予期せぬ割引に得した気分の長久手
12月16日(日)
うおーっ、なんか気分的に盛り上がってきちゃってるよね。師走ですよ師走。先生も走るほどせわしない師走、あれこれやんなきゃと気は焦るけど体がついてこん。だからひたすら走るのであった。そう、走らねばならんのだ。走るのがライダーの宿命なのさ。さあ、週末も走るぜ。週間天気予報をチェーック、なんだと土曜日が雨じゃん。むふう、ならば日曜日に行くまでよ。しかし、世の中そんなに甘くないのであった。そう、今度の日曜日は第46回衆議院議員選挙なのであった。アイドルグループ総選挙じゃないよ。あれは有権者が資金をつぎ込んで行われる、いわば前近代的民主主義による選挙体制であり、昭和初期すなわち戦前時代のものである。このような旧態凄然としたシステムが21世紀になっても通用すること自体が、現代における社会基盤の疲弊と世代交代の失態と見るべきかは別の問題として、今回、一番の障壁となるのは、やはり選挙となれば、投票に行かねばならないということである。これは日本国民の尊い義務なのである。これまで幾千幾万の有志の犠牲によって、我々が手にする事をできた尊い義務である。権利には義務がともなうのである。まあ要するにアレだ、ツーリングに行きたきゃまっちゃんにゴマスリしとけっていうアレだ。あ、なんかすげーわかりやすい説明じゃん。そうなんだよ、だから投票にいかなかんから日曜日にツーリングに行けないじゃんか。どうしよう。困った困った。うーんうーんと雨の土曜日に唸り声を上げながらパソコン見ながら悩んでたら、某CB1300乗りの方が、クシタニ浜松なう、などとTwitterしてやがった。クシタニのえーもん買っちゃったなう、などとTwitterあそばされてた。クッソー、デラうらやましいぞ。悔しいから日曜日、投票なんかブッチしてツーリング行っちゃおうか。そうだそうだ、ツーリング行っちゃおう。だってさーもう誰入れたって同じだもんね。世の中なんて、変わらねーよ。自分の1票くらい、あってもなくても一緒だよ。へっ、などと、高2の、なんか世の中斜めに見てる自分がカッコいいなんて思ってた頃みたいな心理状態になってきたのであった。そしたら、FF氏が「1番に投票所に行ったら特典がある」なんて言うので、やっぱり投票に行こうと思い直したのであった。さらに体にハンデをお持ちの有名人の方が「投票しても何も変わらないだと? アホか、んなぽろっと魔法みたいに変わるわけねーだろ」なんて言うので、そうだよなあ、簡単には変わらないけど、地道に変えるためには棄権は危険だよなあ、やっぱり行かないかんと思い直したのであった。夏の台風で途切れたが、それ以来、今日ここまでツーリング連続出走記録を伸ばしてきた、断腸の思いであるが、今回は断念するほかないようだ。無念である。苦渋の決断をした男の中の男を演じていたら、まっちゃんが一言「別に投票してから行けばいいじゃん」え、今なんて言った? あ、あそうか、投票なんて行って帰ってくるのに30分もあれば十分だもんな。そうじゃん、投票してから行けばいいじゃん。まっちゃんあったまいいー! よし、投票してからツーリングに行こう。町内公民館の投票所へ行って、投票用紙に、何だっけ? 太陽の塔って書けばいいんだよな。あれ、太陽の塔はもうないのか、あ、そうだ、新進党って書けばいいんだ。いや違うな、日本新党だっけ? 新自由クラブか? まあいいや、投票所に行けばわかる事だよな。とにかく投票してからツーリングに行く事にした。
で、当日、選挙が何時からやってるのかはさておき、何時からやってたにしても、BlogでPink Floydの事をを書いてたら8時過ぎてたんだよ、がはは。おかしいな、一番乗りする予定だったのに。仕方がないので急いで選挙会場に行くと、太陽の塔に1票入れてとんぼ返り宙返りで急いで帰って来た。着替えて実家ガレージからCBR600RRジョンカーター号を引っ張りだしたらエンジン一発始動、エグゾーストを響かせるのであった。今日は温泉博士は使わないので、シートの下に手ぬぐいだけ入れたら出発である。
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ところで本日の目的地であるが、温泉博士の1月号で行けそうなのが、下呂温泉、しみずの湯、ひがきホテルの3カ所で、しかし、今日は出発時間が遅くなっちゃったんで、どうしようかと思ってた所に、またまっちゃんが「ござらっせでいいじゃん」と言うので、まあそれもいいかと思い、ござらっせに行くことにしたんだよ。あ、ござらっせってのは、長久手の日帰り温泉施設の事ね。片道12キロ、30分から40分で行ける所。だから、給油をどうするか、ちょっと迷った。いろいろ考えて、現在約250キロ走ってて、安心して走れるのはあと50キロくらいなんだけど、年明け早々に車検があるんで、小牧の陸運局まで行くことを考えれば、今日、給油した方がいい結論に至った。ということで、いつものコスモ石油に行った。メール会員画面になってたので、ケータイを出してパスワードを入力した。反対側でも給油している人がいたけど、カードを入れたのに「カードを入れてください」油種を選んだのに「油種を選んでください」何だよコイツケンカ売ってんのかと思ったら、それは反対側の人の機械の音声案内だったぜ。 2台の機械の音声案内がダブって聞こえる状況。非常に混沌となるので、関係者諸君は熟慮の上なんとかしなさい。ちなみに10リットル入った。会員価格はハイオク149円、燃費はリッター25キロってところで、相変わらず好燃費なのであった。
コスモ石油を出たら19号を春日井市街方面に走っていく。天気は快晴、温度も暖かいぞ。先週の寒気がウソみたいだ。道路脇の温度表示が12度だった。12度だと。おいおい、もう春になっちまったぜ。季節の巡るのは早いもんだぜ。などとほざきながら、ちょっとヤボ用をすませて、熊野から中央線を陸橋で越えて神領経由で高蔵寺に戻った。東谷山橋で庄内川を越えたら、フルーツパークの横を抜ける。ここら辺の道がまだウエットだった。ゲロゲロー。バイク汚れるじゃん。森林公園までやってきて、そこから県道75号線で三郷を抜けるんだが、ここが交通量が多いのと、名鉄の踏切があるのとでノロノロ運転だった。ちょっと気候が暖かいとは言え、エンジンの水温が一気に100度になってあっという間にファンが回ってしまった。なんかファンヒーターが作動したみたいに足元に生暖かい風が来るのであった。でーらー寒い時にこうなるとうれしいんですけど、今日はそれほど寒くないし、でも、今日はモモヒキを履いて来なかったんで、まあよしとしよう。などと考えていたら、突然、ぎゃはははーっと笑い声が聞こえてきたのでビックリして辺りを見たら、隣の右折車線で信号待ちしてる軽自動車の2人組ギャルが、何がそんなに楽しいのか面白いのか、らっきょが転がったのか、大きな口をがばーっと開いてけたたましく笑っていた。クルマは密室風なんで、車内ではいろいろ無防備になるから気をつけよう。外からは実は丸見えです。
国道363号線目で突き当たった。そこで、ふと、瀬戸のランドマーク、デジタルタワーが目に入った。ああ、そういえば、以前一回行った事があるよなー、ござらっせに行って帰るだけじゃ能がないから、ちょっと寄り道してみよう。ということで、デジタルタワーの見える方向に行ってみた。そしたら、あんだけ立派な建造物にも関わらず、案内表示がまるでなんだよ。全然わからへんもんで、テキトーに曲がって行ったら、どんどん山の方に入って行ってしまいました。道が悪くなってウエットになって、ゲロゲロ、また汚れるじゃん、もういやこんな生活、くっそー看板出しとけよボケ。などと悪態をつきながらUターンかましてもとの県道57号線走り、川沿いの道に入ってをウロウロしてたら、やっと看板を発見した。しかも逆方向に進んでいた。またまた苦手なUターンをかまして、しばらく走ったらまた看板発見、そっちに進むと、砕石工場みたいな現場の中を走って、またしてもバイク汚れるじゃんクソーとヘルメットの中で喚き散らしながら走って行ったら、とんでもなく荒野の山の中のデジタルタワーに到達した。
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すげーなオイ。何がすげーって、こんなランドマークな建物にもかかわらず、全然客寄せする気がないのがすごい。やりようによってはもっと地域の活性化に繋がるのではないでしょうか。ああ、でもお金がないのかもなあ。何をやるにもお金がいるからねえ。こんな殺風景な山の中にほったらかしになってるのが、なんかもったいない気がするけど、これが現実なのか。併設されているデジタルリサーチパークセンターだが、以前ここに来た時は、中に入っていろいろ見れてんだけど、今日はやってるのかやってないのか、入ってもいいのかいけないのか、よくわからないくらいに沈黙の要塞化してたので、ヤバいと思って辺りの写真だけ撮ったら引き上げる事にした。MIBみたいな連中が「おい! お前なにしてる!」と取り押さえられて、秘密警察に連れて行かれて厳しい尋問の末に、ぼくがやりましたと言っちゃうんだよ。そして有罪にされて家族も地位も名誉もみんな何もかも失うんだ。あ、地位と名誉は初めからなかったでした。
デジタルナンタラセンターを後にして、ござらっせに向かう。向かうのだが、瀬戸は土地勘がまるでないし、そもそも非常に道路網が複雑かかつ怪奇なので、アと言うまに道に迷った。なんだかワケがわからんままに走っていったら、広い道に出た。とりあえず広い道を走ってた方が安心なんで、そっちに曲がったら、リニモの駅に遭遇した。愛知県立大学のキャンパスもあった。ああ、これが有名なリニモが無くなると通学に困る大学か。でも最近はリニモも好調らしいから良かったじゃん。そこから名古屋方面長久手方面に曲がったら、見覚えのある道に出た。いつも豊田岡崎方面にいく時に走る道だ。ここを戻ればござらっせだ。よし、これで道はわかったぜ。
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こうして、ようやくござらっせに到着した。駐車場に入って、バイクをどこに止めようかと思ったら、囲いのあるところにバイクが何台か止まってたので、そこに置く事にした。囲いの中に入ったら自転車置場だったけど、バイクも置いていいのかな。Kawasakiのでかいのと、SUZUKIのオフロードバイクが止まってたので、まあ、いいのかなと判断してその隣に止めた。風も強いので、囲いの中に止められるのは安心でいい。しかし、なんでこんなトーチカみたいに厳重に囲ってあるのだろう。
ヘルメットを取ってワイヤーロックで括り付け、シート下から手ぬぐいを出して温泉の建物に向かった。温泉への道は屋根が付いており、そこに小さな電球がいっぱいぶら下がっていた。夜はイルミネーションがきれいなんだろうな。しかも、屋根にはビッシリと太陽電池が貼付けてある。キカイダー01である。太陽電池で夜のイルミネーションやってるんだな。
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建物に入ったら、すぐ温泉がある。ちなみにここは、温泉施設を含めていろいろあるところで、産直販売所やらレストランやらある。で、温泉の玄関をくぐると、りんごの直売やってた。1個100円だったから腹減ってたので食いたいなあと思ったけど、家にいっぱいあるからやめた。ブーツを脱いで下駄箱に入れるのだが、ここは背の高い下駄箱が極めて少ないので競争率が高いぞ。1カ所しか空いてなかったよ。そこへブーツを入れて、たしかここは入浴券を発券機で買うんだったよなと思い出して、発券機を探したがわからんかったので受付に行った。「温泉入りたいです」「岩盤よくしますう?」「お風呂だけでいいです」「300円でーす」「なんだと」おかしいな、700円じゃなかったっけ? 何か変だぞ、陰謀の臭いがプンプンするぜ。はめられたかもしれねえ。油断するな、またMIBが現れて、取り押さえられて、すいません300円しか払いませんでした、700円だと知ってました、そして有罪になって家族も地位も名誉も失うんだ。あ、地位と名誉は(以下略)ということで「え、700円じゃないんですか間違ってませんか」と喉元まででかかった所で、でかい文字のポップ「14日から16日は入浴300円」と張り出されているのに気がついた。ああ、これか。特別にお得な日だったんだ。なんと、ラッキーじゃあないか。まっちゃんがごさらっせに行ってこいと言ったのはこれがあるからだったんだ。恐るべし、まっちゃんの予知夢。そうか、あの女は悪魔ちゃんだったんだ。あ、違った、悪夢ちゃんだったんだ、だ。いやーつい本音がバキドテグシャ(飛び膝蹴りパンチ炸裂)
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こうしてようやく男湯の暖簾をくぐる事ができた。今日は男湯は一階なのであった。脱衣所はけっこう賑やかしい。やはり300円だからか。ロッカーは100円リターンで、空いてる所の大きめなのを選んで荷物を突っ込んだら、手ぬぐいもって風呂場へ移動する。入ったら消毒臭が鼻を突いたが、すぐに慣れた。体を洗ってまずは広い内湯に浸かる。ここはいろいろな風呂があるのだが、商売繁盛なんで客も多いからなかなか全部回れそうにないな。そこで、源泉掛け流し一本狙いで行くことにした。大きな内湯から出たら、源泉風呂を探す。しかし、目が悪いので表示が見えないのと湯気で視界がはっきりしないとので捜査は極めて難航した。一体ここのどこに源泉風呂があるのか、我々は必死に手がかりを探して、険しい道のりを進むのであった。そして、ついに我々は手がかりとなる表示板を発見した。それは地の湯源泉掛け流しとあった。その先で、われわれは想像を絶する光景を目の当たりにする!
ここでCM。
CM開け。
そこで、源泉掛け流し一本狙いで行くことにした。大きな内湯から出たら、源泉風呂を探す。しかし、目が悪いので表示が見えないのと湯気で視界がはっきりしないとので捜査は極めて難航した。一体ここのどこに源泉風呂があるのか、我々は必死に手がかりを探して、険しい道のりを進むのであった。そして、ついに我々は手がかりとなる表示板を発見した。それは地の湯源泉掛け流しとあった。その先で、われわれは想像を絶する光景を目の当たりにする! そこには源泉風呂があったのだ! 早速入ってタンノンなのであった。気持ちいいよ。なかなかいい湯だよ。でも温度が45度なんで沸かし過ぎだと思いました。
タンノンしたら出た。クールダウンして、装備装着、施設を出た。そしてバイクに戻って、改めてバイクがデラ汚れてる事を目の当たりにして、天気もいいし暖かいのでもうチちょっと走ろうかと思ったんだけど、もう耐えきれない。帰ってバイク洗う。
ということで速攻で帰ってきた。
お昼ご飯はきつねどん兵衛を食って、それからバイクを洗った。きれいになったので良かった。
本日の出費
温泉 300円
本日のCBR600RRの走行距離 50キロくらいかなあ
累計のCBR600RRの走行距離 11250キロくらいかどうか不明