尾張一宮巡り廻り往来

2月21日(日)

ライダーにはライダーにしかない悩みがいろいろ尽きないのであるが、ヘルメットについての悩みも尽きないのでありまして、サイズが合うとか合わんとかいう基本的な話から始まって、寒い日や雨の日にはシールドが曇って見えないのが困ったとか問題解決に困難を極める悩みもありまして、しかし、それらの悩みと比べて実にあまり、オートバイを操作する基本動作には全く影響がない上に、身体的影響もまるでなく、走行に伴う疲労蓄積を増幅するような要素となりうる危険分子でもないにもかかわらず、ライダーにとっては心因的精神的に大変悩みの種となる問題があるのである。その問題とは何か、それはヘルメットを取った後の頭髪の状態である。ハッキリ言って、ヘルメットを外した後の頭髪ななぜあのようなアバンギャルドな芸術作品のようになってしまうのか。真のケージツ家であったタロウ・オカモトの「ゲージツはバクハツだ」などと叫ぶ姿が実に様になってしまう、あるいは真の名探偵コースケ・キンダイチの「シマッタアアアーーーー」と叫んで髪をかきむしっても様になるあの髪型の改変のことである。男性ライダーなんかまだイイよ。ジェンダーハラスメントと言われようが、女の子ライダーの方がこの問題は切実だ。ライダーなら誰しも、男女問わず峰不二子のライダー姿に憧れ、ヘルメットを取った後の長い豊かな髪が流れるようにふっさふさに表れる姿を想像するだろうが、実際にライダーになったらわかると思うけどさ、あんなこと絶対なりえないからね。長い髪は走ればクチャクチャに絡まって、ヘルメットを取ったら頭頂部は圧力でペッタンコ、その姿はまさしく落ち武者なのである。は長年この問題に取り組んできたのである。漫画のイケメンライダーなんかも長髪の野郎が多いけど、みんなヘルメットを取ってもバッッチリ決まってる髪型ってのはウソだかんね。みんな落ち武者だからね。このように、ライダーの髪型は長年の問題であり、色んな対応策が練られていたのである。その対応策は大きく分けて2つだ。1つは、ヘルメットを取った後、ヘルメットの代わりに帽子をかぶる作戦。これはいいけど帽子を用意するのがめんどくさい。もう1つはヘルメットに影響されにくい髪型にすることだ。どうゆう髪型かというと、なるべく短髪な髪型にすることである。長年の研究の末、管理人も短い髪型に落ち着いたのであった。でも、短い髪型にしても、ヘルメット取ったら変な固跡がついちゃうのはどうしようもなんんだけどね。そんなワケでなるべく短くしたいので、伸びてきたら切るようにしていたのである。で、この週末に、そろそろ髪が伸びてきて、ヘルメットを取ったら落ち武者になってきたので、床屋に行くことにしたのだった。土曜日に天気が悪かったので、ちょうどいいや、バイクに乗れんし床屋に行こう、と思って、床屋に行ったんだよ。ウン十年のお付き合いの床屋さんに行ったんだよ。ウン十年も付き合いがあるとツーカーです。いつ行ったらすぐやってもらえるかわかってるからそういうタイミングを見計らっていくのである。床屋で待つなんてアホくさい。待つ時間は時間の無駄である。そして、何も言わなくても、いつも通りにしてくれる素晴らしい楽チンである。そういう長い付き合いの床屋さん、が、しかし、行ったら店が閉まってた。そして貼り紙がしてあった。長いことお世話になりましたが寄る歳には勝てず営業を終了しましたと書いてあった。なんだと。なぜだ。マジかよ。しかし、冷静になってよく考えたら、ガキの頃からお世話になってた床屋さんだもんな、この前の散髪してもらった時も親父さん歳くったなあーと思ってたもんな。同じくガキの頃から世話になってた目医者さんなんかとっくに廃業したもんな。ガキの頃から世話になってた風邪医者さんはもう2代目になってたし、バイク屋も世話になってた親父はジジイになって引退してまったもんで、ワークスであるドリームHONDAに乗り換えたんだよ。そういうことなんだよ。時代に流れなんだよ。時の流れに逆らうことはできなんだよ。まあ、それはさておき、当面の課題は散髪どうするかである。仕方がないから近所の床屋さんにかたっぱしから電話したら「ウチは予約制なんで今日は満員なんで」「ウチは予約制で今日はいっぱいで明日ならできますけど」「ウチは紹介がないとダメなんですよ」「あー、ウチは一見さんお断りだから」「ヘンタイはお断りだから」「Uターンで立ちゴケするライダーはお断りだから」「稼ぎがショボいくせにFUJI X-30Bが欲しいとか Canon G7-Xが欲しいとかあれ欲しいこれ欲しいと言ってるライダーはお断り」やかましいわ。と、何十件もお断られたのち、ようやく「いつでもオッケーっスよ」と快諾してくれた床屋さんがようやく見つかって、そこへ行った。そしたら和風のタランティーノみたいなご主人とE-girlsのAMIちゃんを大人っぽくしたような奥さんがいた。新参者なんですが、とビビりながら入ったら、大変に柔和な対応で、自分感激っす。短くして欲しいっす。刈り上げまではいかないけど思い切りバッサリ短くしちゃって欲しいっす、と注文したら散髪してくれた。すっげー丁寧だった。で、終わったら、やっぱり若いご主人らしく、今風な短髪の髪型になりました。ミスタースポックを和風にした感じです。わかるかなぁわかんねえだろうなぁ。こうして、雨の土曜は過ぎて行ったのであった。次の日は晴れたのであった。ヘルメット対応型短髪になったのでツーリングに行こう。

でも前日まで大雨だったので本当に晴れるとは思わんかったもんで、天気予報は1時間おきにチェックしてたんだけどそれによると晴れるとはわかってたんだけどでも天気予報は外れるというのが座右の銘だったもんで信用できなかったんだよ。でも晴れたもんで、ちょっと慌てて準備して、まっちゃん製エッグトーストスクエアカット風を食ったら、革ジャン革パンで実家ガレージに行くと、前回に引き続き、旗艦CB1300SFライアンストーン号が出撃なのであった。前回の前の前々回と前々前回がCBR600RRジョンカーター号だったので、数合わせなのである。エンジン1発始動で早速出発した。

CIMG4179
CIMG4179 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4181
CIMG4181 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4180
CIMG4180 posted by (C)keiichi_w 

まずはガソリンである。前回200キロくらい走ってて、航続距離350キロから400キロの本艦ならば、あと150キロくらい無給油で走れるから、この時期長距離を走れそうにないので、給油なしでもいいかなと思ったけど、なんかあるといかんので給油することにした。本当はガソリン空っぽに近い状態にして洗車したかったんだけどさ、CB1300SFは全然洗車してないからなー。でもまあいいか。ということで、コスモ石油に行った。会員価格が100円なのである。下がったねー。あのバブル時代の栄光の89円も夢ではなくなったかもしれん。まあ、いろいろな影響を考えると、下がりゃいいってもんでもなんんだけどさ、とりあえず、ライダーの懐には優しいのであった。給油は約11リットル、街乗りが多いこの時期はやはり燃費の伸びが悪いな。いたしかたない。ガソリン満タンずっしり重くなたCB1300SFは、155号線を小牧方面に向かうのであった。

さて、今日の目的地である。それは急遽決めたので、実にマンネリ化してる感じもあるんだが、一宮モーニング作戦ということで、モーニングを食いに一宮に行くのである。前回の一宮モーニング作戦は、なんと、木曽川手前の喫茶店で一宮じゃなかったモーニング作戦になってしまったが、今回はそうはいかんぜ。絶対に一宮市内でモーニングなのだ。それゆえ、155号線で一宮入りするのであった。順調に155号線バイパスを走っていくのであった。

しかし、順調なのは道路事情だけであった。なんと、目的地である一宮方面の空が、どす黒い雲に覆われていくのであった。マジかよ、あれ雨雲じゃん雪雲じゃん、全国的な天気予報では北日本荒れ模様で北海道は吹雪く暴風雪なんて言ってたから、そのはぐれ雲はこの中部地方に接近してきたのかもしれん、なんせ性根の曲がった雨男なんで、それくらいあり得るのである。ヤバい、これはヤバい。どうしようか、困った、モーニングが、一宮でモーニングして、一宮テラスウォークで長崎ちゃんぽんを食う作戦が、カンペキな作戦だったのに、くそう、断腸の思いであるが、ここは転回して晴れている方に向かうしかない名古屋方面が晴れている青空なのでそっちに行くぞ。155号線から22号線を名古屋方面に駆け抜けるのであった。22号線を名古屋方面に走るなんてあんまりやったことがないのでというか全然やったことないので実に新鮮なのであった。途中、交差する未来都市のような高架道路のジャンクションを通過して、ああ、あれが環状線302号線との交わったところか、いつもは302号線から22号線を見てるので、こっちから見ると実におもしろい。うーむ、こういう新しい視点から物事を見ることは脳の活性化に大変よろしいと思う。ボケ防止のためにも、これからこういう新しいルートをどんどん開拓しよう。何と言ってもテーマは拡大だからな。だれだ、ボケはボケでもお前の物欲ボケだからそんなんじゃ治らねーよなんて言ってるのは。

22号線は名古屋市に入っておみゃーさんなにやっとりゃーす名古屋弁の市長の友達の知事がいらっしゃる県庁を通り抜けて、ついにドン詰まりとなった無能の金融政策マイナス金利の暴挙に出た日銀の名古屋支店をぬけて日本神話の要の地、熱田神宮に至るのであった。このまま進んだら知多半島に行ってしまう。今日の天気予報を確認するまでもなく、強風が荒れまくる天候、海岸線なんぞ走ったら吹っ飛ばされちまうぞ。どうする。熱田神宮を過ぎたら1号線に交差したので、とりあえず海岸回避のために津島四日市方面に曲がった。

1号線をここから津島方面に向かうのもなかなかやったことがないので新鮮だった。遠くへ行かなくても走ったことない道はいくらでもあることに気がつかされたのであった。これはまるで、ナポレオン戦途中で銃弾に倒れるアンドレイ公爵が空の広さ空の青さに気がつくあの瞬間の境地なのであった。でもロシア文学嫌いだけどさ。あの上から目線がどうにも気に入らん。

1号線をどんどん進んで、どんどん進んで、やがて弥富蟹江あたりまで来てしまった。このまま進んで四日市まで行っちゃうかと思ったけど、腹も減ってきたし、そもそもモーニングをどうするんだよクソと思ってたら、一宮方面が空が明るく青くなってきているのに気がついた。しめた、回復してきたようだ。よし、進路反転、これより一宮に向かう、正義は我にありモーニングは一宮にあり、怯むな進むのだ! 

それで、ここらへんからどんな道をどんな風に走ってったのかわからんので、まあ、そうだな、リッチー・ブラックモアがBURN紫の炎でライブの時によくやるいわゆるメチャ弾きですわ。メチャクチャに弾いてるけどちゃんとメロディになってるってやつですわ。基本ができてるからメチャクチャに弾いてもちゃんと成立するのである。同じように、基本ができているからメチャクチャに走っても道に迷うことなく、一宮に辿り着くのである。途中でどっちかわからんくなったこともあるけど、道にっ迷ってどこにいるのかわからんくなったこともあったけど、ちゃんと一宮に辿り着くのである。であるはずなんであるが、なかなか事実は小説より奇なりと言うように、なにごとも計画通りにいかないのである。

CIMG4183
CIMG4183 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4184
CIMG4184 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4185
CIMG4185 posted by (C)keiichi_w 

で、とりあえずセブンイレブンがあったのでコーヒーを飲んで作戦会議になった。コーヒーを買った時にポイント券ももらったけど「当店でしか使えませんが期限はないのでまた来てくださいね」と言われたので、当店でしか使えないってここがどこかわからんからもう二度と来れんから意味ねーよ、と思ったけど、店員さんを見たらかわいい女の子だったので、また来ます絶対来ます必ずきます、と鼻の下を長くしてコーヒーポイント券をもらったのであった。そして作戦を考えて、とりあえず、しばらく走ってどこかでUターンして、もう1回、ここに戻ってコーヒーを飲むのはどうだろう。貴女のために戻ってきましたよ、コーヒーください、なんてカッコ良く現れたら、まあ、私のために戻って来てくださるなんて、なんて素敵なライダーさんなのかしら、私、恋してしまいそうポッ、なんてなるかもしれんぞ、これはイケるぞ、と思ったけど、よく考えたらUターンできないので諦めた。

CIMG4186
CIMG4186 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4188
CIMG4188 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4191
CIMG4191 posted by (C)keiichi_w 

仕方がないのでそのまま真っ直ぐ走って、どんどん走ったら高速道路の下の道に入って、工事中のところを通過して、やがて155号線に交差した。そこから155号線に入って、一宮市街地に突入した。しかし、時はすでに遅く、昼飯の時間であった。一宮モーニングは諦めよう、なんか食おう。さすがは一宮市街地、お店は豊富だ。ココ一番カレーの店、ガスト、サイゼリヤ、ケンタッキーフライドチキン、モスバーガー、ブロンコビリー、よりどりみどりだが、なんせ昼時になっちゃったので、もう遅いのであった。どこも日曜日で満員御礼なのです。ということで、ひもじいライダーの味方はやはり吉野家であった。いつもの一宮の吉野家に入ったのであった。しかしここもまた昼食客の満員御礼であった。唯一空いてるカウンター席に座って、これはスピード勝負だ、本当なら鍋御膳を食うところだが、ここは最短を狙って、牛丼並を注文した。店員さんたちが血走った目で火を吹いてまくってる事態に、ややこしい注文は禁断の果実である。ここはスタンダードに攻めるのである。作戦通り、牛丼はすぐ出てきたので速攻で食って速攻で吉野家離脱であった。

CIMG4193
CIMG4193 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4196
CIMG4196 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4197
CIMG4197 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4198
CIMG4198 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4200
CIMG4200 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4202
CIMG4202 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4203
CIMG4203 posted by (C)keiichi_w 
   
CIMG4204
CIMG4204 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4206
CIMG4206 posted by (C)keiichi_w 
 

それから一宮のランドマーク、真清田神社に寄ってみた。そしたら、以前、PCXで来た時チェックしてたハンバーガー屋さんが営業してて、しまった、ここで食えばよかったと思ったがすでに時は遅かった。銀色のXJR1300が止まっており、そのライダーが旨かったーと満足そうに出てきて、こちらをチラッと見て、オレはうまいハンバーガーを食った勝ち組だぜ? と言わんばかりの顔をしやがって、くっそー、覚えてろ、いつか必ず食ってやるからなー。拳を突き上げて天にそう誓っていたら、観光客らしいキャピキャピ女の子3人組が、アブナイ人を見るような以下略。

CIMG4208
CIMG4208 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4209
CIMG4209 posted by (C)keiichi_w 
CIMG4210
CIMG4210 posted by (C)keiichi_w 

一宮を後にして、小牧まで戻ってきて、ライコランドに寄ってこうかと思ったけど、最近レーシングワールドに行ってないなと思い直して、レーシングワールドに行くことにした。で、どうやっていけばいいんだかわからんくなって、あちっこっち走ってたら、庄内川の河原を走って、何年か前に決壊したところまで来た。それからレーシングワールドに行って、いろいろ見て帰ってきた。帰ってきたら、キッチンに黒糖饅頭があった。あー、まっちゃん、こんなの買ってくれてたんだ、わーい、食べようと思ってよく見たら亀の子タワシだった。

本日の出費
セブンカフェ 100円
吉野家牛丼 380円

本日のCB1300SFの走行距離 160キロくらい
累計のCB1300SFの走行距離 10640キロくらい

もどる