コーヒーブレイクをにょいとらんで加子母
5月14日(土)
先般から再三申し上げているように、14日土曜日はクシタニコーヒーブレイクミーティングの開催日なのである。今度参加すれば通算3回めの参加となり、クシタニコーヒーブレイクミーティングオリジナルマグカップの獲得に必要な4回の参加へリーチとなるのである。このように非常に重要な位置づけとなるのが今回のクシタニコーヒーブレイクミーティングなのだ。参加必須である。当日は5月号の温泉博士の有効期間の最終日前日という事もあり、実は全然使っていない5月号を活用もしなければならないと言う複合条件の発生する案件でもある。そのため、タイムスケジュール的には、クシタニコーヒーブレイクミーティングに参加してから温泉博士で温泉に入って帰ってくる、というのが一般的な流れとなるのであるが、困った事に、温泉博士の温泉が、クシタニコーヒーブレイクミーティングの開催地である加子母とはてんで離れたところばかりなんだよなこれが。加子母は岐阜県の中津川と下呂の間くらいなところなで、その付近の温泉が該当すれば良いのだが、5月号は岐阜の温泉が、牧歌の里、平湯温泉、そして道の駅かれんの温泉の3湯のみ。牧歌はひるがのなので全然位置がちがう、平湯は遠い、かれんは、申し訳ないが、ここの温泉は無料でも入りたいと思わん。困った。加子母から飛騨を横断して牧歌まで行くか、41号を更に北上して平湯まで行くか、どっちが良いか検討に検討を重ねるが、結論は出ず議論は平行線をたどるのみなのであった。ところで、土曜日はツーリング、日曜日は何をするのかと考えて、ハッと気がついた。そうだ、別々にすれば良いじゃないか。土曜日はクシタニコーヒーブレイクミーティング、そして日曜日に温泉博士、こうすれば全く問題なく事態を着地させる事が出来る。素晴らしい。そのためにはクシタニコーヒーブレイクミーティングをにょいとらんで行く必要があるのだが、まっちゃんがどう回答するかが雌雄を決するのだ。で、前日、まっちゃんに一緒にクシタニコーヒーブレイクミーティングに行くよう要請すると、あっさり快諾、事態は急速に進展を見せるのであった。
さて、当日である。せっかくにょいとらんで行くのだから、ランチはゴージャスにしたい。というか、ランチを含めてしっかりと作戦を構築しておかないと、この日の良し悪して、翌日の温泉博士ツーリングが破断する恐れがあるのだ。そこで、朝4時30分に起床、ネットで情報収集して、良さげなランチが頂けそうなお店をピックアップ、そして、まっちゃんが行きたいと言っていた中津川のショップの位置も確認し、準備はカンペキなのであった。ヘルメットにクールロボ無線を取付け、FTRはソロ仕様からにょいとらん仕様に変更、サイドカバーを取り替え、振り分けバックを取付ける。実家でコーヒーを飲んで行く約束をしていたので、これからコーヒーブレイクミーティングなのに、コーヒーを飲んでから8時頃に出発した。
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FTRの出撃は1月半ぶり、前回のツーリングは温泉データ補完計画の豊貴温泉以来である。累計走行距離は13000キロを超えており、よく考えたらオイル交換しないかんかった。おまけに、その時走った雪道のおかげでけっこう汚れがひどいし、チェーンはカリカリだし、よくよく見たらタイヤは中央だけがすり減って、そろそろ交換しないかんかなあという状態。しかも、タイヤは淵の方はまだヒゲが残ってるって、どういうこと? こんなタイヤになるって、チョーヘボっぽいじゃん。やだねー。今度しっかりメンテしてやらんといかんなあ。今日は勘弁してがんばってくれよ。
という事で、ガソリンはまだたっぷり入ってるので、補給はなしで旧19号線を多治見に向かう。前回から帰って来て40キロくらいだったので、この状態で補給しても2リットルも入らんかもしれんからな。そりゃああまりにも格好わるいでしょ。まあ、セルフなんだから格好わるいもなんも無いんだが。
旧道を走って、旧道の内津峠をバリバリ伝説みたいにクオーンと、あるいはキリンみたいにヌカカッと、走り抜けて行った。まっちゃん「なにこの走りは?」「少しでもタイヤの淵を磨り減らそうと思いまして」「バッカじゃないの!?」
多治見で19号線本線に合流し、順調に中津川方面に向かう。天気は晴れで空は青くてさすが晴れ女まっちゃんを連れて来ただけの事はあるぜ。19号線は巡航速度が速いので、FTRで流れについて行くのはなかなか大変なんだが、幸い前が詰まってきた。何かと思えば先頭は軽トラがトロトロ走ってた。CBRやCBで走ってたら、なにをちんたら走ってんだボケェ、とあいつとララバイな感じになるんだが、FTRだと平和だ。やれやれ安心してゆっくり走れる。まったく人間てヤツはおチョーシ者だぜ。
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道が混んできたのは恵那あたり、道路の4車線工事中のところだった。ここの工事も長い事やってるなあ。でもここが完成すればいつも渋滞気味な箇所なんで、それが解消されるからいいね。工事中のみなさん、がんばって下さい。
中津川に入って、インター付近で257号線に分岐する。出発してからそろそろ1時間経過で、休憩したいところだが、ここで休憩してなんか飲んだら、コーヒーブレイクミーティングでコーヒーを飲む意味ないじゃん! で、休憩なしでガンガン走って行くのであった。それにしても257号線を走るのは本当に久しぶりだが、結構いい道だね。山もきれいに見える。養鶏場建設反対の看板がでかでかと建ってる。ローワンやながある。苗木城跡がある。でかいドライブイン元起もある。寸又峡もある。なかなか見所のあるところなのであった。でも今日は全然見れないんだけど。
どんどん257号線を走って行くんだが、いっこうに道の駅に辿り着けん。おかしいな、中津川からちょっと走れば着くはずだったんだが、計算違いだったか。すると、前方に道の駅の看板が見えた。おお、遂に来たぞ。おっしゃー、コーヒー飲みまくりだぜ、お菓子も食っちゃる、ハイテンションでツッコミをかけた。が、よく見ると、コーヒーブレイクミーティングのランドマークである緑色のテントが見当たらん。おかしい、と思ってよく見たら、道の駅花街道付知だった。どうやら、目的地の道の駅加子母はもっと先のようだ。なんせ、岐阜県は道の駅設営件数日本第2位だからな、犬も歩けば棒に当たる、岐阜を走れば道の駅、しかし、こんなに建設してどうすんだ。
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そこからちょっと走ってトンネル2つ越えて、遂に目的地の道の駅加子母に到着した。すでに駐車場はバイクがところ狭しと列んでおり、会場の熱気は最高潮、盛り上がっております。バイクを停めるとヘルメットをミラーにかけて、コーヒーブレイクミーティングのランドマーク、緑色のクシタニテントまで猛ダッシュで行くと、コーヒーをゲットした。紙コップだったけど、ちょっと寒かったんで温かいコーヒーは最高にうまかった。で、前回前々回ともらえなかったスタンプカードを頂いたのであった。前回、スタンプカードを忘れた大失態の営業の方が、今回はちゃんと持って来ており、2回分と今回の分と合わせて3個のスタンプを押してくれた。押してくた? よく見ると象形文字みたいなマークがボールペンで書いてあるのであった。なんじゃ、スタンプじゃないじゃん、スタンプカードなんだからスタンプ押せよ。なんちゅうビンボー臭い、まさしく泣ける話、さすが世界のクシタニ。
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コーヒーを飲みながらお菓子をもらおうとしたら、そこにはチロルチョコがあった。しかも、クシタニコーヒーブレイクミーティングオリジナルのチロルチョコじゃん、1個どうぞと言うので1個もらってきた。でももったいないので食えんかった。そこで他のお菓子を食った。食いながら辺りを見回したが、名東店の店長はいなかった。昼から店を開けると言ってたので、もう帰ったんだろう。会えないのは残念だが仕方がない。コーヒーを飲み終えて、さてどうしよう、取りあえずトイレを済ませて売店でも見ようと思ったら、バイクの一団が到着した。その先頭を走っているのは黄色のKawasaki、あれ、店長のと同じバイクだよ、珍しいな、同じバイクって‥‥あれ店長じゃん。マジかよ、今頃到着かい、店を6時30分に出発して、今は10時30分、4時間もかかったんかい、どうなってんねん。
クシタニの首脳部らもその点に興味津々らしく、バイクを止めてテントにやってきた店長は当然の質問攻めに会うのであった。まるでスキャンダルが発覚した清純アイドルに群がる芸能リポーター「店長、今到着したんですか!?」「どのルートを走ったんですか!?」「この時間にここに来て、お店は大丈夫なんですか!?」群がる記者に店長は「これから検証します!」「お店は営業させます!」と必至に答えていた。その後、記者の質問攻めから開放された店長と少し話す機会があったが、やっぱり道を間違えたみたい。それから売店を見たら、たらの芽が売ってた。椎茸も肉厚なのが売ってた。これを天ぷらにしたらうまいだろうなあと思っていたら、まっちゃんも思っていたらしく、あうんの呼吸で購入決定、どうせなら良いのを選んで、と、まっちゃんが取ったたらの芽を、地元の人らしいおじさん「それはたらの芽じゃないよ」まっちゃん「なんですと?」おじさん「それはナンタラだよ」おじさんの奥さん「アンタ、それはカンタラ」おじさん「そうカンタラ」やばいやばい、あやうく間違えるところだったぜ。横に並んでいたもんで同じだと思っちゃったよ。正しい方を取って、会計する。こうして買うもん買ったら、腹も減ってきたし、そろそろ撤退しよう。店長に先に帰る事を伝えて、バイクに戻った。
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道の駅を後にして、次はランチなのである。朝、ネットで情報収集した店は3軒、近いところから様子を見ていこう。まず1軒目だ。目印がJAのあるところを曲がるんだが、どんだけ走ってもJAがないぞ。おかしいな、おかしいぞ。どんどん走って、これは通過しちまったかなあ、と思った時、まっちゃんが「逆じゃないの」「逆?」そうか、257号を中津川方面に戻っているのだが、下呂方面に進まないかんかったのだ。しまった! しかし、今頃もう遅い。バイクは、ただ前進あるのみの乗物なのさ。2軒目に挑むぞ。どんどん走って、2軒目の目印、ヤマザキデイリーストアはかなり戻って発見した。その信号を曲がって進むと、左手に目的のお店を発見、行き過ぎたので戻って店の前に止まった。が、何か様子がヘンだ。看板にはOPENとあるのだが、客は一人もいない、店内も薄暗いし、店員の姿も見えんし、どういう事なんだ? その異様な雰囲気には心当たりがあった。そうだ、これはあの事件と同じだ! 1872年のあの忌まわしい事件、メリーセレスト号事件と同じだ。店内の人が全て消え去ってしまっている‥‥まさか、この地で恐るべき怪奇四次元消失事件、BT現象が起きるとは‥‥。このままではわれわれも別の次元に転送されるやも知れん。脱出だ! 反転して全速でその場を離れるのであった。恐ろしい体験だった。だれかこの事件の真相を知ってる人、情報を求む。
3軒目に向かう。この3軒目が外れたら、モスバーガーのBLTになってしまうぞ。そうなったらまっちゃんは逆上、明日のソロツーリングはなかった事にしてもらおうになってしまう。やばい。緊張しつつ、3軒目の目印、自動車学校と熊谷製作所を発見、その近くにお店があった。ちゃんと営業しているし、駐車場は満車。これは人気店の予感である。バイクを止めてまっちゃんが偵察に向かう。すぐに戻って来て、相席ならすぐ座れるから急いで! というので急いだがモタモタ急いでもモタモタ、何してんのバッカじゃないの!? と怒られつつ、お店に入った。なにこれスッゲーおしゃれな店じゃん和風モダンで、いい感じ、何でこんな辺鄙なところにあるのさ。相席でおねーちゃん2人の隣に座って、ランチを注文した。窓から山の風景がよく見える。注文したランチが来て食った。でらうまいじゃん。デザートも食った。うまかった。メニューは何種類もあるので、また来ないかんな。
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お店を出たら、続いてまっちゃんの行きたがっていたショップに向かった。19号を長野方面に向かい、落合宿本陣前のショップに着いた。そこは古い民家をリフォームしてアンティークや雑貨を販売しているショップで、なかなか良い雰囲気だった。お店の方が紅茶とバームクーヘンを出してくれたので、何も買わずに帰る訳にも行かなくなり、猫の置物を買った。それからいろいろ話をして、頃合いを見計らってショップを後にした。
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あとは19号を走って帰って来た。
帰って来てたらの芽を天ぷらにしたらめちゃくちゃにうまかった。
本日の出費
たらの芽550円 しいたけ300円
ランチ 1050円×2人前
猫の置物 300円×2個
本日のFTRの走行距離 180キロくらい
累計のFTRの走行距離 13310キロくらい