染め直して熱田までシティラン

12月11日(土)

先週、いろいろと家の事をやったのでツーリングに行けなかったんだが、その代わりに今週は2日ともツーリングに行っても良いんだ。出撃はFTRとCBRと決まっているんだが、行き先が困った。温泉博士の残りは、三重県の芭蕉の湯と猪倉温泉、愛知はスーパー銭湯宮の湯と、知多のかんぽの宿の温泉だ。スーパー銭湯じゃあんまり行く気しないし、かんぽの宿も、以前行った事があるけど、別にわざわざ入りいにいくような温泉ではないので行く気なし、で、結局、三重の2カ所が残るんだが、同じ方面に2日続けて行くのは芸がないなー。どうしようかと迷いに迷って、結局週末になっちゃった。で、天気予報を見たら、土曜日は午後から雨かもしれんだと。即決で宮の湯に変更となった。FTRでシティランだ。

さて、このところにょいとらんばかりだったFTRの久々ソロ出撃なんだけど、今回、初陣となるのがクシタニヒップバックである。これまで使っていたウエストバックは、CBR750時代からの年季の入った物で、実に使い勝手良く、たくさん入って便利だった。が、いかんせん、年季が入ってくたびれまくってきてたので、いい加減に新しいのを買わんといかんと思っていたところへ、例のクシタニコーヒーブレイクミーティングで、候補だったがイマイチ決断できなかったレッグバックの装着率50%以上に背中を押されて買ったはいいが、温泉博士が入らないという致命的な欠陥があり、第2候補だったヒップバックと交換してもらったのだ。そのヒップバックがいよいよ初陣となったのだ。

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そしてもうひとつ、クシタニカントリージーンズである。ウチにはクシタニカントリージーンズはレギュラー2本、パンチメッシュが1本の合計3本あるんだが、白く焼けちゃってるので、新しいのを買おうと思ってクシタニに行ったら、店長に染め直しできると言われたのでやってもらったのだ。2ヶ月くらいかかったが、見事な仕上がりで、ほとんど新品にしたんじゃないかと思えるくらいだ。これはすばらしい。これを始めたら、カントリージーンズの売上が減ったと言うが、そりゃあそうだろ。こんなにきれいになるなら誰も買い替えんわな。これはパンチメッシュも染め直し決定だな。その染め直しを履いて行くのである。グッズが新しいと何だかうきうきするね。

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で、当日、それらニューグッズを装着して、納戸からFTRソロ仕様を引っ張り出してエンジン始動、まだ時間が早いので実家でコーヒーを飲む事にする。実家まで行って、ガレージの横に止めた。今朝のコーヒーは、限定販売の小川珈琲ブルーマウンテンなのだ。ブルーマウンテンだぞ。ブルーマウンテン! しかも、小川珈琲の、である。ひかえおろうなのである。この紋所が目に入らんかである。いやがおうなしに期待は、「高まる高まるう」(bySPEC警視庁未詳事件捜査課)なのである。そしたら親父様が「洗濯機が動かん」と言い出した。「洗濯機が動かへんでかんわ。配線が切れとらせんか」「えー、ツーリングに行くのにメンドーだがや」「そう言わんと」実家の配線は自己流でやった超蛸足配線、中部電気保安協会の佐藤さん(仮名)が見たら卒倒しそうな状況なんで、これをどこからどこまで電気が流れててどこから流れていないのか確認する作業は骨が折れるなー、テスターがいるなーなど思いつつ、洗濯機を始め、その他諸々の配線を追って、電源を調べた。「これ、どこから元電源取ってるんだ?」「わからん、ここらへんかもしれん」「どこ」「ここ」「これはなんだ?」「わからん」「これは?」「なんだろ」「ここにぶら下がってるのはなんだ」「なんだろう」「どうもコンセントのように見えるが」「そうだ、そんな感じに見える」「コンセントがささっていないようにも見える」「そうだな」「そうだなじゃないだろ」「なんと」「なんとじゃないだろ」「これまたびっくり」「さしてみよう」「あ、動いた」なんのことはない、コンセントが抜けてたのであった。やれやれ。

問題も解決したので、小川珈琲のブルマンコーヒーを飲んで、8時半ぐらいに出発した。晴れているのは午前中だけで昼から雲って雨が降るらしいので、午前中勝負なのだ。その天気予報通り、いまはまだ青空が広がっており、日も照ってるので体感温度はそれほど寒くない。そんな中をばっぴゅーんとすっ飛ばして走って行く。ガソリンはまだ入ってるので、今回の熱田往復くらいなら大丈夫だろうと思い、給油はなしで進む。

かつては名古屋への裏道と言われ、許されない2人のための逢い引きホテルがいっぱいだったのに、いまや堂々たる3車線の立派な路になった竜泉寺街道を走り抜け、守山から千種に入る。千種に入ったとたんに信号交差点が一気に増えてストップ&スタートが繰り替えされるのであった。これだから町中はいやなんだよ。でもそれ以上に困ったのはマナーがヒドいこと。信号なんぞおかまいなしで道路を横切るおっさんとか、交差点で青になったからさあ行こうと走り出したその鼻ツラ先を、ギューンと斜め横断する自転車じじいとか、おい、じじい、手を上げて挨拶してからって許される事だと思うなよ。

そんなこんなの名古屋市内を走り抜けていくと、道路の上に鎮座する巨大電光掲示板には工事渋滞情報が標示されていた。そしたらなんたら通りが渋滞だの標示される中、A4からA6まで渋滞の恐れとの標示がでた。A4とかA6とか、なんですか? PPCのサイズの事か。こういうところの標示に隠語を使わんで下さいよ。それとも一般常識なのか? オレが知らんだけ?

大久手の辺りででかいタンクの車の後ろについた。「毒」の標示があるタンク車だったので、何を積んでるのかと思って見たら、塩酸だった。げー、塩酸かよ。塩酸と言えば、硫酸と並んで何でも溶かす危険な液体の代名詞。いや、知名度では硫酸の方が上か、なんせガミラスの海は硫酸の海だからな、第3艦橋が溶け落ちるくらいだから、危険きわまりないぞ。こんなタンクの後を走るなんて自殺行為だ。回避するぜ。御器所の交差点で曲がった。

想定以上に順調に進んできたので、予定より早く熱田に入った。で、開店より30分くらい早く目的地の宮の湯に着いてしまった。前で待っててもしかたがないので、隣にある東邦ガスのでかいタンクを写真に撮ったり、日産のショールームを外から眺めたりした。そしたら特命係の神戸尊の愛車GTRが展示してあった。価格が9000000(端数切り捨て)となってたけど、なんかの間違いだろうな。そんな販売価格の国産車があると思えんし、そんだけあったらランボルギーニやフェラーリの中古が十分買える。でも、間違いなくGTRの方が速いだろうけど。そう思いながら走ってたら、本物のフェラーリに抜かされた。しかも最新型フェラーリのスパイダーですぜお客さん! まだ保護用の白いシールがあちこちに貼ってあるという事は、カンペキにド新車だぜ。いいなー、お金があったら買うのになあー。

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こうして時間を潰して、10時ちょっと前に駐車場に入った。自転車置場があったのでそこにバイクを止めて玄関まで行ったら、すでに開店待ちのじーさんばーさんが群れをなしているのであった。うーむ、恐るべしシルバーパワー、世代交代はまだまだ先だな。

10時になったので開店した。中に入ってフロントで温泉博士を見せてハンコもらって男湯に行く。ここはスーパー銭湯で温泉はローリーなのだ。今日は中津川の湯船沢温泉なのだ。脱衣所に入ったらロッカーに脱いだ荷物を突っ込み、手ぬぐいもって風呂場へ移動する。体を洗って、ここは岩盤浴風の寝湯があるのでまずはそこでリラックスなのだ。しかし、開店早々だからか、何かスッゲー寒いんですけど。竜泉寺温泉の本物の岩盤浴は温度が高くて暖かいんだけど、ここは寒い。それでも寝床は暖かいのでしばらくしたら暖かくなってきた。うつらうつらしながら30分くらいそこに入ってでた。それから露天風呂の湯が温泉なのでそこに入った。でも、そこも42度と標示されていたが、お湯がぬるいのでちょっと寒かった。つーか、温泉に来た全然あったまらんでどういう事。結局、あんまりタンノンできずに出た。

出たらさっさと温泉を後にする。うーん、やっぱり所詮スーパー銭湯ってこんなもんか。がっくりなのであった。これで700円って言うんだから、金払って入ってたら文句タラタラだったな。玄関にご意見票があったので書いたろかと思ったが、メンドーなので止めた。

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さて続いて昼飯である。天気は良いままで、雲が増えてきたとはいえまだまだ青空が広がっている。そんな中、昼飯のなか卯和風牛丼290円を狙って行くのだ。大都会名古屋だぞ、ちょっと走ればすぐ見つかるさ。しかし、全然見つからないのであった。ヤバい、昼飯の時間が刻々と迫っているのだ。こうなったらしかたがない、なか卯なら東区に1軒あった事を思い出し、じゃっかん、道に迷いながらもそこまでたどりついた。店の近くにバイクを止めて、中に入ると食券を買う。カウンターの席に座って半券を出すと、奥の方でおっさんが牛丼を何個も作っているのが見えた。牛丼はすぐ来た。はやっ。これだからファーストフードは止められない。食うのに何分も待つのはいやじゃ。早速、七味とショウガをかけて食った。美味かった。

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それからなか卯を後にして、栄まで移動する。松坂屋(まっつぁかや)でまっちゃんにお土産のアンリシャルパンティエのクッキーを買って帰った。

本日の出費

和風牛丼 290円

アンリシャルパンティエ 2960円

本日のFTRの走行距離 40きろくらい

累計のFTRの走行距離 12800キロくらい

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