8月9日(木) 晴れ
出発 → 敦賀港
定時で仕事終了。速攻で家に帰る。晩飯を食ってお風呂に入った。それから荷物の最終チェック。何か忘れ物をしてるようで気になる。今回出かけにいろいろせわしなくて、落ち着いて準備してないから特に気になる。でも、今更、うーんうーんと首をひねっていても始まらんので、もう良しとしておこう。何とかなるさ。実家ガレージに荷物を持って移動する。自分がデカイシートバック、まっちゃんにヘルメットとタンクバックを持ってもらう。ヒーコラと運んで、ガレージからこの日のためにピカピカに磨き上げたCB1300スーパーブラックパール号を引っ張り出し、荷物を据え付ける。だんだん暗くなってきて見にくいな。細部がよくわからん。その上、何だか車通りが多くて、落ち着いて作業ができんぞ。それでも何とか取り付け完了した。あたりはもう真っ暗になってた。見送りのまっちゃんに「ちょっくら行ってくる」と決めゼリフをかっこ良く言って出発した。
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まずはガソリンである。いつものコスモ石油に行くのだが、平日の丁度帰宅時間帯に合致してるので、対向車線に車が多くてなかなかコスモ石油に入れん。しばらく待ってようやく入った。いつもなら満タンにするのだが、今日はフェリーに乗るので、乗船時にはできる限り軽量にしておきたい。そこで例によって敦賀港まで必要な分だけいれることにした。今残ってるガソリンと合わせて8リットルも入れたら余裕で行けるな。メーターを見ながらきっかり8リットル入れたら、ちょっとオーバーしました。まあいいか、大は小を兼ねるって言うじゃん。
ガソリンを入れたら発進だ。19号線を春日井インターまで進む。入り口に渋滞情報が出ていた。彦根栗東間渋滞13キロ。彦根は米原より先なんで関係ないな。発券ゲートに近づいて、例によってこのスーパーブラックパール号は未だにETC未装着モデルゆえ、一般ゲートをくぐるんだが、直前に大型トラックが走っているので、どこが一般ゲートでどこがETCゲートだか、全然わからへんぞ。チョット距離をとってついて行く。大型トラックはETCゲートに車線変更してずれた。正面に一般ゲートがあった。よしよし、そのまま直進で無事チケットを発券してもらう。暗くて発券機がよく見えん。なんか非ETC車両に対する待遇がどんどん悪くなってるような感じがするのは気のせいか。ゲートを抜けて、分岐点、ここで行先を間違えるとえらいこった。行き先は米原、小牧方面だぞ。確認して、右の方に進んだ。加速して高速道路に入る。よし、行くぜ、北海道!
久しぶりの高速道路夜間走行なんで、慎重に走って行く。時間には十分過ぎる余裕もあるし、あまりハイスピードだと虫がぶつかって、びちゃびちゃ潰れてバイクが汚くなるからな。ほぼ制限速度で走って行く。何事もなく第1休憩ポイントの養老までやってきた。駐車場はトラックばっかり、バイク用の駐輪場に止めてトイレを済ませて、ちょっと休憩した。三河ナンバーや大阪ナンバーのバイクがいた。三河ナンバーは荷物満載なんで、きっと目的地は同じように敦賀港なんだろう。養老を出ると、関ヶ原の山越え、あたりは真っ暗、こういう暗い道を走るのはやだね。道がよくわからん。ペースを落として走っていくと、すごい勢いで赤白のCB1300がすっ飛んで行った。荷物満載なんで、ヤツも行くところは同じ敦賀港だな。
米原ジャンクションで北陸道に乗り換える。これより山岳地帯。順調に進む。次の休憩ポイントのシズカダケ、それまでに自衛隊車両に追い越された。シズカダケでは休憩のみ。岩手観光の観光バスが10台くらいズラッと並んで、高校生だか中学生だかうじゃうじゃおる。トイレ満員御礼。こいつらなんなんだ。まさかこいつらもフェリーに乗るのか、やかましくなるぞ。ここではカワサキの往年の名車が、同じように荷物満載だった。こいつも北海道行だな。
適当な休憩の後、出発する。これよりノンストップで敦賀港を目指す。山岳地帯の暗い高速道路に長いトンネルの中の方が明るい不思議な状況、やがて敦賀インターにたどり着いた。料金所、一般ゲートで、暇そうにしていた係りの人が、お客様キターーーーーとばかりに喜んでた。で、高速道路料金パックを渡すと、おおおーーーーーーと感動していた。それから、フェリーですか?と聞くので、そうですと答えると、右の方に進んで後はずーーーーと真っ直ぐです!と力説してくれた。それはもう全身の力を振り絞って力説してくれた。こちらも最大限の敬意を表して、厚く御礼申し上げる旨を言って料金所離脱、力説された右のコースで国道に出ると、ひたすら真っ直ぐ、そしてトンネルを抜けたらフェリー乗り場左の表示、それに従って進むと、問題なくフェリー乗り場に到着した。
去年と違って、車バイク待機所はすでに臨戦体制である。去年は誘導員なんて全然いなかったのに、今年はフルラインナップで誘導員がスタンばってるのだ。バイクは一番奥に止めてと案内されてそこへ行くと、すでに乗船待ちのバイク軍団一個大隊が待機しているのだった。バイクをその最後尾に止め、受付カウンターに行く。今回は予約乗船券をネットから印刷してきたので、確認してハンコをもらうだけでよかった。楽チンなのだ。便利になったのだ。
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それから出港までひたすら待つ。コーヒー飲んだりトイレに行ったりして時間を潰す。この時間が何とかならんかと毎回思うんだが、何ともならんな。ようやく乗船時間がきた。エンジン始動、一台づつ順番に乗船する。乗船券を見せたらピッとバーコードリーダーで読み取ってから乗船である。順番がきたので、ピッをしてもらい、ガタガタゴトゴトとスロープを登って乗船する。バイクは専用のスペースがあって、そこへいれるのだ。でも、いつものように車の隅にも止めてたので、ここが全部ということでもないみたい。バイクはローギア、ハンドルロック、荷物おろしてと言われて降ろす。やっぱり今年も下ろさないかんのだな。新造船なんだからもういい加減下ろさんでいいようにしてくれんかなあ。
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必要なものだけ持って船内へ入る。階段を登って案内所へ。船の中心のエントランスでは係の人が応対してた。そこでベットの指定を確認してもらう。今回予約したのはツーリストAクラスで、ようするに2等寝台の事である。自分の指定された場所を探す。壁の表示を見て、指定の場所発見、中に入ったら、入口からすぐのところのベッドだった。細長い棚に荷物を入れて、革ジャン革パンを脱ぎ、普通の服に着替えたら、もう速攻で寝た。だってもう眠くて仕方がないよ。普段の生活ならとっくに寝てる時間だもんね。でも、それからも船内放送やら人の出入りで落ち着かんなあ。