猛暑酷暑続行のひるがの高原

8月28日(土)

毎日、毎日、暑い。暑い。暑い暑いったら暑いぞ。何でこんなに暑いのだ。ああ、暑いよ死ぬよ。もういやだこんな人生。なにがいやだって、この前のロングツーリングの惨憺たる結果だよ。九州ツーリング、連日天気が悪かったし、北海道と続けて2連敗だよ。こんな勝率では、来期はファーム落ちどころか自由契約選手だよ。自由契約だよ。言い換えればクビだよ。誰でもいい!武藤兵吉をひろってくれええええええ! 次は勝負球がくる。軽くホップしてから落ちる! 捕えた、ああ! 空振りだああああああ! くっそー、なんでスイングの時に身体がぶれたんだよ。ぶれてなんかいない。完璧なスイングだったぞ。ドリームボールだ! ドリームボール、ドリームボールはあったんだあ! さすが武藤、見抜いたようだな。はい、でももう武藤さんは広島の選手じゃない‥‥野球狂の詩の水原勇気篇は面白かったよなあ。アレ結局最後はどうなるんだっけ? ドリームボールを武藤に粉砕されるとこまでは読んだんだけど、こんどブックオフで立ち読みして来よう。ええっと、なんの話だったっけ? ああ、そうだ、暑いって話だ。暑いと言えば、某ワイバンCB1300乗りのライダーは最高気温が35度以上だと夏眠中になるそうで、ぎゃはは、おもしれー、と思ってたら、夏眠中って、マジであるんだよ。「夏眠 (Aestivation)は、高温や乾燥に応答して起こる休眠の一例である。夏眠は、カタツムリや虫(ミミズや昆虫など)をはじめとする無脊椎動物によく見られる他、ハイギョのような他の動物にも見られる。クマの冬ごもりもまた夏眠の一種であるとされる。」(ウキペディアフリー百貨辞典)ほらー、マジであるだろ。夕方のニュースでやってて知ったんだけどさ。まあ、バイクに乗るしか趣味がないんで、こちとら冬眠も夏眠もしないぜ。氷点下だろうが40度だろうが、走るんだぜ。

というわけで、ツーリングに行く事にした。ホントは先週行く予定だったけど、いろいろありまして、行けなかったもんで、今週は絶対行くのだ。で、目的地なんだが、温泉博士の今月号、ラインナップは遠いところがおいのでどうするベエかと思っていたんだけど、8日間もCB1300だったんで、今度はCBR600の番なんで、そうなると、往復270キロくらいが手頃なんだよな。この距離は、無給油航続距離なんだけど、そうなると、今月号で行けそうなのは、牧歌の里だ。というわけで、目的地は決定、後は天気次第だな。

で、当日、朝早く起きて、いつも通りの気象庁のサイトをチェックする。テレビの天気予報では天候は不安定で午後からは雨が降ると言ってたが、降水確率はそんなに高くないので、午前中をメドに山間部から脱出できれば大丈夫だろう。ひるがの高原まで片道約3時間、7時に出発して10時に着いて、温泉入って11時に出発すれば14時に帰れるから、夕立に遭う事はないだろう。でもタブン、こういう風に用意周到に考えて走ると夕立なんぞ来ないんだろうな。

朝ご飯食って準備して実家ガレージへ。出発に7時までまだ時間があったので、まっちゃんが、小川珈琲で新しい珈琲豆買ったから飲んでけというので飲んだ。オレンジブルボンというブレンドで、どっかの菓子メーカーみたいな名前だな。苦かったけどうまかったよ。

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7時になったので出発した。いつものようにコスモ石油でガソリン満タンにする。97キロ走って4リットルくらい入った。リッター20以上走ってるじゃん。なんかSSとは思えんな。全然回しとらんのがバレバレだ。ちゃんと回さんと高回転の伸びが悪くなるというか、フケが悪くなるというので、もうちょっと回して乗るようにしないかんな。

コスモ石油を出て、19号線を横切り、小牧犬山を経由して、五郎丸の手前から田んぼの中の道を走って41号線に入った。合流地点にはマグドナルドがあるのだが、今朝は家でコーヒーを飲んだのでパス。そのまま41号線を走って行く。

天気は最高にいいぞ。晴れて、白い雲が綿菓子みたいに浮かんでる。いかにも夏空だよ。どうして九州でこういう空じゃなかったのか。ホントくそったれだぜ。この分ではかなり暑くなるだろうな。今のところ、電光掲示板の温度表示は27度から28度くらいなんで、まだまだ、メッシュなら大丈夫な気温だ。41号線を順調に走っていく。前を走ってるMAZDAロードスターは幌を閉めていたが、後ろの窓が抜けてた。あれって取り外せるんだ。ありゃないほうが風のとおりはいいもんな。これだけ日差しが強いと幌なしでは確かにキツいからなあ。でもオープンカーは雨の日以外はオープンで走らなければならないと思う。前が詰まってるので追い越し車線に出てぎゅいーんと加速したら、前方に20年くらい前のタウンエースだがハイエースだかが走ってて追いついた。そしたら、そのタウンエースの排気ガスがすごいのなんのって、もう真っ黒けの排気ガスが加速のたびに最盛期の炭坑みたいな勢いで、月が出た出た月が出た状態だよ。くっせーし、たまらんので更に加速してそいつをかわす。おっさん、車見てもらった方がいいよ。環境破壊とかそんなレベルの話じゃないよ。

中濃大橋を越えて岐阜県に入る。41号線から248号線にスイッチし、関市内で156号線に入った。ケーズデンキの隣に薬局が出来てた。長良川鉄道の廃線後がきれいになってた。だんだん暑くなってきた。電光掲示板は30度越え、日差しがだんだん強くなってきているのを感じる。

美濃市のここだけ4車線の156号線を走って、T字路にぶつかって左に曲がるとその先の道の駅にわか茶屋で休憩した。駐車場でアウトドア用のテーブルを広げている人がいたけど、ここでバーベキューするのかな? 車が1台きたので何をするのかと思ったら、バイク用の駐車場に車をバックで突っ込んできやがった。おい、ここはバイク用だぞ、区切り線を見ればわかるだろ。まったくマナーを知らんヤツだ。バイクに戻って出発しようとしたら、建物の向こう側からほとんどノンストップで営業車バンが飛び出してきやがったもんで出会い頭にぶつかりそうになった。幸い、オレ様の高等テクニックとHONDAテクノロジーの最高峰エンチラックブレイクステムのおかげで事なきを得たが、気をつけやがれ。こんどこんなことしたらタダじゃおかねーぞ。

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道の駅を後にして156号線を北上する。前を走るのはAMGの黒いベンツだ。カッ飛んでいくのでこっちもカッ飛んでいくぜ。ぎゅいいいいんとアクセルひとひねり、快調快調、ふとデジタルスピードメーターに目を落とすとqうぇrちゅいお! いかんいかん、光速の一歩前まできてたぜ。まったく、このCBR600の高速安定性はスピード感まるでないな。困っちまうぜ。並の速度まで落として走る。

郡上辺りまで来ると、いよいよ暑くなってきた。走っていると、メッシュのおかげで涼しいんだが、上半身と腰回り、足の先は通り抜ける空気が低温なんだが、脚の部分はエンジンの放出する熱気がモロに当って、メッシュから入ってくるのは高温の空気、パンツの中が蒸れてくるのを感じるのであった。うーむ、ユニクロシルキードライだからいいものの、普通のパンツだったらえらいことになっとった。

山道を蛇行する国道156号線に沿って走っている東海北陸自動車道の高架は、山々を直線でぶち抜き、客観的に見ると結構スゲー事だよな。車は順調に流れているみたいなんで、1000円の渋滞は今のところないみたいだな。まー、しかし1000円もそろそろなんとかならんかのう。

天気がいいからバイクも多いな。みんな午後から雨が降ってくるんだから、雨が降る前に帰れよ。でもホントに降るんかいな。この天気のいい空を見てると、全然降りそうにないんだが。

郡上を抜けて白鳥に入り、いつも思うんだけど、この辺りから見える油坂峠につながる高架の道路もすげーよな。この上を走るのはどうやって行けばいいのだろう。見てると目が回るよ。ちょと調べたら、この道は無料開放されてるんだね。今度は走ってみよう。でも上からの眺めは期待できそうにないな。

それからも順調に進んで、湯の平温泉高鷲まで来た。ガソリンスタンドにモンキーバハが給油していた。おお、モンキーバハじゃん。オレも持ってたよ以前、最初に買ったモンキーだったな。2つ目がポイントだったよ。しばらく走ったら後ろから追いついてきた。音が違うぞ。信号ですり抜けて先に行ったモンキーを見たら、チューンされていたぜ。うーむ、出来るヤツ。今度あったらどうしよう。

そこを越えるといよいよ156号線は高度を上げる。トンネルをいくつか抜けて長良川最高地点、そして長良川の源流まできた。源流地点は、むかーし、蛇に遭遇して以来、行った事がない。怖くてもうよう行かん

ウネウネ道を抜けて、ダイナランド百合園を通過して、分水嶺まで来た。あれ? ここって、この前も来たじゃん。何か芸がないな。駐車場にバイクを止めて、道の駅からここまでノンストップで来たんでちょっと休憩。ベンチに座って分水嶺の碑を見てたら、そういえば、この公園って、いつもここで止まってばっかで入った事なかったなと気がついた。で、中に入ってみた。そしたら、有名な日本海と太平洋の分岐点の矢印の石があった。ああ、ここにあったのか。おお、ここにあったとは。全然気がつきませんでした。やっぱり地デジからの完全移行は大変だ。

いいものを見せてもらったので、これで思い残す事なく牧歌の里に行けるぜ。バイクに戻って出発しようとしたら、この分水嶺に気がついて、急カーブの直後直前という危険な位置だという事も忘れて観光客が車を路上停車するんですよ。危ないですから、さっさと駐車場に入って下さい。入ってゆっくり見ればいいんです。ハイ、そこのファンカーゴのお父さん、さっさと駐車場に入れ、オレが出れん。

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やまなみハイウェイならぬやまびこロードに入って、曲がってすぐにチォー家内制工業的絵画に彩られたカレーショップがあった。スゲーゲージツ的ハイセンス、これ写真撮って来なかったの失敗だったなあ。次に行くまで保存されてるといいけどな。営業してないんだろ、ここ? それともスキーシーズンだけか。

牧歌の里に着いた。牧歌の里は向かって右、左が温泉なので左に行く。ちなみに、右の駐車場はほぼ満車、左の駐車場はガラガラだ。普通は朝っぱらから温泉には入らんのだな。まずは花を見て、昼飯食って、遊び疲れた身体を休めるのに温泉に入って帰るのが王道パターンだな。最初に温泉に入って、それで帰るというのは邪道だ! こういうのは邪道だ! ってもう古過ぎで誰も覚えてないよこんなの。

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えー、邪道な入り方をしようと、バイクを駐車場に止めて温泉に向かったら、グレーのセダンに乗ってた年齢不詳の夫婦も降りてきて温泉に向かって行くではないか。その手にはしっかりと黄色い温泉博士が握りしめられている。黄色の温泉博士! 今月号だ! 色に注意しろ、色さえしっかり覚えておけば、どこかのバカみたいに先月号を意気揚々と持って行く事もないよ。いや、そんなことはどうでもいい、それよりも、もう一組いるってことの方が重大だぜ。温泉博士を操ってるのが2組、絵にならねえぜ。こうなったらヤツらよりも先にフロントで受付を済ませなければ! 急げ! ダッシュで中に入って、まだ客が全然いないのでヒマそうにしているおねーちゃんに温泉博士を出した。オッケー、これでいい。これでいいんだ。しかし、男湯に向かったら、さっきの年齢不詳がもう既に入ってた。しまったー! 先を越された! こうなったら、こっちが先に湯に浸かるしかないぜ。行くぜうっ、しまった! う×こがしたくなってきた。我慢できん。トイレに飛び込んで済ませていたら、完全に遅れをとった。ダメだ。先を越されちまった。もう終わりだ。仕方がない、普通に入るか。身体を洗って湯に浸かり、ここのミストサウナはチョー気持ちいいんだよ。今月は桃と薄荷のミストサウナ、気持ちいいー。天界天界。

タンノンしたので出た。出たら売店の前にあるベンチに座ってクールダウンした。売店にも他のとこには相変わらず客はいなかった。売店ではケータイで商品注文してるのかな? 店員がいた。レストランの方で準備してる女の子がなにげにかわいいな。

温泉を後にして、156号線に戻り帰路についた。ウネウネ道を下って行くと、ダイナランドの辺りに新しい道が建設中だった。多少はこのウネウネ道が改善されるみたいだな。きっとスキーシーズンまでには完成するんだろうなあ。

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帰りにペイザンによってパンを買った。ホントは昼飯をここで食おうと思ったんだけど、時間が遅くなったんで無理でした。下界に戻って来たら、メチャクチャに暑かった。

本日の出費

お茶パンなど 168円 125円 100円 110円

ペイザンのお土産のパン 720円

本日のCBR600RRの走行距離 240キロ

累計のCBR600RRの走行距離 2700キロくらいだったかなあ、憶えがないよ。

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