ユーザー車検と江南初湯

1月4日(月)

7年に一度の丸太落としまつりとか4年に一度のオリンピックとか、ウン年に1回の楽しみな行事もあれば、来んでもええ行事もあるのだが、我々の生活に密着しているもので最大の来んでもええ行事といえば、そう、車検だ。2年に一回のこの車検、金はかかるわ時間はかかるわろくなもんじゃあないのだが、何でこんなメンドーな行事があるのかホントに理解に苦しむのだが、欧米ではこんな制度ないのだが、日本は結局こういうところが社会主義的資本主義ってヤツで、この制度で飯を食ってる人がいてそのおかげで失業者が少なくなるのなら良いのだが、昨今の経済事情には焼け石に水なワケなんだが、なんか、なんだがなんだがと、うっとうしい文章だな。とにかく、そのメンドーで理解に苦しむ社会主義的資本主義の制度が今年2010年なのである。年明け早々に、ビッグイベントなのである。もうノリノリなんである。ウソです。ノリノリなわけないじゃん。ビンボー人な我が家では、業者に依頼するなんてゴージャスなことができないゆえに、ユーザー車検対応なのである。経済的には大変メリットがあるこのユーザー車検、しかし、やる方にとってはものすごいプレッシャーなんだよ。いろんな書類を用意しないかんのでわけわからんし、現場ではどこへ行けばいいのかわからんし、右往左往しまくりなのである。かれこれ10年以上、ユーザー車検やってたもこの有様、そりゃ2年に1度では前回やったことを忘れるわなあ。そう、やっぱりユーザー車検は緊張するのである。しかし、この道は避けて通ることができないのである。いざ行かん。

ということで、ユーザー車検の予約、まずバイクを2週間前にインターネットから済ませて、続いて軽自動車を1週間前にテレフォンサービスから済ませる。年頭の1月4日にユーザー車検やる人はあまりいないようで、毎回余裕で予約がとれるのであった。あとは書類の用意である。何度も、繰り返すが、何度も何度も何度も何度も、何度も書いてきたが、この書類をしっかり用意出来るかどうかがユーザー車検の要なのである。これさえしっかり用意出来れば半分以上成功したようなものなのである。だって、これまで何度も何度もこう書いたにも関わらず、前回なんか、またしても納税証明書の年度間違いで市役所に走ったんだぜ。ホントあほ、あほ。漢字で阿呆とか書くのももったいないくらいあほだ。今回はそうなら無いように、十分に事前準備をするのであった。その結果、やはり納税証明がない、軽自動車のがない、そこで年末の最終日に市役所で発行してもらった。おし、これでカンペキなのであった。そして車検の前日、念のため、もう一度書類をチェックすした。カンペキなはずだが念のためバイクの納税証明書をもう一度確認した。有効年度が21年5月30日だった。21年度。あれ? 今年は何年? ここは何年、これは難燃? 燃えにくいってことですよ。防火安全の基礎ですよ。あっははのは。げろげろおおおおー今年って22年だよな。やってしまった。また年度間違いだ。何と言うことだ、あれほど注意せよと繰り返したのに、このざまだ。がっくりと落ち込みそうだったが、考えたら今、気がついたのはラッキーじゃん、どうせ行く途中に市役所に寄ればいいだけの話だぜ。市役所の時間を調べたら8時30分からやってる。車検は9時からだから寄って行けば丁度いい。オッケーオッケー、これが現地で気がついてたら、ホント、マジ、キリマンジャロに帰らないかんところだった。

というわけで、当日、まず軽自動車で市役所に行き、納税証明書をもらって車検場に向かった。ちなみに、市役所は8時30分からだったけど、20分くらいについて、窓口の前で待たないかんなーと思ってたら、時間前なのに快く対応してくれた。なんかねー、公務員って目の敵にしてたけど、こういうちゃんとした人もいるのだよ。公務員はみんな税金泥棒みたいな見方はよくないと反省するのであった。

このあと車検場に行き、軽自動車の車検は順調に終わった。ちなみに、普通自動車、オートバイの車検場と、軽自動車の車検場は別なんだよ。同じ自動車なのに、なんでわざわざ車検レーンを2つ作ってるのかわけわからんな。これも社会主義てき資本主義の産物なのか。

まあ、なにはともあれ、まず軽自動車の車検は完了、この時点で時刻は10時ちょっと前、ほぼ予定通りだ。ちなみに、予定とは8時出発8時30分市役所9時車検10時車検終了10時半一旦帰宅11時再び車検12時車検完了なのであった。まさしくカンペキだ。ほれぼれする計画。まあ、ちょっとタイトだけどさ。

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で、10時30分くらいに帰宅した。今度はCB1300で車検場に向かうのだが、着替えて荷物を用意するのにじゃっかん時間がかかってしまい、出発したのは10時40分、ヤバい。実家ガレージから本年お初のCB1300を引っ張り出してエンジン始動、出発した。気象庁によると最高気温8度で、温度だけを考えるとクシタニツーリングワンピースの出番なんだが、時間的に昼近いので体感温度は高めだろうとの考えてレベル4防寒体制で行く。案の定、日が照っているのでそこそこ暖かい。19号線にでて、155号線を走って一路、車検場へ。道中、潰れたスーパー銭湯の建物がきれいさっぱり撤去されてたり、潰れたセブンイレブンの建物がきれいさっぱり撤去されてたり、潰れたガソリンスタンドの建物がきれいさっぱり撤去されていたり、新年を新しい気持ちで迎えるには最適な光景があふれているのであった。

そんなこんなで車検場に着いたのは11時過ぎ。バイクの車検場には新しい検査レーンが建築中だった。ほほう、さすが国土交通省、高速道路を無料にする金はないが、車検場を新しく作る金はあるわけだ。ほっほー結局日本はハコもの行政なんだ。つーかよお、みんしゅ党よお、てめー、調子のいい事ばっかりぬかしやがってよお、なにが高速道路無料だよ。無料になる事を信じて清き一票を投票したのによお。おざわもはとやまもかんもおかだもみんなハラ切りやがれ。お前らみたいにヘーキでウソをつく大人を見て育つガキどもがろくなガキにならんのは当然だぞ、クソ。

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車検場に駐車場にバイクを止めて、書類を持ってまずは「財団法人自動車会議所」の建物に入る。まずは6番窓口で自賠責保険の更新をするのだが、今回はさっきの軽自動車のときに一緒にやっておいたのでスルー、続いて7番窓口で「ユーザー車検です」と言って必要な書類を買う。「自動車検査票(継続)」「継続検査申請書」「自動車重量税納付書」の3枚、30円。続いて8番窓口で印紙を買う「自動車重量税印紙」が5000円「自動車検査登録印紙」が400円「自動車審査証紙」1300円の合計6700円。重量税の印紙は「自動車重量税納付書」に検査登録印紙と審査証紙は「自動車検査票(継続)」に貼る。そして「検査登録事務所」に行って、見本を見ながら必要事項を記入、完成したら書類がちゃんと揃っているか確認して、4番窓口に持って行く。持って行ったら先客がいて、何やらもめているよ。どうやら書類が足りないらしい。客の方はちゃんと用意したはずと主張し、係員は受け取った中にはないと主張し、議論は平行線、まいったなあー、どっちでもいいからさっさとオレの分やってくれよー、と思っていたら、若い方の係員がどこかに落としてきたんじゃないですか、と一緒に探しに行きましょうというようなポーズをとったので、客の方も一旦引っ込んで探しに行った。やれやれ、やっと受付をしてもらえた。残った年配の係員はちゃっちゃとチェックして「ハイ、1レーンでね」と書類をくれたので、バイクに戻って1番レーンに走る。新年早々車検に来る人はやっぱり少ないので、レーンはガラガラ、検査員さんはやっと仕事が来たぞ! みたいな大歓迎、昔はもっと素っ気なかったような気がするんだけど、最近は民間サービスを見習ってるのか、みなさんやたらと愛想がいいし、やさしいな。ちゃんと説明してくれるし、細かく指示してくれるし、検査票の記録なんかみんなやってくれるぞ。外見検査、装備検査を経て、前後ブレーキ検査、光軸検査、排気ガス検査(検査員がやってくれたよ)とサクサク軽快、ウイルスバスターをアンインストールしたWindowsみたいに快適な検査はあっという間に完了した。レーンを出て駐車場に戻り、書類を総合BOXに持って行く。そこでチェックを受けたら、「検査登録事務所」に戻り、3番窓口に書類を提出すると、すぐ新しい車検証が発行された。やっぱり新年早々に来るとやることが早いな。この時期のユーザー車検は止められまへんなあ、ふぉっふぉふぉ。御主も相当のビンボーよのお、いえいえ、お代官様にはかないませんよお。

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こうして、予定通り車検は完了した。終了時刻は11時43分。今年のユーザー車検は実に順調に終わった。素晴らしい。今年は良い年になるぞ。

さて、早めに終わったので、早めに終わったら行こうと思っていた温泉に行く事にした。最近はいつも温泉博士を使っていたが、車検場の近くの温泉に該当する温泉博士の温泉がなかったのであきらめて、普通にお金を払って入る事にして、某温泉データーベースサイトからピックアップした温泉が江南の松風の湯だ。スーパー銭湯風の温泉だが、この際致し方ない。これまで行った事がない温泉だし、そういう意味では新年一発目の温泉にはふさわしい。事前にグーグル地図ストリートビューで調べておいたのでルートはバッチリだ。車検場を出て41号線にもどり、北上して進む。エイデンのある交差点で155号バイパスに曲がると、またまたまっすぐ走って、ドンドン走って、ローソンのある交差点でまた曲がるとそこからしばらく走って、トヨタのお店がある交差点を曲がって、その先で道に迷った。だって、トヨタの店までしか調べてなかったもんな。その先は行けばわかるだろうと、実に安易な計画で来てまった。しかし、全然わからないのであった。ヤバいかもしれん。と思ったら、電信柱に看板があった。ここ曲がれと書いてあったので曲がったら、アピタがあった。そして、天風の湯はそのとなりだった。何かよくわからんが着いたぞラッキー。

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駐車場は満車で入れんかもしれんと思ったが、そこそこ混んではいるものの、所々開いてるのでまだ余裕はあるな。バイクを止めるところがないかと探したが、自転車置場しかないので普通に車の場所に止めた。手ぬぐいを持って温泉の建物の方に歩いて行く。外見は今風の立派な和風の建物で、大きな暖簾のかかった入口から中に入る。ブーツを脱いで、100円リターンの下駄箱に入れる。最下段がブーツ用の背の高い下駄箱だ。下駄箱の鍵を持って受付にいくと、そのとなりに入浴料支払いの発券機があるので休日非会員料金の800円を払って、でてきた券を受付の女の人に渡す。下駄箱の鍵は渡さなくていいようだ。こういう規模の温泉は、下駄箱のキーを渡してロッカーキーを代わりに受け取って、支払いはそのキーのIDコードで最後に清算する事が多いと思ったが、ここはそういうシステムじゃないな。個人的には先払いの方がメンドーなくていい。どうせ何も食ったり買ったりしないからな。

女の人に温泉は2階ですと案内された。奥まで行ったら階段があって、階段を上ると手前に女湯奥が男湯だ。2階に温泉があるというのは、こういう周りが住宅地の都市型温泉にはちょくちょく見かけるな。もし1階だったら露天風呂が丸見えだからな。男湯の暖簾をくぐったら、脱衣所は通勤ラッシュ、さすがお正月の温泉施設、日本人は温泉が大好きだからな。空いてるロッカーを探すのは難儀、下の方のロッカーは空いてるけどこの混雑の状態で最下段に荷物を突っ込むのはちょっといやだな。と思っていたら1カ所、2段目に空きを見つけた。そこに荷物を突っ込んで、ちょっと普通のロッカーより小さめなのか、ぐいぐいと突っ込むとかなりキツイな。しかし、なんとか入れたら風呂場に行く。洗い場もそこそこ混んでるが空いているところを探して身体を洗った。それから温泉に入った。ぷしゅー。気持ちええ。内湯でタンノンして、それから露天風呂に移動。天気がいいので露天風呂はちょっとまぶしい。いかにも作りましたーという感じの岩風呂とか、ちょっと白けるけどまあ、天然温泉が街の中にあるんだから良しとしようか。

タンノンしたので出て、脱衣所に戻って扇風機の前でクールダウン、分析表を探すと壁にかかっていた。てっきりローリー温泉だと思っていたが、ちゃんと源泉が江南市になってたけど、マジここに温泉が湧いてるってことか? うーむ、にわかには信じがたいが、この温泉バブルにはありえるのかもしれんな。装備を装着して脱衣所を出たら、建物内の暖房が効き過ぎじゃないかと思えるほどで汗がどばーっと出てきたので、こりゃいかんとさっさと建物を出た。

バイクに戻って、出発。外の寒さが丁度いいな。来た道を戻り、155号バイパスで帰路につく。途中でセブンイレブンでコロッケパンを食った。

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あとはかっ飛ばして帰って来た。

本日の出費

コロッケパン 110円

カフェオレ 100円

車検費用 別記

本日のCB1300の走行距離 60キロくらい

累計のCB1300の走行距離 46990キロくらいかな

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