8月14日（月）

4時頃に起きたらなんとか天気はもってた。晴れそうで雨降りそうで、夜中に雨が降ったみたいだから、どうにも相変わらずな不安定な天気だな。天気予報を調べて、ルートを検討して、とりあえず、降ってないなら今のうちだと思い、荷物を整理して、朝飯代わりのサンドイッチを食って腹を落ち着かせたらチェックアウトした。荷物をバイクに積み込み、ホテルを出る。

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予定では津軽半島に向かうつもりだったが、天気が悪そうなので、一旦、五所川原方面に走って様子を見よう。国道7号線を弘前方面に走っていく。出光があったので給油した。それから国道101号線で五所川原を目指した。が、しかし、雨雲が広がってきて、これはどうもやばいなあと思ったら降ってきた。なんということだ、あわよくば今日は雨具なしで行けると思ったらダメじゃね。仕方がないのでカッパを着たら、それまで回復気味だった空模様は完全に雨天状態。こりゃあ、元の道に戻ったほうがいいなあ。海岸線を走る予定も破棄して、弘前7号線を目指して戻った。

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弘前まで戻ったら、なんとか雨も止んで路面もドライになってた。ガストがあったので朝飯にしようと思って入った。そしたら朝早いからか店のスタッフが少ないのか、めちゃくちゃに待たされた。ようやくやってきた店員にコナンのことを聞いたら「朝はやってないです」とにべも無かったので、仕方がないから目玉焼き定食をたのんんで、また時間かかるのかなあと思ったらすぐ持ってきた。それを食いながらこの後のルートを考え、青森はあきらめて秋田に行くことにした。

ガストを出たら国道7号線を秋田に向かう。途中、道の駅に寄ったら晴れてきた。このまま回復すると確信し、意気揚々と秋田に向かった。大館市に入ったら、完全に晴れてきて気温も急速に上昇してきた。これまで19度20度で涼しい寒いだったのが、初めてちょっと暑いかなと思えるようになってきた。日差しもギラギラ感があって、コンビニに寄っていろはす塩レモンを買って飲んで、日焼け止めを塗った。

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そんな感じでここにきてよやうやく夏のツーリングらしくなってきて、男鹿半島にやってきた。秋田に来たら寒風山は必須なんで、そこに向かった。天気がいい日の寒風山は最高だよ。途中のいつものドライブインに寄ったら、まだ潰れずに営業してた。山頂からパラグライダーが飛んでた。店に寄ったが、それなりに観光客は入ってた。20年前に買った秋田の暖簾がまだ飾ったった。ちなみに、これはもう物はなく、男鹿半島の暖簾に変わったそうです。価格は1600円もした。10年前に買った暖簾はまだ売ってた。価格は2400円もした。ここでなんか買おうと思ったけど、どうにも欲しいものがないのでやめた。昭和の観光土産屋がどんどん潰れていく時代なんで頑張ってほしいです。でももう10年もしたら無くなるんだろうなあ。

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寒風山は山頂の展望台には行かない流儀だぜ。そこから山を下るルートが最高なんだ。今日は天気もいいので素晴らしい眺めを楽しみながら走れたよ。よかったよかった。ここの雨だったら、もう踏んだり蹴ったりだったよ。

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それからなまはげロードを走ってなまはげ館に行ったら、場違いに立派なテーマ館で、おお、地方創生に気合い入れて地元有力議員が建てました感満載の建物だった。観光客が満員御礼だったから、当たってるようなんでよかったじゃん。今流行りのパワースポットと有名になったみたいだ。神社があったんで、そこは寄ってみた。まあ、よくある山の神社か寺だった。

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それから入道崎まで走った。男鹿半島で時間をかけたことが無かったんで、初めてちゃんと走るなあ。今回は一周しようかと思いつつ、入道崎まで来たら、想像以上に観光客がごったがえしててびっくりした。こんなに人気スポットだったんだ。ナンタラ崎ってところは先端と言うだけで、何にもないしょぼ～い観光地ばっかりなのにここは満員御礼だった。宗谷岬みたいにお土産屋や食事処が軒を連ねてた。潰れて閉鎖してるのが一軒だけあったけど、それ以外は全力営業してた。素晴らしい。地方の底力を見せてもらいました。あたりを見て回ってバイクに戻ったら出発した。

天気がいいのできもちええなあ。半島を一周する予定だったが、反対側ルートが断崖絶壁の急カーブばかりらしいので、ビビってやめた。北道を戻って、なまはげロードを走って秋田市に向かった。

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秋田市に入って、フェリー港まで来たら、タワーが見えた。あれなんだっけ？ そこで思い出した。あれはセントラルじゃなくてセルシオでもなくて何だっけ、セリオンだ、セリオンタワーだ。見に行こう。そうだった、10年前に上れず未練タラタラのセリオンタワーだ、タワーに上るぞ。案内に従って行ったら、道の駅化されてた。こんな道の駅に意味あるんかい。まあいいや、駐車場は満車でバイクを停めるところはどこかと思ったら、正面玄関にズラリと並んでたので、ここでええのかと思って止めた。そして、迷わず展望台に向かった。なんとここ、展望台は無料なんですよ。素晴らしいですね。昔は有料だったらしいが、管理会社が何回か変わったようで、今は無料開放してるそうで、まあ、その程度の見晴らしってことなのかどうなんだ見てやろう。

エレベーターは満員御礼で順番待ちかと思ったら意外にすんなり乗れて、すんなり展望台まで行った。天気がいいから素晴らしい見晴らしだった。これで無料は大サービスだよ、地元客の絶好のデートスポットだろうなあ。夜もやってるみたいだからイチャイチャカップルがムフフな気分になるのは最適だろう。アスパムは展望台が有料だったから上がらんかったけど、見習ってほしいもんです。この秋田のセリオンと青森のアスパム、どちらもバブルの負の遺産みたいなもんだろうから、これからもガンバてほしいです。

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さて、もう見るものもないので、ホテルに向かう。今夜の宿泊先アパホテル秋田に向かった。ちょっと道に迷ったがだどりついてバイクは駐車場の隙間に入れろと言われてそこに止めた。荷物を担いでチェックインする。アパホテルカード忘れたのでまた作ってもらっちゃった。部屋に入って荷物の整理、すぐに晩飯に出かけた。

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秋田駅前の稲庭うどんの店に向かったが、どこにあるのかわからんもんでiPhoneを使ったら、ども駅前ビルの中にあるようだ。その駅前ビルに行ったら、なんと、西武百貨店秋田店でありました。おお、バブル時代の黄金期を象徴する百貨店の代名詞、凋落する百貨店の代表格、あの西武百貨店で晩飯を食うことになるとはバブル時代に誰が想像したか。感慨無量であった。まあいいや、百貨店レストラン街に入ったら一番前にあった。やっぱり有名店だもんね。稲庭うどんの店に入って、まだ空いてたのでお好きなところへどうぞと言われてお好きなところに座った。で、メニューはいろいろあったけど、秋田店限定のきりたんぽ鍋とうどんセットにした。ワクワクして待つと、やがてきりたんぽ鍋がやってきた。いいにおい。続いて稲庭うどんがやってきた
もうね、すごいよ、なにがすごいって、光り輝いてるもんね、うどんがピカーーーーと乱反射するんだよ、眩しくて目も開けてられないくらいだよ。手探りで食うんだよ。一口食ったら宇宙空間ですよ。なんといううまいうどんだ。きりたんぽ鍋もうまかった。今日の晩飯は大成功だったな。まっちゃんが私にもと言うので、お土産用を買って満足してホテルに戻る。あとは風呂に入って寝た。

 

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