秋晴れに秋味求めて浜松新城
１０月２日（土）
まずはじめにちょっとショックだったこと。実は、賢明なるサイト諸君はご存知の通り、クシタニミーティングでレッグバックの装着率が多い事で、レッグバック購入を決断、その日の夕方にクシタニに寄って買って帰って来たんだが、さて、その初出動と当日の朝、これまでウエストバックに入れてた財布とデジカメ、そしてケータイ、温泉巾着に入れてたツーリングマップル、温泉博士、手ぬぐい、ワイヤーロックを全部入れよとしても入らん。入らんのですよ。入らん！ んなアホな！ 某ワイバンマフラー付きのCB1300ライダーの、某人気店ガロのミックス丼食べきれなかったCB1300ライダーのブログには２リットルのペットボトルが入る他にもいろいろ入るたくさん入るすげーぞレッグバックと紹介されているのに、なぜ入らん！？ 無理矢理入れたら何とか入ったが、ずっしり重い。まるでヤマザキフルーツポジーのようにズッシリと重いといえば、わかりやすいと思うんだが、あ、なんか、オレ、とってもわかりやすい例えで語ってるじゃん。やっぱ天才？ オレって天才？ で、結論から言うとこんなに重いのを左足につけて走るのは無理。毎晩WiiFitの重心測定で、右寄りです右寄りです！ と怒られる身としては、多少、左に重みをつけるとかえって丁度いいかもしれんけど、でもあかん。愕然として卒倒しそうだったが、まあ、入らんのはしゃあない。FTRのウエストバックがボロボロなんで、それと選手交代と言う事で、レッグバックはFTR用に決定。今日はこれまで通りのウエストバック＋温泉巾着で出動することにした。
さて、今回の目的地であるが、今月号の温泉博士はちょっとショボイ、候補地は毎度おなじみの海津温泉、雄踏温泉、新しいのは三ヶ日温泉くらい。しかし、三ヶ日温泉は先発隊の報告で「フナムシ混浴サービス付き」らしいので当然却下、残るは毎度おなじみの海津温泉か、雄踏温泉となった。で、最近、某ブログで静岡が世界に誇る麻やさんの話題になっていたので、そういえば最近麻やさんに行ってないし、この時期に栗のスペシャルなケーキパンを去年食って感動したよなー、もう一回食いたい。そして、例のクシタニミーティングで買ってきた安樹の栗蒸し羊羹はもう一回買ってこいとのまっちゃんの至上命令、以上のファクターからくんだ作戦は、麻や、雄踏温泉、そして安樹のルートであった。カンペキな作戦じゃん。やっぱオレって天才じゃん？
で、例によってコーフンして早く起きてしまって５時に気象庁のサイトで天気を確認、バッチリ快晴、汗ばむ陽気と言うので、革ジャンの下はTシャツでいいだろう。朝飯食って、実家ガレージからCBR600RR/ABSを引っ張り出す。親父様が出てきてまたしても「コーヒー飲んでけ」「いらん、もう出発する」「そうか」「今度は何だ」「レーズンサンドがある」「飲んでく」というわけで、スタバのアニバーサリーブレンドコーヒーとレーズンサンドを食ってから出発した。
気噴方面のコスモ石油でガソリン満タン、ハイオクはリッター会員価格１３６円で１７０キロ走って８リットル入った。相変わらずリッター２０キロ走ってる。快調快調。これでいいのかSSなのに。
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スタンドを出たら１５５号線を瀬戸方面に向かう。今日は水野経由で瀬戸市内を走り抜け、トンネルくぐって漫画喫茶百太郎で再び１５５号線に合流する。天気は快晴、でもちょっと寒いな。日が昇ってくれば暖かくなるだろう。順調に走って豊田市内に入った。世界のTOYOTA本社前の交差点で、両手を挙げて前後に動かしながら走っている若者がいた。新手の宗教なのか、腕の筋肉を鍛えるジョギング方法なのか、そのくせ履いてるのはビーチサンダルだし、何しろちょっと怪しい。すれ違った自転車の女子高生が、恐いもの見たさで振り返っていたのが印象的でした。
豊田から矢田川を越えて岡崎に入って、前方にでかいトレーラーのタンクローリーが走っていたので近づいてみると、積載物の内容は「汚水」だった。汚水って、そんなの下水に流せばいいんじゃないの？ と思って、よく考えたら工業廃水だったらそう簡単に処分できんわなあ、と思い直して追越し車線から抜いたら、やっぱり産業廃棄物処理の会社の車だった。うーむ、土曜日なのに大変だなあ。こういう汚水処理とか、汚い仕事をする人々がいて、私たちの生活は成り立っているんだ。感謝しないといかんなあ。
いつも通り、県道２６号線にショートカットして、岡崎インター付近で１号線に入る。この辺りまで来ると、気温もかなり上がってきて、丁度いいくらいな陽気になってきた。１号線も順調に流れて、どんどん進んでいける。豊川に入ったとこらへん、御油のあたりでいつも休憩のコーヒーを飲むマグドナルドがあるんだが、今日は朝飲んだコーヒーがまだ胃袋に残ってるので飲む気にならず、通過する。
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結局、天気もいいし流れもいいので、調子良く走って浜松まで来てしまった。道の駅潮見坂に入る。トイレ済ませてちょっと休憩した。バイクがいっぱい。CBR1000RR、XLRの荷物満載ツーリング仕様、Kawasakiゼファー、YAMAHAのSS、最近多いBMWとハーレーも何台かいたな。
道の駅を出て、浜松市街に向かう。バイパスの名所、浜名大橋を渡り、眼下に浜名湖と温泉街を眺めて、道路工事で片側車線しか走れんので、いつもよりペースダウンで走りつつ、篠原でバイパスから降りた。旧道の１号線を走って、ランドマークのアクトタワーを目指すと、もう完璧に場所を把握した麻やさんに直行なのである。
いつもの通り、お店の前にバイクを止めると、お店の方に歩いて行く。今日はラッキーな事に全然客がいないぞ。こんな事は珍しいので、店の全景を撮影すべきだと思ったのだが、去年のあのモンブランを思い出したら早く食いたいと欲望は暴走し、写真も撮るのも後回し、店に入って奥の冷蔵ケースに直行した。が、そこには何もなかった。しばし呆然、そしてお店にちょっとアッパラパーな女の子に聞いてみた。「あのー、去年この時期だけ限定で出てたモンブランは？」「あ、あれは今年は作ってないですあっぱらぱー」「がーん」仕方がないのでコロッケパンとチョコの入ったパンを買った。４４０円。５００円以内にすると決めてたんでこれで我慢だ。買ってから「やっぱり、作るのがたいへんなんですかね」「さーわかんないですねーあっぱらぱー」「そうですか」「今年の栗の入ったパンはこれなんですよあっぱらぱー」と指差す。そこにはサイコロ状のなんかとってもうまそうなパンがあった。おいおい、そういう事はもっと早く言えよ。チョコのパンじゃなくてこの栗のパン買ったのに。まさか、いまさらチョコのパンをやめてそれに替えてくれなんて小心者のぼくにはできませんでした。買った２個のパンを持って表に出て、いつも通り、ベンチで食う。暑くなってきた。食ってると汗がジワーと出てくる。食いながら、お店がガラガラなんで、なんか人気が無くなってきたのかなあと心配してたら、ぶろろろーと車が来て、女の人がお店に入っていった。そして、その後また車が来てお店に入っていった。原付が来てお店に入っていった。自転車が来てお店に入っていった。もう既に店内はもみくちゃだった。「押さないでください押さないでください」「モノを投げないで下さい」「商品は十分に揃っていますので」「このパンはオレが買うんだ」「きゃーこのバケットはアタシのよー」「ボクのしょっぱんー」「にゃろめー」相変わらず大盛況なのであった。
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食ったら麻やさんを後にして、近くのセブンイレブンに寄った。そこで、ホットコーヒーを飲むつもりだったんだが、この暑さではホットよりコールドなんで、恒例のダブルエスプレッソを買って飲んだ。
飲んだら次は雄踏温泉だ。県道６２号線を走って、浜名湖に向かう。途中、イオンモールのデッカいのがあった。ラーメンの五味八珍があった。五味八珍はウチの方の近所はもう全部潰れちゃったんで、会社も潰れたと思ってたが、まだやってるところもあるんだ。梅の花もあったぞ。ここのCMはヘンだよね。
雄踏温泉の浜名湖ロイヤルホテルに着いたのは、外来入浴営業時間の３０分くらい前だったんで、ロビーで待つ。今日は結婚式が入ってるみたいで、係の人が忙しそうにひっきりなしに行き来してる。ウエディング姿の女の人もちらっと見えたけど、今日の花嫁さんかな。やっぱりウエディングドレスは女の子をきれいに見せるね。
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ようやく時間になったので、フロントで温泉博士を見せて、入浴チケットと手ぬぐいを渡されて温泉の方に行く。温泉に入口に無人の番頭があって、そこの箱に入浴チケットを入れるんだが、これって何か意味あんのか？ 後でチケットの数を数えて客数を調べるのかな。でもみんなが必ずチケットをこの箱に入れるとは限らんと思うんだが。
まあいいや、脱衣所でロッカーに荷物を突っ込み、早速お風呂場へ。身体を洗って湯に浸かる。ここの温泉は別にどうって事ない温泉なんだが、こういうホテル旅館の温泉に入るのは、疑似宿泊ツーリング体験になるんでわりと好きなのだ。あ、これって前も書いたよな。
ほとんど貸し切りで入って、出た。出たらクールダウンして、バイクに戻る。さて、いよいよ、本日のメインイベントである。今回ゲットする秋の味覚は２つで、その１つ、麻やのモンブランは失敗た以上、もう１つの栗蒸し羊羹は、何を差し置いてもゲットしなければならない。これはもはや国家の命運をかけた戦いである。必ず、必ずや栗蒸し羊羹を手に入れて帰るのだ。
行くぜ。県道４９号線３２０号線を使って、細江から国道２５７号線に入る。この辺りはツーリングマップル情報で、竜ヶ岩洞とか井伊谷城跡とか何か面白そうなもんがあるんだが、また今度と言う事で、今日はとにかく栗蒸し羊羹なのだ。銭湯をバスが走ってるので、おい、違うよ。先頭をバスがはしってるので、だよ、バスが銭湯走ったら銭湯壊れちゃうだろ。先頭がバスなんでスローなんですよ。何だよ早くしろよ、栗蒸し羊羹が売れきれちゃうぞ。ああ、いかん、スーパースローを忘れてた。こういう時こそ落ち着かなければ。落ち着いて走るのであった。
意外とあっさりと道の駅鳳来三河三石に着いた。バイクがいっぱいだった。この道の駅は、パスカル清見と同じで、地元のライダーが集まる道の駅らしいんだが、たしかにその通りで、結構な台数のバイクが並んでる。クシタニミーティングの時の台数と同じくらい並んでる。え？ ってことはクシタニミーティングの集まった台数って何なのさ。普段でもこんなに集まってるのに、イベント付きでも変わらん台数ってことは、ちょっと悲しいぞクシタニイベント。
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まあ、そんなこたどうでもいいんだ、バイクを止めて急いで安樹の方に行く。看板はちゃんと「寄りごろ」と出ていたので営業してるぞ。あのての店は、そもそもちゃんと営業するかどうかわからんからな。よし、とりあえず第一関門突破、急げ。ハアハアいいながら坂道を上って、フツーの民家のお店安樹に着いた。店に入ると、栗蒸し羊羹が並んでいる。おお、ちゃんとある！ 店の人が出てきたので「１本んください、栗の多いのください」「え、どれが多いのかな、選んでください」「じゃこれ」というわけで買った。他にも鬼まんじゅうがあった。まっちゃんは鬼まんじゅうが大好きなんだが、あれもこれも買っても積めんので、今日は栗蒸し羊羹を買ったから良しとしよう。
よし、今日のツーリングの最大の目的は達成した。ミッションコンプリーツだぜ。帰ろう。バイクに戻って、２５７号線を新城に出る。４２０号線や３０１号線を走って山越えする事も考えたが、もう、山道のウネウネを走る気にならんかったので、１号線に出て帰る事にした。
帰りは１号線は良かったが、２４８号線１５５号線はかなり混んでて大変だった。特に、１５５号線は、豊田から瀬戸の間でガードレールの取り替え工事をしてて、片側交互通行でめっちゃくちゃに大渋滞だった。こう言うのって、もっと早めに看板出しとけよ。そしたら長久手で迂回したのに。
なんだかんだで予定より遅く帰って来た。まっちゃん、栗蒸し羊羹に喜んだが、鬼まんじゅうの事を知ると激怒「何で買って来んかったの！」「そんな荷物の乗らんバイクはもう売り飛ばしたる！」「今すぐもう一回行って買ってこい！」いやー、まいった。
本日の出費
パン ４４０円
ダブルエスプレッソ １６８円
栗蒸し羊羹 ８００円
本日のCBR600RRの走行距離 ２６０キロくらい
累計のCBR600RRの走行距離 ３４５０キロくらいかな