毎年恒例の臥龍桜を見に行った

４月２６日（日）

ニュースを見てたら今年の４月は記録的に日照時間が少なかったもんでトマトが不作になってるらしいんだけど、確かに日照時間が少なかったよな。まるで梅雨入りしたかと思えるくらいに雨雨雨の毎日が続いてさ、４月に梅雨入りってこの先どうなるねんと心配になっていたら、先週からまるで梅雨明けしましたやったーみたいな晴天が続いて、気温もうなぎ上りですよ、東証株価２万円台突破の勢いに乗って最高気温も軒並み２０度越えで５月半ばか初夏の陽気となりまして、あまりの暑さで一気に冬体制から夏体制に切り替えとてんやわんやで困ってしまうのであったが、それ以上に困ったのが急激な気温上昇でアトピーがまたヒドくなってきてさ、ボリボリ掻きまくってたら掻いてたところが穴だらけになって血がドッピュンドッピュンとスプラッターホラーだよサスペリアだよゴースト血のシャワーだよ。ちなみにサスペリアの監督の娘はデラべっぴんです。下腹部にマリア様の刺青があります。たまらんなーうひひ。そんなもんで、皮膚科に行きました。新しい皮膚科の先生はお嬢様なのである。美人で育ちが良さそうな感じで、対応がとても丁寧で親切でやらしいのである。ちがうやさしいのである。えらい間違えちまった。えー、それなので、もうここに通うって決めたんである。で、土曜日は好転晴天絶好の行楽日和と言われたけど、皮膚科に行った。早めに終わってどっか行こーと思ってたんだけど、なんせお嬢様で美人でやさしい女医さんなんで大人気なんで面会待ち時間は２時間３０分なのであった。そして３０秒間握手して終わりなのであった。ちくしょう、握手券をまた手に入れなきゃ、CD１００枚買うぞ、握手券しかいらんからCDは全部ヤフオクに売りに出したけど買い手がつかんのでしかたがないからブックオフに持っていったらタダで回収されちゃったよクソ、みたいなくらい待たされた。仕方がないから待ってる間にブックオフで１０８円でかった星新一の声の網を読んだんだけど、全部読んじゃって時間が余っちゃって、こんなことならアシモフのファウンデーションも持ってくればよかったクラークの宇宙のランデブーも持ってくればよかったとか考えていたんだけど、しかし、改めて星新一の偉大さがわかって有意義な待ち時間ではあった。この２時間でわかったこと、それは星新一は天才ではない。ましてや秀才でも鬼才でもないということである。では星新一は何者なのか？　その答え、星新一は神である。なぜなら、世界のあらゆることが星新一の作品に描かれたと全く同じになりつつあるからである。だからさ、もうちょっと評価されてもいいんじゃねーの。まあいいか、ナントカ賞とかナントカ大賞とか、ああいうのはみんな企業側が市場の活性化を目的として話題性を提供するべくやってることにすぎないからな。神にはカンケーないってこった。まさしくこれが天上天下唯我独尊。ようし、見習わなければ。見習って唯我独尊でツーリングに行くぞ。

日曜日も晴れなのである。だから日曜日にツーリングに行くのである。そのためには、まっちゃんにやっといてねと言われたことを全部やっとかないかんのである。だから一生懸命やった。その甲斐あって、まっちゃんに日曜日ツーリング許可をもらったのであった。なんせ天上天下唯我独尊だからな。そして当日、朝５時に起きて、気象庁のサイトを確認すると、完全晴れだぜ、もう行くっきゃないぜ、誰にもオレを止められないぜ。急いで準備して、まっちゃん特製ポテトクラッシュフライドチキンハム添えのトーストを食って、実家ガレージに行くと、CBR600RRジョンカーター号を引っ張り出す。時間があったので実家コーヒーを飲んでから、エンジン一発始動で出撃である。

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まずはガソリンだ。いつもの１９号コスモ石油に行くと、給油機の前にバイクを止めて、メール会員割引パスワードをケータイをみて調べて入力し、ハイオク満タンなのである。１０リットル入れたのである。２００キロくらい走ってたのでリッター２０キロなのである。快調だな。ちなみに、メール会員割引は１円割引だった。ハイオク価格は１３５円で、割引後は１３４円。１０リットルで１０円お得である。チリも積もればであるが、なんかわびしい話だな、なんかの油で火を灯すみたいな話だなオイ。この前、給油するのにケータイ忘れてメール割引なしで給油したけどさ１５リットルくらい？　ケータイを取りに帰っとったらモト取れんわクソ。こんなしょぼい話をしないかんのに株価２万円突破でケーキ回復とかどういうこっちゃ。腹いせにセブンイレブンのケーキ買いに行くぞクソ。

コスモ石油を出たら１９号線を多治見方面に駆け抜けていくのである。晴天で気持ちいいのである。最高気温予想は２４度、すでに道路脇の電光掲示板温度表示は１５度を越しており、本日の装備にちょうどいいのである。本日の装備はユニクロナンタラコットン長袖シャツ＋GUNZEホットマジックタートルネックである。GUNZEホットマジックは薄手なので暑かったら脱いで丸めてもそんなにかさばらないからな。こういう時のチョイスがベテランライダーロングライダーの違いなのさ。ロングライダーはヨユーで走るのである。１９号線も、内津峠付近でネズミ捕りをやってることがあるので、法定速度＋αは控えめに走っていくのである。しかし、無秩序な輩が後ろから煽ってきやがって、三河の田舎もんのメーカーのクルマだった。そんなに行きたきゃ先に行きな、と思って道を譲ろうとしたら、そのクルマのさらに後ろのクルマがギュイイーーーンと出張ってきて、追い越し車線を走っていた栄光のCBRを走行車線から抜かしていきやがった。三河の田舎もんのメーカーのいつかはナンタラのクルマだった、あのヤロー、いったい何キロ出してんだ、ここは高速道路じゃねーぞ。HONDA最強DNAの底力を見せつけたやろうかと思ったんだが、ここは冷静に走り続けることにして、信号で追いついたらベロベロバーってやってやろうかと思ったんだけど、運転者がデラ怖そうなおっさんだったらヤバいのでやめた。

多治見市に入って、いつものショートカットルートで可児市に入り、そこから川辺に抜けて、喫茶モンパリが跡形もなく消え失せてのちに開店したセブンイレブンのある交差点で４１号線に合流した。天気がいいので４１号線はバイクが何台も走ってたけど、ハーレーのグループがまとめて止まっていて、１台に人集りができてたけど、やたらエンジン周辺をチェックしてたからエンジントレブルかな。こういうときにトラブったバイクのライダーは立場ないなー。マシンが壊れないよう万全にしておこうと改めて思うのであった。ほか、やかましいイエローコーンの革ジャンを着たネイキッドやら、BMWのでかいのやら、ハーレーのでかいのやら、オフロード集団何台かとすれ違った。カブのグループも走ってた。カブのグループは大きなキャンプ荷物を積んでたから、昨日どこかでキャンプして帰りなのかな。キャンプしたいなあ。今年こそは平湯温泉で風来坊主さんとキャンプしたいです。

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そんなこんなで調子良く走って、金山までやってきたので、いつものデイリーヤマザキで休憩を取ることにする。バイクも何台か止まってた。トイレしてホットレモンを買って飲んだ。行楽地に向かうファミリーのミニバンが止まってて、色々買出ししてた。別のクルマは冠婚葬祭なのか、フォーマルな服装で、奥さんがいそいそと店に入って行ったけど、香典袋でも忘れたのかな、よくあるよな、香典袋がないってこと。

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デイリーヤマザキを出たら４１号線を北上していく。途中、急カーブがあるところで着々と進行してた新トンネル工事が一段落したみたいで、トンネル自体は貫通して見事に完成していた。あとは道路の舗装変更工事をするんだろうが、その工事がまだ全然手付かずな様子だった。予算のカンケーで来期になるのかな。いやもう４月だから来期だろ。どうなってんだろう。次に来るときはこの新トンネルをくぐれるかなあ。

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そこからも調子良くどんどん走っていくのであった。実に快適で、道もスカスカで空いてて、タラタラ走ってるトラックも軽自動車もなくて、実に快適なのであった。まあ、それだけネタになるクルマもなかったんで、面白くないけど、道の駅渚でもう一度休憩しようかと思ったけど、目的地はすぐそこなんで通過して、問題の宮峠越えまできた。その手前、観光バスが走ってて、上手くいけばこの観光バスの後ろをスローで走って峠越えできるかと思ったんだけど、登坂車線で抜かしちゃったモンで、フツーに峠越えを走っていかなかんくなっちゃったよ。フツーに走るのはちょっと後ろからプレッシャーかかって困るんだけどさ、なんせ宮峠のミゾは本当に危険なんだよ。タイヤ取られるんだよ。だから安全運転でゆっくりと曲がっていくのであった。後ろにクルマがくっついてきても、我慢我慢で進むのであった。なんとか宮峠を越えたら、目的地の臥龍桜であった。早く宮峠トンネル作ってください。ちなみに、タイトルで毎年恒例の臥龍桜とか言ってますが、去年は新型CB1300で言ってるんだけど、一昨年は行ってないのだよ。で、そのさらに前の年はどうだったか、暇な人は過去のツーレポを見て調べてください。

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前日に新聞紙上で大きく取り上げられてたから、見物客も多かった。クルマも駐車場にいっぱいで、観光バスも何台も入ったり出たりしてた。テレビや新聞を見て、初めてきた様子の観光客クルマが、どこに駐車するのかわからなくて右往左往してるのを横目に、毎年恒例で何度も来てる臥龍桜常連ライダーは、迷うことなく、線路向こうの駐車場にバイクを止めるのであった。そこから歩いて数分、臥龍桜公園までやってきた。観光客でごった返し、とりあえずトイレに行こうと思ったら、女子トイレは満員御礼で行列のできる法律事務所状態だった。テントで設営された売店やら食堂もお客さんで満員御礼、臥龍桜オリジナル切手も販売しておりまして、郵便局の出張販売であった。その横をすり抜けて、公園に入ると、募金箱に１００円入れて、いよいよ桜の鑑賞であった。今年の臥龍桜は散り始め直前くらいの満開であった。六分咲が一番美しいと言われる臥龍桜であったが、散り始め寸前の美しさもまた格別であった。まさにゲージツはバク発だ！　パーマに失敗して朝起きたらスッゲー寝癖がついてしまった頭みたいであった。その無秩序な混沌さが美である。今年は花見ができなかったんで、花見の予定してた日が雨で、そもそも雨が多くてあっという間に咲いて散って、まさしく桜とは実に潔いのであったが、花見もできずに去って行く春はなんと物悲しいものであろうか。しかし、今年も臥龍桜満開を拝観できて本当に良かったですって去年もこんなこと書いたような気もするけど、まあいいか。

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臥龍桜を満喫したら、今度はお腹がすいてきたよ。ではバイクに戻って、予定通り、行きつけの喫茶店に行ってランチにしよう。バイクに戻ったら、駐車場の係りの人に挨拶して出発、来た道を戻る。４１号線の難所宮峠を今度は登りで越えて、天気がいいし気持ちいいので法定速度でチンタラ走って、行きつけの喫茶店サンマルティンまでやってきた。バイクを止めて店に入ると、数人のお客さんがコーヒー飲んでた。ランチにはちょっと早い時間だったが、ケイちゃん定食を注文したら、週刊現代を読みながら待つ。週刊現代は往年の大物女優さんの素敵なグラビア復刻掲載特集で、松阪慶子やら由美かおるやらの若い頃の瑞々しい肢体が眩しいのであった。でもやっぱり群を抜いて良かったのは田中美佐子だよな。あのこはサイコー。トレンディドラマでブレイクする前の田中美佐子にすでに目をつけていたオレは勝ち組なのだムフフ。写真集だって持ってるもんね。一時期２万円位まで高騰してたけど、もう今はダメだな。でもいいのだ。そういうために買って持ってるんじゃないんだ。この写真集の中では永遠に田中美佐子はあの若い田中美佐子のままなんだからそれでいいのだムフフなのだ。などと、ちょっとアブナイ妄想をしてたら、ママが「お待たせしました～」とケイちゃん定食を持ってきた。ご飯の大盛りだった。なんせ行きつけの喫茶店だからな。食ったらうまかった。なんせケイちゃん定食を初めて食ったのはここサンマルティンだからな。ちなみに、初めてバイクの免許を取ってCBR400Fでツーリングに来たときに昼飯を食ったのもこのサンマルティンであった。長い付き合いなのさ。

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食ったらうまかったので全部食ってデラうまかったけど特にデザートの苺がめちゃくちゃうまかったのでもっと食いたいけど苺お代わりなんて無理なので諦めた。ママが「ケイちゃんスタンプラリーやってね」といってパンフをくれたので読んだら、下呂のケイちゃんのお店を回ってスタンプをもらってなんか当たるらしい。よし挑戦しよう。心に誓ってお金を払って店を出た。

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バイクに戻って出発、４１号線をゆっくり走って帰っていく。小坂で寄り道したら、実に絶好の撮影ポイントを見つけた。鉄橋と渓谷、ここでキハ系が走ってきたらサイコーじゃんと思ってちょっと待ってみたけど、全然くる気配もなかったので、また今度にしようということで小坂を後にした。

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その後、中全七里付近の人気の鉄道撮影ポイントで止まって、ここでもキハを待ったが、やっぱりタイミングが悪いみたいで全然来る気配がなかったので諦めた。このところの雨で、川は水量が増しておりダムの放流もしぶきが上がる凄まじさであった。

あとはのんびり走って帰ってきた。帰ってきたら暑くなった。

では選挙に行こう。

本日の出費
ホットレモン　１３３円
臥龍桜　１００円
ケイちゃん定食　１０００円

本日のCBR600RRの走行距離　２８０キロくらい
累計のCBR600RRの走行距離　１６８００キロくらい

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