伊豆半島温泉三昧 NOT HERO

5月3日(土)

3時くらいに、モーターが唸るような音で目が覚めた。うぃーんぐぃーん、 うぃーんぐぃーん、と繰り返し音が響いてくるので何かと思ったら、どうやら隣の部屋から聞こえてくるいびきだった。げ、タマランなあ。気になって全然寝れんくなって、結局、朝5時くらいまで、寝たのか寝てないのかわからん状態で過ごしてしまったので、もうめんどくさいから起きた。で、陽がでてきたので、港に朝日の撮影に行った。

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何枚か撮影して、去年と同じようなパターンで何のヒネリもないなあクソと思いつつ、まあそれでもよしとしようということで、宿に戻った。それから朝飯の時間までツーレポを書いた。7時30分ちょっと前に、食堂に降りて行ったら、個室に朝飯が用意してあったので、そこで食った。まあ、普通に宿の朝飯だった。食ったら、速攻で顔を洗って荷物をまとめてチェックアウトするのだ。天気もいいから早く走りたいのだ。こういう時に、朝飯に時間が遅い宿は困るな。料金を払って、去年も言われた「今日はどちらへ?」「いえ、もう帰ります」玄関前にでーんと止めてあったCBR600RRの隣には、いつの間にやら他の客らしいCBR900RRがでーんと並んでおいてあった。CBR600RRを引っ張りだして荷物を載せると、宿の人にあいさつして出発した。

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出発してまずはセブンカフェである。冷川峠に向かう道沿いにあるので、そのセブンイレブンに立ち寄った。伊東に行くならハトヤで有名なハトヤがよく見える位置にあるセブンイレブンである。いつかは、あのハトヤに泊まりたいものだと思いつつ、消費税増税後も価格据え置きの英断に感謝しながら100円のセブンカフェを味わうのであった。飲んだら出発する。

県道51号線で冷川峠に向かう。昨年と同じルート、伊豆スカイラインを使って渋滞が予想される修善寺温泉から三島方面を迂回する作戦だ。ウネウネ山道を走っていったら、後ろから地元スペシャルなKawasakiがやってきて、あっという間に抜かされてブッチ切りに置いてかれた。さすがKawasaki速い。しかし、こちらはSSである、スーパースローの精神で走るのである。スーパースカタンじゃないよ。冷川峠を越えて、今回も入れなかった御前の湯、御前の湯なのに、なぜか午後からしか入れない御前の湯を通り過ぎて、伊豆スカイラインのインターまでやってきた。いつもここで写真を撮りたいのに、撮れないまま通過するのである。だって料金所で忙しいんだもんね。今回は、全開の反省をふまえて、タンクバックに料金を用意しておいたのである。最新版のツーリングマップルで560円と書いてあったので、560円用意してたのに、470円ですと言われて焦った。まあ、少ない方だから良いんだけどさ。500円玉を出しておつりをもらったら、いざ、進行方向を間違えないように注意しながら、伊豆スカイラインに走り出す。カッ飛びたいところだが、こういうところでジョーに捕まった苦い経験から、あくまでスーパースローで走るのである。しかし、今日は熱海方向はガラガラガラガラで、まったくクルマは走ってないな。逆に対向車線、伊東行きはクルマバイクの交通量が非常に多いのである。週末のAEON MALLの立体駐車場に入ってくクルマみたいな交通量である。ナンバーが横浜、湘南、山梨、後何だっけ、読み方がわからんが、とにかく、伊豆近郊の東京方面からの観光客が怒濤の如く押し寄せてくるのだった。こりゃ早めに脱出して正解かも知れんな。

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しばらく走ったら、富士山がそれは見事に見えてきたので、展望台でバイクを止めると写真を撮った。でもこれって去年も同じところで撮ったよな。そう思うとつまらんので、別の撮影ポジションを探して走り出したが、なかなか、いいところではバイクを止められんのであった。で、ポジションを探しつつ、タラタラ走ってたもんで、後ろから来たCBR1000RRにものすごい勢いで抜かされた。絶対に時速100キロ以上の速度だぞ、あぶねーなー、バカモノが事故ってバイク通行禁止になったどうしてくれるんだクソ。などとブツブツ言ってたら、その後から来たでかいTOYOTAの四駆が、これまたすごい勢いで、接触しそうなくらい至近距離で抜いて行きやがった。あぶねーなー。バカモノが接触して事故ったら、テメーは良くてもこっちは大けがだぞ、どうしてくれるんだクソとブツブツ言ってたら、対向車線を走ってきたクルマと四駆がぶつかりそうになってた。言わんこっちゃ無い。

このように、スーパースローで亀石までやってきた。ここは、リアルバリ伝、リアルあいララ、リアルキリンのライダーの方々の憩いの場所じゃなかった、火花が散りまくってる場所なんで、どノーマルのタイヤのセンターしか減ってない見るからにヘタクソなライダーが来るところじゃないんで、寄りたくなかったんだけど、トイレに行きたくて、仕方がないので寄る事になった。そいで、なるべくそういう方々のバイクから離れた所に止めようと右往左往して、結局、それっぽい方々の近くに止めてしまった。とにかくトイレに行って、済ませてさっさと戻ったら、さっさと出発しよう。そういう方々の視線を集めて出発するのは極度の緊張をしいられるので本当に心臓に悪いのですよ。過呼吸になりそう。自動車学校の卒業検定みたいに細心の注意を払って、エンストしたり、ニュートラルに入ったりしないように、スマートに出発した。何とか出発できたのでホッとしました。なんせ、バイクを自分の手足のように自在にあつかう方々が集ってるので、こちとら、自分の手足どころが、バイクの方に手足のようにこき使われてる状態ですんで、すいません、もう来ませんから許してください。

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亀石を出たら、そこからも反対車線からガンガンとクルマとバイクがくるのに比べて、こっちは全然ガラガラだった。そんなガラガラのまま、十国峠まで来た。ドライブインがあるけど、ここに寄っても何もないのでスルーして、そして、そこからも快適なスカイラインを快走して、終点の料金所まできた。そしたら、その料金所がスゴい事になってた。対向車線の料金所待ち渋滞が、まるでクーポン券発行直後の日曜日のマクドナルドドライブスルーみたいな大渋滞なのであった。ナンバーはやはり東京方面で、クルマの種類も、ファミリーセダンやミニバンに混じって、旧車のフェアレディZやスカイラインが何台も並んでたんで、今日は旧車の集いでもあるのかな。集まる前にこの有様では大変だな。

伊豆スカイライン終点を出たら、県道を走って国道1号線を目指す。スカイラインは終わっても、道は同じような快走路なんで、順調に進んで行く。あっという間に国道1号線までやって来た。あっという間過ぎたんで、あやうく通過しちまうところだった。通過したら箱根まで行っちゃうぞ。それはそれで面白かったかも知れんけどさ。

国道1号線も空いていて快適に走れた。前のクルマが関東ナンバーで観光客らしい、しかも初心者マーク付きのコンパクトカーで、実に安全運転なんで、スーパースローにも程度があるぞ、と思ってたら、対向車線に出現したのはあの白いヤツだった。そうだジョーだ! ジョーはすでに獲物を捕らえていたのだった。キュオーーーーンとサイレンの音がして、犠牲者がまた一人なのであった。くわばらくわばら、初心者マークにおとなしくついて行く事にしたのであった。

三島から無料のナンタラ自動車道に入った。ああ、この道は2日前に走って来た道だなあ。帰ってきちゃったなあ、と感慨無量になるのであった。なんか、もう帰るのか帰りたくないなあもっと遊んでいたいなあ物足りないなあ、と後ろ髪を引かれつつ、ナンタラ道路は東名高速に直結してるから、もうこのまま伊豆半島ともオサラバなのである。なんかもうちょっとお別れセレモニー的なところに寄りたい気もするけどさ、最後に締めの温泉に入るとか、伊豆名物の食いもん食うとか、しかし、この道を走ってる限りダメなのである。かといって、三島の街に降りたら、そりゃもう大渋滞の市街地であるから、帰りがドンドン遅くなっちまうからダメなのであった。諦めるのであった。やがて沼津インターが現れ、料金所にスルスルと入って行く。高速道路のチケットを機械が発券するのを引き抜いてタンクバックに仕舞う。おお、ついにお別れである。温泉半島伊豆よ、また来るぜ。それまで達者でな。こうして2泊3日の伊豆半島のツーリングは終わるのであった。

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帰りの高速道路、給油の為に寄った富士川サービスエリアでは、富士山が見事にその姿を見せてくれた。行きにまったく見えなかったからな、帰りに勇姿を拝めてうれしいね。さて、懸案事項は渋滞だが、三ヶ日から渋滞だの吉田から渋滞だの岡崎で渋滞だの情報が錯綜して一時は通過に5時間以上かかる、などと電光掲示板に表示されてたが、なんだかんだで結局、岡崎音羽蒲郡あたりで渋滞しただけだったよ。それよりも、風が強くてまるで台風で、実は80キロか90キロで走ってたんだけどさ、それでも向かい風がキツいもんで、時速160キロくらいで走ってるような感じだった。だから、全体的にペースが遅くなって予定より大幅に遅れて帰宅となった。もっと早く帰って来て洗車をしようと思ったのに、残念です。今後はこのような事のないよう、第三者による有識者委員会を設置して対策を講じたいとそのような所存なのであります。

CBR600RRの3日間の合計の走行距離 786キロ

CBR600RRの累計の走行距離 15298キロ

費用総額 計算中‥‥‥‥(反応無し)

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