廃線鉄道と宴の賑わい笹戸温泉
2月19日(日)
それにしても連日本当に寒いんだよ、毎週毎週、今週が厳しい寒さもこれが底で来週からは暖かくなるでしょうみたいな希望的観測を繰り返しては、またしても週の半ばに寒気団御一行いらっしゃいあせ〜なのである。もういい加減にして欲しいのである。なんでもういい加減にして欲しいかと言うと、寒いのが苦手だからである。だいたい、元々はものすごい出不精、引きこもりの素質があり、バイクの免許を取るまではアウトドアの趣味なんか持った事なくてさ、そんなんだから、寒いと「もうバイク乗るのやめよか」「こたつでぬくぬくしながらセブンイレブンのポテトチップでも食うか」「ようつべで大島優子の動画でも見るか」なんて事になる可能性大なのである。だからさー、今週もどうしようかとかなりすったもんだしたんだよ。いろいろあってさ。自慢の通勤快速大阪発動機製のスーパー軽トラ号が故障して修理に出さないかんくなったとか、くるねこ大和先生がサイン会をやるから整理券をもらいに名古屋駅まで行かないかんくなったとか、スニッカーズが販売終了になるから買い占めしないかんくなったとか、みやこちゃん(雌猫)がスシローの寿しネタ食いまくったとか、KALDIのおすすめコーヒー豆エルサルバドルがめちゃおいしいとか、もういろいろあって大変なんですよ。で、もう今週は行くのやめようかと思った。まーいいじゃん。いいよね、寒いから。インフルエンザも流行ってるし、こたつで寝よ。そのときであった。「まてえい!」ダッダッダッダ、突然現れた男は変身ポーズを決めるのであった。「何ですかアンタ」「おれの名はスーパーハリキリボーイ! キサマのようなチキンタッタ野郎の性根を叩き直す為に老師様から派遣されたのだ!」「派遣? 派遣さんなのか、それは大変だなあ」「うん、そうなんだよ」「景気のいい時はちやほやされて、いざ行き詰まると手のひら返したみたいになるもんな」「うん、そのとおりなんだよ、派遣はつらい‥‥ってちがーう!」「何だ違うのか」「老師様の命を受けてやってきたんだ! 雇用体制は関係ない! とにかく、キサマのそのぐうたらな性格を叩き直すのだ!」「だって寒いんだもん」「このたわけもんが! 今の時期は、乗りたくても乗れないライダーがたくさんいるんだ! そんなライダーたちの為にも、走れる地域のライダーは走れねばならんのだ! それがオレたちに出来る唯一の事なのだ!」「なんか某テニスプレイヤーみたいに熱いんですけど」「そうだ! キサマには熱さが足りん」「だって低血圧で冷え性なんだもん」「そんなものはカンケーなし! 気持ちの持ち様だ! さあ、立て、立って走り出すんだ!」「そうだなあ」「たわけもの!」ポカ「いて」「考えるな! 走れ!(Don't think. Feel!)」「そ、その台詞は! 尊敬するリー先生のお言葉。いやチョット違うな。だいぶ違うな。っていうかパクリじゃん」「バレたか」こうして今週もツーリングに行く事になった。
で、行き先なのであるが、なんと、なんとなんと、今月号の温泉博士には、ついについに、あのセントレア中部国際空港の飛行機の見えるお風呂が無料対象なのであった。これは絶対に行くぜよ。行かねばならぬ何事もなのであった。ルートを調べて、有料道路の料金を調べて、駐車場を調べて抜かりなく計画を緻密に考えたのであった。そして、温泉博士をよくよく見たら、「土日祝日は使えません」と書いてあった。まさに天国から地獄であった。ベンジョンソンであった。ザケンナべローが。平日しかダメとか、そんなんだったら初めからやんなっての。実におもしろくない。不愉快である。平日と土日の価格が変わる温泉施設の不快感に通じるものがある。このような価格貨幣価値の流動的市場反応対応的な仕事の進め方に反対します。しかし、文句を言っても始まらん。しょせん、持つものと持たぬものとの争いで勝てるわけないのである。潔くあきらめて、恒例の今月のビックリドッキリメカ発進ならぬ温泉博士到達可能無料対象温泉の他の候補からピックアップ、消去法で残るのは笹戸温泉であった。去年に行ったけど、なかなかいいところだったからな。よしここに決定、スーパーハリキリ出撃だ!
で、当日、いつもの通りに5時に起きて気象庁のサイトで天気予報を確認、天気は晴れ、風もあまり強くないみたいだな。前日の強風はすごかったもんな。天気はよくてもあんな強風では困るのだ。洗濯物が吹っ飛んじゃったもんな。竿竹が物干から転落してたしさ。天気が大丈夫なので、ググったルート検索の道をしっかり脳内ナビにインプット、今回も国道155号153号線を使う、山道迂回ルートで走るのである。この時期の三河の峠越えは危険だからである。それにマクドナルドに寄る為にはこのルートの方がいいのである。作戦はいつも通りカンペキ。
朝飯食って準備して、実家ガレージに移動、例によってコーヒー飲んでくか? なのである。よく考えたら笹戸温泉は11時からなんで、途中、マクドナルドに寄るとはいえあまり早く出たら、またしても待ちぼうけだ。ここでコーヒーを飲んで出発時間を調整した方がいいのでコーヒーを飲む事にした。コーヒーはもちろん、KALDAIのエルサルバドルである。うまいのである。おつまみにヤマザキの薄皮あんパンミニを食った。うまかったので2個も食っちゃった。時間を見計らって出発する事にした。出かける前に忘れずにトイレに行っておこう。また途中で我慢できんくなってセブンイレブンに緊急退避しなかんくなるのは120円もったいないからな。で、トイレに入ってカントリージーンスの前チャックを開けて、続いてヒートテックのぱちもんのももひきの前を探ったら、社会の窓がなかった。あれ。何でないの? 社会の窓がない。あ、「社会の窓」が何のことかわかるよね。世代によってはわからんかも知れんが、わからんけりゃまあわからんでもかまわんような事なんだけど、要するにこの緊急事態、一体なぜこんな事になったのか、ここに来てようやく悟った。どうやらももひきを前後ろ反対に履いているようだ。がーん、なんですと? 前後ろ反対に履いてるなんて、幼稚園児じゃあるまいし、マジかよ。何と言う恥ずかしい事態。ほとんど羞恥プレイ状態。誰にも見つからないうちに慌てて履き直すのであった。みんなもこの件はくれぐれも内密にしてくれたまえ。あまりにも恥ずかしい。マジで恥ずかしい。まっちゃんに「履いたとき変な感じしんかったの」「下半身の感覚が麻痺してるんじゃないの」「じじい」「そのうち漏らしてもわからんくなるんだ」とさんざん笑われた。もう死にたい。「まてえい!」ダッダッダッダ、突然現れた男は変身ポーズを決めるのであった。「おれの名はスーパーハリキリボーイ! 考えるな! 走れ!」そうだ、走ろう! というわけで出撃する。
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素晴らしく晴れとる。全面青空快晴である。風もなくサイコーの来コンデションである。えー、申し遅れましたが出撃機はCBR600RR/ABSです。いろいろお騒がせしましたが、ドレンボルト交換も無事完了、もはや向かう所敵なしである。アンダーを見ればピカピカに輝く新品のドレンボルトが誇らしげに輝いているのであった。エンジン一発始動で、リアシートにパンツのゴムひも作戦で温泉セット括り付け、先週、某ドリーム店で購入した小型タンクバックを使う事も考えたが、セッティングが出来てないので次回以降に後回し。今日は今まで通りの装備で出発である。
まずはいつものガソリン補給。目的地が三河方面なんで、コスモ石油南(勝手に命名)にて給油である。リッター149円なのである。なんちゅう高額な、とまいどまいど驚いてるんでもう慣れちゃったな。こうやってなし崩し的にあきらめさせるのがヤツらの作戦なんだろうか。くそー、負けんぞ。高い高いと言い続けてやる。ちなみに、179キロ走って10リットル弱入った。リッター20キロを切りました。いいのか悪いのかよくわからんな。
で、ガソリン満タンにしてコスモを後にした。庄内川を渡って、瀬戸水野から155号線を南下する。晴れて天気は申し分ないのだが、とにかくめちゃくちゃに寒い。何でこんなに寒いのか、最高気温予想は6度だったか7度だったか、そんなに激烈に寒いわけでもないのに、なんでこんなに寒いのか、特に腰回り腹回りが寒い。そこで気がついた。ハタと気がついた。しまった、使い捨てカイロ貼ってくるのを忘れた。がびーん、寒いはずだ。しかし、腰回り腹回りはまだなんとかなった。それ以上に大問題なのは、指先であった。出発して10分、感覚がなくなるどころか、すでに痛い。カウルに手を突っ込んで暖をとってるのでは間に合わない。しかも、指先2、3本どころか、5本全部痛い。痛くて動きが緩慢になってる。ダメだ、これではリニアでフレキシブルなクラッチワークのコントロールがイニシアチブをスポイルしてエンジンのポテンシャルをナッシングでダイレクトにディストリビュートできないぞ(意味不明)。とにかくそんな状態なんで、これはどこかに緊急避難して指先の感覚を回復させた方がいいかとも考えたが、120円がもったいないので、信号待ちでひたすらカウルに手を突っ込んで暖をとる方法を地道に続けた。そしたら、何となく感覚が戻ってきた。やはり地道に努力したものが最後に克つのだ。いいか、努力は必ずしも実を結ぶとはかぎらんが、成功したものはすべからず努力しておるのだ。
しかし、それでも、やはりこの天気の良さに誘われて、今日は早くも2、3台のライダーを見かけた。YAMAHAの旗艦のXJR1300、SUZUKIのマニアックなGSX1400、あとは名前がわからん国産アメリカン、オフロードバイク、モタードかも知れんを見かけた。みんな指先かじかんでるのか。それともグリップヒーターとか、ヒーター内蔵手袋とかハイテクでカバーしてるのか。くそー、暖かい手袋が欲しいよ。
155号線を順調に進む。途中、瀬戸万博で賑わって以来過疎化に悩み続けているリニモ駅の八草が駅前ロータリー大規模工事中だった。そして、長久手日進方面からの複雑に合流する交差点でも大規模な工事が行われていた。川にでかい橋桁がかかってるから、でかい橋でも造るのだろうか。その先、何でこんなところで商売してんだろうといつも思う菓匠店のある3叉路交差点を左折して、県道58号線を東に向かう。去年はここで道を間違えたので、今回はしっかりと脳内ナビにインプットしてきたから、これで間違えるようでは、ももひきを前後ろ反対に履いてしまった件と合わせて、いよいよじじいになったようなものだ。それだけは回避せねばならん。緊張感を維持して、曲がるところを通過してしまわぬように五感をピリピリさせていたら、名古屋トヨペット店猿投店が目の前に現れた。曲がる交差点の目印に記憶していたのは愛知トヨタの猿投店だから、これは違う。ここじゃない。最初脳内ナビはそう判断した。が、次の瞬間、トヨペット店の隣に、愛知トヨタの看板を発見、やはりここで曲がらねばならんのだ。やばいやばい、危うく騙されるところだったぜ。敵もなかなかやるな。しかし、その手は桑名の焼きハマグリだぜ。勝ち誇ったファンファーレを響かせながら交差点を曲がって、国道419号線に入った。そして、マクドナルドの看板もあった。作戦通りである。ほどなく、マクドナルド発見、駐車場にバイクを滑り込ませる。
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ヘルメットを持ってお店に方に行く。入ったらすぐに注文カウンターだ。先客は2人1組だった。出張ビジネスマン風の2人組、なんせ世界のTOYOTAのお膝元だからな。きっとその関係のビジネスマンに違いない。そんなビジネスマン相手に、店員の女の子がまたしてもややこしいやり取りをしていた。「ホニャララはホニャララですが」「あー、じゃあホニャララはどうなの」「ホニャララですとホニャララです」「あーそうなんか」「お客様、でしたらホニャララにホニャララではいかがですか」「ホニャララなの」「それでしたらホニャララにできます」「じゃあそれで」「では合計540円です」まったく、たかが5、600円のマクドナルドのセットでいろいろメンドーな注文してんじゃねーよ。オメーラそんなんじゃろくな取引できてないだろ。いやまてよ、たかが500円の買い物にも自分の利にかなうよう交渉する、ひょっとしてコイツら超バリバリ営業なのかも知れん。
そんなバリバリ、マクドナルドの注文にも交渉術を駆使するビジネスマンに続いて、うだつの上がらないヘンタイライダーが注文する。いつもの通り、13番ホットコーヒー砂糖ミルクなしだ。我ながらスマートな注文だぜ。出来たメニューをトレイに乗せて席に着いた。先にトイレを済ませて、それからコーヒーカップを握りしめて指先の感覚を回復させる。トレイの広告を見てたら、プレミアムコーヒーが新しくなりました! とドヤ顔で書いてあった。おいしく生まれ変わった、香りとコクが深く広がる、時間と手間を惜しまず作った、など、美辞麗句が並んでいた。でも飲んだけど、今までとの違いがちっともわからんかった。まあ、今まで通りうまいからよしとする。マフィンを食ってコーヒー飲んで、混んできたので早々に引き上げる事にした。
バイクに戻って出発準備してたら、とってもファンキーでポップなデザインのイラストが全体に描かれたクルマがドライブスルーにやってきた。すごいかっちょええ、どこぞのなんぞのチェーン店の営業車かと思ってみてたら、AYUMI HAMASAKIと書いてある。そう、チェーン店の宣伝営業車でも何でもない、個人的な熱狂的なファンの愛車であった。イラストはあゆの似顔絵だったのだ。素晴らしい、ここまで熱狂できるバイタリティが素晴らしい。この精神はスーパーハリキリボーイの精神に通じるものがあるな。見習わねばいかん。
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決意もあたらにマクドナルドを後にして国道419号に戻った。そしてすぐに交差点を曲がって、市道を走り、平成記念橋北の交差点で国道153号線に曲がった。ちなみに、この平成記念橋を越えると、松本零士先生がデザインしたみたいなやたらと突起物のある豊田スタジアムが見える。でも今日はそっちじゃない。国道153号線を北上して、平戸橋の交差点で県道11号線に入り、どんどん走っていく。どんどん走っていくと言うと威勢がいいが、寒いもんであんまりスピードが出せん。それにスピードを出したらどう考えても速く着いちまうぞ。ゆえにゆっくり走り、まさしくSSの本領発揮状態。SSってスーパースカタンじゃないぞ、スーパースローだ。
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スーパースローだもんで、地元豊田ナンバーのミニバンに煽られまくって、途中で道を譲った。そしたらその次に来たミニバンにも煽られて道を譲った。しばらく走って、目的地の笹戸温泉とうふやさんの看板発見。これより10分だと、もう間違いなく11時前に着くな。もっとマクドナルドでのんびりしても良かったのだ。混んできたから早く席を開けようなんて、気を利かせすぎたな。どうしよう、もうちょっとなんかないかと思って、寄り道できそうなところないか。観光看板があったので止まって見た。そしたらいろいろあるけど道に迷いそうだった。迷うと困るのでやめた。まあ早めに着いたらホールでゆっくり待つか。あそこはゴージャスだから、そんな贅沢気分をゆったり味わうのも良いな。
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ということで、笹戸温泉に到着してしまった。バイクを止めるところは、去年、ホテルの前に止めたら坂でおっかなびっくりだったので、別のところに止めたい。どっかに第2駐車場とかないかと思ったら、少し離れたところにあったのでそこへバイクを止めた。そしたら、ちかくに神社があるみたいなので、時間があるから暇つぶしに行ってみた。
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階段を登って、境内は半ば駐車場、おそらくホテルの従業員の駐車場と思われる駐車場になってたが、奥の方まで歩いていったら、すごい寂れたボロい神社があった。説明を見たら、浅間山が爆発した時にここまで火山岩が飛んできて、それをご神体にしてるそうだ。その浅間山の爆発の後、温泉の湧出量が増えてウハウハになったからご神体して拝んでるそうだ。でも、なんだかこの寂れた様子ではあまり畏敬の念で見られてない感じがするが。神社の向かい側には、天才マジシャン山田奈緒子とどんとこい上田次郎が出てきそうな村のイベント会場があった。これもすごくボロかった。地元の祭りの日には、ここでみんなが寸劇をやって酒を飲んで歌ってわいわい騒ぐのだろうか。
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寒くなってきたのでホテルに行く。ホテルの前には、途中、コンビニで終結しているのを見かけたバイクグループが止まってた。こんな坂道によくバイクを止められるもんだ。コンジョーあるなあ。まだ時間があるけど、ホールでくつろごうと思いつつ、中に入った。閑散とした僻地のブームの去った温泉旅館の寂しいホールのはずだった。はずだったが、すごい人人人。何じゃこりゃ、と一瞬理解に苦しむ人ごみだった。まるで渋谷の交差点。何でだ、なんかイベントでもあるのか。アニメの聖地巡礼か。いやちがう、うじゃうじゃいる人々は、すべて熟年壮年の方々、戦後日本を支え、ここまで高度経済成長させた方々であった。なんか会合でもあるみたいだ。とてもじゃないがゆったり出来る状況ではなかったが、11時まで待つより他に手段がないので、なんかとっても居心地が悪かったが、ひたすら待つ事にした。お土産を見たり、ひな祭りの人形を見て時間をつぶした。
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やがて、長い長い時間の末、ようやく11時になった。「お風呂の用意が整いましたので2階へどうぞ」とホテルマンが案内すると、おばさんパワー炸裂の一団が、お土産屋さんの物色を放り出して「お風呂は入れるわよお風呂」「お風呂よ」「お風呂先に入るの」「食事は12時からよ」「お風呂が先ね」と大移動開始。続いて「会場の用意が整いましたので4階へどうぞ」とホテルマンが案内すると、おばさんパワー軍団とは別の男女混成軍団が「用意できたみたいだ」「行こう行こう」「お先に行きますよ」「どうもどうも」と大移動開始、ほどなくホールは空っぽになった。
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温泉博士を出して、フロントで例の巨大なはんこをもらい、2階の風呂場へ移動する。男湯温泉はさほど混んでなかった。おそらく女湯温泉は先ほどのおばさん軍団で大混戦だろう。やれやれようやく体を暖められるぜ。荷物を籠に突っ込んで風呂場へ、そして体を洗って湯に浸かった。天界なのであった。客は他に4、5人いた。「こんな昼間からお風呂に入って気持ちいいな、罰が当たりゃせんか」と笑ってた。ほぼ毎週、昼間に温泉に入ってますがなにか? ゆっくり入ってタンノンして出た。ガラガラでのんびりを期待してきたのに結構賑やかだったので、意外だった。ホテルを後にしてバイクに戻る。
さて、帰り道にコンビニかドラッグストアでスニッカーズを買って帰ろう。そう思って県道11号を豊田に向かって走っていくと、途中で、鉄橋を発見した。え、こんなところに鉄道が走ってたっけ? そう思ってバイクを止めて見ると、確かに鉄道である。が、よくよく見たら、ところどころにトラ柵が立っており、すでに廃線となってる事がわかった。やはりそうか、廃線なのだ。まだ線路が残ってる廃線が、こんな近所にあるとは思わなかった。こりゃいいものを見せてもらったな。しかし、何線なのか知りたいな。そう思いつつ、県道をさらに戻っていくと、もとは駅だったような公園があったので寄ってみた。やはりそこは枝下駅だったところで、線路は名鉄の三河線であった。三河線って廃線になったのか? え、まだ走ってるよな? 説明の案内看板を見たんだが、廃線を整備してなんかやろうとしてたけど、頓挫してるみたいだな。こんなに景気が悪くては、こんなことに予算が取れんのだろうなあ。地図を見たら、名鉄三河線は猿投が終点になってた。猿投より先が廃線になったんだな。そのかわりバスが走ってるんだ。同じ名鉄だからな。なかなか勉強になって面白かったな。
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駅公園を出て県道11号に戻り、途中、セブンイレブンによってパンとカフェオレを食った。風が出てきたのであとはまっすぐ帰って来た。だからスニッカーズの買い占めは出来ませんでした。すいませんでした。今後はこのような事のないように、監視の有識者による第三者委員会を立ち上げたいと思います。けっして天下り先を作ってるのではありません。
家に帰ったら、自慢の通勤快速大阪発動機製のスーパー軽トラ号の修理が完了したと連絡があったので、引き取りに行った。バイクもクルマもよく壊れるな、やれやれ。
本日の出費
マクドナルド 200円
パンとカフェオレ 215円
本日のCBR600RRの走行距離 100キロくらい
累計のCBR600RRの走行距離 8140キロくらい