8月9日(土) くもり時々晴れ
朝3時40分頃起床。そういえば、去年、高速でガス欠寸前に追い込まれたことを思い出し、ネットで今回の高速道路ルートの給油ポイントを今更慌てて調査する。カードの使える出光かコスモは阿智と米山しかないので、そこで給油決定。阿智はすぐそこだがまあいいか。
それから、朝が早いことをブーぶー言いながらまっちゃんが起きてきた。朝飯を食って、荷物の最終チェックを澄ませ、実家ガレージへ移動する。時刻は5時ちょっと前だが、意外に暗いな。去年もこんなに暗かったっけ? まあいいや。今回は去年の教訓を生かして、昨日の夜のうちに荷物をバイクに積んでおいたのだ。であるからして、実にスムースアンドスマートに出撃できるな。ただし、荷物満載フル装備の大型バイクをガレージから出すのはちょっと緊張だ。斜めになってるからこわいよ。こけたらどうしよう。びびりつつ、ガレージから引っ張り出すことに成功してやれやれ。エンジン始動、まっちゃんに見送られて出発だ。
徐々に明るくなってくる空は、しかし、曇っていた。がんがん日照りが強いよりはいいが、雨は勘弁してくれよ。天気予報は晴れだが、昨今のゲリラ雷雨がいつ来るとも知れんからな。
曇りということもあってか、朝早いということもあってか、予想外の寒さ。8月で寒いなんてやっぱり異常気象だ。問題だ。
コスモ石油でガソリンを満タンにする。会員割引と土日割引で178円だ。昨日車に入れた出光は185円もしやがったぞ。あんなとこで入れるんじゃなかったな。今度からここで入れるようにしよう。なんせパワーブックが壊れたからなあ。節約しないとやばいのだ。やばいやばい(ソフトバンクのお父さん犬風に)
コスモを出て19号線を東に向かう。大和総業パッカー車がもう走ってるぞ。朝早い仕事だなあ、よくやってるなあ。よっぽど給料いいのか。小牧東のインターに向かう。何台かのトラックとともに、インターに入った。トラックはETCレーン、こっちは一般レーンだ。ETC普及のおかげで、一般レーンは空いているから、焦らなくていい。中央道に入る。時間が早いせいか交通量も少なく、出足は順調だ。制限速度80キロに+αのスピードで快調に飛ばす。空はまだまだ曇っており、雲の切れ目から時折太陽が顔を出すが、なんか朝焼けっぽいのだな。朝焼けは雨の前兆だよな。この先天気大丈夫か心配。寒いし。
それでもとにかく渋滞もなく順調に走るのであった。そして予定通り、阿智の給油ポイントで給油、幸いセルフのコスモだったので、自分で入れて4リットルだった。ここまで約90キロ、この4リットルが後々大きな違いになるのだ。これで心配なく米山まで行けるな。トイレ休憩もかねておく。すぐに出発して先を急ぐ。とにかく、車線減少の渋滞になる上越自動車道に入るまでは急がねば。
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それにしても、走ってる車のナンバーが関西方面ばっかりなのがおもしろいな。姫路大阪京都、広島もあった。この時間に広島ナンバーがここを走ってるって事は、夜通し走ってきたって事か? 根性あるなあ。お盆の里帰りも命懸けですね。でも、中央道方面はまだいいよな。関西方面に行くのは本当に覚悟がいるよ。2年前の九州ツーリング、途中で大渋滞にはまって本当に干上がりそうだったもんな。あれを思い出すと、もう関西方面に行きたくなくなる、ゆえに九州ツーリングにも二の足を踏むな。
松代で2回目のトイレ休憩をする。バイクもちらほら見かけるようになってきた。隼、YZなどのSSか、ハーレー、BMWがやはり多いな。天気もここまで来ると晴れてきた。そして、それゆえに暑くなってきた。この暑さがやはりサマーツーリングの醍醐味だぜ。たまらん。よしいくぞ。
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がんがん走って行くと、路肩に覆面パトカー発見、誰か捕まった後なのだろうか、とたんにスピードダウン、某サイトの免許停止事件がありありと思い出されるのであった。安全運転にしよう。その直後に、車線減少による渋滞が始まった。電光掲示板によると渋滞距離は2キロとのこと。意外に短いなあ。しかし、短くてもこの暑苦しいのに渋滞ではこっちが重態になってしまうぞ。路肩を行くか? さっきの覆面が心配で路肩に行けずにのろのろ進むのであった。しかし、うー、もう我慢できん。路肩走行はじめ! いっちゃったよーん。捕まらないことを祈って、と思ったら、徐々に車の流れが出てきて、そのうちに、一般道並みの速度で流れるようになってきた。これはラッキー。去年よりも段違いに流れがいいじゃん。トンネルを抜けたらもう普通に走れるようになった。すばらしい、昨日の夜のうちに荷物を積んでおいたからだな。うまくいった。作戦は大成功だ。
その後は順調に進んで、予定通り米山で給油、トイレを済ませて後は一気に中条まで走った。中条に到着は11時ちょっと前、去年より早く着いたな。まあ、あんまり早く着いても行くところがないのですが、渋滞にはまらなかったからよかったよかった。
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高速を降りて、まずはなんか食うか飲むかしたいのでコンビニによることにしたが、マックスバリューがあったのでそこへ行った。コンビニより安いだろうと思ったら、あんまり変わらんな。それに、1リットルのお茶パックが売ってないじゃんか。これではモンベル水筒作戦が使えんぞ。(注;説明しよう、モンベル水筒作戦とは、経費節約のために500mlペットのお茶147円を買うのではなく、1リットルの紙パックお茶103円を買い、半分飲んで半分はモンベル水筒で保存、後ほどの水分補給に使うというセコい作戦だ。)マックスバリュー駄目じゃん。やっぱりコンビニを探そう。
国道に戻ると、胎内温泉こちらの看板があったので曲がった。コンビニが有りそうにない道だが、温泉も入りたいのでこっちを選ぶことにした。が、しばらく走って胎内温泉にたどりつくと、クアハウスは料金1000円、却下! 1000円は無謀でしょう。戻ろうと思ってUターンできそうな広い道で止まったら、すぐ眼下に動物園があって、ダチョウがこっちを見ていた。いきなり道路の横に檻があってダチョウがいるって、目が合ってげろげろなわけで、びっくりです。たまごもあるし。「えさを与えないでください」とでかい看板も出てるし。うーむ、おそるべし胎内温泉。こうなったら逃げるしかないでしょう。Uターンして国道290号に戻ったのであった。
で、そのまま、次の候補の温泉、関川温泉に行ってみた。ここは去年のツーリングで入らなかったので気になっていた温泉なので、今回はいることにした。多分、普通に日帰り温泉なんだろうけど。バイクを止めて手ぬぐいを持って建物の方に行く。ここは道の駅みたいな複合ドライブインなので売店も多いが、去年チェック済みなので他はよしとする。目的は温泉のみ。中に入ってブーツを脱ぎ下駄箱へ、発券機で入浴料500円を払い、受付の女の人に渡す。温泉は受付から曲がって手前だ。男湯に入ると、駐車場の車に数にしては閑散としていた。止まっているのはみんな売店の客のようだ。空いていたほうがゆっくりできていいから文句はないが。ロッカーがレトロなすりガラスのロッカーで、雰囲気だけはいいな。荷物を突っ込んでお風呂に行くと、ぷーん、消毒臭が鼻を突くのであった。あれま、がっかりな温泉でした。細菌は恐いけど、プール臭いのは勘弁してもらいたいものです。というわけで、高速道路を走ってきた疲れを癒す程度にして早々に出た。休憩スペースは広いのでその点は丸だな。アクエリアスを飲んでバイクに戻る。
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この後は何も考えていなかったので、とりあえず今日の宿、赤湯温泉に向かう。なんか途中であったら行ってみよう。しかし、さりとて面白そうなものもなく、ゆり園があるというので行ってみたらもうやってなかった。ゆりの時期は終わったようだ。
さりとて何もないが、国道に沿走する鉄道は、なかなかいい感じのローカル線で、わび錆のきいたトンネルや陸橋があった。写真を撮ろうかとも思ったが、なかなか止めるところがなく通過してしまったが、とある所で、望遠レンズ三脚立てで5,6人がトンネルをねらっているので、いったい何事かと思ったら、ちょうどキハ系気動車が2両編成で走って行くではないか。おお、テックンたちは(遠目にもおっさん軍団とわかるのでテックンとはいいがたいか、テツおじさん?か)一気にシャッターを切り、その2両が通過してしまうと、一気に撤収、次の撮影ポイントへものすごい勢いで車を出発させるのであった。呆気に取られてみていたが、いやー、鉄道写真家たちの情熱と根性を見せてもらいました。ああでなくてはいかんなあ。止めるところがないーなんて言い訳しているようでは、カメラマン足るもの意識が低いといわざる得ないぞ。大いに反省させられるのであった。
で、何だかんだで赤湯温泉まで来た。時間が早いので、日本一大きな石柱の鳥居がある公園に行ってみた。そしたら本当にでかい石柱だった。1本ものでは日本でもっとも大きいそうだ。桜や紅葉の木が多く、春や秋は多くの人でにぎわうのだろうが、いまは閑散としていた。
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3時を過ぎたのでもういいだろう。今日の宿に行った。地図を見ていったらすぐに分かった。玄関には「自動車学校御一行様」「バスケットボール部御一行様」げー、団体さまが入ってるじゃんか、しかも柄の悪そうな運動高校生どもかよ。最悪じゃん。風呂なんか一緒に入れんなー。玄関前にバイクを止めてチェックイン、荷物を降ろして、仲居さんが台車で運んでくれた。食事は団体さんが入ってるので部屋食ですとのこと。部屋で食うのはいやだが、うるさいアホ高校生どもと食うよりはいいか。
荷物の整理を済ませて、さっさと温泉に入ってしまおう。ちょうど掃除が終わって、新しくお湯を入れてところで、ラッキーじゃん。源泉が熱いので水を入れてますからちょうどよくなったら止めてくださいといわれてはいると、ホースが乱暴に湯船に突っ込んである。これは本物じゃん。このホース突っ込み温泉、本物の証拠だぜ。すげーぜ、臭いも硫黄ぷんぷんでたまらんぜ。もう誰にも俺を止められないぜ。入るぜ。くーいいかんじだぜ。最高、天界天界。このままずーっとこの温泉を一人占めしていたいなあ。
後ろ髪を引かれる思いで温泉を出ると部屋に戻って食事の時間までツーレポをつける。去年のツーリングでVAIOが壊れたので今回は古いマシンのリブレットを使っているが、起動するたびにエラーが出るので困るな。いったん起動すれば大丈夫なんだが。
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6時ごろに食事が部屋に運ばれてきた。おお、豪勢な飯じゃないか。量もちょうどよさそう。汁と天ぷらを持ってくるからというのでちょっと待って、それがきてから食い始める。そしたらデザートといってぶどうを一房持ってきた。ここはぶどうが名産らしい。料理はうまかった。なべのお肉は米沢牛かどうかわからんかったが、柔らかくてうまかった。ぶどうは普通だった。
食ったらもう一度温泉に入った。幸い、高校生軍団は入ってなかったのでまた一人貸し切りだった。宴会場から騒ぎ声がするので、まだ宴もたけなわといったところか。温泉を出て部屋に戻ると食事は片付いており、布団を敷きに係の人がやってきた。布団を敷いてもらうともうやることがないので、明日のルートを確認したら寝た。
そしたら、うとうとしたころに花火大会が始まった。窓から絶好のビューポイントで見ることができるのだ。すばらしい。じっくり楽しんで、終わったら今度こそ寝た。