加子母の文化遺産の明治座に走る
10月30日(日)
パンケーキが大流行して猫も杓子もパンケーキパンケーキと浮かれまくっていた時代、その急先鋒が88(ハチハチ)だったのだが、もちろん甘いもの大好きのサイト管理人もパンケーキといえば88(ハチハチ)88(ハチハチ)といえばパンケーキとツーカーな関係になりまして、店舗のあるイオンモールに行くたびに、必ずパンケーキを食っていたのであるが、何が素晴らしいって、パンケーキすなわち我らの世代的にはようするにホットケーキなんだけど、ホットケーキといえば、我らの世代的にはもちろん、もりなっがホットホットホットケェーーーキィーのCMソングも有名なエンゼルマークの森永のホットケーキなんであるが、なんせガキの頃からビンボーなんで、ケーキなんて代物が食えるのはクリスマスか誕生日くらいで、普段食えるようなものじゃないんだけど、ホットケーキはかーちゃんが機嫌のいい時は買ってくるもんで食えるんだけど、このパッケージの写真が、2枚重ねで、当然完成品が2枚重ねになると思うんだけどもちろんビンボーだもんで1枚しか食わせてくれんもんで、いつも重ねたホットケーキに憧れながら食ってたんだけど、あれから幾年や、初めて88(ハチハチ)のホットケーキじゃなかったパンケーキを見た時は、おお、これはガキの頃からの憧れの重ねホットケーキじゃん食う食う絶対食うと天高く拳突きあげて咆哮し、怒涛のごとく若いおっしゃれーなおねーちゃんたちがキャピキャピしてる店内に突入、鼻息も荒く注文して、テーブルに届いた時は感涙で感無量でまわりのねーちゃんからドン引きされたんだけど、そんなことはどうでもいいくらい下天は夢か幻かなのであったが、しかし、いつまでも続くとおもうな平安時代なのであり、突如の88(ハチハチ)閉店、全店閉店、パンケーキブームのゆるやかな終焉とともに、栄光の時代を彩った88(ハチハチ)もまた終焉を迎えたのであったが、パンケーキ中毒になってしまった今、禁断症状を抑えることができず、パパパパパパンケーキパンンンケーケケケケケケーキパパパパパパンケーキパンンンケーケケケケケケーキパパパパパパンケーキパンンンケーケケケケケケーキ食いたい食いたい今すぐ食いたい食えないともう死ぬすぐ死ぬと暴走モードになっちゃってるもんだから、まっちゃんがパンケーキを食えるところを、その膨大な人脈を利用して色々情報収集してくれてデニーナンタラのパンケーキがおいしいらしいよ、というので食いに行ったけど、うまいけど重なってないもんで却下、三越の専門店のJKだかJCだか、女子高生?の略称みたいなな名前の店のパンケーキがおいしい店があるというので行って食ったけど、まあうまかったけど、行ったタイミングが悪くて、店の中が幼稚園になってたもんで、いや隣の席のガキがうるせえんだよ親はまわりを見て考えてガキ連れてこいよアホがと言いたくなるのを我慢してパンケーキどころじゃなかったもんでダメだったもんで、もうパンケーキは食えんのかと絶望の淵に立っていたら、まっちゃんはついに見つけてきたのが、なんとウチの近所、灯台下暗しとはまさしくこのこと、なんか鳥の名前みたいな店で、早速行ったら、まさしく、ヒマラヤ山脈ほどに積み重ねられたパンケーキはまさしく我求め訴えるエロイムエッサレム魔界転生していたものなのであり、味は王道チョコバナナを食ったらもはやこんなうまいパンケーキは食ったことがない、これはまさしく味の総合体育館やあ~みたいなことを口走っていたら、ウチの近所みたいなど田舎とは思えんくらいモッダーンでおっしゃれーなお店なんで、あんまり間抜けなことしてたら出入り禁止になっちゃうから自重して食ってたらケータイが鳴って「はいもしもし」「すいません、ヘンタイライダーさんのケータイですか」「はいそうです」「CBR600RRを家のガレージの前で立ちごけさせたヘンタイライダーさんのケータイですか」「はいそうですってば」「ライダー歴が長いのにCBR600RRを家のガレージの前で立ちごけさせたヘンタイライダーさんのケータイですか」「はいそうですっていってんだろ」「ライダー歴が長いだけでタイヤの淵があまリングのCBR600RRを家のガレージの前で立ちごけさせたヘンタイライダーさんのケータイですか」「やかましいわ」「修理完了しましたのでご連絡差し上げました」「でかした」ということで、ドリームHONDAにCBR600RRを引き取りに行くことになった。天気がいいからついでツーリングに行こう。
ということで、パンケーキを食ってその他も食ってからまっちゃんに送ってもらってドリーム小牧までやってきた。さすが日曜日、駐車場はほぼ満車で、大勢のおっさんライダーがバイクをあれこれ物色している。そんな中、クルマを降りて、ドライバーからライダーに変身、店に入って受付でバイクの修理完了の連絡を受けて引き取りに来た旨伝えると、お待ちくださいと言われて、無料のドリンクを飲みながら待つのであった。カウンターにはグリップヒーターとバイク用ETCが山積みされてて、このETCは安売りセールでもやってるのかなあと思って聞いたら、「いえ、キャンペーンは終わりました」とあっさり放棄された。くっそーと思いつつ待つと、やがて、メカニックが現れて修理箇所、というか、部品の交換場所の説明をしてくれた。で、かかった費用は〆て47644円なのであった。ちょっとした気の緩みが47644円だよクソ。そんだけだったらパンケーキ何枚食えたんだ? 2枚重ねじゃすまんぞ。モッタイナイことしたなあ。ああ、しかし、「払ったお金は無駄ではない、授業料だと思いなさい」と五木寛之先生も言ってたからこれを期に、改めて気を引き締めて走ろうと思いました。支払いを余裕のカード払いで済ませたら、メカニックの人に見送られて出発した。「今度はコカさないでくださいよー」「あい」
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41号線を北上していく。天気がいいからこのままちょっとツーリングに行くのだ。CBR600RRでまともに走るのは久しぶりだな。この前、郡上八幡で時間切れで引き返してきたツーリング以来だ。今日も出発時間が遅くなってるので、あんまり遠くに行けんけど、特にどこへ行くとは決めずに行けるところまで行ってみよう。そう思って走っていく。41号線は流れが悪く、交通量が多くてタラタラ進むから、どこか他の方向に走ろうかと思ったけど、いまさら他に行くところも考えつかんかったので、タラタラ走り続けて、大口を抜けて扶桑あたりまできたらようやく流れが良くなってきた。この渋滞気味の理由は単なる交通集中によるものであった。なんか事故でもあったのか、それとも、今日は各務原で航空ショーが開催されてるから、そのカンケーで渋滞してたのかと思ったけど、全然カンケーなかったな。交通量が多い割に信号が多いからダメなんだよ。こういう幹線道路は信号は極力無くせよ、国土交通省のエライ人。わかったか?
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流れが良くなった41号線を順調に快調に走って、中濃大橋を越えて、さて、このまま41号線を進むか、156号線方面に行くか、どうしようかこうしようかと考えているうちに41号バイパスに入ってしまたので、まあいいや、どんどん走って進んで、なし崩しで高山下呂方面ルートになってしまったので、いかんこれでは先週と同じじゃん、なんか違うところに行けんかなと思ってたら、ガソリンがなくなってきたので下呂まで来たところで、いつもの下呂のコスモ石油に入ってハイオク満タンにした。そしたら12.5リットルも入ったぞ。250キロくらい走ってたから、まあそれくらい入って当然だけどさ。ハイオク価格128円もしてたんで、地元で入れたらもうちょっと安かったかなあ。でも仕方がないな。
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このまま北上していったらまた高山なんで、向きを変えて国道257号線で中津川方面に向かった。とりあえず、中津川方面に行くか、途中で東白川村の方に行くか、テキトーに考えよう。テキトー作戦で走っていくと、こっち方面の奇跡的昭和的存在の舞台峠ドライブインが現れた。おおーっ、ここまだあったんだー潰れてなかったんだー奇跡だよな、この道の駅やコンビニが全盛期に、こんな昭和の遺物みたいなドライブインだよ、ドライブイン、もはや死語じゃんドライブイン、それがこんな形で存在するとはスゲーな。トイレ休憩に寄ってみた。CBR600RRを注意深く止めて、注意深くサイドスタンドをかけて、店内に入った。ガラガラで客は全然いなかった。売店ではおばさんが暇そうにおしゃべりしてた。トイレを済ませて早々に出発した。
そこから国道を順調に進む。交通量がほとんどなく快調に飛ばせるが、こんなところでジョーやネズミに遭遇したらエライことなので、自重しながら走っていく。コカした次は反則金なんてことになったらまっちゃんに必殺技の飛び膝蹴りパンチを連続で食らうことになるからな。くわばらくわばら。
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そこそこのスピードで走って行ったら、道路脇に「明治座」の看板があった。あ、この明治座、以前こっちの方に来た時に、この看板を見て「明治座ってなんじゃ?」と思ってたところが、NHKの番組で地元神楽の会場になってることを放映してて見たんだった。よし行ってみようということで行ってみた。看板が曲がり角でちゃんと出てたので迷わず行けた。たどりついた公園の横に、まわりの田園山岳風景に実に不釣り合いな、いわゆる歌舞伎座がデーンとあるのだった。駐車場が砂利だったので、建物の前の道路の路肩にCBR600RRを注意深く止めて、注意深くサイドスタンドをかけて、しっかり固定されていることを確認してからヘルメットを脱いでタンクの上に置いて建物の方に行った。
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最近、建て直しされたのか、改修工事したのか、想像以上に立派だった。こういうのは明治村の呉服座でよく知ってるけど、四国でも見たよなあ、内子座だったっけ、それに比べて負けず劣らずの貫禄というか、こっちの方が本物っぽいよな。っていうか実際本物なんだけどさ、などと考えてみてたら、じいさんが出てきて「いらっしゃい、中も見ってって」と言うのでせっかく来たからとブーツを脱いで上がった。そしたら、キレーなおねーちゃん現れて「ご案内しましょうか」というので「お願いします」ということで、中を案内してもらった。
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で、ひのきではなくもみの木が使われていること、花道が2つあってそれが実存しているのが大変貴重であること、舞台の幕は明治時代に使われていたそのままであること、奈落も案内してもらって、奈落から戻ってところで説明終了だった。最初にあったじいさんが奈落から出たところにいて、いやに一生懸命鼻息も荒く説明してるなあと思ったら、お相手は美人女子大生2名であった。なんでも大学で郷土風俗の研究をしてるそうで、その取材みたいなことで来てるそうで、そりゃあ、美人女子大生が相手では鼻息も荒くなるわなー。そういう意味では案内してくれたのがキレーなおねーちゃんでよかった。でも、関係者なのかな、打ち合わせに来た青年、いわゆるイケメンが来たらそっちに走って行っちゃったけどさ。ほったらかしですわ。せっかくだから、明治座の手ぬぐいでもお土産に買っていこうと思ったのに、ほったらかしなんでもう帰ることにした。
で、東白川村経由で帰ってきた。
本日の出費
なし
本日のCBR600RRの走行距離 200kmくらい
累計のCBR600RRの走行距離 20520kmくらい
まっちゃん「オイ、店の名前、ハチハチじゃねえぞ」