CBR600RRスタンド外れ
10月15日(土)
連日の雨模様が漸く治まり、週末に晴れる日がやってきた。
このチャンスを逃すのはライダーとして許せないのであった。
天気予報を確認して早々に朝からツーリングに行く宣言をしたのであった。
まっちゃん「えー、仕事に行くのに送ってくれないの〜」
無理だ。連日の雨で溜まったフラストレーションは、もはや決壊ダム寸前、もはや誰にも俺を止めることはできないぜ。行くぜ行くんだぜ状態。しかし、よくよく思い返してみれば、まっちゃんにこういう仕打ちをしたらどうなるか、もう何度も何度も経験しているのに、ああ、何度も経験しているのに何度も愚かな過ちをくりかえるアホンダラがクソ。
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意気揚々と、万全の体制で実家新型ガレージに向かい、オイル交換も済ませたCBR600RRを引っ張り出した。
そして、サイドスタンドをかけて止めた。
止めたつもりだった。
サイドスタンドがしっかりかかっていないと、大変な事態を招くことは十分承知のはずだった。
だから毎回必ずサイドスタンドがしっかりかかっているか確認してから離れるようにしていたのに。
魔がさしたのだろうなあ。
悪魔が囁いちゃったんだろうなあ。
『特攻の拓』的な言い回したと「ヤツは不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ」
ええ、そうですよ、サイドスタンドが甘かったですよ。
倒れたCBR600RRを見て、一瞬、意味がわからなかったけど、直後に何があったかすぐに理解したよ。
悪夢だ
悪夢だ
悪夢だ
悪夢だ
悪夢だ悪夢だ
悪夢だ悪夢だ悪夢だ
悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ
悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ
悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ
悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ
悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ悪夢だ
そ
う
な
ん
で
す
よ
、
納車して6年、無転倒記録を更新してきたCBR600RRですが、ついに転がしました。
もうね、アホかバカかと。
なんでしっかりスタンド確認しなかったのかと。
あまりにも己の愚かさに、もうね、穴があったら入りたいというか、クシタニの革ジャンが売ってたら買いたいとか、そんなレベルですよ。
被害状況。
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チェンジシフトレバーが曲がった。
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クラッチレバーが曲がった。グリップエンドが傷。
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ミラーに傷。
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カウルに傷。
そして、マイハートはグラスハートなマイハートは粉微塵ですわ。
家に戻ったら、まっちゃんが「なにやらかしたの?」と人の顔を見るだけで、説明する前に事態を理解してた。
サイドスタンドのかけ方が甘かったので転がった旨明細を説明すると
「まあいいじゃん、人を跳ねたわけでもなし、自分も怪我したわけでもなし、直せばいいんでしょ」
「きっと今日は出かけると事故る日だったんだよ」
「アンタがケガする代わりにバイクがケガしてくれたんだよ」
しかし、あまりに落ち込んでいるので、セブンイレブンに連れて行ってくれた。
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そしたらスターウォーズのくじが売ってたのでやったら、欲しかったBB-8のタオルが当たった。やった〜。
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それから、甘いものやけ食いした。ロールケーキ食って
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さらに白玉ぜんざい食ったった。
酒飲みがイヤなことを忘れるために酒に溺れるように、甘党は甘いものに溺れるのであった。
結局、ドリームに修理に持って行ったら、いつものメカニックの人に「あーあーやっちゃいましたねーでもよくあることですよー」と慰めてくれた。そして「見積もりは後ほど連絡します」ということで、家に帰った。
で、連絡があってだいたい4万8千円くらいかかるようです。
クシタニの革ジャンの予算がそちらに回されるそうです。
新しいクシタニの革ジャン狙ってたのに、ガックリだよ。