8月14日(日)

朝4時頃起きて、準備万端なはずなんだが、まだちょっと心配なんで、あーでもないこーでもないとウロウロしてたら、時間だけが過ぎていくのであった。ああ、これがPink FloydのTIMEの歌詞の意味か、と納得してたら、5時過ぎちゃって、まっちゃんも起きてきたので、やばい早く飯を食わねばと、焦って、まっちゃん特製トマトチーズトーストエキゾチック風を食ったら、すぐに着替えて出発するのだ。荷物はすでに昨日の段階で積載済みなのだ。新型ガレージは広いのだ。だから積み込み済みでも出し入れしやすいのだ。こうして6時ちょっと過ぎに、まっちゃんに見送られて出発した。

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まずはガソリンである。いつものコスモ石油にで満タンなのである。久しぶりの遠乗りに気合が入る満タンなのである。いや、いつも満タンにしてるんだけどさ。ガソリン価格は112円くらいだっけ。会員価格でもそこそこの価格で一時下落したけど、やっぱり100円はムリか。満タンで、ロングツーリング荷物満載のフルフル装備でズッシリ重くなった旗艦CB1300は、いよいよ大阪南港に向けて走り出すのであった。

19号線を名古屋方面に走っていく。どうも天気がハッキリしないんだよな。というか、ヤバめな雲なんだよな。でも、昨日もこんな天気だったけど、昼には晴れてきたので、そうなることを期待して走っていく。なんせ、晴れ男になったんだからな。タブン。タブンだっけど。19号線から環状線に乗って、勝川インターから名二環に入るのだが、例によってETCなんぞついとらんもんで、一旦止まって支払いしてたら、後ろから天下御免の亀甲縛りじゃなかった亀甲運輸の超弩級トレーラートラクターが、映画「激突」さながらに押し迫ってきたのであった。なんだと、亀甲縛りじゃない亀甲運輸のトラクターにETCがないわけないだろうどうしてこのレーンに来るのだ、と思ってよく見たら、一般ETC兼用レーンだったのね。ごめんちゃい。激突する前に慌ててレーンをでたら、一気に加速する。ブッチ切りだぜ。でもここは高速道路じゃないんだぜ。捕まったらヤバイぜ。あっとう間にチキンモードで大人しく走ってたら後ろからベンツに煽られて道を譲った。お金持ちそうな夫婦だった。奥さんすげー美人ですげー性格が悪いに違いない。

東名阪道に入ると、ここでもETCがないもんで後ろからプレッシャーかけられて大変だったよ。いい加減にETCを付けるべきなのだろうか。でも、年に1回のことだもんなあ。東名阪は順調に進んだが、実は電光掲示板にはすでに情報が流れているのだった。毎度お馴染みの四日市鈴鹿間の渋滞である。なんであそこが毎回毎回渋滞するのか、毎年毎年同じ間違いを犯しよって、道路公団もなんか対策しろクソ。しかも、その渋滞距離が、7キロ9キロ13キロとどんどん増えていくのであった。これも毎度お馴染みですね。増えることはあっても減ることはないわなあ。

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渋滞になる前に、伊賀で休憩して、天候がどうにもハッキリしないままで、これはちょっとヤバイかな、朝から蒸し暑かったから、やっぱり一雨くるかな、などと思いつつ、いや晴れ男だからと、全く根拠のない精神論だけで戦うブラック企業のようなことをブツブツ言いながら、ただひたすらに南を目指すのであった。

そうして、渋滞に突入するのであった。いつもならすり抜けしたりするんだけど、今回の渋滞はタラタラ時折そこそこ流れてという状態だったので、すり抜けは危険と判断し、渋滞に流れに合わせて走って行った。まあ、目を三角にしてすり抜けする気分でもなかったしな。なんというか、最近目指すところの、がさつなツーリングにすり抜けは合わん。チンタラ進んでたら後ろから来るバイクすり抜けがどんどん先に行っちゃったけど、ま、いいか。

鈴鹿付近でいよいよ天気が怪しくなってきて、パラパラしてきて、これはどう判断すべきなのか、雨天装備にするべきか、通り雨みたいなもので、このまま進んだら止むか、しかし、やがて空は雨雲に覆われ、いよいよ本格的に降り始める様相を帯びてきて、対向車のワイパーも完結から連続運転に変わってきて、よし、諦めて雨天装備だと判断して、陸橋の下に止めてカッパを着ようと思ったら、その陸橋の向こう側の空が明るく晴れてきていた。あ、これはいけるかもしれん。雨天装備を中止し、このまま強行突破を試みるのであった。さて、この判断が吉と出るか凶と出るか。

果たして、渋滞を抜けて鈴鹿を越えて奈良に入った頃には、空は青空が広がり始め、太陽の光が燦々と降り注ぐのであった。やった。やったぞ。勝ったんだ。オレは勝ったんだ。やっぱりオレは晴れ男だよーい。きゃはははははとヘルメットの中の笑いが止まらず、一瞬、精神に異常をきたしたかと心配になったが、大丈夫だった。いや、常に異常をきたしてるだろってほっとけ。

東名阪を降りて、奈良天理から下道を走る。お盆の高速道路渋滞を回避する作戦行動であるが、下道がよくわからんので、ちゃんとGoogle先生の地図を印刷してきたから大丈夫だ。その地図に従って走っていくのだ。前回と違うルートを設定してきたので、全然、初めての道を走るのだが、とりあえず、混乱して道に迷うこともなく大阪に入ったのでローソンで休憩した。小腹が空いたので、おにぎり100円セールをやってたからおにぎりを買ったんだけど定価でレジ打たれたもんで、店を出てから、もう一度おにぎり100円セールの掲示を見たら8月13日までだった。今日は14日です、もう終わってるね。ってざけんなバーロー、ローソン舐めてんのか、もうローソンなんか入るもんか。

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その後も順調に進んで、大阪南港まで来てしまった。時間が早いので、どこかに寄り道してくる予定だったが、サンサンと太陽が降り注ぐので、要するに暑くて死にそうになって、思考回路が停止寸前、とりあえず南港に避難して考えることにした

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フェリー乗り場に行くと、6年前と同じように、もう来たの? と係りの人に言われて、適当な乗船レーンに止めといてと言われて、適当に止めた。で、併設されてるATC、すなわちアジア太平洋センターに行ったら、6年前に比べてかなり賑やかしいというか、今日は日曜日だからかお盆休みだからか、人もすごく多かった。ちょっと暇つぶしにはなるかなーと思ってあちこちうろついてみたら、実は6年前とさほど変わっとらんとわかってガックリだった。何しろ腹減ったので、昼飯にしよう。米が食いたかったのでカレーハウス此処一番にしようと思ったら、満席で入れないので諦めて、海鮮居酒屋みたいな店にランチが魚定食680円とあったのでそれにした。

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結構客も入ってるからいいかと思ったけど、出てきた魚定食は、まあ、それなりの味だった。口直しになんか美味しい飲み物でも飲もうと思ってファミマに行ってファミマのオリジナルのカフェオレを買ったら、これもそれなりの味だった。ダメだ。見放されとる。これは大人しくしてたほうがいいな。ということで、ひたすら待つだけの4時間。ずーっと、フェリー乗船受付カウンターの販促ビデオ見てた。別府の踊り子のビデオがえっちいのでそれを楽しみに見てたんだが、アヒルレースの取材をしてる女子アナが意外に巨乳だと気がついてからはそっちばかり見てた。

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そんな有意義な時間をじゃなかった無駄な時間を過ごして、ようやく乗船受付が始まった。あらかじめ乗船名簿を印刷しておいたのでスムーズに手続き完了、これで一歩前進だ。乗船時間までほんやで映画秘宝のシンゴジラの記事を立ち読みして、5時頃にサイゼリヤで晩飯にした。フェリーでの晩飯を避ける作戦行動であった。でも、季節限定のトマトスパゲティにしたらそれなりの味だった。食いモン失敗ばっかりじゃん。

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乗船1時間前になったのでバイクに戻る。来た時は1台だけだったのに、戻ってみたら、20台くらいに膨れ上がってた。今日から安いもんね。みんな狙ってたんだね。そろそろ乗船開始かなあ、でもさんふらわあって、バイクが最後に乗るんだよなあ、普通のフェリーはバイクが最初なんだけどなあ、などと思ってたら、何やら雲行きが怪しくなってきた。ヤバイかな夕立が来そうかな、来る前に乗船できるといいがなあ、などと思ってたら降ってきた。それはものすごい勢いで降ってきた。ゲリラ豪雨であった。なすすべなし。慌てて荷物にカバーかける程度、乗船通路高架の下で雨宿り状態。しかし、まあちょっと待てば止むさ、と思ってたんだが、そこへフェリーの誘導係員が走ってきて、何を言うかと思ったら、すぐに乗船してくださいだと。おいちょっと待て、落ち着け、こんなの30分も待てば止むから、この状況で、乗船ってアンタ、ムチャクチャだ。しかし、係員は。降ってきたからバイクを先に乗せる、と言い張ってるので諦めて、豪雨の中、チケットびしょ濡れ九州行きの表示紙もびしょ濡れバイクもびしょ濡れ本人もびしょ濡れでタラップで滑って転ぶのだけは勘弁ぜ、と祈りつつ、タラップノンストップで駆け上がり、中に入った。ほぼ同時に乗り合わせたライダーと顔を合わせて「こんなひどい状態の乗船は初めてだ」と言うのだった。太陽に守られたさんふらわあ~なんて音楽かかってるけど、全然守られてないじゃん。

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まあしかし、乗っちまったら後はなんとかなる。フェリー用の荷物を持って、車両甲板
船内に移動する。受付で席番号を確認してもらい、ザコ寝部屋には入って、番号の席を確保して革ジャンを脱いでハンガーにかけて乾かす。部屋着になってやれやれとちょっと落ち着いた頃に、他の乗船客がやってきた。通勤ラッシュ並みのギュウギュウ詰めなんで、隣がどんなやつか気になるので、それとなく見てたら、両隣とも家族連れの夫婦と娘だったんだけど、この娘が困った格好で目のやり場に困るのであった。ここはフェリーの中で、自分のお部屋じゃないんだから、もう少し露出度の控えめな格好してください。お父さんはなんとも思わんのか。

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でも、出航したら寝ちまったもんでそんなことどうでもよくなった。

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