クシタニと鬼饅頭と鳳来牛のオフ会

11月8日(土)

いつの頃からか、サイト管理人は孤高のライダーと呼ばれるようになった。孤高のライダー、いい響きだ。孤高、すなわち気高く孤独な者のことである。あまりにも時代を先駆けた天才ゆえに孤独な人生を送る者のことである。例えば音楽で言うところの、66年に結成されプログレの皇帝と呼ばれたピンク・フロイドは、他のいわゆる商業的にも大成功をおさめた大メジャープログレバンドがその人脈をひもとけば、あらゆる音楽シーンがからんでくるのに対して、ピンク・フロイドのメンバーはかたくなにピンク・フロイドであり続けた。ゆえにあの独特の音楽世界が構築され、今でも革新的なのである。あるいは68年にデビューしたロックの神、レッド・ツェッペリンもまたそうであった。伝説のバンド、ヤードバーズの延長線上に誕生したレッド・ツェッペリンは、民族音楽とブルースを融合した新しいロックを生み出したが、そのメンバーもまた不動の4人であった。そして、その1人が欠けた時、新たな参入を拒否し、潔くバンドを解散させたのだ。レッド・ツェッペリンのサウンドがその4人からしか生み出せない孤高のサウンドであったからである。音楽の世界だけではない。文学の世界にもまた孤高の作家がいる。そのひとり、大藪春彦は過激な暴力描写と反骨主義ゆえに、文学界から総スカンを食らった。だが、男の闘争本能を刺激する作品に多くの若者が共感し、絶大なる支持を受けたのだ。彼が生み出したアンチヒーローは、今なお強烈な生き様を混迷の現代に示しているのだ。そう、何よりもヒーローは孤高なのである。66年に誕生したヒーローの代表格、ウルトラマン。彼の元々の設定は宇宙警察で、凶悪犯罪者のベムラーを追って地球にやってきた。ベムラーを葬る際に、誤って地球人を死なせてしまったが為に、その償いとして地球に残り、48体目のゼットンに倒されるまで、たった一人で地球を守り続けたのだ。母星から遥か彼方の星でまったく別の種族の中、孤独に戦い続けるのである。アメコミのヒーロー、スパイダーマンもまた、大いなる力には大いなる責任が伴うとの叔父の言葉だけに支えられて、ニューヨークの平和を守る為に、ただ一人で奔走するのだ。ヒーローは孤高なのである。従って、孤高なる者はヒーローである。従って、サイト管理人はヒーローなのである。なんてったって、天才ゆえに孤独なライダーなんだもんね。ヘンタイゆえに孤独なライダーじゃないって言ってんだろ。友だちがいないから孤独なライダーでもないの。だれも一緒に走ろうって誘ってもらえないから孤独なライダーでもないの。とにかく、そのう、孤高のライダーはヒーローである、ということにしてもらっていいすか。

そんな孤高のライダーにお誘いがきた。その人こそ、アンクルトリスこじさんである。誰も誘ってくれないからカワイソーと思って誘ってくれたのか、鳳来牛焼き肉が食いたくて誘ってくれたのか、はたまた、その両方なのか、いずれにしても、こんなことは滅多にないので、何を差し置いても行かねばならんのであった。計画はこうだ。3年前のKCBM+鳳来牛焼き肉を再現しようと言うのである。従って、決行日は本年最後のKCBM(すなわちクシタニコーヒーブレイクミーティング)となるのであるが、しかし、その日はいろいろ忙しいのだよ。セブンイレブンに北海道産小豆どら焼きを買ってこないかんし、TSUTAYAにドクターXを借りに行かないかんし、録画されたマッサンを見ないかんし、実家でコーヒーを飲まないかんし、朝ご飯とか昼ご飯も食べなきゃいかんし、お風呂に入らないかんし、布団も敷かないかんし、いろいろ急がしいんだよ。しかし、それらの予定をすべてキャンセルして、このプロジェクトに賭けることにしたのであった。かくなる上は、不退転不惜身命で邁進いたします。

ということで、当日、心配された台風20号も太平洋を通過して、天気は何とかなりそうであった。いつもの通り、朝5時に起きたら、BBSのアンクルトリスこじさんから送られてきた緻密な計画書を再度読み込んでコースを確認した。しかし、こういうのって性格が出るよなー。こじさんがいかにきちんとした人かよくわかるよ。時間に距離に、行程をしっかり組んで、そして地図まで作って、至れり尽くせりだよ。これがヘンタイで孤独なライダーだと、8時くらいに集合して、コーンコーン(ギヤをシフトアップする音だよ)と走ってKCBM行ってそれから焼き肉だぜ、カンペキな作戦だぜ、よしいくぜ誰にもオレを止められないぜ、って感じ? まさしく思いつきでテキトーに走ってることがバレバレであった。そうならない為に、コースとかスケジュールを脳内ナビにインプットして、いつでも再生できるようにしたら、まっちゃん製手作りオリジナル鶏ハムとたっぷり野菜のサンドイッチを食って、準備したら実家ガレージに行くと、NEW CB1300SFライアンストーン号を引っ張りだしたら、エンジン一発始動! 今日はKCBMなんで実家コーヒーは飲まずに出発するのであった。

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まずはガソリンである。いつものコスモ石油である。今回は行き先が鳳来なんで、そっち方面のコースにあるコスモ石油に行った。久しぶりだな、このコスモ石油。バイクを給油機の前に止めて給油しようとして気がついた。しまった、ここはメール会員割引が時間が早いとやってないんだった。ぐぬぬ、一生の不覚、メール割引のあるコスモ石油に行けばよかった。でもメール割引のあるコスモ石油に行くと遠回りになるからメール割引分のガソリン代を使っちまうから意味ないんだけどさ。レギュラー満タン、12リットル入った。ちなみにリッター価格は148円であった。原油価格が下がってるから、多少は下がってきたな。でも消費税も上がるし自動車税も上がるし環境税も新設されるし燃費税も新設されるし、少しくらい下がっても意味ないわな。

ガソリン満タンでコスモ石油を出る。国道155号線で瀬戸方面に向かった。 雲は多めだが、 天気は晴れていて気温も丁度いい。曇りで陽がささない、ちょっと寒い、なんて気象状況だったらイヤだもんな。瀬戸水野で国道を一旦離れて県道を走って集合地点の道の駅瀬戸しなのに向かった。途中、工業団地を抜けると、ホーユーとかカワムラとかテクノエイトとかでかい会社の工場があるんだけど、出勤時間に当たったせいか、交通量が多くてノロノロ運転になって、歩道は工場に歩く人がいっぱいいた。土曜日なのにお仕事ですか、お疲れさまです。

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そこを抜けて道の駅に着いた。こんな時間なのに、もうクルマが何台も止まってた。喫茶店があってモーニングをやってるようだな。他にトラックも何台も止まっていた。みんな長距離でここで仮眠してるみたいだな。こじさんのバイクが見当たらないので、とりあえずバイク駐輪場にバイクを止めてベンチに座って待ってたら、V型エンジンのエグゾーストも響くとSUZUKIのVストームが現れた。こじさんである。おいおい、でかいなー、Vストームってこんなでかかったっけ? ビックリしてる間にアンクルトリスこじさんはバイクを降りてどうもどうも、お待たせしましたとご挨拶なのであった。こうして、本年納車の新車2台が並ぶのであった。2台ともピカピカで、会って早速、いやー、いいバイクですねーなどお互いのバイクを褒めちぎる話をするのであった。しかし、3月納車のライアンストーン号と、8月納車のアンクルトリス号では、やはり5ヶ月新しいアンクルトリス号の方がピカピカなので、ちょっと悔しかった。家に帰ったらもうちょっと磨こうと思いました。さて、ピカピカの話が一段落して、今後の行動作戦であるが、そういえば、あのルート、香嵐渓を経由するんだけど、ダイジョーブなのかとても心配なんで、聞いてみようと思った。「アンクルトリスこじ軍曹である!」「サーイエッサー!」「keiichi一等兵、質問を許可する」「サーイエッサー! 自分は本日のコースに香嵐渓があるのが作戦行動に影響するのではないか懸念しております」「keiichi一等兵、当然の質問である。しかし、本作戦においてそのような心配は無用だ」「なぜでありますか」「偵察隊の報告では香嵐渓はガラガラである」「しかし、サー、3年前に名東店長小隊は全滅したであります」「keiichi一等兵、名東店長はネタでやっているのだ」「そうなのでありますか」「そうだ、それとも貴様、香嵐渓ごときが怖いか」「サー、ノーサー。自分はまったく怖くないであります」「気合いを入れろ、キティ野郎」「サー、イエッサー!」というやり取りが会ったかどうかは定かではないが、とにかく当初のルートで行くことになった。

アンクルトリスこじさんが先頭で、道の駅瀬戸しなのを出発した。国道248号線を瀬戸市街地まで下って、瀬戸市街地で国道155号線に再び復帰した。保見まで順調に南下する。それにしてもこじさんの走りは実にジェントルであった。まさしく、一度は家族の為にバイクを降りたライダー、再びライダーとなった今、絶対に生きて帰るのがライダーであるとのなみなみならぬ決意が、その後ろ姿に映し出されているのであった。安心してついていけるのであった。これが鳥のマスコットネームを持つバイクの乗ってる人とかだったら、全開バリバリ(当社比)で走っていかないかんかったよ。途中で日本一のたい焼きの店があったけど、本日分はすべて売り切れましたと看板が出ていた。もう売れ切れとは早いなあ。以前はややっこしい交差点だったのが大規模な工事で道路変更が行われた保見で県道58号線に入った。ここは多少交通量が多くてタラタラ走りになった。平戸橋を渡って国道153号線に入ったら、一気に道が空いて順調に快走できた。勘八峡の川では漕艇の練習が行われていた。みんな一生懸命舟を漕いでる。しかしスゴいな、みんな息がピッタリで、揃ってオールが動いてるんだよ。協調性がないと絶対出来ない仕業だね。ヘンタイで孤独なライダーには無理だなってやかましいわ。そこを越えて、猿投グリーンロードのインター出口付近の、全然こっそりしてないこっそり堂は相変わらず大規模経営なのであった。毎週新作が登場するそうです。新作って何の新作なんだろう。気になったけど、こじさんと一緒だったので確認できませんでした。誰か確認してください。

グリーンロードののインターを通過すると、いよいよ香嵐渓危険区域である。しかし、まったく渋滞の気配もなく、おそらく渋滞の時の精神的緩和策であろう巨大な「香嵐渓まであと10キロ」「香嵐渓まであと7キロ」といった看板が蛇足に思えるくらいにスカスカな道のりであった。こうして、3年前にクシタニの店長率いる軍団が遭難渋滞した地帯を、わずか数分で駆け抜けてしまった。チラ見しか出来なかったけど、まだ紅葉はちょっと早かったような気がするので、来週くらいが見頃なのではないかと思います。ですから、今週よかったからと言って来週もいいとは限らないので、このレポを見て、なんだ香嵐渓ガラガラじゃん、などと判断して来週この国道153号線をルートに組み込んで紅葉渋滞にハマったとしても当局は一切感知しないからそのつもりで。奈緒子のテープは自動的に消滅する。奈緒子って誰だよ。なお、このテープは自動的に消滅する。ぷしゅー。梨汁ぶしゅー。

国道153号線から国道420号線に入る。地元のクリーン運動の日だったみたいで、大勢の人がゴミ袋を持ってゴミを拾って歩いていた。観光地でもあるのでゴミはいっぱい落ちてるみたいだな。観光客のモラルが問われる事態である。立つ鳥あとを濁さずと言うではないか。旅行者の諸君、キモに命じたまえ。そんなことを考えつつ走っていたが、山の中に入ってきて一気に冷えてきた。さすが、山は寒いな。しかし、ほぼ冬装備できたので問題ないぞ。ウネウネ山道を走っていくと、のろのろ運転のクルマに先頭を押さえられているSSの2台に追いついた。ランデブーして走って行くと、しばらくして先頭ののろのろ運転が道を譲ってくれたので、抜かしてカッ飛びだぜ、と思ったが、カッ飛んで行ったのはSSの2台だけで、こじさんはあくまで冷静なのであった。キープマイペースなのであった。安心してついていけるのであった。なんたって、ウネウネ山道である。対向車が現れてビビることも何度かあったが、安全速度で走っていたのでダイジョーブであった。でもしかしスゴいよね、こんな山道にでかいダンプとかでかいトラックとか走ってくるんだもん。

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国道257号線にスイッチし、すぐに県道32号線になって、そろそろトイレ休憩が必要だと思い始めた頃、こじさんが手を上げて合図した。なんにもない何にもないまったくなんにもない山道、山と木と川と落ち葉と木漏れ日くらいしかなかった県道に、ようやく現代文明の象徴が現れた。コンビニである。ここで止まらずどこで止まるのだ。近所にお店がないせいか、駐車場は満車に近い。空いているところを見つけてバイクを滑り込ませるのであった。ここまでノンストップ、一気に来たぜ。早速、トイレに駆け込むのであった。そしたら先客がいたので待たされた。先客が出たので入れ替わって入った。そしたら洋式トイレだったんだけど、便座が上がらんのだよ。上げてもすぐにばたんと戻っちゃうんだよ。これなんだよイジメかよイヤガラセかよ。仕方がないので手で押さえてしたのであった。いやー、おしっこするのにこんな苦労するとは思わんかった。でたらこじさんに情報を伝達し、危機意識を持ってトイレに向かってもらった。そこでほっとレモンを買って飲んだ。外で飲みながら、遠くに巨大な建物が見えるのだが、あれは何だろうと思った。映画「カウボーイ&エイリアン」に出てきたエイリアンの宇宙船みたいだった。やばいな、人類の侵略の魔の手がここ新城から始まっているのかも知れん。誰にも気がつかれていないのだろうか。ひょっとして、このコンビニの店員さんは、もうすでにエイリアンに入れ替わっているのかも知れないぞ。そうだ、だからトイレの便座が壊れたままなんだ。あれが壊れたとわからないんだよ、だってエイリアンだもんな。やばい、もうここから逃げた方がいいぞ。バイクに戻ってコンビニを出発した。危機一髪だったぜ。

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そのまま県道を下って、新城市街地に出たら、国道257号線で道の駅鳳来三河三石までやってきた。ここまで約3時間、予定通りなのであった。特に香嵐渓がガラガラだったのは、さすがこじさんの読みが的中で素晴らしい。感動した。さあ、クシタニだ。コーヒーブレイクだ。道の駅に接近すると、すでにバイクは満員御礼であった。交通整理場内整理の人が、外の場所に止めてくださいと言うので、外の駐輪場ではないが、半ば駐輪場になってしまっているところにバイクを止めた。そうこうしている間に次々とバイクがやってきて、ちょっとスペースがあったこの外の場所にあっという間に満員御礼になってしまった。すげーな、クシタニコーヒーブレイクミーティング。いや、何度も書くけどさ、初めてやった時は、バイクなんか数えるくらいで、コーヒーもう一杯どうですとか、コーヒーが余って困ってたくらいなのに、今じゃ、道の駅ではもうキャパオーバーだよ、いよいよ次は東京ドームとか名古屋ドームで開催してもらわんといかんなあ。そこから中心部のクシタニコーヒー配給テントまで、延々と歩いてやってきたら、コーヒー待ちのライダーの行列が、ウネウネととぐろを巻いて道の駅を3周くらいしてるので、もういっぺんにコーヒーを飲む気が無くなった。駐車場はまさしくバイクの海で、まるで全盛期の鈴鹿8耐だった。それがまた、新旧取り混ぜて型も様々、カタナやニンジャみたいな旧車から、最新型のSSまで勢揃いだった。歩くのも苦労する状態で、押さないでください押さないでください物を投げないでくださいとアナウンスが怒鳴っていた。通勤ラッシュの山手線か京浜線だった。店長を捜そうにも、これではさっぱりわからない。おそらくきっとCanonのF-1を持って、若い女の子ライダーに、これ銀塩カメラなんだよ〜めずらしいでしょ〜写真撮ってあげるよ〜などと言って歩いているに違いないと、こじさんが言うので、激しく同意するのであった。間違っても珈琲を配る係とかやってないと思う、と言ったら、こじさんも激しく同意してくれた。しかし、若い女の子ライダーが全然見当たらないので、店長も見当たらなかった。で、もう、こんなところをからオサラバして、安樹に行くことにした。

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栗羊羹のうまい店ですよ、安樹ですよ。ここまで来て寄っていかないって、そりゃウソでしょ。会場の喧噪を離れて山を登ると、安樹は健在であった。やってなかったらどうしようかと思ったけど、やってたのでよかったです。今回ここで鬼饅頭をゲットするのが至上命令である。ピアノ教室でも始めたのか、ピアノの音もにぎやかな普通の家の玄関の売店に、品物はほぼフルラインで揃ってたので、栗羊羹と鬼饅頭を買ったよ。これでお土産はカンペキである。このお土産をエサにするのである。海老で鯛を釣るのである。まっちゃんに、ハイお土産、わーい鬼饅頭だーありがとー、なんか欲しい物あるなら買っていいよーとこうなるわけだ。カンペキだろ。

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買ったら喧噪の会場に戻った。店長がいたのであいさつだけしたら、ハラ減った、時間も丁度いいので、本日のメインイベント、鳳来牛の焼き肉へ行こうと思います。バイクに戻って出発。来た道を戻って、鳳来牛の焼き肉レストランのあるこんだく長篠までやってきた。まだ開店して間がないので空いているぞ。今なら待たずに入れるぞ。お店に前にバイクを止めて、速攻で店に入ったら、係の人に関に案内されて座った。偶然にもこの前来た時と同じ席であった。ライダーの戦闘態勢を解除、要するに革ジャンを脱いでブーツを緩めて革パンも緩めて、さあ食うぜ。メニューを開いたら、えーっと、何だっけ、何だったっけ? この前注文したのがなんだったかわからんぞ。ペラペラめくってお肉のところを見たら、えらい高額なんでこんな高くなかったよなー、うーん、あ、思い出した、そうだそうだ、BBQだよ。1900円だ。そうそう、これくらいの金額だったよ。これだこれだ。呼び鈴を押して注文した。それからバイク談義に花を咲かせていたら、料理はすぐ来た。まあ、切って並べてあるのを持ってくるだけだから早いわな。おおーうまそうな肉である。実際うまいのである。しかし、ここは肉がうまい以上に野菜もうまいのである。野菜がうまいのでさらに肉がうまく感じるのである。油を引いて肉を焼いて食う。くーっ、うまいぜ。たまんねえ。うまいですねーうまいですよーとガツガツ食うのであった。食いながらバイク談義に花が咲くのであった。膨大な政府債務超過が株価暴落と国債暴落のリスクをどのように増大させFRBの金融引き締め政策がそれにどう影響するか、またそのGDPとの関係が日銀のマイナス金利を進めるか否かの問題についても話し合った。その結果、こじさんはごはんをおかわりした。だってうまいもんね。

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うまい物はあっという間に食ってしまうのであった。本当は一度の食事で合計1200回噛まないといかんのだが、まあ、実際、そんなに噛んでたらジジイになっちまうわ。食った食ったうまかった。満足したのでお金を払って店を出た。さて、帰りのルートは国道301号線である。途中、道の駅つくで手作り村で休憩した。KCBMなのに、コーヒーが飲めなかったので、ここで缶コーヒーを飲んだ。フランクフルトがうまそうだったけど、鳳来牛をはらいっぱい食っちゃたのでもう食えんかった。フランクフルトはまたの機会にしようと思う。手作り村を出発した。

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国道301号線を豊田まで戻ったら、セブンイレブンで解散になった。最後に、やっぱりカップコーヒーでコーヒーブレイクしたいよね、と言う話になって、セブンカッフェーを飲んだ。「ここは私が奢りますよ」「いえここは私が奢ります」「いえ私が」「いえいえ私が」と押し問答の末、奢ってもらってしまいました。ごちそうさまです。そして、無事家に帰るまでがツーリングであると合い言葉に、再び会う日を約束して、おのおの違う道を進むのであった。

こうして、オフ会は無事終了した。素晴らしいくらい計画通りで、天気も最後まで晴れてた。よかったよかった。ウチに帰ってきて、まっちゃんに鬼饅頭を渡したらデラ喜んだ。よし、これで明日はヤマダ電機にバキドテグシャ。

本日の出費
ほっとレモン 114円
鳳来牛 1900円
缶コーヒー 110円
セブンカフェ 100円(こじさんごちそうさまです)

本日のNEW CB1300SFの走行距離 200キロくらい
累計のNEW CB1300SFの走行距離 5400キロくらいかな


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