26日は風呂の日なのだが飛騨小坂
8月26日(日)
最高に楽しかった夏休み、長くて短い夏休みとはうまいこと言ったもんですが、とにかくいろいろ大変だったけど楽しかった北海道ツーリングも終わって、そうです、楽しい事が終われば、また砂を噛むような日常生活が待っているのであった。しかし、休みって何でこんなに早いのかなあ。休み明け、それからの1週間の長い事長い事、やれやれやっと1週間が終わったかと思ってテレビ見てたら、石原さとみと小栗旬がドラマやってた、アレなんで週末に月9ドラマやってるんだ、と思ったら、まだ月曜日だったぜ。がはは。っていうくらい、1日が1週間に思えるくらい長かった、まさしく一日千秋な状況で、お仕事に勤しんでいたのでした。そりゃあね、日常生活があるからこそ、非日常生活であるロングツーリングが楽しいのであるからして、毎日毎日ツーリングではそれはそれで無味乾燥なものになってしまうから、それはそれでいいんだけど、とにかく1週間が長かったんだけど、ようやく終わったんだよ。で、恒例の幕張メッセじゃないやハンズメッセに行って、ウホウホな買い物をして、その夜はその日の朝食ったまんじゅうにあたったみたいで、お腹が痛くてウンウン唸ってた。まんじゅう、賞味期限が8月23日までだったんだけど、そんなもんダイジョーブだよ、今時の食いもんなんか、合成保存料は使ってませんとか書いてあるけど、合成でない保存料ががっつり混ざってるから腐れへんて、食っちゃえ食っちゃえ、おいしいおいしい、などと食ったわけなんだが、デリケートなぼくの胃袋はピリピリ反応しちゃって、お腹が痛くてクスリ飲んで寝たんだけど、次の日は復活してた。よかったよかった。一時はどうなる事かと思ったよ。で、復活して一日千秋で待ったこの週末、しっかり晴れて、ツーリング日和なのである。いざ行かん。
ということで、朝5時の天気予報をチェックし、ハムトーストを食って準備して実家へ行くと、ガレージから7月8日以来のCBR600RR/ABS、コードネーム、ジョンカーター号を引っ張りだす。もちろん、エンジンは一発始動、リアシートに温泉セット巾着袋をパンツのゴムひも作戦で括り付けたら、出発なのであった。
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まずはガソリンだ。いつものコスモ石油に向かう。給油機の前にバイクを止めて、操作画面がメール会員になってないのでアレと思ったんだが、まあ、いいやといつも通りの操作で給油を開始、ハイオク満タンなのであった。そして、そして、給油終了して10.7リットル入ったんだが、レシート見てがっちょーん。何ですと、153円ですと。これコスモ会員価格でこの価格なんだよな。なんちゅう価格だ。ちょっと北海道に行ってたもんで、ガソリンの価格に無頓着になってたけど、こんな高騰してたんかい。一時期落ち着いたかと思ったのに、また高騰してるんかい。やだねー。ホント。ちなみにCBR600RRは250キロ走ってたので、リッター約25キロくらいの燃費の伸びはいいんだけど、それにしても高いな。とはいえ、ぶーぶー言っても仕方がないので出発する。19号線を多治見方面に向かう。天気は快晴、空は青色、雲ひとつない快晴である。時間が早いからまだ涼しいけど、暑くなりそうだぜ。
さて、今回の目的地であるが、温泉博士の今月号が、やはりオンシーズンが絡んでいるせいか、あまりないんだよ。良さそうなのは、以前行った事のあるひがきホテルか、横谷温泉か、あとは森のひゅってくらいなんだけど、近いか遠いかどっちかで、ちょうどいいくらいの距離がないんだよなあ。できれは往復250キロくらいで片道3時間くらいがいいんですけど。でも温泉博士にはないので、今回は温泉博士は諦めて他の方法で行くことにした。ええ、普通にお金を払って入ります。となると、おのずと決まってくるんですが、賢明なるサイト訪問者諸君はもう気がついたと思うんだけど、ひめしゃがの湯ですね。相も変わらずひめしゃがの湯。やはり、割引券を使えば500円で掛け流し、しかも飛騨小坂と場所もちょうどいいくらいで、山なんで一応涼しいということで、決定。で、お昼はどうしようかと考えて、ああ、そうだ、いつもの行きつけの喫茶店に行けばいいじゃん。サンマルティンに行けばいいじゃん。そうだ。オレってあったまいいー、って、このコース、もろ5月13日のFTRでのコースと同じじゃん。まあいいか。そんなわけで、あまり芸のないコースなんだが、北海道から帰って来て最初のツーリングなんで、ホームコースを走るということにしておいてください。
内津トンネルをぬけて多治見に入り、いつもの交差点で小泉駅を経由して248号線に出るルートを進む。今回もバイパスではなく旧道を走る事にした。順調に走って、可児から川辺へ、そして41号線に合流する。合流地点の交差点では、美濃加茂市街地をパスする41号線バイパス高架道路の工事が再開されており、かなり進んでいた。高架が地上にようやく繋がりつつある感じになってた。今日は日曜日だから工事はお休みのようだ。
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41号線に入ったら、天気もいいし気持ちいいのでペースを上げて走る。ドンドン走る。時間が早いのでまだ交通量も少ないから実に調子良く走れる。やっぱり早めの出撃がいいよね。途中、自走式クレーン車や、速度規制厳守コンビニトラックの後ろについてペースが落ちたが、それでも順調に第1休憩ポイントの飛騨金山デイリーストアに到着した。ここで水分補給をする。500ミリのペットボトルお茶を買って飲んだ。天気は相変わらず快晴で、そろそろ暑くなって来たかな。駐車場でお茶を飲んでいると、コイーンコイーンと音を立ててSSが何台か走って行く。きっと岩屋ダムに行く連中だな。ハングオンしまくるんだな。転けんようにな。お茶を飲んだら出発した。
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出発してすぐに、濃飛バスの観光バスの後ろになってしまった。ういーんういーんと走っているバスは、実にペースが遅くて、ほぼ制限速度なのであった。あーかったりーなーなどと思ったが、意外に対向車線の交通量が多いし、無理に抜いてもまた別の遅い車がいるだろうと思って、おとなしく濃飛バスの後ろを走ってたんだけど、そしたら、後ろのマークIIが、めっちゃイライラしてるのはわかってたんだけどさ、誰でもそうすると思うんだけど、バイクならトラックやバスの真後ろには着きたくないから、ある程度、車輛間隔をあけるじゃん? それが気に入らんみたいで、いきなりぎゅいーんと抜かして行きやがって、抜いたってバスがいるじゃん、などと思って見てたら、そのまま強引に、対向車線に出て抜かして行った。抜かして行ったんだけど、ちょっと先にはまた同じようなバスがいて、その後ろで詰まってた。慌てる某は‥‥ってよく言ったもんだ。
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下呂手前で、この前来た時に気がついてたんだけど、新しい国道256号線が出来てた。濃飛横断自動車道だ。東仙金山湖を経由して東海北陸自動車道に連絡している道のようだ。たしかに156号線を走ってると東海北陸自動車道にアクセスしやすいけど、41号を走ってるとなかなかアクセスしにくいからな。こういう道が何本か必要なんだろうなあ。行ってみようかとも思ったが、サンマルティンのモーニングの時間が終わるとヤバいのでやめといた。
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それから41号線を順調に走って、モーニングの時間内にサンマルティンに着いた。オレの行きつけの喫茶店のサンマルティンだよ。ママとも顔なじみなんだよ、いや、向こうが知ってるかどうかわからんけど。バイクを建物の横に止めて中に入った。で、この前と同じ席が空いてたのでそこに座った。っていうか、ここがこの店でのオレの指定席さ。なんてったって常連客だからな。ママが注文を取りに来たんで「いつものを」と頼んだ、ウソです、「ブレンドくださいモーニング付けてください」と注文しました。待ってる間にトイレに行って、週刊誌があったのでそれを持って来て読んだ。週刊誌を読むなんて久しぶりだな。元モーニング娘。の安倍なつみさんのセクシーショットグラビアが掲載されてて、子供だと思ってたらもう30過ぎて随分と大人っぽくなったなあ、などと鼻の下のズローンと長くしてみてたら、モーニングが来た。メニュー通り、コーヒーとサラダとトーストで、この前と同じように、メニューにはないミニおにぎりが付いていた。やっぱりオレって常連客だからな。おまけ付きなのさ。コーヒーを飲みつつ、トースト食ってサラダ食って、で、おにぎりを最後に食った。食いながら、テーブルにあった県民栄養調査を実施しましたというリーフレットを見てたら、野菜が足りないと強調してあった。うーん、確かに、野菜を食ってないなあ。朝はハムトーストで、このモーニングが昼飯になるけど、ミニサラダだけだしなあ。やっぱり野菜ジュースを飲まないかんのだろか、などと考えつつ、コーヒーを飲んでセクシーグラビアを再び鼻の下を伸ばして見てた。しかし、こういうグラビアって懐かしいよな。いまじゃあ、こんなのネットでいくらでも見れるからさ、今のガキどもは恵まれとるよ。オレらのガキの頃は平凡パンチとプレイボーイをどうやって買ってくるか、ホント、知恵を絞ったもんだよ。手に入れたら今度は隠し場所が問題で、たまにおふくろに見つかって焦るんだよなあ。学校から帰って来たら、隠しといたはずの平凡パンチが、ポンと机の上に載ってたりしてさー。でも母親も馬鹿息子のスケベ心が分かってるみたいで、何もツッコミ入れなんだよな。返ってそれがプレッシャーになったりすんだけどさ。今ではTSUTAYAのアダルトコーナーでも全然ヘーキで見てられる歳になりまして、おっさんになったなあ。逆に、ドキドキするのは、ブックオフのフィギュアコーナー、あそこでアスカのフィギュアを見つけて、なんとかして買えんかなあなんて思ってるときの心情は、ほとんど、プレイボーイをどうやって買おうか考えてる青少年の心情と同じです。えーっと、あれ、何でこんな話になってんだ。なんかジジイみたいな話の進め方だな。
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さて、モーニングも食ったので行きつけの喫茶店サンマルティンを後にして、温泉に行こう。で、温泉なんだけどさ、さっき、しみずの湯の前を通った時に26日は風呂の日サービスって書いてあったよな。そうそう、たしか、しみずの湯って26日は入浴料金が安いんじゃなかったっけ? 行ってみる価値はあるぞ。とうことで、ひめしゃがの湯を一端通過して、しみずの湯まで戻ってみた。で、駐車場にバイクを止めて、建物の方に行った。しみずの湯は久しぶりだな。ここは温泉博士でたまに掲載されるので、その時しか行かなくなっちゃったからな。でも最近、温泉博士に載らなくなった。これは馬瀬川温泉もそうだけどさ。ここしばらく、飛騨周辺の温泉が温泉博士対象にならんくなって来たのがちょっと危惧してます。で、建物に入って、発券機を見たら、いつも通りの600円になってた。え、割引無しかよ。で、よく説明を見たら、入浴券の綴りを安く売りますみたいな事が書いてあった。なんだ、そんな事か。じゃあ、カンケーないな。当初の予定通り、ひめしゃがの湯に行こうと思う。
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で、来た道を再度戻ってひめしゃがの湯に行った。だんだん暑くなって来たぞ。41号線から県道437号線に入って、濁河温泉の看板を見て、このまま森のひゅってに行く手もあるなあなどと思ったが、やはりCBR600RRであのウネウネ山道を走る気にならんかったので、やっぱり当初の予定通り、ひめしゃがの湯の方に曲がった。そしたら、巌立峡に行く道がわからんみたいな他県ナンバーのミニバンが右往左往してたので困った。ミニバンはようやく道がわかったみたいで、そうそう、真っすぐ行けばいいんだよ、長い事歩くからお茶持ってけよ、などといらんお世話を聞こえもしないのでヘルメットの中でつぶやいて、自分はひめしゃがの湯に向かった。
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駐車場に入って、暑いので日陰に止めたいなと思ったら、みんな考える事は同じで、日陰に無茶な止め方をするようで、規格外の場所には全部、駐車禁止の札の貼られたポリボックスが置いてあった。仕方がないので、山岳鉄道の横に止めた。温泉セットを持って建物の方に歩いて行く。中に入って階段を登り、小学生の絵が展示してあったので全部チェックしたら、なかなか自由奔放な作品もあって素晴らしかったよ。玄関に行って靴を脱いで下駄箱に入れた。発券機が故障してるようで、受付がちょっと混んでた。割引券と500円玉を用意して待ってたら、目の客がモタモタしてるので、受付のねーちゃんが、次の方どうぞと繰り上げてくれたのでスピーディに通過で来た。そして男湯の暖簾をくぐり中に入った。脱いでロッカーに荷物を突っ込み、お風呂場に移動する。体を洗って、うー、汗を洗い流すのが気持ちいいぜ、でもまた後で汗だくのTシャツ着るんだけどさ。で、体を洗ったら湯に浸かる。内湯に浸かって露天風呂。そして源泉風呂にも入るのであった。源泉風呂は源泉そのままなんで温度が低いというか、ほとんど水みたいだが、今日は暑いので入るのにそんなに大変じゃないだろう。この前来たときはまだ春先だったからな、などと思ったが、足を突っ込んだら「ぎゃ」と言うくらい冷たいじゃん。ぐぐぐっむむむっと歯を食いしばって入るのであった。でも一旦入ると全然問題なかった。すげー気持ちよかった。しばらく入って出たら、水風呂の入ってたようなもんだで、今度は体がカーッと熱くなってきた。これはヤバいかもしれんと思い、急いで熱い内湯に入って体温コントロールをした後に出た。脱衣所で十分にクールダウンしてから装備装着、脱衣所を出た。受付の前のソフアでしばし休憩、そしたら面白い分析表が貼ってあった。
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下呂の温泉すべての比較分析表だ。ここひめしゃがの湯のほか、下呂温泉、馬瀬川温泉、金山温泉など、全部の温泉の記録が網羅されてた。こういう比較の見方をしなかったから面白いね。で、温泉の内容は、とにかく圧倒的にひめしゃがの湯の勝利。すごい温泉なんだなここ。改めて感服いたした。
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温泉を出た。さあ、帰るか。帰る途中で、いつも鉄道マニアが写真を撮ってるポイントで止まってみた。電車来ないかなー、と思って待ってた。そしたら、ちょうどいいタイミングでワイドビューひだが走って来た。実にちょうどいいタイミングだったが、全く油断していたのであった。そんな調子良く電車(電化されてないから電車ではないよな)が来るわけないだろ、そう思っていたのであった。で、カメラのスタンバイに遅れをとって、撮り損ねた。人生、何事も準備は万全にした方がいい。
仕方がないので後はまっすぐ帰って来た。途中、野菜を取らにゃーと思ってカゴメの野菜生活を飲んだ。野菜生活たっけーよな。そして、帰って来た。汗だくになった。北海道とはえらい違いだな。
本日の出費
お茶 98円
モーニング 400円
温泉 500円
野菜生活 149円
本日のCBR600RRの走行距離 約270キロ
累計のCBR600RRの走行距離 約9900キロ