ご近所ツーリングの海津温泉

6月6日(日)

6月になった。ついさっき、新年おめでとうなんて挨拶してたのに、もう6月だよ。ほぼ半分経過しちゃったよ。ホント、月日の流れるのは早いねー。ぼーっとしてるとどんどん歳をとっちゃうよ。そうだ、いつまでも人生があると思ったら大間違いなんだ。いつまでもバイクに乗れると思ったら大間違いだ。乗れるうちにどんどん乗らんとな。だと言うのにこのところ全然乗れんかった。まあいろいろあってさ。納期に間に合わんから休日出勤しないかんかったり、町内会の清掃に参加しないかんかったり、実家の草取りをしないかんかったり、キャベツ98円先着200名様限りお一人様1点限りに並ばないかんかったり、次期総理大臣を決めないかんかったり、忙しくてさ。それもあるんだけど、今月号の温泉博士は不作なんだよ。そりゃもう、タイ米に頼らなきゃならんくなった93年のコメ大不作に匹敵するくらいな不作。候補に挙げられるのは、海津温泉、舘山寺温泉、いいたか温泉くらいか。もうちょっと足を伸ばせば浅間温泉がギリギリ日帰り範囲内だが、でら行きてえーなんて温泉がないのである。しかし、万座温泉が無料なのである。それも、プリンスホテルの万座温泉が無料なのである。いっそのこと、万座まで行ったろか、とさえ思ったんだが、その予定を組んだ日は群馬の天気は雨。このところ天候には恵まれていたのに、なんでよりによって雨なんだよクソ、と思ったら、その日は某サイト主催の毎年恒例のオフ会キャンプの日だった。ああ、だから雨なんだ。しゃあないな。

と、まあ、こういった事情で6月になった。で、伊豆半島温泉三昧の補完プロジェクト「伊豆半島贅沢三昧」を完結させた後、ツーリングに行く事にしたのであった。もういい加減我慢できん。万座まで往復600キロ走る気満々だったのに行けんくなったフラストレーションを吹き飛ばす為にも、ガンガン走りを見せてくれるぜ。

が、しかし、問題は目的地だ。候補の温泉、舘山寺はこの前行って大した事なかったから行く気しない、いいたか温泉は23号線の橋梁工事がどうなってるか情報がないのでちょっと心配、まさか浅間温泉まで行くのは無理だし、結局、消去法で海津温泉なった。片道50キロないご近所ツーリングだが、一応、かけ流し温泉なんで良しとしようか。

さて、当日、前回の海津温泉行きで道に迷った事を思い出し、グーグル地図で場所とルートをもう一度確認しておく。朝飯を食って、所要時間約2時間と想定して出発は8時だな。実家でコーヒーを飲んから、ガレージより伊豆半島温泉三昧以来、約1ヶ月振りのCBR600RR/ABSのお出ましなのである。相変わらず軽いなー。エンジン一発始動で、相変わらずでかい排気音エンジン音を響かせるぜ。温泉セットをパンツのゴムでリアシートに括りつけ、出発するのであった。

さすがに6月ともなると、温度も高めなんで、今日の装備は革ジャンとカントリーシーンズ、下はジャスコの500円Tシャツ1枚で、パンツはユニクロのシルキードライパンツ980円、この時間は丁度いいくらいだが、12時くらいには汗だくになるかもしれんなと思いつつ、走っていくのであった。

いつものコスモ石油でハイオク満タンにする。会員価格143円と高水準を維持してるな。一時期大騒ぎしてガソリン税がどうのこうのやってたときと同じくらいに高騰してると思うんだが、何の動きもないのは流行廃りと言う事か。240キロ走って8リットルくらい入ったのでリッター30キロほどという事になる。SSにしては燃費が良いのかな。回してないからだという意見もあるけど。

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ガソリン満タンで19号線を名古屋方面に向かう。いつもの時間帯より少し遅いだけで、交通量がかなり多いな。7時台ならもっとガラガラなんだが、8時台となると、もぞもぞと起きてきて動き出す輩も多いようで、そんな流れに乗って環状線302号のところまで来た。

交差点では前に止まったベンツの後ろに付いたら、ナビの画面がテレビになってたんだけど、映像がひどく乱れて流れてるんだが、アンテナの調子が悪いんじゃないのか? 何か見ててストレスたまるんだけど、それでもテレビの画面にしておきたいのだろうか。そんなに車の中でテレビが映ってるという事実が必要なんだろうか。オレの車テレビ映るんだぞスゴいでしょ、とそんなに言いたいのか。あんまりスゴいと思わんのだが。

302号線も順調に進み、稲沢に向かう県道67号線に入った。とっと進んだらパチンコ屋があって、駐車場が車でいっぱいだったので、何が始まるのかと思いきや、新台入替だったよ。景気が悪いからみんな勝負をかけて集まってるね。近所の生活道路周辺には警備員のじいさんが赤い誘導棒を持って立ってた。

もうちょっと走ると、この前の時にも気になった下水道科学館の看板がまだあった。あ、看板で思い出したけど、タタミレンジャー!なんてポーズを決めたスゲーださださな広告看板もあったぞ。作った本人は、スッゲーユーモア感覚が優れてるつもりなんだろうけど。

それから県道65号線、128号線を経て東海大橋を渡り、木曽川長良川を越える。そして川沿いの堤防路を走っていく。この堤防道路、清流サスルベリ街道って名前がちゃんとあった。スゲー名前だな。

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この前来た時、なんで見落としたんだろうと思えるほどでかい海津温泉の看板を発見し、そこで堤防道路を降りたら、目的地の温泉はすぐだった。ちょっと早く着いちまったなあと思いつつ、ゆっくりと走っていったら、後ろにべったりと赤いアルファロメオがついて煽ってきやがるので、先に行けよと思いつつ、温泉の駐車場の方に曲がったら、そいつも同じように曲がって温泉まで来た。なんだ、こいつも温泉に来たんかよ。どうせまだやってないんだから、煽って急ぐ事もないだろ。

駐車場にバイクを入れて、どこに止めるか思案して、結局、ジャマにならんように一番遠いとこのマスにバイクを止めた。開店までの時間、建物の写真を撮ったり、バイクの写真を撮ったりして時間を潰す。バイクの写真を撮ってたら、車が1台入ってきて、切り返してバックで駐車しようとしてくるのはいいんだが、他にもいっぱい駐車スペースが空いてるのに、なんでよりによって、人がバイクの写真を撮ってるところに突っ込んでくるわけ? 慌ててどいたけど、嫌がらせなのか、全然見えてないのか。ホント頼むわ。

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10時近くになったので玄関の方に行った。玄関前には送迎バスが止まってて、昨日泊まったらしいじーさんばーさん御一行が乗り込んでいくのであった。ここの温泉は地元でもかなり人気の施設で、朝からじーさんばーさんが行列を作って入場を待つらしいのだが、今日はそれらしき行列も全然なかった。最近は人気も一段落なのかな。と思いながら、中をのぞいたら、なんと、中のフロントに行列が既にできとった。あー、なるほど、外で待つのが寒いからとか暑いからと言って、中で待たせてもらうようにしたんだな。さすが、高度経済成長を支えたエネルギッシュな世代だ。やる事が違う。わしらみたいな小市民世代には無理だな。

ようやく10時になったので、中に入った。ブーツを脱いで下駄箱に入れる。ここの下駄箱は見た目よりも大きく、ショートブーツなら充分入る、ロングブーツ用の下駄箱もあるので安心だな。100円リターンで鍵をかけてその鍵を持ってフロントまで行く。開店待ち第一波の怒濤のじーさんばーさん軍団の受付は一段落してやれやれという感じの係の女の人に温泉博士を出してハンコをもらい、下駄箱の鍵をロッカーの鍵と交換してもらう。温泉は癒しの湯と長寿の湯があり、どっちにするか選ぶのだが、選ぶ間もなく癒しの湯になってた。温泉博士で入れるのは癒しの湯の方だけなのかもしれんな。癒しの湯の方が広いからいいんだけどさ。

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温泉に方に歩いて行こうとしたら、フロントの横に分析表が掲示されていた。ああ、こんなところにあったんだ。写真を撮っておく。そして休憩所の奥のお男湯女湯の暖簾がかかる入口から男湯に入った。渡された鍵の番号のロッカーを探して、脱いだ荷物を突っ込むといそいそとお風呂に移動する。さっきの分析表には、かけ流しは御影石貼風呂はかけ流しとあったので、体を洗ったら真っ先にその湯船に向かった。源泉が流れ出しているところに人口密度が集中している様子なので、とりあえずそこから距離を置いて様子をうかがう。お湯はちょっとぬるめの丁度いい温度だ。しばらく待っていると、源泉の流れ出しているところを占拠していたじーさん軍団が、他に移動したのでチャンスとばかりに速攻で源泉の流れ出しているところのポジションを奪取した。がはは、かけ流し温泉はしばらくはオレ様のものさ。そんなワケで、十分にタンノンしたら湯船から上がった。実に気持ちのいい湯であった。最近、消毒臭い温泉が増えたのか、ウチに帰ってからの手ぬぐいのにおいがスゲー消毒臭いんだよな。あのにおいを嗅ぐと、なんちゅう温泉に入ってきちまったんだクソとがっかりするんだが、今日は大丈夫みたいだな。

タンノンしたので出た。出たらぬるい湯に長く入っていたもんで暑くてたまらんくなってきた。脱衣所に備え付けてある扇風機の風力が弱いので全然クールダウンできん。と思ったら、イオン送風機があったのでそこでクールダウンした。そしたら、鏡台のところで、一生懸命髪を乾かしているじーさんがいて、見てたらそのじーさん、股間にドライヤーを当ててチン毛も一生懸命乾かしてた。スゴいな、どんだけ濃いんだ。自然乾燥ではおいつかんくらいのチン毛、想像つかんな。今日はばーさんとデートだもんで、身なりに気合いが入ってるんだなきっと。

温泉を出てバイクに戻る。さて、これからどうしようか。何か食うか。何を食おう。考えながら行こう。革ジャンを着たらメチャ暑い。しかし、天気はちょっと下り坂なのか、朝は青空が広がっていたのに、今はほとんど薄曇りにおおわれてる。まあ、これで日が照ってたら暑くて革ジャンなんぞ着れなかったかもしれんから良しとしよう。エンジン始動で発進した。

駐車場を出て木曽三川公園の方に走っていく。マラソンしてるのかジョギングしてるのか、けっこうな数の人が走ってた。それを追い越して、堤防道路に戻ると、川岸ではトライアスロン?バイアスロン?の大会らしきものが開催されていた。さっきのランナーはこの大会の参加者みたいだな。

長良川と木曽川の間の堤防道路を走っていくと、前方の土手に怪しげな人影を発見した。はじめは釣り人かと思ったら、どうにも立ち位置がおかしいので、ひょっとして、とスピードを緩めて進むと、案の定、ネズミだったぜ。たしか堤防道路で事故があったよな、あのせいもあって、取り締まり強化してるのか、2、3台の車が捕まってた。あぶねえあぶねえ。ゆっくり行こ。

ゆっくり走って、国道1号線に合流する。左に曲がって蟹江方面に進む。1号線と言えばポンレウ゛ェックがあるから、あわよくばそこで昼飯と思ったのだが、お昼ご飯の最盛期、お店の前にはスゲー人だかりでとても近づけなかった。うーむ、やはり恐るべしポンレウ゛ェック。仕方がないのでそのまま1号線を進む。この時間の1号線は交通量が多くて渋滞気味だ。ストップゴーの繰り返して瞬く間に水温上昇、強制冷却のファンがすごい勢いで作動する。はっきり言ってメチャクチャ暑い。ケツの下も熱い。太ももも熱い。道路脇の電光掲示板の温度計があって27度を表示してたが、27度でこの状況かよ。この先、盛夏を迎えたら、30度越えは日常茶飯事になるだろうが、そんな時にこの熱さがどれくらいになるか、想像しただけでワクワクしてくるなコンチクショー。

水温計は97度から106度を行ったり来たり繰り返し、これはもう限界なんで、県道65号で曲がって、来た道に戻った。途中、サークルKで水分補給してから帰って来た。

そうそう、シルキードライパンツはでら調子ええよ。蒸れないよ。パンツは全部これに換えようと思うんだよ。まっちゃん、パンツ買いに行‥‥バキドテグシャ

本日の出費

カフェオレ 144円

本日のCBR600RR/ABSの走行距離 115キロ

累計のCBR600RR/ABSの走行距離 2150キロくらいだったかな

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