ご無沙汰の南木曽温泉へ往来
３月２７日（土）
間もなく４月になるってのに、どうなってんだかこの寒さは、っていうか、いっとき暖かくなったんでもう大丈夫かと思いきや、スターウォーズ帝国の逆襲ならぬ寒波の逆襲だよ。長野や高山はまた雪だって言うじゃないかよ。おかしいよ。どこが地球温暖化だよ。そういやあ、温暖化のデータはねつ造だったて言うじゃないか。危機感を煽り、警告としてのより効果を期待してデータを改ざんしたとか言ってるけどさ、まあ、こうなってくると誰がホントの事言ってるのかわかったもんじゃないぜ。でも、温暖化が怖いのは暖かくなるのではなく温暖の差が激しくなる事だって分析してた学者もいたっけ。それならこの状況も納得できるぞ。いよいよ人類もなんとかしないかん岐路に立たされていると言っても過言ではないだろう。まさしく、クロウズトウジエッジ、ダウンバイザリバー。環境循環型社会の実現の為にも、限りある石油資源を大切に使わねばならん。そのたまにはやはり有意義なツーリングにしなければならんのだ。われわれライダーにとって、それがこの時代に求められたライフスタイルと言えよう。同じ量のガソリンを消費するなら、楽しツーリングにした方がいいに決まってるよ。
ということで、ツーリングに行くわけだ。思えば積年の想い晴らし、一日千周（一日にグランドを千周するくらいの思いと言う事だ、タブン）の想いで待った納車からはや４０余日、ちょこちょこ間が空いてるわけで、その間、光フレッツからコミュファに変わったり、地デジ化したり、いろいろあったんだけどさ（ちなみにコミュファは回線速度遅いので乗り換える人は要注意、地デジは夕方の年配の女性ニュースキャスターが妖怪人間ベムならぬベラだった事が判明するので要注意）先週はツーリングに行く予定だったんだが、全国的に天気が荒れ模様なんで止めといた。どこかでは強風で飛んできたモノにぶつかって死んじゃった人もいるらしいし、黄砂もひどかったしさ。
ということで、１週間空いての出撃となるわけだ。マシンは当然、慣らし中のCBR600RR/ABSだぜ。後２回のツーリングで慣らし完了さ。完了した暁には全開バリバリだぜえ。誰にもおれを止められないぜえ。
さて今回の目的地だが、温泉博士の４月号はてんこ盛りですよ、お客さん。なんたって長野は天竜温泉、南木曽温泉、岐阜は飛騨温泉、馬瀬川温泉ほかと、豪華キャストの勢揃い、前回飛騨温泉だったので、今回は１９号線を北上して南木曽温泉を目指すのである。CBR600RR/ABSにとってはお初の１９号線北上ルート、前日にライブカメラで路面状況を確認したら、雪は残ってないようなので決行決定、塩尻辺りから先は残雪が見えるが、そこまで行かないから大丈夫だろう。雪があったら中止だったんで、決行できる喜びに絶好調だぜと吠えまくるのであった。ちなみに、ライブカメラを見ながらがおーがおー言ってたら、まっちゃんが「ツイッターって何？」「あー、なんかよく聞くよな、やってみようか」サイトを検索して新規登録したら何をしているのか書いて下さいと言われたので、何をしていようとオレの勝手だと書いた。で、説明のサイトに行ってやり方を読んだんだけどさっぱりわからん。長過ぎるので日本語力のないのが露見しちまったぜ、っていうか、長過ぎて読むのがメンドーなんで止めてまったよ、あははのは。そんな私ですがツイッターはじめましたのでよろしく。
えーっと、何の話だったっけ？ あ、そうそう、ツーリングに行くんですよ。当日はブルーベリージャムをたっぷり塗ったトーストを食って、気象庁のサイトで天候を再度確認、最高気温が１０度を切るので、この４月も目前の時期にも関わらず完全冬装備で実家ガレージへ。実家でモーニングコーヒーを飲んでから出発した。
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まずはガソリン給油の為にいつものコスモ石油に行くと、名古屋初出店のドーナッツ屋みたいな盛況振りだ。給油ポジションの取り合い状態で、待ちの車もいるじゃないか。よっぽど安いのかしらんと思いつつ、空いてるところへ滑り込み、ハイスピードピットインの給油を済ませる。ちなみにハイオク１３５円１０リッターと少々入った。走行距離が２３０キロくらいなんで、今回の燃費はかなりのびたね。前回のツーリングは４１号線の巡航だったもんな。順番待ちの人の為に迅速にポジションを空けると、１９号線への交差点が丁度青だったのでぎゅいいいーんと躍り出るのであった。
累計走行距離が５００キロを超えたので慣らしの第一段階終了、回転数の上限を６０００くらいまで上げて走る事にする。ちなみに６速で約８０キロまで出るので、これくらい出せれば幹線道路の１９号でも置いていかれる事もないだろう。調子良く走っていくのであった。それにしても最高に天気がいいぞ。雲一つない晴天だ。道路沿いの電光掲示板は温度２度、３度を表示していたが、晴れてさんさんと太陽が照っているせいか、体感温度はそれほど寒くないのであった。予報では１５時頃から曇りになると言うので、それまでの短期決戦である。目的地が南木曽なんで、すぐそこだから大丈夫さ。一応、帰宅予定は１４時なんだ。
１９号を順調に走っていったら、途中の交差点で「街路灯故障中」と表示された街路灯を見つけた。その表示の看板がすごく立派なスチール製の印刷されたのがボルト止めされてた。そんな丁寧に故障中の札をつけるんだったら早よ直せよ。
更に走っていったら、デッカい看板で「ナンパ」と書かれたのに遭遇、なんだよ、何の看板だよ、新手のホスト募集かよと思ったら「ナンバ」だったよ。なんばウンタラと言う会社の看板だった。よく見ろよ。
それにしても、いっとき暖かくなったせいか、所々でさくらがすでに咲いているではないか。ここ最近の急激な寒波の逆襲を真っ正面から食らってアワ吹いてガタガタふるってこたつに丸くなってる身としては、花見なんざ五十六億八千年くらい先の話と考えていたんだが、こうなると花見の計画案も早急に議会提出しないといかんな。毎年、この議題は場所の選定に時間がかかるから、どこかの政府みたいに期限ギリギリまで右往左往しまくる醜態をさらすわけにはいかんぞ。
恵那まで来て、そろそろ最初の休憩と思ったら、オートレストランサンスイが閉鎖されてサークルKになってた。目下の建築中、間もなく完成開店の運びのようだ。その先、市街に入るところで道路工事をやっていた。四車線化の工事かな。そこにマクドナルドがあったので、寄る事にする。駐車場にバイクを止め、お店に入ったら「コーヒー」とかっこ良く決めて注文した。犬山のマグドナルドでは何も聞かれなかったが、このお店では砂糖とミルクはどうなさいますかと聞かれたので、ハードボイルドに「いらないぜ」と決めた。きっと店員の女の子は、まあなんて素敵なライダーさん、スキになっていまいそうポッ、なんて思ってるに違いない。ってんなわけがないだろ。誰かツッコミ入れろ。コーヒーを飲んでトイレを済ませて出発する。
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恵那から中津川に入り、いつもの休憩ポイントの元起は通過、木曽路街道に入っていよいよペースアップだぜと意気込んだら前方にでかいトラックが現れて、まるで壁のようなスローペース、有蓋後部扉勇ましい「龍」の文字も凛々しい藤本運輸さん、うしろが数珠つなぎになってますよ。まあ、こっちとしては慣らし中なんで、このペースはありがたいし、なにしろ、SSですし（スーパースローだよ、スーパースカタンじゃないよ）時間がまだ早いので開店前に着いちまうといかんのでいいんだが、他の車は迷惑そうだった。
結局、目的地の南木曽温泉への分岐点、読書発電所のある交差点に来たところでまだ時間が早いので、もうちょっと先まで行ってみようと言う事になり、更に１９号線を北上する。天気が良くてあんまり寒くなかったしね。どんどん調子よく走って、大桑を通過。いっつか昔に廃業した喫茶トランザムはお店の中にまだトランザムが置いてあった。恋路の湯付近では、遠くアルプスの山々が、雪を冠っている勇姿を望む事ができる。おお、雲一つない青空と白い山の頂が何と風光明媚なのであろうか、日本人で良かった。
どんどん走って、寝覚の床まで来てしまった。思えば、CB1300SFが納車されて最初に来たのもここだったなあ。CBR750が納車されて最初の本格的ツーリングもここだったなあ。昔はここまで来るのにスゲー気合いを入れて走ったもんだが、今では散歩感覚だもんな。バイクは遠いところが近くなるよな。
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寝覚めで折り返して南木曽に戻る。この近くに白バイ隊の基地があるんだが、今や出撃せんと武者震いをしまくる車両が２台、待機していた。白バイ隊員がフロント辺りを入念にチェックしていた。その姿はまるで獲物を狙うハゲタカだぜ。気をつけろ、走り屋諸君！
南木曽温泉への交差点まで戻って来て、左に曲がって山道を上る。観光シーズン直前の馬籠を横目に、うねうねのワインディングロードを映画「トルク」のオープニングシーンよろしく駈け抜けていく（つもり）トレバーラビンのハードなギターサウンドが響き渡る（あくまで気分だけ）くーっ、速いぜ、誰もオレを追い越せないぜ（ちなみに、女の子２人組のダイハツのエッセに追い越されたんだけどさ）
こうして、南木曽温泉木曽路館に到着した。１１時になっちまったよ。１０時着の予定だったんだけど、なぜだ。あ、そうか、寝覚の床まで行っちゃったもんな。バイクを駐車場の淵の方に止める。前向駐車とあったので、前向きに駐車した。パンツのゴム作戦温泉セットを持って、ヘルメットはワイヤーロックで止めて建物の方に歩いて行く。久しぶりの木曽路館だな。何年振りだろうか。一時期はここばかり来てたよな。近所だし、いい温泉だったし。でも、ここ数年であちこちにいい温泉が出来たもんで全然来なくなってまった。まあ、それだけでなく、ここの名物そばが貧相になっちまったんで面白くなくて来なくなったのもあるんだけど。
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広大な売店の中を抜けて、奥の階段を上がると温泉の入口だった。全然変わっていなかった。相変わらずの狭い下駄箱にブーツを入れて番頭さんの受付に温泉博士を見せる。ハンコをもらって男湯の暖簾をくぐった。脱衣所も全然変わってなかった。１００円リターンのロッカーに荷物を突っ込み、お風呂場へいく。でかい内湯の湯船にもうもうの湯気がこもる。ガラガラだな。開店と同時より、１時間くらい経ってからの方が空いてるのかもしれんな。洗い場で体を洗い、湯につかる。ほわわわわー、思ったほど寒くなかったけど、それでもやっぱりそれ相応の温度なワケで、冷えた体に湯が心地よいのであった。おまけにぬるぬるのいい感じのお湯だし、ものすごく気持ちがいいのでほわーんとなって天界天界なのであった。そのまま何だか意識が飛んでしまいそうだ。気がついたら湯船の縁で座り込んでた。なんかこの数十分の記憶がないんだが、いつの間に風呂から上がったんだろう。
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その後、露天風呂、露天の巨大桶風呂もタンノンしてから出た。装備を装着したらポカポカしてきて暖かい。脱衣所を出て、番頭受付前休憩所で休もうと思ったら、なんか、テーブルにメニューみたいなのが立ってて、売店でなんか注文しないで座るのが図々しいみたいなシーンセレクトな訳で、小市民は注文するんだろうけど、そんなお金もったいないので休憩所を通過してブーツを履いてさっさと１階に下りたのであった。一階の売店で味噌をお土産に買おうと思ったんだが、でかいサイズが１種類しかないので止めた。帰りに道の駅に寄って買う事にする。
木曽路館を後にして１９号線に戻る。前を走る奈良ナンバーのノアが、１９号の交差点の予告信号を本当の信号と勘違いして急ブレーキかけやがるのでびっくりこいた。だが、この最新型のHONDA CBR600RRには世界一進んだABS（当社比）が搭載されているのでまったくビビる事なく停止したのであった。さすが世界のHONDAだぜ。
１９号に戻ったが、どうしてもアルプスの雪の頂が撮影したくて、また恋路の湯まで走った。さっき走った時に目を付けていた撮影ポジションまで来たらバイクを止めて撮影する。
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それからいよいよ腹が減ってきたので、なんか食おうと大桑のセブンイレブンに寄って、コロッケパンとUCCのブルーマウンテンブレンドコーヒーが処分価格で売ってたのでそれを買って飲んで食った。
食ったら後は帰る事にする。恵那の桜のきれいなところに寄って写真を撮って帰って来た。
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何でこんなに慌てて帰って来たかと言うと、まっちゃんがビッグリブに連れて行けと言ってたからだ。まっちゃんが言うからには行かんといかんからな。決して、ついでにライコランドに寄ってとか考えているわけではないぞ。ついでにライコランドで何か買ってもらおうと思ってるわけではないぞ。デグナーの吸盤式タンクバックとか買ってもらおうとか、思ってないぞ。ホントだぞ。
本日の出費
マグドナルドのコーヒー １２０円
セブンイレブンのコロッケパン １１０円
処分価格のブルマンコーヒー １１５円
本日のCBR600RRの走行距離 ２３０キロくらいかな
累計のCBR600RRの走行距離 ８２０キロくらいかな
慣らし完了まであと１８０キロくらいかな