道の駅白川へ往復するだけのツーリング

7月23日(月)

西乃名湯物語」で行ってきた城崎温泉はサイコーに素晴らしかった。素晴らしい、素晴らしい、素晴らしいったらありゃしない、あーこりゃこりゃ(byコンタロウ)というくらい、素晴らしかった。あの素晴らしい温泉をもう一度(by北山先生)と思うのも当然である。まっちゃんにもこの感動を分かち合いたい。あれ、なんか日本語変だな。まっちゃんにもこの素晴らしい温泉に感動してもらいたい。そうだ、今度はまっちゃんと行こう。なんせ愛妻家だからな。だれだ、恐妻家なんて言ってるのわ。とにかく、まっちゃんと一緒に行こう。なにしろ一緒に行けば、豪華絢爛に行ってこれるぞ。たしかに「西乃名湯物語」は素晴らしかったが、思い残す事もたくさんあったからな。岩牡蠣が食えんかったとか、城崎ジェラードが食えんかったとか、まんだらの湯の向いの茶屋でパフェが食えんかったとか、喫茶スコーピオのモーニングが食えんかったとか、見晴らし茶屋のわらび餅が食えんかったとか、蜂蜜ジュースが飲めんかったとか、フルーツジュースが飲めんかったとか、カニサンドイッチが食えんかったとか、多方面にわたって思い残す事があったんだよ、って飲んだり食ったりする事ばっかじゃん。まあいいや、とにかく、そんなこんなで思い残す事を払拭するのだ。この問題をすべて一気に解決する方法は、まっちゃんを連れて行く事だ。まっちゃんを連れて行けばお金の心配をする必要はないぜ。ふっふっふっふ。ふわっはっはっはっは。飲み放題食い放題心行くまで食ったり飲んだりしまくりだぜ。今回のこの企画、タイトルはズバリ「西乃名湯物語DX」だ。デラックスだよ、デラックス。マツコデラックスとは全然カンケーない。

おいおい、ちょっと待てよ、なんでこんな話してんだ? クルマで城崎温泉に行ってきた話は本サイトでは趣旨が違うぞ、優秀なサイト訪問者諸君はそう思っているだろうが、実は今回のツーリングにおおいに関係するんだよ。このマツコデラックスじゃなかった、西のデラックスの日時が週末に設定されているので、今年の目標、毎週毎週ツーリングがこれで行けなくなっちゃうんだよ。行けなくなっちゃうんです。ああ困った困ったどうしよう。この難題を解決すべく、総力を結集、英知を集結して構想8年、遂に解決策を見いだしたのであった。そうだ、休んじゃおう。ということで、月曜日休みをいただきまして、なんせ、若い頃は1泊2日で夜中に帰って来ても次の日仕事に行くことくらい、どって事なかったんだが、やっぱり歳はとりたくないのう。1泊2日の次の日はゆっくり休ませてくださいよおーということにして、実はバイクで走りにいくのさ。カンペキじゃん。8年もかかって考えだしただけの事はあるぜ。ホレボレするようなオレの才能。ホームズもショームズも真っ青だぜ。ああ、そういえば、ショームズさん、缶コーヒー奢る奢られるでなにやら悪の天才マルアーティ教授と揉めてたよな。あの事件、結局どうなったんだろ。なにやら次の大事件へ繋がる予兆が‥‥。

ということで、西のデラックスが無事終了、そして予定通りのツーリングに行くことにした。が、しかし、ここで想定外の事態が発生したのであった。まず、目的地の設定であるが、温泉博士8月号で該当するところではちょうどいいところがないんだよな。じゃあ、ちょうどいい温泉ってどこだよ、と考えたとき、前日まで、西日本ナンバー2の温泉、個人的には温泉街を含む総合的な評価としては日本一(暫定)の温泉に、入って入って入りまくった直後、いったいどこの温泉に入ればいいのか。かくなる上はキングオブ温泉の草津温泉に登場していただくか、そこから更に山奥の、草津を凌ぐ名湯、万座温泉でも引っ張りだしてこないと互角な戦いはできん。っていうか、もう温泉はお腹いっぱいなんで、今回は温泉は入らんでもええわ。じゃあ、どうしよう、なんかうまいもん食いにいくツーリングにしようか、と考えたが、何しろ西のデラックスでは、これでもかと言うくらいうまいもんをたらふく食ってきたんで、もうなんかねーうまいもんって言っても思いつかないんだよ。困った。例えば、昔よくやってた、御岳にそばを食いにいくだけのツーリング、あるいは伊勢に赤福氷を食いにいくだけのツーリングみたいな発想もできないのである。こうなると、走るだけしかないじゃん。走るだけ。なんて単細胞なツーリングだ。アホなツーリングだ。どう考えてもアホ。しかし、それがまたライダーらしくていいじゃないか。よし、走るだけのツーリング、行ってみよう。

CIMG0380
CIMG0380 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0381
CIMG0381 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0382
CIMG0382 posted by (C)keiichi_w 

ということで、掃除の日なんで、お家の掃除をして、実家にお土産を持っていって、コーヒーを飲んで、ウダウダしてたら9時過ぎちゃったぜ。おまけに、午後から用事が入ってしまった。ということで、10時から13時の短時間で行けるところまで行ってみよう、行けるところまで行って、帰ってくる。実に単純明快なツーリングである。メッシュレザー上下に着替えて、実家ガレージから久々のCBR600RR/ABSを引っ張りだしてエンジン始動、今日は走りに徹するツーリングだから、パンツのひも作戦は不要だぜ。必須アイテムの温泉博士&手ぬぐいは無しで行くぞ。10時にもなったらちょっと暑いかと思ったが、天気は曇っているのでそれほど暑くはない。ちなみに天気予報は曇りのち晴れで所によりにわか雨、相変わらずテキトーな天気予報だな。では出発。

いつもならまずガソリン給油なんだが、前回のツーリングでの残量があるのでそれで往復できると判断、給油なしで行くことにした。いつものコスモ石油をスルーして、19号線を多治見方面に走っていく。どこへ行くか漠然と考えていたが、暑い日には涼しい所に行くのが正道である。19号線を北上するのは山間部で天気が心配、41号線を北上するのも山間部で天気が心配、そのとき、閃いたんだよ。そうだ、入鹿池ってどうなんだ。昔はちょくちょく行ったもんだが、このところ全然行った事ないな。それに尾張パークウェイが無料開放されてから、一度も行ってないから、入鹿池経由で尾張パークウェイで41号線に出て、北上する作戦どうよ? おそらく白川辺りまで行けるだろ。道の駅白川まで行って帰ってくる、これで決まりだ。あれ、山間部は天気が心配とか言ってなかったっけ、まあいいや、細かいこたあいいんだよ。

作戦が決まれば俄然パワーが出るぜ。ぎゅいーんとカッ飛びだ、と思ったが、まっちゃんに「ジョーに気をつけな」と出かけに言われた事を思い出した。やばいやばい、ちょっとセーブして走ってこ。入鹿池への道は、クリーンセンターがあり、パッカー車が轟々と行き来してた。すげーな、こんな活発なクリーンセンター初めて見た。と思ったら、今日は平日だったぜ。クリーンセンターの近くの環境ビジネスの会社もトラックの出入りが激しく、仕事してるって感じだった。みんな仕事をしてるのにバイクで走っててごめんなさい。みんなの分まで走ってくるよ。

中央自動車道の裏口、小牧東インターへの道を進む。かつて空前のバイクブームだったころ、バリバリ伝説やあいつとララバイを読んでその気になっちゃったライダーが、この道でヒザスリもどきをしつつ往復してた事もあったよなあ。何台ものバイクがこんな短い道を行ったり来たりするのは滑稽だったが、当時はみんな真剣だった。おかげで一時期、この道は土日二輪通行止めになっちまった。今じゃこんなところを往復するライダーなんかいないよ。思えばバリバリ伝説とあいつとララバイはバイクブームを牽引したよなあ。クシタニ名東のライブラリに並んでたもんで、懐かしさに思わず手に取ったけど、ちょっと読んだだけで赤面しそうな内容に読み続けられんかった。特にあいつとララバイ、「水曜日のシンデレラ」とか「死神ライダー」とか「首都高速の青い鳥キング」とか、失笑しちゃうような設定だったよな、ああんなマンガに夢中になってた自分が恥ずかしいとはいわんが、コドモだったなあ。いや、今もコドモだけどさ。

CIMG0383
CIMG0383 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0384
CIMG0384 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0385
CIMG0385 posted by (C)keiichi_w 

その先に入鹿池がある。久しぶりだ。駐車場にバイクを止めた。喫茶店と貸しボート屋さんが営業してた。地道に営業してるんだ。シャッターが閉まったままの建物もある。池の方にちょっと行ってみた。ボートが一艘池の中央に浮かんでた。他はだーれもいなかった。でもよく考えたら平日だもんね。バイクの免許を取ったばかりの頃は、この入鹿池まで来て休憩して、犬山にぬけて帰るルートをよく走ったなあ。あの頃は、そんな距離でも遠くまでツーリング行ってきたぜ! みたいな感じだったなあ。いまでは高山奥飛騨でさえ近所を散歩してる感覚だぜ。

何も面白くないので早々に入鹿池を後にした。来た道を戻って、尾張パークウェイの方に向かった。有料期間が終了して、いまや無料でこのルートで41号にでることができるとあって、平日の今日はトラックや営業車がひっきりなしに行き来している。そのやや多めな交通量の流れに乗って走っていく。途中で駐車帯があったはずなんで、止まって写真でもとろうと思ったんだが、無料になったからなのかどうかわからんが、駐車帯が全部、ガードレールが増設されており、駐停車禁止状態だったので、結局、営業車に後ろから煽られつつ、41号線まで来てしまった。で、41号線との合流地点が、一旦停止になっとるもんで、おいおい、こんなところで一旦停止はないだろ、とビビってエンストしそうになったよ。

41号線に入った。天気がよくなってきた。雲が消えて青空が見えるようになったきた。暑くなってきた。41号線をバイパスに入って、美濃加茂市街地をスルーしようとおもったら、バイパスのくせに信号が多いもんで、しかも、3方向へ専用レーンが用意されてるくらい交通量が多いところで、全然スルーにならん。バイパスとは思えんトロトロ走りで、水温はあっという間に100度越え、ファンが回ってうるさいわ暑いわ。しかし、市街地をぬけたら、交通量もグンと減って流れも良くなり、快調に走っていく。喫茶モンパリの交差点で既存の41号線に合流した。一時期、停止してたバイパスの高架の工事が再開してた。予算が出たようだ。しかし、このバイパスはこの先どういう道筋になるんだろう。

CIMG0388
CIMG0388 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0391
CIMG0391 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0389
CIMG0389 posted by (C)keiichi_w 

しばらく走ったら、道の駅七宗に来た。平日でも結構、車の数が多かった。暑かったので木陰にバイクを止めてちょっと休憩。そしたらバイクの一団が入ってきた。意外な事に、年齢層が若いメンツで、バイクもFTR、バンバン、VTR、スクーターが5、6台。平日休みで集まってマスツーしてるのかな。なにしろ若者のライダーがいる事にちょっと安心したのであった。最近見かけるライダーはおっさんじいさんばっかだもんな。これで日本のライダーの未来も多少は安心だと思いつつ、道の駅七宗を出た。

41号線をどんどん北上する。天気がどんどん晴れて夏らしい白い入道雲に青い空の素晴らしいコンビネーションなのであった。山間部に入って、多少暑さも和らぎ、風が多少涼しいのであった。その後も平日ライダーと何台かすれ違った。BMWやゴールドウィング、ハーレーと金持ちなオッサンライダーばっかだった。きっと現役引退後の悠々自適な老後ライフを送ってる勝ち組なんだろうなあ。半年くらい北海道の放浪ツーリングとかしてんだろうなあ。ようし、オレも半年くらい北海道放浪ツーリングに行けるような立派な大人になるんだ!

CIMG0393
CIMG0393 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0394
CIMG0394 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0395
CIMG0395 posted by (C)keiichi_w 

工事で片側交互通行なところを過ぎて、目的地の道の駅白川に着いた。ガラガラだった。土日だったら駐車場は満車で、バイク置場も満車で止めるのに苦労するのに、今日は1台のバイクもいなかった。バイク置場の隣の、たこ焼きやらなんやら売ってる屋台店も、土日は商売繁盛大忙しなのに、今日は売り子の女の子がヒマそうにしたてた。こっちに気がついたが、この客は何にも買わねーなとバレバレなんで、相手にもされんかった。そういえばここ温泉ができたんだよな。そのうち入ろうと言ってて、全然入れんなあ。トイレだけ済ませたらバイクに戻って、午後の用事の時間も迫ってるので帰る事にした。

そんなわけで、午後の用事に間に合うように、順調に走って、でも喉が渇いたので犬山の41号線沿いのマクドナルドで100円アイスコーヒーを飲もうかと思ったら、平日でもビックリするような大混雑だったのでやめた。仕方ないのでセブンイレブンに寄って、セブンイレブンのオリジナルのカフェオレを飲んだ。駐車場は営業車現場作業車が丁度昼飯中で、どの車もアイドリング駐車エアコン全開で熱気を放出しまくりで、ライダー直撃だよ。この時期、コンビニでなんか飲む休憩は休憩にならん。CO2削減だ環境保護だなんだかんだと言ってるけど、これが現実だわな。

早々にコンビニを出て、五郎丸経由で帰って来た。午後の用事にちょうどいい時間で帰って来た。素晴らしい、時間厳守で帰って来たぞ。ゴルゴ13みたいだな。そしたら、その午後の用事はすでに片付いてた。オレは用無しかい。じゃあこんな必死に帰ってこんでもよかったんじゃん。くそ。このやりきれない気持ちどうしてくれよう。

ということで、腹いせに、今大流行の日清カップヌードルチリトマトに氷をぶち込んで食ったらでらうまかった。

本日の出費
カフェオレ 128円

本日のCBR600RRの走行距離 120キロくらい
累計のCBR600RRの走行距離 9500キロくらい


もどる