8月17日（水）

朝5時頃起きて、宮崎市内の散歩写真を撮りに行った。

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仕事に行く人や仕事帰りの人がが多かった。仕事帰りの人は多分、夜の商売の方々なんだろうな。一本裏に入るとそいういお店が多いもんね。朝食の時間前に戻って、荷物を整理して、ちょっと早めに朝食会場に行ったら「もう少々お待ちください」と言われたので待ってた。そしたら、エレベーターから降りてきたトボけた親子と、ハゲたおっさんが、横を素通りしてかいじょういりして、まだやってないなあなどと言ってるので、やってないからここで待ってるんですけど、と心の中のつぶやきをして、それに気がついて後ろに並んでくれるかと思ったら、そのままテーブル席確保してどっしり座り込んで、さらにその後から来た朝青龍みたいなおばさんがまだやってないわーなどと言いながら冴えない亭主と一緒にテーブルについて、1番最初に来た立場まるでなし。そのままなし崩しに朝食の時間になって、一番にきたのに何番かわからなくなった。朝っぱらからやってくれるぜ。これだから団塊の世代は困る。こういう時はネルソンマンデラの言葉を思い出すのであった。相手を許すことがおのれの武器となる強い武器となるのだ。黙々とバイキング料理をよそって席について食った。食い過ぎないように注意しながら食った。

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朝食を食ったら部屋に戻って荷物を抱えてチェックアウトした。バイクに荷物を積んだら、出発である。今日の目的地は、今回のツーリングの最終目的である佐多岬である。日程半ばで最終目的ってのもどうなんだと思いつつも、晴れてるうちに行った方がいいので、当初の予定では明日なんだけどね。今日も天気がいいから今日行っちゃおうということです。

夕立回避のためのホテルチェックイン目標時間16時を設定して、超時短ルートで走るのである。と言ってもよくわからんもんで、国道269号線をひたすら南下するルートで走った。とちゅう、セブンイレブンでお茶を買って補充し、続いて出光があったのでガソリン満タン、今日は超良い感じで進むじゃん。いいじゃんいいじゃん。快調に進む。道もよくわからんけど間違えていないみたいなんでいいね。そして天気もサイコーにいいのであった。昨日までは晴れとはいえ朝は靄が出ていて山のほうが見えんかったけど、今日は靄も無く山もきれいに見えるのだ。この調子なら佐多岬の眺めはさぞいいだろうな。雲も夕立を呼びそうな入道雲が無くて薄っぺらい雲なんで、今日は夕立はこないと判断した。

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が、しかし、天気はいいが、走りは今ひとつなのであった。忘れていたが、九州、特に南九州はスローなブギにしてくれ状態なんである。前回のツーリングでこれでひどい目にあったんだよな。時間ギリギリのスケジュールで、全然進まんもんで焦った。今日もまた、その焦りの気分であった。いや、別にゆっくり走るのはいいんだけどさ、最近のバイクの水冷エンジンはすぐにファンが回るんだよ。このCB1300なんざ、時速ピー（自主規制）キロで走らないと温度が上昇してファンが回りまくって足回りがムンムンムレムレなのである。しかもこの暑さである。革ジャン着てサウナ入ったことあるか？ あんな感じ？ 正常でおれんわ。これがまだ革ジャンだからいいよ。もし化繊のジャケットだったらサウナスーツでサウナ状態。死ぬね。革は呼吸するから意外に蒸れないのだよ。

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そんなワケで、法定速度尊守の県民性が伺える巡航速度で、都城、鹿屋を過ぎて、途中、コンビニに寄って再びお茶と軽食をとることにした。この先、コンビニがないかもしれんもんな。で、ローソンがあったので入ったら、なんと、失われた熊本産サンドイッチがあったよ。速攻で買って
お茶も買って食ったよ。いやーうまいねー。やはりサンドイッチは熊本産に限るでごわす。

飲み物と食物を補給して、さらに進むと、いよいよ佐多町に入った。案内表示に従って進んでいくと、見覚えのあるゲートまでやってきた。そう、かつては佐多岬スカイライン有料道路でした。その名残のゲート、それが今はきれいにリフォームされてた。モダンな感じと言えば聞こえはいいが、どうも最近のラブホテル風看板だな。

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そこからさらに山道のような細いウネウネ道を進んで、ドンドン進んで、これでもかというくらい進んで、昔記念写真を撮った31度線のモニュメントはもう無いのでガッカリ、そして、そろそろ終焉かなと思ったときにそいつは出現した。佐多岬がサイドから望遠できる所、以前は木で出来たショボい佐多岬の看板が立ってたところに、何考えてんだと思えるくらい巨大な立派なお金かけたねえ、どこから費用を歳出したんだろうねえ、悪どい事してんじゃないの、と思えるくらい立派な最南端の碑が建立されていた。しかもまだ工事中だった。っていうか、このスカイラインの途中でもかなり大規模な工事が行われていて、新たなる観光施設でも客寄せにために設営しようという魂胆だろうか。いやしかし、これはいよいよ佐多岬が宗谷岬に宣戦布告か。

 

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記念撮影してたらバイクがやってきて、早速この立派な最南端の碑の話題になった。地元九州のライダーさんで、いいですねー阿蘇が毎週走れるねーなどと盛り上がった。何枚か写真を撮って、先のある駐車場に行った。いわゆる、昔の佐多岬スカイラインの終点で、そこから展望台までひたすら歩かされるんだけどさ。こんなにうねうね山道走って今度は山道歩くのかよーと恨み辛みも言いたくなる佐多岬、宗谷岬に負けるわなあと評判の悪い駐車場、しかし今日は、なんと工事中です。ここも工事中です。工事車両が何台も止まっており、ベンチには工事現場作業従事者のゴッツイ方々が、座って休憩されておりまして、ツーリングバイクが来たら、何しに来よったワレ、いてこますぞ、こっちは仕事じゃちゅうのに、ええ歳こいてこげな物乗り回し追ってばってん、許さんぜよ、みたいな感じで見るもんだからビビっちゃって、おしっこ漏らしそうになって、そのままぐるっと回って帰りました。ということで、史上最短の最南端滞在時間になりました。まあいいや、あんな立派な最南端の碑の記念撮影ができたもんね。ウネウネ道を戻って途中で宗谷岬まで3000キロの看板があったので、そこでも記念撮影してから、本当に佐多岬グッドバイした

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それから湾岸沿いに国道を走って桜島に向かった。途中、ショートカットルートを走ったので、かなり早く桜島まで来ちゃった。時間があったので以前、お土産を買ったことのあるドライブインに寄ってみたら、思いっきり廃れとった。廃業も時間の問題だな。それからビジターセンターも寄ってみた。こういうところで暇そうに勤めとる人はどういう職業なんだろうか。うらやましい。

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桜島も工事中が多くて写真が撮れんかったが、なんとかいいポジジョンを見つけて撮影して、それからフェリーに乗った。相変わらずシステマチックに、まるでJR山手線のような過密スケジュールで的確に動いてた。佐渡汽船はちょっとは見習いたまえ。

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桜島からフェリーで鹿児島市上陸である。そこから今日のホテル、アパホテルはすぐだった。チェックインして、駅前なんでバイクを停めるところを心配したが、ちゃんと確保されててよかった。部屋に荷物を持って上がり、一息入れたら着替えて晩飯に出かける。

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行くところは決まっとるのさ駅前の東口のとんかつ川久なのだ。うろ覚えで来たには、間違えずに店を発見できたので、迷うこと無く入った。そして、メニューを見て思い切って黒豚ロースを注文した。鹿児島といえば黒豚じゃん。でも他の客はみんな上ロースを注文してたよ。失敗したかなあ。やってきた料理を見て、うまそうだけど、かつやのカツとどう違うのかわからんなあ、と思いつつ、口にしたら、なんという柔らかさ軽さ、にもかかわらずジューシー、そして、食ったあと全く胃に残らないのであった。ソースはお好みで3種類、全部試して食えるのに、2種類目のがうまかったもんで、全部それで食っちゃった。ああ食った食った、と言いつつ、揚げ物を食った胃袋の負担感まるで無く、漬物がまたうまいんだわこれが、お見それしました。満足です。でも値段はちょっと高いから、もう食えません。さようなら。食って満足だったので、あとは駅前のお土産横丁でお土産を買った。売り子さんが可愛い娘さんだったので、調子こいていっぱい買っちゃったがまあいいね。いつものことだもんね。

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それから市電に乗って天文館通りに繰り出す予定が、市電の駅で待ってたら、次から次へと市電がやってくるので、何この天国、とにわか鉄ちゃん写真を撮ってばかりいたら、時間があっという間に過ぎて行ったのであった。ヤバいもう帰る時間じゃん。天文館はまた今度だな。ホテルに帰った。風呂に入って寝た。

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