Land of Gods出雲〜津和野ツーリング篇

8月15日(水) 晴れ

朝4時40分、みやちゃん(メス猫・1ヶ月)に起こされて、勤行をして飯食って歯を磨いて顔を洗ってトイレで爆撃そして、久しぶりに穴開いた夏用皮パンをはいて、去年バーゲンで買ったクシタニのこれまた穴開いた赤のジャケット、TシャツはジェリーのTシャツできめたぜ。実家のガレージから、この日のためにメンテナンスを済ませたCB1000SuperFourを出撃させる。荷物をつんで、

おや、最近は昔よりツーリング日数が少ないのでコースツーリングバックは中身が減って積載が楽である。

準備完了、おやじが携帯御本尊を届けてくれた。持っていけという。恐れ多くて、忘れたりでもしたらえらいことになるが、持っていこう。6時、出発する。6時10分、春日井インターチェンジに到達、まっちゃんに見送られて出発だ。 インターネットの日本道路公団のホームページによると、この日の米子までの所要時間は5時間45分、12時には着くはずだ。もっとも、

休憩も何もなしで、だが。

とか何とかいっているうちに小牧ジャンクション通過、東海北陸自動車道へのジャンクション通過。暑いと思ったら日陰では寒いくらいだ。この穴あき皮パンとジャケットの風通しの良いことといったらない。渋滞もなく調子よく飛ばし100キロ地点でソロソロ疲れてきたので黒丸SAで休憩にする。いつもこのコースで走ってくると、この辺で休憩しているけど、距離的に丁度良いからなのね。店もなんにもやってない。お茶だけ飲んで出発。SAを出て更に走っていくと、さすがに暑くなってきた。そして困ったことに眠たくなってきた。危険なので休憩して仮眠したほうがいいね。というわけで再び休憩。桂川SAに入ると、ここは2輪専用の駐車スペースがあるのでよいね。日陰でちょっと寝る。10分くらいの仮眠をとり、その後、地図を見ると先はまだまだ長い。米子ははるか彼方だ。目もさめたし行こうか。再び走り出す。走行距離が300キロを越え、ソロソロ給油かなと思っていたところでガス欠になった。リザーブで走り次の休憩所で給油だ。ちょうど次のSAはガソリンスタンドもあるし。例によって2輪専用駐車場にバイクをとめる。島根ナンバーのCBR1100の人がいて話をした。出雲に行くというと、高速道路が宍道湖当たりまで続いているとのこと。良い情報をありがとうございます。先に人間の給油をしよう。セルフサービスの360円のそばを食った。うまかったよ。最近こういうところの食い物はおいしいよね。ガソリンを給油し、再び出発。ようやく落合ジャンクション通過、そして、湯の原温泉を通過。おいなんてこったい、湯の原温泉って、あのダムが見える温泉か、ちょーはいりてー。でも時間がない。こんなことならスケジュールに入れておくべきだった。情報収集不足だ。また今度にするか。通過して、そして大山のインターから見えるのは大山だ。素晴らしい眺めだが撮影は無理ですね。走っていますから。そしてようやく米子インターに着いた。春日井インターから6時間、ついに着いた。やれやれ。でもまだ走らないかん。途中であった島根県の人に教えてもらった有料道路を走って、料金所で、なんと、

ハイカ使えないんです

ショック!! 有料道路を降りて、ついに出雲市内に到達した。やっと着いた。コンビニで場所を確認し、出雲大社に向かう。道が混んできて、暑さでファンが回りっぱなし、死にそうなのでエンジンをきって信号待ちする。途中島根ワインセラーという観光施設があったが、飲めないから行ってもしょうがないな。出雲大社に着いて駐車場に入る。さすがに観光客が多く、暑いなか駐車場整理の方々、お疲れ様です。一番奥のトイレの近くにオートバイが何台か停めてあり、自分もそこに停める。日陰が良かったが、ない。では早速見に行こうと思って歩いていくとちょっとした商店街をぬ けすぐのところにあった。もっとたくさん歩かないかんかと思ったけど、意外とあっさりと有名なでかいしめ縄が目に入った。しかしでかいなー、本当にでかいしめ縄だよ。よくもまあ、こんなものを作ったもんだな。しめ縄の下の方に賽銭が刺さっている。付近の樹木は外れたおみくじがこれでもかと付けてあって気の毒。辺りをひと回りたが、後は大して見るものはなかった。で、これは食うしかないでしょう、出雲そば、

自称そば評論家としては食わないわけにはいかないなー。

ということで、いくつかの店があったが、一番入りやすかったところに入って、わりこそばを注文した。女の子が運んできてくれたそれは、ざるそばみたいだったが、汁はぶっかけなのだ。食うと辛い。そばはばさばさだ。これが出雲そばなのか!? ちょっとしたカルチャーショックだ。食って駐車場に戻る。あれ? 例の話題の空中神殿がないぞ。がっかりしていると、駐車場に案内の看板が出ていた。ここへ行くと見ることができるのだ。歩いて5分、行くぞ。正面 の大きな鳥居の近くにあった。で、だ。空中神殿は工業高校の有志が作ったそうです。でだ。10分の1だそうです。10分の1なのに、すごいでかいのである。

でかいのである。

10分の1でこの大きさかよ。いやー、すごいものを見せてもらいました。満足、満足。オートバイに戻り、そろそろチェックインの時間なのでホテルへ行った。ホテルのある出雲駅の駅前は目下区画整理でなんもない。寂しいもんです。ホテルに着いた。坂が多いぞ。転ばんようにしないと。チェックインしてちょっと休憩。さすがに疲れた。なんてったって今日1日で500キロ以上走ったもんね。ひと休みして飯を食いに行くことにした。しかし、先程申し上げたように駅前再開発で何にもないぞ。駅前飲食店街は呑み屋ばっかりだった。うろうろしていると町のまん中を流れている川の近くで、精霊流しがいくつも置いてあるのに気が付いた。今日は終戦記念日お彼岸だからきっとやるんだ。もウ見たいですよね。案内の掲示が、商店街のはり紙であった。本日8時からやるそうで。これは飯くってどこかで時間を潰さないと。取りあえず古本屋があってちょっとのぞいた。出雲名産トラの張り子のお土産屋はみやちゃんそっくりの張り子があって5000円、ちょっと欲しかったが

高いのでやめ。

夕食は結局、商店街付近にある食堂に入った。がらがらだった。親子丼600円を食った。スクランブルエッグとからあげを食って吐いたげろみたいな親子丼。味噌汁は宍道湖しじみだ。8時まで、駅前のショッピングセンターの本屋で時間を潰す。8時ちょっと前に川の方へ行くと、地元の人たちも集まりはじめていた。町内の役員がこれから精霊流しをやるので集まって下さいと放送していた。が、この役員さん前置き長過ぎるよ。はよ流せ。お偉いさんの挨拶の後、やっと流しはじめた。いやー、きれいだ。テレビではよく見るが、生はやっぱり違います。しかし、ちょっとすると、地元のテレビ局がこうこうと明かりをつけて撮影をし始めて、闇に浮かぶ蝋燭にかざされた和紙の浮かび上がる雰囲気ぶち壊しだぜ。おい、どけっての。お前らなんかすごい特権階級気取りで傍若無人にふるまうなよ。結局最後の全部流れるまでいやがった。腹立つ。まあ、でも現場の生の感じはよかった。帰るぞ。帰り道、ホテルの近くの墓地のなかでは、灯籠にこうこうと灯りが付いていて、荘厳な雰囲気。ホテルに戻ってお風呂に入ってテレビ見て寝る。テレビは終戦記念日特集で遅くまで見てしまった。

8月16日(木)晴れ

7時起床。ツーリング中にしては遅い起床時間。昨日はよく走ったし、寝るの遅かったし。飯を食いに行く前に今日のコースを確認したら、初めて気がついた。普通に走って120キロくらいなのだ、ここから次の目的地の有福温泉までは。あれ、おかしいな、こんなに近くなのか。よく確認しなかった。ま、いまさら気が付いてもしかたがない。シャワーを浴びて8時に朝食、メニュー結構いいよ、でも一人分の鉄板が出てきて、固形燃料に火をつけるけど、これって中身玉子なんだろ。別にフライパンで焼いてさらに盛ってくれれば良いのにな。おかずが豊富でご飯が足りなかったが、お代わりをいう勇気がなくて我慢してしまった。でも最近腹出てきたし、我慢したほうがいいな。食ったら出発。忘れ物ないね。しっかり確認してチェックアウト。利用明細もらえんかった。オートバイを玄関前に持ってきて荷物を積んで出発、が、大変なことをしてしまった何と、携帯ご本尊様忘れてきた。笑いごッちゃないぜ。

この罰あたりが。

取りに帰る。戻るとまくらもとに忘れてあった。よかったあった。気を取り直して出発。 直に暑くなって死にそうになるが、まずはサンドミュージアムへ急ぐ。差程も走らない内に着いたが、駐車場が炎天下しかないぞ。あちこち日陰を探してうろうろし、このままでは死んでしまうので公民館の日陰に止めた。やばいかな。まあいいか。そこから歩いていくが、暑さで溶けます。ポプラというコンビに避難。涼しー。ポプラはこっち方面 ではよく見るね。そこでペットボトルのお茶を買い、飲んでからサンドミュージアムへ行く。入場料700円、入るとねーちゃんたちがおでむかえ。なんでこんなところに砂の博物館があるのかというと、鳴き砂の海岸が有名だからなのです。1年計測の砂時計、砂のアートがあって、アートのほうはいいよ。いろいろな模様になるように、仕切りの入った丸い回転する板に砂が入っていて、いろいろな模様を浮かび上がらせる。好きだこういうの。特に二等辺三角形がいくつもできては消えるのがいい。しかし、1年計の砂時計なんて作ってどうしようというのですか? これも世界平和の為なのか。 見終わって、外に出たら暑くてまた死にそうで、またポプラでお茶を買った。半分飲んで半分水筒へ補充した。続いては銀山だ。いくぞ。結構有名らしいので期待で胸が膨らむのであった。ここにもちょこっと走ったらすぐ着いた。山間の中に、またしても炎天下の駐車場なので、日陰を探して路上駐車した。まず資料館を見る。おもしろかったのは坑道の奥に空気を送り込む機械だ。ドライヤーの大きいものみたいで、手でぐるぐるまわすのだが、こんなこと1日中やってるなんて、過酷だ。その後、実際の銀山に行こうと思ったが、何と、結構歩かなきゃいかんらしい。歩くのはいやだったが、みんな歩いているみたいだし、まあいいか。相変わらず主体性のない性格だ。銀製品のお店があったので入った。まっちゃんにお土産をと思ったが、あんまり良いものないのでやめた。昔の銀山街のなごりを残す町並みだそうだが、あんまり面 白いものもない。歩いていくと、別の資料館があって、ここは入場料無料なので入ってみた。そして、実際の銀山までどれくらいか聞いたら「

しっかり3キロあります

」といったのでぐらぐら。銀山周辺のジオラマがあったので、これまで歩いたところと、目的地を見ると、はるか彼方だった。銀山はすごい山奥にあった。や、め、た。バイクで行こう。でもその前に資料館のビデオを見て凉しんで、その後、戻って日陰で休んでいたバイクを始動させる。さっき歩いていた道をオートバイで走っていくと結構みんな歩いているなー。すげー根性あるよね。バイクでかなり走ってようやく銀山の入り口に着いた。ここはさすがに日陰がないし、砂利の駐車場で参ったが、3キロ歩くよりはいいさ。駐車料金100円を払っていざ洞窟へ。地図をもらって、入場料400円を払う。うっそうとした山のどてっ腹に開いている銀山への入り口。入ってびっくり寒ーい思いっきり寒い。死ぬ。天井低い、ぽたぽた水滴が落ちてくるし、左右には枝道といっていいのか隙間といっていいのか、奥の見えない道がいっぱいあるし。よくもまあこれだけ掘りまくれたものだ。坑道を出るとびっくり暑いし眼鏡が曇るし最悪だ。駐車場まで歩き、とりあえず資料館まで戻る。で、次はどうするのか、まだ時間はあるし、いろいろ考えて近くの三瓶山へ行くことにした。早速走り出す。途中眠くなって日陰で仮眠休憩をとる。その後、大パノラマの高原が広がる三瓶山に到達するが、まあ、見晴らしがいいほかは特になく、リフトも暑いので登る気もしない。こういうところは秋に来ないといけないナ。ということで旅館に行くことにした。国道をいったん日本海側に出て、再び、戻るルートで走り、近くになるとしっかり案内が出ていて助かった。 17時頃、有福温泉に着いた。昔ながらの山中の温泉街というひなびた感じで良いね。しかし、今日の旅館が見当たらない。温泉街のメインストリートを奥まで走ったが、ない。ちなみに一番奥には原爆治療センターがあった。ここの温泉原爆に良いんだ。もう一度入り口付近まで戻り、交番の前の案内図で確認すると、何と、

わたずやは階段を登って山の上のほうなのだ。

どこにバイクを止めるのかわからずうろうろして結局、はるか離れたところの無料駐車場にとめてひーこらひーこら歩いていった。途中街のなかにいわゆる外湯がいくつかあり、これは入らないかんと決意を固めるのだった。階段をのぼり旅館で聞くと直下の駐車場にわたずや専用の場所が有るという。全然気が付かなかった。そこにバイクを移動すると、どこを見ていたんだ、大きく出てるじゃないか。オートバイを止めて、荷物を運ぶの大変だ。やれやれやっと着いた。部屋は2階のさつきの間です。3人部屋で結構いいぞ。でもテレビは100円いるよ。ここはもっと早く来て、外湯巡りを楽しむべきだったな。と後悔しているうちに、部屋に食事が運ばれてきた。おお、ここは部屋で食事するのだ。あちこち走ってきたが部屋で食事はこれで2度目という貴重な体験。しかもメニューが豊富なのでうれしい。おひつも有るのでお代わり自由です。お茶は冷えたのが冷蔵庫に入ってるし。うーむ、食った食った。一心地付いたら温泉だ。外湯が3つ有るそうなので全部まわってやると思って、まず、旅館に一番近いところへいった。旅館の前の御前の湯は200円です。金いるんだ。泊まりの客はサービスとかないの? 入ったらこじんまりした温泉で、天井の高さや、外開き式の窓が開放してあるなど、いかにも温泉の建物。湯はちょっと熱めなのであんまり長く入れない。でも、気持ちいい。後で汗がぶわーッと出てこないいように早めにあがったが、温泉の外のベンチでお茶を飲んでいると、もうぐにゃぐにゃとなり、旅館に戻った。夕飯の片付けと布団も敷いてもらえた。

すごくいい旅館ですね。

昨日までは忙しかったけど今日からは少し落ち着いてきたそうです。布団も敷いてもらったし、そこでばたんキューとなってしまった。ちょっと休んで、元気になったら別の温泉に行こうと思っていたのだが、寝てしまった。

8月17日(金)晴れ

深夜2時、寒くなってエアコンの設定温度をあげる。明け方4時もっと寒くなってエアコン止める。7時起きる。よく寝た。11時間ぐらい寝た。日頃の寝不足が出たな。朝風呂に行って、昨日忘れてきたシャンプーを探すと、ごみ箱に捨ててあった。風呂番頭のおばちゃんが一生懸命探してくれた。ありがとう。朝ご飯も部屋だ。お茶も新しいのが来た。昨日のを明日の分としてとっておく必要無かったのね。食って、もらったお茶を水筒に入れて、荷物を積んでお見送りつきで出発した。どこへ行こうか、困ったな、2時間くらいで津和野に着いてしまうんで、より道したいと思いながら走っていくと、シルクの道の駅で日原天文台のことが紹介されていた。ここって、随分昔のアウトライダーというツーリング雑誌で紹介されていたところだよね。これは行くしかないでしょう。走っていくと案内板が有って、細い山道をうねうねとかなりあがっていく。到着すると、結構な標高で風が気持ち良い。日陰にオートバイを停めて、まず科学館に入る。科学館の入場と天文台の見学と合わせて500円、入り口の発券機で購入する。なかに入ると太陽系の惑星が紹介されていて、思ったより中身は濃いぞ。それぞれの惑星であなたの体重は何キロですという体重計があった。靴脱ぐの面倒で乗らなかったが。太陽のビデオや、月の満ち欠けのしくみなどみて、一番奥のシアターの映画がすごくよかった。四季の星座を全部説明してくれた。アポロ計画やスペースシャトルの話もあり、全部見てしまった。

1時間くらい見ていたと思う。

時間に余裕が有ってよかったね。その後天文台の方に行くと、大きな犬を連れた人が一緒に歩いてきた。天文台のあるところからの景色に感動していると、その人が見学出来ますよとのこと。犬の散歩に来たのかと思ったら、その人はここの係りの人だった。一人しかいない自分に係りの人は丁寧に説明してくれた。最後に何か質問ありましたらと聞かれたので、屈折と反射とどちらが良いのでしょうかと聞くと、反射望遠鏡は、でかくなると屈折望遠鏡より有利だそうで。ある程度の大きさまでは屈折も反射も関係ないそうで。日本最大の屈折望遠鏡は60cmのレンズだが、反射望遠鏡は850cmだってさ。屈折式では850cmの望遠鏡はとても作れない。説明が終わり、500円でこんなに楽しませてもらって良いのだろうか、と思う反面 、しかし、ここはやっぱり夜来るべき。今度は実際に星空を見させてもらいましょう。時間も過ぎて、津和野に向かう。まっちゃんからメールが入る。返事をしておく。津和野には行ったら圏外になってしまった。チェックインの3時までなんか見てすごそうと思って森鴎外の記念館を見たらこれが失敗だった。

ねーちゃんがきれいなだけで後はぜんぜん面白くなかった。

ただたんに森の生涯をつづっただけ。建物はおしゃれで、ただそれだけ。金返せ。がっかりして、ホテルサンルートに向かう。津和野の外れに有るので、観光にはちょっとだが、まあしゃあない。ここしかとれなかったんだから。チェックインするとバイクはなかに入れて良いというので玄関に入れて荷物を運ぶ。ラッキー、これで夕立が来ても濡れないな。部屋は6階のツインだ。よく覚えがないのだが、夕食付きだった。高そーだよね。どうも、出雲のホテルと比べてしまうな。夕食は6時30分にして、お土産を買いに出かける。坂をおりて橋を渡ったところで、黒い煙が津和野駅でもうもうとあがっていた。そしてあの独特の旅愁を感じさせる音が響き渡る。おお、SL山口号だ。走って行くところを見ることができるぞ、と思いきや、こちらではなく向こうへと行ってしまって、全然見ることができなかった。愕然。ここでSLを見る予定なのになー。諦めて津和野の街にくり出すのだが、あんまり良いお店なくて困った。もっと妻籠や馬籠みたくお土産屋さんがいっぱいあると思ったのに、いまいちだ。街の中心街に少し土産物屋があって、観光バスが何台かとまっていたが、そこも、まあ、こんなもんなのかねー、という程度。散々歩いて、結局、最初のお土産屋で買うことになった。どこの土産物屋でも売っている和紙で出来たトレイと、紙人形、名物源氏巻き、扇子を買う。あっさり予算オーバーだ。帰り道、道にそって流れる用水路にいる鯉を眺めているうちに、カメラの部品を落としてしまった。しかし、何度もいうけどここは店がすくないよね。かといって、なんか見るものもすごく有名なものが有るわけでもないし、津和野ってなんで観光地なのさ。途中、カメラが誤作動、フィルム巻きもどして1枚目で設定されてしまった。最近α707si調子悪いぞ。この前の運動会でもおかしくなったし。まあいいか。歩き疲れてホテルに戻るとまだ食事まで時間が有る。テレビ見て時間をつぶし、さて行こうとしてびっくり。この食事券2名様になっているよ。

1人しかいないのに2人分も用意されても困ってしまう。

フロントで確認すると、2人で予約が入っているとのこと。インターネットで予約した祭、よく確認しなかったようで、やばいよ、一人に修正してもらうが、これ料金どうなるのさ。ちょっとブルーになってレストランに行くと、きれいなねーちゃんが案内してくれてちょっと機嫌直った。料理はおしゃれでちょっと緊張する。写真撮れなかったのでメニューを列記すると、刺身焼き魚(特別ソース)さざえさわがに魚甘露煮ほおずきコーンスープ(具は和風大根しめじ)てんぷらはヤングコーンチーズ野菜巻きほか(スパイス付き)酢のものご飯は貝の混ご飯茶碗蒸しみたいで違うものと豊富でおなかいっぱいになりました。しかし、ソロツーリングではいつも思うけど、こういう高級レストランみたいなところで1人食事をとるのはやだねー。飯も食ったし、風呂に入ろう。部屋にもあるが、ここは団体さん用の展望風呂に入る。だって部屋の風呂は狭いもんね。入ると貸しきり状態。昔、失業時代にオフシーズンの宿で貸しきり状態の風呂に入ってもうこんなことできんなーと思ったけどできたね。みんなまだご飯食べてて、お風呂はまだなのかな。ゆっくり入って出て部屋に戻ると、ジュラシックパークをテレビでみて寝る。初めのところを見ただけで眠ってしまった。

8月18日(土)晴れ、一時豪雨

ハイ、 最終日です。

今日は帰るんだよね。やだね。でも渋滞が予想されるのでできるだけ早く出発したほうが良いので、朝6時に起きて荷造りを済ませると、オートバイに積んでおく。そして朝食バイキング、魚卵焼ききんぴら芋サラダ野菜ソーセージなど。牛乳が飲みたいのだが無かった。7時30分、お世話になったホテルを後にして出発。高速道路は最初の予定では六日市の予定だったが鹿野から乗ることにした。こちらのほうがちょっと近いので。予定より早い8時10分に高速に入った。まずガソリンを給油し、空が曇ってきてちょっと心配。夫婦でツーリングしている方がいて、カッパ着てた。準備万端だね。さて再び高速に出て、親父に珍味のお土産が無いことに気が付いて次のサービスエリアでとまり、あんまり良いの無かったが佃煮を買った。さて、時間を稼がなければいけない。日本道路公団のナビゲーターによると到着予定時刻は18時。できれば17時くらいには着きたいな。と言うわけで普段なら高速道路は80キロくらいで走るのに、

今回は出血大サービス110キロを巡航速度に設定した。

しかし中国自動車道はガラガラ。これでは採算取れんわなー。だいだい、トラックが走ってないじゃないか。と言うことは、日本列島の動脈でも静脈でもないわけで、何のためにあるのでしょうか。せいぜい走っているのは私のようなしょうもない観光客くらいですわ。がはははは。やはり日本は開国すべきですたい。 走りまくって休憩にしようとしたが、どうせならと給油まで走った。で、その給油ポイントに到達したとたんに豪雨が襲った。自動2輪専用駐車場は満車で仕方がなく屋根の近くに止めて雨宿りして雨がやむのを待つ。昼飯を食う時間がもったいないので、非常食を食う。いつもはカロリーメイトだが、今回は安売りしていた偽者で済ませる。雨がやんだら給油して出発。再び走って走って走って走って走りまくる。中国道から名神に入っていよいよ渋滞地帯に突入。路肩を走るとつかまるので、必殺センターライン走りを披露だ。 こうして15時には多賀のサービスエリアに着いた。まっちゃんにメールを打ち、18時には着きたいなーとおもって走ったが、なんと米原ジャンクションの表示は55分、これは16時着か? ががががが、大垣の大渋滞は凄かった。パトカーが多いのですり抜けもできんので時間食った。しかし、結局、センターライン走りで突っ切り、何とか16時には春日井インターに戻ってきた。 あー、久しぶりの19号線。変わってないなー。4日では変わらんか。 ツーリングの終わりは何度も経験しているが、やっぱり寂しいね。

ではまた来年。

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