあまりスピードが出ていなかったから良かったものの、ハイスピードだったら転倒してたぞ。誰だ、小坂田公園付近の国道20号線に、車止めの角材を落としていったトラック運転手! テメーだよテメー! あぶねーぞ! 後ろの車も乗り上げてた。かなり激しく乗り上げたので、すぐにコンビニにバイクと入れて被害状況を確認したら、あー、なんてこったい、4年前の悪夢が再現される。リアホイール、逝っちゃってます。
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本日の出費
パン、カフェラテ 245円
お茶 125円
味噌 730円
本日のCB1300の走行距離 420キロくらい
累計のCB1300の走行距離 45780キロくらい
ばろー、トラックやろう出てこい! 修理代賠償しろ!
編集部注;超人の記述に付いて、さっぱりワケがわからんとおっしゃる方はこちらのサイトもあわせてご覧ください→毎日を記念日に!/タイ旅行記