11月27日(土) 晴れ
下呂温泉白鷺の湯で人情にふれる
今日はツーリングの予定だったが、やめかしにして寝ていよう、寒いしという考えから寝坊した為、出発時間が遅れて9時30分、この時間から行ける事が出来るのは2時間程度の場所で、それなら以前行って定休日だった乗政温泉に行って見るかということになった。 というわけで、出発したのだが、初めは良かったがやっぱりだんだんめちゃくちゃに寒くなってきて、おいおいまだ11月だぜ、こんなことでこの先本当に冬になってから、いよいよオートバイに乗ってられなくなってしまうぞ、とびびるのであった。
しかし、道中見かける電光掲示板の温度は、なんと、まだ8度。昔は0度でも走ってたよなー、それも薄いGパンだけで・・・と思い出し絶句。 年は取りたくないのう。 さて、乗政温泉がどこらへんだったかほとんど覚えていないまま、ひたすら41号線を走っていく。しかし、そろそろ着いてもいいんじゃないの? と一抹の不安が。2時間経過後、ひょっとして乗政温泉って、かなり遠いところにあったんじゃなかったけ? 門原を通過してしばらくしてから地図をチェックする。
げ、ほとんど下呂の手前だ。まいったなー。
しかし、いまさら金山まで引き返して、何度も行ってる温泉に入る気はしなかったので、そのまま走っていくことにした。で、2時間30分後、なんとか乗政温泉に到着したのだが、なんと、なんと、 やっていない。 がびーん! 今日は土曜日、定休日じゃないだろうが! どうなってんねん! とても温泉とは思えないその外観に、蒲団と洗濯物が干されているのどかな風景が、やたらとむなしいのであった。
いかーん、これではいかん! すぐそこに下呂温泉もあることだし、こうなったら下呂に行こう。3分後、下呂の温泉地に来ていた我々は、これまでにない温泉に遭遇することになる! じゃじゃん。
白鷺の湯という300円の銭湯みたいな温泉。やってんのか? と思って中を覗くと受付におばさんがいて入れるよと答え。オートバイを路上駐車してきたのを見て、噴水のところに入れてもいいよと優しい言葉。オートバイを移動させてくると、ブーツは一番上に載せればいいとか、いろいろ気を遣ってくれて
自分うれしいっス。
温泉は木の湯船で300円だから何にも設備はないんだけど。大きな窓から日が射していい感じなのである。空いているし。たんのんして出る。その頃はお客さんが結構来ていて、繁盛していた。おばさんに御礼を言って外に出るとオートバイの周りに原付と車がとまって窮屈な状態。おばさん、出せる? とまた心配そうで。大体あちこち走ってきたので出せるかどうかはわかるのだ。近くにいたほかのおばさんも心配そうに見てくれてヘルメットまで持ってくれた。いやー、こんな人情の厚さに
自分うれしいっス。感激っス。
何度か切り替えしてオートバイを出す。結構あっさりと出すことが出来てほっとする。では、さらばじゃ。近くの廣司という旅館食堂であまごぞうすいを食って帰る。3時30分、家に着く。
本日の出費
温泉 300円
あまご雑炊 800円
ガソリン 1120円
本日の教訓
何度も行った所でも、いいものを再発見することもある。