JAPAN EXPLORER 1998
PACIFIC ROADS
太平洋海岸南下ツーリング篇
9月8日(火)晴れ
4時30分まっちゃんに見送られて出発、19号線大曽根渋滞、砂田橋ルートへ変更。
うーむ、道がよくわからない。
今池で案内板発見曲がる。5時30分名古屋駅通過。うーむ、曲がる所がわからない。港のアピタ通過。名古屋港ポートアイランド前で道を思い出す。6時10分ちょっとてこずったが名古屋港着。フェリー埠頭の建物は、あらま、10年前のそのまま。乗船手続きをしに行くと受付はきれーなねーちゃんだった。まっちゃんに電話して、乗船待ち場所まで移動する。かなり待ち時問かかる。他のオートバイは3台。400の2台は連れで、外車のスクーター1台はソロのようだ。しかも女だ。夕バコぷかぷかふかしてやがる。もう2台来る。男女ペアだがl人は見送りだ。さらに待つ。結局7時すぎにやっと乗船開始。89年に東北ツーリング行った時は船首から乗り込んだけど、今回は側面の入口からの乗船である。 仙台行きと苫小牧行きとは場所がちがう。乗り込んで荷物もって船内へ向かう。
船内への入り口がわかりにくー。
床に入り口までの線がひいてあって、その案内とおり歩くとエレベーターに着いた。乗り込んで3Fで降りる。お迎えの船員さんにチケットを見せる。わあ、びっくり。船内はなんとまあゴージャスなこと! まるでタイタニックかと思うような中央エントランスの吹き抜けの立派な事。10年前のぼろい貨物船もどきなイメージのかけらもない。これこそ客船だ。2等部屋も立派! ちょー立派! お金かかってるよこの船。まるでホテルの宴会用和室だ。で、ザコ寝なのよね。早速夕食と、レストランはまた超高級リゾートホテルみたいな作りで、夕食は1800円バイキングたけー。たけー、と言ってても仕方ないので食う。唐揚げ春巻ステ一キポテトにんじんソテーれんこんごぼう煮物サラダごはん味噌汁。バイキング形式のくせに、料理を選ぶ所にトレイを置く所がないので持って歩かないかんという大サービス。窓側の席で食ってるうちに出港だ。食事がすんでデッキに上がると夜景は素晴らしい。月と名港卜リトンの共演はこの世のものとは思えないほどの美しさ。で、撮影できなかったのが残念。船内に戻ってホ一ルのテレビを見ようと思ったら写らん。仕方ないあきらめよう。何か船内でショーをやっているらしいのでそれを見に行こう。が、部屋の前のテレビで写ったので見て寝る。 ところで、これは久々の外洋船なのだ。 さすが太平洋、はっきリ言って揺れる。
9月9日(水)晴れ6時起床。
日はもう昇っていた。ちえっ.日の出を見のがした。まあいいや。それでも写真撮影に甲板へ行くとすごい風で立つのがやっと。こりゃあかんわ。てきとーにパチパチやって戻って再び寝る。朝食の案内で8時に再び起きる。食いに行く。料金は1100円。
うーむ、いかにもフェリ一だ。
あんまり揺れるのでウェイトレスのねーちゃんに聞いたら、「今日はわりと揺れてますね。」 だって。けろりとしていた。朝食メニューソーセージ干魚オムレツササかま竹の子煮ご飯味噌汁。食後に牛乳。コーヒーがサービスで配られたので飲んだ。ケボ。うんこして朝風呂に入った。揺れる湯舟はまるで波のあるプールだ。大迫力。
全然落ち着かん。
体重計は揺れるので5キロくらい増減してあてにならん。このゆれでは絶対に酔うぞ。沖縄での悪夢が思い出され、強がらずに部屋に戻って酔い止め飲んで寝る。12時に昼食の案内で起きる。わリと寝ちまった。レストラン前でおっさんがいて「券を買ってれ。」船酔いで食えんらしい。800円で買ってやった。100円得した。メニューごはんハンバーグポテトスパゲティーサラダ紅茶飲む。ウェイトレスのねーちゃんの写真を撮る。撮るのもなかなか大変です。変態力メラおやじと思われたかも知れん。まあいいか。しかし、10年前の太平洋フェリーでは考えられないねーちゃんのクオリティーの高さ。それからまた寝る。酔い止めの薬のせいでやたらと眠れる。良く眠る。 寝てばかりではいかんので昼過ぎのキャプテントークを見に行く。船内にある立派な劇場みたいなホールで船長がいろいろお話をしてくれた後、操舵室の見学もさせてもらえた。操舵室とはようするにブリッジのことで、めっちゃくちゃにカッコイイ。ここを見せてもらえたのは初めてだ。映画に出てくるそのまんまの舵や、機関のレバー、レーダー。おまけに見晴らしが良い。帰りの航路の兄弟船とのすれ違いを見届けて部屋に戻ってまた寝たのだった。 着岸時刻のアナウンスで目がさめる。窓の外に仙台港、10年振りだぜ。でもこの前はもう暗かったのでこんなふうだったか全然思い出せん。ちょっと待って下船の案内が放送されたので準備してエレベーターから降りた。何階かわからず戻ってしまい、もう一度教えてもらって降りた。初めから案内しろよ。バイクまでの道のり、あーしんど。入ったほうと逆の扉が開き、ついに5時半仙台上陸だ!! しかし、ここからまだ仙台駅までかなりある。写真を撮ると仙台市内へ走る。国道45号の表示をたよりに、さすが仙台は都会だよなの大渋滞。おうじょうこくでかんわ。それでも何とか市内に入ると駅にたどり着いた。ホテル地図を参考にして走るとどうも逆のようで。苦労して方向転換したが、グリーンホテルの看板の手前で一方通行、
なにいー!
四苦八苦しまくって6時半ようやくたどり着く。チェックイン。バイクはレストランの前に置くということで。部屋は5階の515号室、うーむ荷物がチョー重くてえらいこっちゃ。おなかすいた。夕食はどうする? すぐにホテルを出て駅前へくり出すぞ。何を食うかが問題だ。やはリ10年前に食いそびれた仙台名物牛夕ンを食いたい。3O分も駅前商店街を歩き7時半頃、午夕ン定食1300円の店を発見。
毎回迷って失敗してばかりなので今回は思い切って行きます!
狭い店だがビジネスマンが多い。当たりかな? 注文して待つことしばらく、来ました牛夕ン定食 うまい! 最高にうまいぞ。牛タンは仙台に限る。食ったら帰る。ホテルに戻ったら風呂だ。ユニットバスは疲れを癒してはくれんのが欠点。出たら明日の予定を考える。那須へ行けるかどうかがポイントだ。観光協会へ電話して聞く事にした。11時寝る。
9月10日(木)くもりのち晴れ
6時起床、朝シャワー。7時朝食バイキングメニューごはん味噌汁ソーセージ玉子焼昆布佃煮イモサラダ鮭2杯目味付のり。8時出発市内渋滞のろのろ運転。9時松島に到着するが、駐車場がわからず行きすぎ、奥松島の看板を見て曲ったらはまった。全然わからんところへ行ってしまい、ロ一ソンで休憩。ペッ卜のサントリーウーロン茶を買った。ここまで来たのでもう少し行くことにした。これが失敗だった。
行けども行けども何もない、
ついにあきらめ、9時半、奥松島はずれと決断し、引き返す。1時間のロス。これが後でひびいてくるんだよねえ。10時松島にようやく戻る。駐車場に入るのにまたしても四苦八苦して、何とか入った。料金所のおっさんに「バイクはどこに?」ときいてみた。すると木の下にとめてと言うのでそこに止めた。やれやれやっと見に行ける。見たかったのは伊達政宗記念館だ。さっそく行ってみよう。その前に一応松島を見とこか。しかし、晴れてきたとはいえ海上はガスかかって見晴らしは悪い。どこが「松島やああ松島や松島や」なのだろう。やっぱり記念館行こ。行ってみると入場料1300円! おいおい、そりゃ高いぞ。しかし、しゃーないと、金を払って入場した。
いつも思うんだけど、あーゆー受付のねーちゃんは楽でええ。
入ってみると東北出身の有名人のろう人形があった。知ってる人、太宰治野口英世志賀直哉5千円札の人など。後は知らん人。それから2Fが伊達政宗の一生がろう人形のジオラマで説明してあった。大変わかりやすく、勉強になりました。絵ハガキを出口のみやげやで買う。駐車場に戻り料全を払おうとしたら「バイクはいいよ」ラッキー! 次は展望台だが全然しょうもなー、郵便局へ行きまっちゃんに絵ハガキを送る。ファミリーマートで電話で那須の情報を聞くと大丈夫なそうで。コ一ス決定出発! 11時半松島を出て、インターへ向かった。道にまよう事なく12時半仙台宮城ICから高速に入り、時間短縮を狙う。しかし味気ないなー、高速道路はつまらん。14時安達PAに着いて、そろそろ宿予約しんとまずい。那須への到着予定は15時、宿を観光協会に電話して紹介してもらう。安い温泉あり料理うまい宿が条件。紹介された「野島荘」へ電話する。予約OK。古いというのが気になるがまあいいや。宿がとれたし那須へのめどもついたのでちょっとペースダウン。
SAで会ったGPZ400が覆面に捕まっとった。
トリップ330キロ、ガス欠でリザ一ブやべ! すぐ15時白河lCにて降りる。高速道路料金3200円取られた。予定外のキツイ出費だ。最初にガソリン補給し、那須湯本へ向かう。途中ちょっと渋滞。16時那須高原到着、いかにも温泉観光地だ。別荘の不動産屋が多いし、レジャー施設もたくさんある。湯本の坂をぐいぐい上ると、野鳥荘発見、ゲゲー! びっくり超ボロイぞやっちまったかア? 気を取り直して、まだ時間はあるので、那須岳へ行ってみた。有料道路260円払い、上っていくと展望台からの見晴らしは素晴らしい。しかし、頂上ロ-プウェイ営業時間終わっとる。なんてこった。明日また来よう。宿に戻り、17時チェックインする。入ると結構いいじゃん。おばはん荷物を部屋まで運んでくれるし、バイクはカバーしてくれるし。(日本全国まわってここだけだ。)部屋広いし、板の間あるし、夕食部屋で食えるし。タ食メニューあゆ塩焼かぽちゃなすにものマグロの刺身エビの焼いたのしいたけこばちきゅうりつけものみそしるどびんむしメロン超豪華だし。風呂はちいさい。でも一応温泉。出たら部屋へ戻ると布団しいたる。21時寝る。おばけが出る。のわー! あ、夢だった。その後も色々夢を見た。ツインピ一クスの夢も見た。
9月11日(金)晴れ
5時半起床。さぶー。コ一スの検討を行う。7時朝食メニュー玉子焼鮭味噌汁納豆ソーセージ(辛い)部屋で食う。顔洗う。旅館の夕オル片付けられちゃった。しかたない自分の使う。出発準備して、料金を払う。本当はもっと取られるかと思ったが、10000円でOK。受付に那須のテレホンカードがあった。丁度500円なので買おう。そしたら御主人、買おうと思ったそのテレホンカードの他に色々用意している。手ぬぐい、中味不明の小箱(説明があったけどよく聞こえなかった。)そして野鳥荘のテレホン力一ド。しまったテレホンカードくれるなら那須のは買わんときやよかったなんて今さら言えるわけがないのであった。7時45分御主人に見送られて出発。見送り付なんて何年振り? いい宿でした。ボロいなんてウソです。昨日チェック入れといた鹿の湯に行く。すぐの所に無料駐車場にバイクをとめて歩いてく。2、3分の距離で、8時からとあったがもうやってた。入泉料400円+口ッカー代100円払う。川をわたって現場は本物の温泉だ。亜硫酸ガス(だったけ?)が充満しない天井の抜けた建物の造り、湯舟は5つあり、かけ湯用と入湯用4つ。
かけ湯用熱い死ぬ。
源泉は87度だぞ思い知れ。やめて入湯用へ。41,43,44,46度の4つ。一番低いのに入る。ふにゃ〜。なれたので熱いのに入ろう死ぬ。というわけで早々にひきあげ。さて、ボルケ一ノウェイ2度目260円払って上る。8時30分那須山口―プウェイ着。営業しています。往復1100円はまあまあの価格。缶ウーロン1飲んで8時45分の頂上行に乗り込むのは完全武装の登山家ばかり、ちょっと違和感ありなライダー1名。くまざさを下にあっというまに山頂駅降りるといきなりハードな登山道。あらあら、みなさんストレッチ始めてるよ。旭岳だけでも見ようと少し歩いて写真とったらひきあげじゃい。トイレで爆撃9時15分山麓へひとりおりるのであった。那須甲子道路への分かれ道の土産屋で売れ残りまくってる旗を見つけ買う。絵ハがキも。那須甲子道路へ向かい930円払って走るがどーてことないただの山道。だましたなー! 11時、予定より1時間早く白河市街に入る。ウ一ロンペット買って水分補給。白河から国道294号、水戸まで118キ口の案内。さすが200番台は細い国道である。道中の那珂川沿いでは先日の集中豪雨による傷痕が生々しく残っているのであった。工事の車両が活気良く復旧作業に勤しんでいる中、休みでのんびりツーリングのバイクが通過していく。お、おい、そこの道路工事のおっさん! 水を撒くなー! バイクが汚れるだろう!?なんて失礼なことを。13時、めどがついたので御前山村のコンビニで宿を予約。当初予定の犬吠観光ホテルに電話するとばばあが出て、海側の部屋はもう詰まってるのでそうでない部屋ならある。それで料金12000円ざけんな! やめかし。貧乏人の味方、国民宿舎犬吠ホテルを予約する。
料金はずーっとリーズナブルや。
よしゃ、行こか。14時には水戸市内に入る。茨城県の県庁所在地だ。駅前にて水戸の店舗、発見。苦労して駐車して見に行くが前上司は不在のようで。しっかし、チンケな売り場で客はまばら。駅前の立地条件でこんなんでは大変ですなあ。ところで水戸ナンバーは徹底的な安全運転で勘弁してほしいですなあ。そこのおっさん、さっさと曲がってきいや。水戸を出た頃から空が曇り始め、風が出てき始める。こりゃまずい。雨が降るか? 15時に鹿島市に入ると土砂降り直後のようで道路が濡れている。ラッキーでした。 市内でトリップ290キロでガソリン補給する。その後走っていくといよいよ雲行きがあやしいぞ、そして雨パラパラ、少し、降っては止み、降っては止む。これは本格的に降ってくる前に、宿に着かなければ、急ぐのだ!?利根川にかかる巨大な銚子大橋を渡る。まるでゴールデンゲートブリッジでカッコイイ! 犬吠埼まで後少しだぜ。しかし、道がよく分からないので、前を走っていく観光バスに付いて行くことにした。多分行く所は犬吠埼だろうという予想で・・・。うねうねの町の中を走り、一気に上って視界が開けるとそこは荒れ狂う白い牙をむく荒波の太平洋だった。
犬吠埼だ!?
16時に犬吠ホテルに着く。オートバイは縁の方に止めてくれといわれ荷を下ろして移動する。チェックイン、322号室、さすが国民宿舎はきれいだ。3階まで荷物を担いで階段のぼる。ふーふーひーひー。部屋についた。おお。海側の部屋だ。海が眼下に広がるパノラマ状態。でも天気悪い。残念ながら日の出はムリかな。17時30分夕食メニュ一刺身玉子とうふ魚フライホタテのマヨネーズ焼きつみれ汁つみれ串つけもの。しかし、国民宿舎のフライはなぜいつもあんなに冷たいのか。おかわりして腹一杯になって、続いて風呂に入る。風呂は1階の受付の後ろだ。まあ、普通の大浴場だね。22時寝る。
9月12日(土) 雨のち曇り
6時半起床。日の出時間は5時17分と案内があるが、この天気ではNGだ。ぱらぱらと雨が降っている。面白くないので朝風呂に行った。朝風呂は気持ちいいぜ。しかしここが展望風呂なら言う事無しなのだが。部屋に戻って、窓から雨止まんかなーと思っていると、7時45分に朝食の案内。時間が遅いのだが、どっちにしろ雨で出かけられんし。食堂に行き、飯を食う。メニュー味噌汁納豆焼き海苔ままかりつけもの後忘れた。食ったら荷物をまとめてチェックアウト。8時45分出発。雨は何とか止んでくれたが、いつ降ってきてもおかしくない状態だ。犬吠埼灯台に行くが、雨が降りそうな状態でバイクを止めて離れる気にならず、とりあえず変な記念碑のある所でバイクを止め、水族館の自動販売機缶ウ一ロンを飲む。そこのおみやげ屋で一揃いおみやげを購入する予定だったのだが、
やってない! なんてこった。ショック!
もういいや、いこ。ということで9時半ごろ銚子道路から、九十九里を目指す。が、なんか様子がおかしいなあ、九十九里ビーチラインという看板が出ているのだが、こりゃ、ただの町中の道だぞ。ビーチラインというからには、やっぱり海岸沿の道を想像していたのですが。本当にこの道で良いのだろうかと止まって地図を確認するが、現在位置が良く分からんのでかまわず走りつづける。そうこう言っているうちに九十九里道路に到達して、やっぱり道は正しかったと安心。やっと海岸沿の道となり、海岸には焼きはまぐりの店やら何やら、ぼろいプレハブたての店が密集して建っている。ここで決定的な失敗に気が付くのであった。 おお、何という事だ。ここはサーファーの街、サーファーを中心にすべてが構成されているのだ。 つまり、ようするに、
観光客向けの施設なんて無いのだ。
お土産屋何ざあ、ありゃしねえのよ。がわーん! これは困った、しかし、まあいいや。そのうちお土産屋ぐらいあるだろう・・・、思えば甘かった。走っていくと遠くの海にサーファーがてんてん、総武線の通勤時間ごとくみんなボードでぷかぷか。いやー、波乗りも大変ですわ。ところで、てんてんのサーファーはいっぱい見たけど、ボードに乗って立っていた人を2,3人しか見なかった。みんな、本当に波乗りできるのか??12時頃、九十九里長生村PAに到着し休憩。さリゅうさいさい茶を自販機で買って飲んでいると、おやじが観光バスにおいてかれたと大騒ぎしていた。小さな土産屋があったが、購買意欲を刺激するもの無しでバイクに戻る。社員旅行のおっさんが話し掛けてきたのでちょっと会話。おっさんもバイク乗りらしい。うらやましそう。おいてけぼりおやじ、観光バスが戻ってきてバスガイドに怒鳴っていた。出発して先を急ぐ。しかし、なんちゅうか、房総半島の道は道路事情が劣悪なのに加えて交通量が異常に多いぞ。確かに海岸線というのは走るのに時間がかかるが、
ここは渋滞が多すぎ。
今日曇りだったのはラッキーなのかも知れんなあ。晴れていたら暑くて溶けて蒸発したかも知れん。 途中、海中展望台なんかもあったが、土曜日という事で観光客うじゃうじゃでやめ。もう少し走ると大聖人生誕の地だったが、行きすぎ、海産物の土産屋の駐車場で地図を確認し、何度か行き来するけどわからんで結局止めた。 丸山に入り、13時ごろ宿を予約した。ガイドブックの一番安いホテルにした。あっさり予約できた。一安心。後は房総の最先端を目指すのみ。ところが道が良くわからんくなってきて、案内板の通りに走っていくと、すごい山道を走って、おいおい、本当にこの道でええんか? という状態だったが、何とか海岸沿の国道に出た。その後紆余曲折を経て、14時45分には野島崎に着いた。本当に分かりにくい道じゃ。野島崎は、灯台まで行けるのだが、この先また時間がかかる道だといかんので、土産屋だけ見て早々に出発した。ちなみに土産屋は干物と貝ばかりだった。でもここで買っておけば良かった。灯台も見ておけば良かった。 富津当たりに差し掛かると雨がぱらぱらと降ってきた。うーむ、本降りになる前にホテルに入りたいものだ。
道を間違えないようにしなければ。
地図をちゃんと確認しながら走る。山の方に凄い切立った崖が見えて凄い迫力にびっくり。あれがうわさの鋸山だ! 切立った崖にはロープウェイがかかっていた。乗りたいなあ、しかし、時間が無かった。 房総半島は1日では足りなかった。今度は2,3日掛かりで回ろう・・・。予定よりはるかに早く、雨にも降られずに木更津市内に到着し、17時駅前のちょっと奥まった所にあるホテルロイヤルガーデン木更津に到着した。やれやれ、こんなに早く着くなら鋸山見ておけば良かった。チェックインして、バイクは屋根付きの社員通用口みたいな所に置かしてもらう。6階の禁煙階の部屋。禁煙階なんて初めてだ。腹が減ったので早速街へ繰り出す。しかし、そごうやダイエーはあるけど後は別にただの駅前で、何も面白そうなもの無かった。晩飯は結局、吉野屋の牛丼大盛りになった。まあいいか。そごうとダイエーに行ってみるが、土曜の夜だというのに閑散とした客。これでよくやってけるもんだ。駅前にはローラーボードのがきども、軟派待ち? のミニスカート女がいた。本屋で立ち読みして、ホテルに帰る。さっさと寝る。
9月13日(日)晴れ
6時起床、7時に朝食、メニュー納豆味付け海苔味噌汁魚後忘れた。おかわりしようと思ったのに、朝食の用意の予約がどうだこうだとトラブって、できんかった。くそ。食ったらチェックアウト。荷物を括りつけて7時45分出発、国道に出ると海ほたる従業員送迎バスの後ろに付いた。このまま付いていけば良いんだ。が、こっちはガソリン給油が必要、ガソリンスタンドに寄っている内に、あらえっさっさー、従業員バスは先に行っちゃったよーん。ガソリン給油完了して再び走り出す。インターの案内板にそって走っていくと、8時ごろアクアラインへの入り口に到達。で、アクアラインの料金所は先払いびっくりしちまった。あわててハイウェイカードを探すがもたついてしまった。なんとか通過して、本線に入ると海に突き出した高架の橋の道が凄い迫力だ。ちょっとガスかかってるけど。80キロでゆっくり走る。すると後ろから観光バスがぼってくる。くそー、先に行け。しかし、目的地は同じ海ほたるなのでけつに着けたまま駐車場に入る。感心な事に自動2輪専用駐車場があり、ガードマンに指示どおりそこに止めた。カメラ持って降りると、既に観光客の軍団がひしめいていた。エスカレーターで上の階に登ると、すげー混雑。 最上階の展望台からの見晴らしは、快晴だったら素晴らしいだろうが、今日はちょっとガスかかってるので残念。しかし、遠くに、蒲鉾型の、インターコンチネンタルホテル横浜が確認できる。反対側では、今まで走ってきたアクアラインが見える。
しかし、混雑に閉口。
さっさと目的のお土産を買ってしまおう。ファミリーマートのやっている店にいくと、ハンドタオル、ステッカー、絵葉書など、気に入ったものをどんどん買う。しかし、じじばば向きのものが売っていないぞ。こんなファンシーグッズ買っていってもしょうがないし。 別の店に行くと、落花生が売っていたので取りあえずそれを買う事にしてレジに並んだら、前の客が配送やるのでレジ締めますからほかのところに行ってというアルバイトの馬鹿女にあったまきて放り出して出てきた。 9時になってもう1軒、土産屋が開いたのでそこで落花生を買った。お茶を飲んでさっさと脱出する。かなわんなー。 駐車場に戻るとバルカンのおっさんがいて、ちょっと会話。お土産を括り付けて出発する頃には、入り口は渋滞になっていた。なんか、ちょっと変。どう考えても変。
ここ、SAだろ?
9時30分海ほたる出発し、おみやげ屋やーいと走るのだが、いよいよ困った事になってきた。餞別だけしっかりもらって土産が無いとまずいぞ。しかし、川崎市内ではもう駄目だ。あとは高速道路のSAだけが頼りなのだ。横浜に寄り道しようか、東京都内までいこうかなどと考えたが、時間が無いので止め。今日はもう帰らないかんのだ。明日休みなら良いけど。10時30分川崎インターから高速道路に入る。最初のSA、港北SAにはいって、横浜そごうにまっちゃんの欲しがっていた中村屋のふんわりタルトの事を電話確認「ないです」、がっかり。やはり都内でないといかんようで。仕方なくお茶飲んで出発。その後、工事渋滞に遭いイギリス製ロータスエスプリ大変そう、足柄SAにてお土産不足分追加で買う。もう文句を言ってられないので、東京ベイ、サブレ、シウマイを買った。この先、吉田まで1時間30分と掲示板。それから、牧の原SAにておみやげとどめを刺す。ここで買わないと次は浜名湖SAになってしまうのでそれだけは避けたい。というものの既にここは静岡県内でもはやこんな所でお土産を買う事に何の意味があるのか、ああ虚しい。結局、わさび漬けとようかんを買って出発。後は工事中の浜名湖SAはもう諦めの心境。後はノンストップ。走りまくって16時15分の帰宅、実家留守の為、自分の家の前にて記念撮影。あー、お土産の件、どう言い訳しようか。