新春の海津は大行列大混雑
1月3日(木)
さて、新年なのであります。新しい年の幕開けなのであります。2014年のはじまりなのであります。しかしねー、新しい年になったからといって何が変わるってもんでもないんですが、要するに24時間サイクルの繰り返しが365回続いて、地球が太陽の周りを一周したという、それだけの事なんで、新しい年になったからといって、今まで出来なかった事が出来るようになるわけでもありません。例えば今までバク転ができなかったら年が明けてもやっぱり出来ないです。今までの悪しき習慣を断ち切る事も出来ません。例えば毎晩ブルボンアルフォートをぱくぱく食ってコレステロールがヤバいと健康診断で指摘されて止めなきゃいかんなーなどと思っていても年が明けてすぐ止められるかといえばやめられません。今まで買えなかったものが買えるわけでもありません。例えばNikonのD610が欲しい欲しいと思って買いたい買いたいと思っていても年が明けたからといって買える事もありません。にもかかわらず、なぜ人は年が明けると心機一転になるのでしょうか。それは節目なのであります。節目とは区切りであります。何事も区切りを付ける事が、これまでの過去のダメな自分との決別のきっかけとなるのであります。哀しい事に、人間は意志の弱い生き物であります。かのエルキュール・ポワロは「人は理性で行動しない、感情で行動するのですよ」と仰せの通り、その節目を自ら決める事が出来ません。それ故に、年にが変わるこの時期、新年を迎えるこの時期が、大きく自分を変える節目としてあたらな決意を持ち、これを実践していこうとおもうのであります。そして、この私、サイト管理人もここで2014年の新年を迎えるにあたって、改めて決意を表しようと思うのであります。その決意とは、やはり無駄遣いをしないであります。まさしく日常茶飯事に起こるアレが欲しいコレが欲しい、仏教ではこれを餓鬼界の生命といいますが、今年こそはこの餓鬼界の生命から解脱して悟りの境地に達したいと思うのであります。それにはまず、アレ欲しいコレ欲しいという煩悩を消し去らなければなりません。その方法はいくつかありますが、この時期の世に知られているのが、そう、有名な除夜の鐘であります。この鐘をついて煩悩を追い払うのであります。で、早速、突きに行ったのであります。まっちゃんと行ったのであります。そしたら順番が77番目だったですよ。すっげーラッキーナンバーゾロ目じゃん。こりゃいい事あるぞ。ガーンと鐘をついたら気分爽快、何でもやれるような気がしてきたぜ。なんせラッキーナンバー77だからな。よっしゃーこのチャンスを逃すものか。アレ買ってコレ買ってガンガン買いまくるぞ。だってさー4月から消費税がアップするんだよ。それまでに欲しいもんが全部買うんだよ、まず買うのはバクドテグシャ(まっちゃんに‥‥以下昨年と同文ですので略させていただきます)
ということで新春ツーリング1発目行ってみようか。
なんせ新年の1発目なんである。今年1年のツーリングの善し悪しを占う大事なツーリングである。ここで失敗したら、1年棒を振るようなものなので、ここは慎重に計画を立てて行きたい。まず、天気は晴れる事。ドピーカンに晴れる事。路面もドライである事。ウエットだとバイクが汚れるもんな。そして目的地はいい温泉である事。そして距離はほどほど出る事。これらの条件を元に、脳内コンピュータではじき出された計画が、今回のツーリングプランである。行き先は海津温泉である。つーか、温泉博士の温泉で、この時期に行けそなう温泉は海津温泉だけなのであった。岡崎の楽の湯もあったけど、新年早々スーパー銭湯ではちょっと泣けるぜなので却下。他の温泉は雪の心配があるので却下。続いて出撃機であるが、昨年に引き続きCBR600RRジョンカーター号で行くのである。コレは別に深い意味はない。好みの問題。そして、一番大事な日時である。気象庁の天気予報を何度も検討した結果、1月3日と決定した。例年、4日なんだけどね。今回は車検を昨年末に済ませたんで、こういう事も可能なのである。こうして計画は決定した。
さて、当日朝、寝てたらみやこちゃんが久しぶりに上に乗っかってきて窒息しそうになって起きた。新年早々死んだらどうすんねん。ブーブー言いながらみやこちゃんにごはんを出したらがつがつ食った。そのまま起きて、念のため気象庁のサイトを再度確認、そして目的地の海津温泉のサイトも確認する。新年なんで休みだったりしたらヤバいじゃん。そしたら、年末年始は休まず営業と書いてあった。よし大丈夫だ。ゴーサインも出たので、新年らしくお雑煮を食ったら、完全防寒の装備を装着準備完了、まだ時間があるので実家でコーヒーを飲んで、それからガレージから年末にピッカピカに洗車してシュアラスターインペリアルワックスをぬりぬりしたCBR600RRを引っ張りだしてエンジン始動、暖気を済ませたら出発した。
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まずはガソリン補給である。いつもの19号線沿いのコスモ石油に行くと、給油機の前にバイクを止めて、ケータイを取り出して会員割引パスワードを入力する。最近ようやく、ここのメールがどの表題になってるかわかってきたぜ。これでバッチリ割引価格だぜ。黄色いノズルのハイオクをコポコポ入れたら150キロ走って7リットルくらい入った。満タンになったら出発する。
19号線を名古屋方面に向かって走っていく。年末と同じようなコースだが、年末ほど寒くなかった。それでも制限速度程度で一番端っこの道をおとなしく走っていく。高速道路インター付近では電光掲示板が各所の渋滞情報を表示していた。あちこち渋滞してるな。やっぱり年始だからな。帰省する人は大変だよね。毎年毎年、こういう大渋滞に巻き込まれつつふるさとに帰るわけである。特にクルマを運転する係のおとうさんはホントにお疲れさまですね。そんなこと、とても出来そうにないよ。精神年齢が中学生か高校生くらいで止まってる管理人には出来ない芸当なのであります。尊敬してしまうのだ。
環状302号線に入る直前の交差点、信号で止まったら隣に紅い軽自動車が並んだ。そしたら中に乗っていた女の子が、ものすごい勢いでパフパフ化粧をしてた。本気で化粧してた。新年最初のデートで気合いが入ってるのかな。化粧に夢中で事故を起こさないようにしましょう。新年早々に事故ったらブルーですよ。そういえば、この前19号線でぶつかってた軽がいたよな。年末年始に事故ってブルーだよな。自分も気をつけよう。
環状線302号に入った。流れは順調だった。時期的にもっとタラタラ渋滞になるかと思ったけど、普通に流れてた。何度か交差点で止まって、気がついていたんだよ。重低音のエグゾーストが近づいて響いているのはさ。この音、間違いなく大排気量のマルチエンジンだ。振動音が重低音でず太い。そしてこの特徴あるエグゾースト、これはSUZUKIのエンジン音だ。やがて、何度目かの交差点、後からゆっくりと姿を現したそいつは巨大なフロントカウルを備える流体力学を検証しまくったデザインの超巨大戦艦型バイク、隼だった。白い隼がオレのHONDA DNAが流れる正統派の横に、威嚇するように止まったのだ。コイツやる気か。SUZUKIの最強マシーン、GSX-R1300HAYABUSAは確かに最強マシーンだ。高性能と高機能を高次元で融合させ、時速300キロを実現しながらその操作性もフレキシビリティあふれるコントローラブルなのである。片やこちらは、いかにあの栄光の無敵艦隊RCB軍団直系の正統派HONDA DNAを受け継ぐ最新型マシーンといえども、その排気量からくる差はいかんともしがたい。だが、そのポテンシャルもサーキットでは遺憾なく発揮できるだろうが、こんな街中ではどうかな。ふっ、見せてやるぜ、HONDAの底力をな! 隼が軽くアクセルを吹かした。オレも負けずに吹かす。緊張が走る。スタートが肝心だ。信号が変わった。HONDAエンジンが雄叫びを上げるぜ。ぷす。あ。エンストした。一気に流れる滝のような冷や汗。ヤバい早くエンジンをスタートさせねば、あせあせ、必死にセルをまわしてエンジンを駆けたら、今度は慎重にクラッチを繋いで発進した。もちろん、隼は見えなくなってた。フッ、見えなくして(以下、昨年と同文なんで略させていただきます)
こうして、激しいバトルを制した後、環状線302号線を走っていくと、先頭が詰まってきた。なんでここで渋滞なんだ? しかし、詰まっているのは追越し車線のみ、走行車線は流れてる。ハッと気がついた。そうか、これはmozo渋滞だ。なんと、すでに、まだこんな時間なのに、開店直前くらいな時間なのに、すでにここで渋滞かよ。恐るべしイオンモールの渋滞。恐るべき福袋パワー。みんな福袋に気合い入れ過ぎだよ。走行車線に移って渋滞をスルーした後は順調に走った。
廻間の交差点で県道67号に乗り換え、稲沢で県道65号線、そして県道128号線といつものルートを走っていく。このルートはコンビニがたまにあるくらいで、他に何もない道なんで、何か食いたいと思ってもすき家も吉野家もないので困ったな。国道155号線にでたら、そっちに行こうかと思ったが、時間的にこのまま走ったら、10時にちょうど着くような気がするので、このまま県道を走った。東海大橋を渡って川沿いの堤防の道、清流サルスベリ街道を南下する。いつもより交通量が多いような気がするな。流れに乗って走っていくと、しばらく走ったら海津温泉への道があったので堤防道を降りた。ぎゅおん、と降りたら、看板がなかった。
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あれ、違った。間違えたよ。久しぶりだもんな、間違えるわな。ウソです、久しぶりじゃないです。この前、来たばっかです。単に間違えました。すいません。許してください。新春気分で浮かれていたんです。思ったより暖かいから気分も良かったんです。神社の前で止まって引き返す。交通量の多い堤防道路に戻るのは至難の業であったが、なんとか戻ってちょっと走ったら、今度はホントに海津温泉の看板発見、堤防道路を降りた。そして、そこからちょっと走ったら海津温泉であった。やれやれ、やっと着いた。エラい目こいた。
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駐車場にバイクを止めてヘルメットをワイヤーロックでロックしたら、温泉セットを持って建物の方に歩いて行く。駐車場はそこそこクルマが詰まってるが、混んでるというほどでもない。バスがやってきて、温泉目的のじーさんばーさんを何人も降ろしていく。その流れで建物に入ったら、下駄箱のある部屋がギュウギュウだった。なんじゃこれ。ブーツを脱いで立ち尽くす。辺りをまんべんなく眺めて視覚情報収集を行って、ようやく事情が飲み込めてきた。これは、入浴受付に並んでおる行列なのであった。なんという事だ。これはイオンの福袋セールの開店待ちの行列かと思えるほど凄まじいのであった。もうちょっとで最後尾は外に出そうなのであった。なんでこんなに混んでるんだオイ。こんな事初めてだぞ。そしたら、並んでるじーさんばーさんも同じらしく、こんなに混んでるのは初めてだと口々に言ってるのであった。これが習慣か。年が明けたからと言って、人の行動など変わらないのであった。いつも通り温泉で過ごす日常のじーさんばーさんと、年末年始を故郷で過ごす人々、この客層モチベーションが重複したということだよ。うーむ、これがアベノミクス。まさしくアベノミクス、経済効果である。しかし、温泉博士の自分はお金を落とさないので経済効果は関係ないのであった。でも行列には並ばないといけないのであった。でもトイレに行きたいのであった。トイレを済ませてから並んだのでますます遅くなった。そして、それ以上に、じーさんばーさんのまったく無秩序な事、歳をとるとだんだん子供に戻っていくというけど、それがよくわかる案件なのであった。そんな混沌とした行列行軍を乗り越えて、ようやく受付までやってきて、温泉博士を見せたら「40円です」あ、そうだった、ココは40円いるんだ。しかし40円ってなんだろう。いまだ持ってなぞである。40円払ってロッカーのキーをもらい、男湯に進む。脱衣所も満員御礼、自分のロッカーまでたどり着くのもひと苦労。その上、自分のロッカーにじーさんが必死に鍵を突っ込んで「入れせんぎゃー」「おかしいでかんわー」などと叫んでいる。そりゃカギが違うんだからあかんわな。そのロッカーはオレの鍵で開くんだもんな。それ見かねたとなりのじーさんが「あんた、カギが違うわ」と指摘したらそのじーさんの答え「なんじゃー、どこでもえーんと違うんかー、どこでもえーと思ったー」そんなわけないだろ。
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ようやくロッカーが解放されたので、自分の荷物をそこに突っ込んでそそくさと風呂場に移動して、洗い場で体を洗ったら湯に浸かる。満員御礼の内湯であったが、幸い、丁度タイミングよく、湯の流し口付近の場所があいたので、そこに入り込んだ。ラッキー、かけ流しタンノンできるじゃん。うー。気持ちええー。もう、ここでゆっくり入らせてもらう事にしよう。他の湯も大混雑なんで、ここに落ち着かせてもらった。で、湯に肩まで浸かったり、半身浴したりを繰り返し、ポカポカになったので出た。気持ちよかった。出たら露天風呂も行ってみたけど、やっぱり満員御礼なので諦めて、そこでクールダウンを済ませてから脱衣所に戻った。混雑する脱衣所、速攻で装備装着、短時間で脱出したのであった。そして受付まで戻ってカギを返した。大福餅のお店がやってておいしそうだった。腹が減ってたので食いたいスゴく食いたいと思ったけど、甘い物を減らすのが今年の目標なんで諦めた。
で、帰りにすき家で、幟の上がってるコクみそ野菜牛丼を食ったら、デラおいしかった腹いっぱいになった。
本日の出費
温泉追加料金 40円
コクみそ野菜牛丼 450円
本日のCBR600RRの走行距離 85キロくらいかな
累計のCBR600RRの走行距離 14130キロくらいかな