西乃名湯物語/三朝温泉で旬の筍を食らうぜ篇 PART 1

恒例となったゴールデンウィークの泊まりツーリングであるが、これまで伊豆半島、紀伊半島と制してきたからには、やはり能登半島にターゲットを絞るのは当然だと思うんだ。能登半島とは、なかなか思い入れのある地域で、なにしろ、初めのロングツーリング、といっても3泊4日だったけど、当時では十分ロングだったんだけど、そのロングツーリングで行ったのが能登半島一周だった。当時のマシーンは初めてのバイクであるHONDA CBR400FEで、で、お金がないから宿泊は全てユースホステルを使った。そのユースホステルで一番印象に残ってるのが能登半島の付け根あたりにあったので、5・6人泊まってたんだけど、夜にみんなでユースの目の前の海岸まで行って堤防で魚とか貝とかタコもいたな、そいうのを捕まえに行って、自分は全然捕まえられなかたんだけど「ここは星がよく見えるんですよ」と常連のホステラーさんが教えてくれたので、下ばっかり見て魚を探してたんだけど、上を見たら、まさしく満天の星空で、普通、よく見えるってのは、しっかり星座が判別できるくらい見える星空のことを言ってるのが常識だったけど、そこはもうマジで星星星で星座も判別できないくらい星だらけで、一応、ネクラSFマニアだったから星座についてはそれなりに知識があったんだけど、それでもわからん、まさしく、これが本当の満天の星空だぜと言わんばかりの星空で、できることなら死ぬまでにもう一度見たいもんだなあと思ってたんで、今回その星空裁縫みたいな感じにしようかと思った。残念ながら、そのユースはウン十年も前にペアレント引退で閉鎖になってるから泊まるのは無理だけど、近くの泊まれば見えるんじゃないかな。2泊3日くらいで、能登のそこらへんと、あとは和倉温泉に泊まって久しぶりに温泉でゆっくりさせてもらおうじゃん。帰りに金沢でカステラ買って帰ればいいじゃん。カンペキな作戦だぜ。じゃらんで宿を探し、fortravelerで能登の観光情報を仕入れて、アクセス方法なども考慮して、吟味に吟味を重ねて、あんみつに計画を練った。違う、ねんみつに計画を練った。よし、あとは天気だけだ。きっと天気はいいはずだ。しかし、週間天気予報は雨マークがついてる。ダイジョーブだよ、週間天気予報なんか当てにならないよ、晴れるよきっと。しかし、雨マークは消えず、ついに前々日に至っても雨マークは消えることなく、そして、ゴールデンウィークの天気予想情報などを見ても、半ばは悪天候になると厳しい予報で、いよいよダメかも知れん、いや、直前にガラッと変わるかも知れん、だがはっきりしてることは、別のプランも用意しておかないと、土壇場で右往左往しないかんくなる。そこで、2番手3番手候補を考えた。予報が晴れの日までで計画を立てるなら、1泊2日しか無理なので、そこで行けるところ、ギリギリで考えた。一つは三朝温泉。4年前惨敗した温泉だ。2つ目が四万温泉。これも何年か前計画倒れで終わった温泉だ。複数候補をあげて、最終的に結論をどうするか、決定は直前までもつれた。で、出発前夜、結論を出した。三朝温泉に行こう。どの候補も一長一短であったが、三朝温泉に決定したのは、じゃらんがGWクーポンで割引した宿が予約できたから。なんと3000円割引でっせお客さん。こんなことでもなかったら、三朝温泉の高級ホテルに泊まれんぞ。逃すなチャンスを、今この時がその時かも知れないオフコースなのであった。よし、目的地は決まった。風雲急を告げるツーリング、三度目の正直となるか、三朝温泉へ、いざ出陣。

4月30日(月)

朝4時に起きて、準備を始める。荷物をまとめて、実家新型ガレージに行き、まず先に荷物を積載しておく。それから家に戻ると、まっちゃんが、まっちゃん特製モーニングプレートを作ってた。それを食って、顔を洗って着替えて、服装はこのところの標準的装備、革ジャンの下にプレミアムコットン、ヒートテック、ピースマコットンのレイヤード3枚重ねだ。忘れもないか確認して、忘れたものは忘れたから忘れるんであって確認したって忘れるものは忘れるからもういいや行こう。実家新型ガレージに行くと、この日のために磨き上げたCBR600RR/ABSジョン・カーター号を引っ張り出す。エンジン一発始動で、朝も早いので暖気もそこそこでまっちゃんに見送られて出発した。

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まずはガソリンである。いつものコスモ石油に行くと、ハイオク満タンにする。ハイオクは相変わらず高いなー。もう少し安くならんかな。価格は忘れた。満タンにしたら出撃だ。祭日の早朝、ガラガラの19号線を走り出して、春日井インターに突入する。ETCがないから通常のチケット発行レーンに入ってチケットを取るとタンクバックに入れて走り出す。行き先は敦賀なんで名神中央道方面に向かう。加速レーンで一気に加速し、ガラガラの高速道路を走っていく。この時間帯まだちょっと寒いもんで、巡航速度は80キロで進む。空は雲がまだ多いが、そのうち晴れてくるだろう。しばらく走ったら気温に慣れてきて、巡航速度は100キロまで上げて、日本の流通を支えるトラック軍団を抜かしてどんどん進む。

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養老のサービスエリアで最初の休憩をとった。まだ雲は多い。ゴールデンウィークだけあって、バイクが何台か二輪スペースに停まってた。例によっていつものごとく、ここのカフェドクリエはまだ開店してなかったので、モーニングにはありつけなかった。どこかでモーニングしたいな。朝早かったから腹減ってきたよ。高速を降りてから考えよう。養老を後にして、さらに名神を進み、米原ジャンクションから北陸道に入った。この先冷え込みがきついかと思ったが、意外にそれほど寒くなかった。寒いには寒いが、もっと寒いかと思ったもんで良かった。これ以上着るものがないからな。間違ってもカッパは着たくないんだよね。

順調に進んで敦賀インターまで来た。ここまでこぶる順調だ。インターで料金を払い、出口を間違えないように料金所の案内図を確認して走り出す。北海道行きのフェリーに乗るなら右だが、今日は山陰方面に行くので左に曲がって国道8号線に降りるのだ。降りたらすぐに国道27号線に乗り換える。それからひたすら27号線を走っていく。何年か前に来た時の記憶が蘇ってくるなあ。その時寄ったコンビニはまだ健在だった。多くのコンビニが淘汰されるこの時代によくこんなところで生き残ってるもんだな。いやこんなところとは失礼な言い方だ。お詫びして訂正させていただきます。

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道の駅うみんぴあ大飯で休憩にする。養老サービスエリアからここまでほとんどノンストップで疲れた。道の駅の施設はまだ営業時間じゃないからみんな閉まってた。何台も止まってる車は何なんだ? ミニバンが2、3台停まってたけど、車中泊でもしたのかなぁ。それ以外にも車が何台も止まってたがみんな何してるんだろう。大飯原発のある地元だからいろいろ優遇されるお金の仕込みでもあるのかな。無駄に立派な道の駅だった。そこからちょっと走ったら、以前止まった道の駅があった。ここも無駄に贅沢な作りの道の駅で、国土交通省のダメダメオモイつきテキトー政策は健在であった。しかし、道の駅なのに座って休憩するところもないのか。本末転倒な施設づくりにうんざりだな。

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舞鶴までやってきた。出光で満タン給油する。ここまで約200キロ走ってきたから半分まで来たということだ。満タンにしたら、その隣の海産物直売場のとれとれ市場に行く。お土産にここで岩牡蠣を買って送るつもりだった。この前、来た時に岩牡蠣を肩一番奥の店まで行ったら、まだほとんど並んでなかった。ばーさんがひとりで品出ししてた。この前買った時の利発そうな若い娘はどこいっちゃたんだろう。しかし、他に人がいないので、仕方がないのでばーさんに聞いてみようと、すいません岩牡蠣ありますか? 聞いたら「岩牡蠣? 今高いよー高いけどいいかねー」と脅かすので「いいですよ」と強がりを言って、内心高いっていくらくらい高いんだろうとビビってたら、奥の方でまりこちゃんまりこちゃーんとばーさんは呼んでる声がしてた。少ししてばーさん出てきた。今ちょっと岩牡蠣すぐに用意できんわーあかんわーだめだわーって、このばーさん売る気ナッシングだった。だめだこりゃ、来たタイミングが悪かったな。諦めてそこを無視して、手前の活気のある店が並んでいる方に行った。その辺りの店は全部品物が並んでて、岩牡蠣もあった。しかし、価格はびっくりであった。1個700円だ。しかも、ちっちゃ。前買ったのよりひと回りふた回り小さいぜ。これで700円か。隣の店は大きいのがあったが、1個800円だった。800円だと。クソ足元見やがって。呼び込みしてるヤンキー娘に岩牡蠣のことを聞いたら「てんちょおーてんちょおーーーいわがきのおーーーおきゃくさんだよおーーー」するとおくから若い店長が出てきて、めんどくさそうに配送料金は1360円プラス箱代300円だというので合計1660円かい、ちょっと送料だけで岩牡蠣2個食えるじゃん。迷っていたらまっちゃんからラインで「岩牡蠣なんか料理できないからいらない」ときてたのでやめた。店長がもうちょっとやる気があってオマケするよーじゃから買ってってよーなんて強くクロージングをかけられたら買ったんだけど、まったくそんな気なしなんでやめた。仕方がない、別のところを探すか。

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そこからも順調に進んで、宮津で由良川を超えたところで、城崎温泉に行った時には右折したが、今日は左折して国道175号を福知山方面に向かう。順調に進んで、途中、セブンイレブンでポカリを買って飲んで水分補給し、さらに進んで、ドライブインやくので止まった。そろそろお昼にしたいので、そこでなんか食おうかと思って、館内のレストランに行ったんだけど、昭和のレストランでガラスのショーウインドーがあって蝋細工の見本がいっぱい並んでて、どれも高いなー、店内の様子を見たら、もろ昔のデパートの最上階にありそうなレストランで、ちょっとここは無理でしょう。パスしましょう。バイクに戻って再び走り出した。

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ちょっと走ったら、これまで田舎道ばっかりだったけど、街中っぽいところに来た。食いもん屋がたくさん並んでて、ジョイフル、スシロー、マグドナルド、イオンモールがあって、イオンモールがあるなんて都会じゃん田舎の都会じゃん、そういえば最近V字回復したまマクドナルド、どんなもんか食ってみたろか。マクドナルドに行ったら、ドライブスルー渋滞どうするーって洒落てる場合うじゃないよ。さすがV字回復しただけあって人気だな。やめよう。戻ってラーメン屋があったのでそこにした。どうせならこっち方面にしかない店で食った方が話のネタになるしな。そのラーメン屋に入って、カウンターに座ると、メニューの看板ラーメンとチャーハンを注文した。待つこと少々、次々とお客が入ってきて、人気店であることをうかがわせる。チャーハンが来て、それからラーメンが来た。食ったら王道を行くような正統派ラーメンであった。うまかったよ。チャーハンもうまかった。満足して店を出たら、駐車場は満車で、空きを待つお客の車が殺気立ってた。飯前の空腹時はイラつくもんなー。車1台分占有してバイク止めちゃってたからヤバイかな。斜めにメガネかけたパンチパーマのにーちゃんが下駄はいて降りてきて「てめーふざけやがってバイクのくせにクルマのところに止めんじゃねーよ」なんていちゃもんつけられたらどうしよう。連れのヤンキー化粧濃い女が「顔はやめときな、ボデーを狙うんだよ」なんて言ってパンチのにーちゃんにボデーをボコスコされたらどうしよう。せっかく食ったラーメンが出ちゃうかもしれないよもったいないってそこかい。

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ボコスコにされる前にバイクに乗って逃げ出した。そして全速で国道9号を鳥取に向かう。すぐにまたしても田舎道になって、なにもない、あるのは廃墟になったドライブインやら喫茶店やらカーショップやら、やっぱり山陰は昭和から時間が止まっちゃってるなあ。それがいい感ちゃあいい感じだが。途中、巨大なループ橋が出現して度肝を抜かれたこんな道があったっけ、いかんなー全然忘れとるなー。この道は前一回走ってるんだがなあ。さらに進んで、道の駅ハチ北まで来たのでそこで休憩する。この道の駅はマネキンが沢山配置されていて、一種独特の雰囲気になってるんだけど何でこんなマネキンが並んでるのか不明。夜は実にお化け屋敷感覚になるだろうな。ハチ北温泉なるものもあって、そんな温泉初めて聞くぞ。山陰は秘湯の宝庫だよな、と改めて思うのでした。どんなところか見てみたい気もするが時間がないのでスルーだ。今度ブルーの新型スーパーカブ50を買ったら、タラタラ走るツーリングで来たら寄ってみてもいい。

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そこからまたしてもひたすら田舎道を走り続けて、ようやく鳥取に入ったら、それまで薄曇りだった空がようやく晴れてきた。青空が出てきて日差しがきつくなってきた。そして、因縁の温泉岩井温泉までやてきた。岩井温泉は温泉マニア時代に行ってみたかった温泉の有力候補になてた温泉で、前回のツーリングのときは豪雨で寄ることもできずに通過した温泉で、今回は是非とも寄ってみたかったんだよ。看板くぐってメインストリートを走っていくと、中心部に、有名な温泉宿の岩井屋さんの建物があった。思ったほど大きくない建物だった。写真ばっかりなんども見たけど、もっともっとでかいと思ったんだがな、伊豆伊東の東海館みたいなのを想像してたけど、違った。でもいい雰囲気だけど。しかし、周りがフツーに寂れた田舎町で、やっぱり地方の疲弊が深刻という有様を如実に目の当たりするだけのことだった。隣に日帰り温泉があって、以前の温泉マニアだった頃なら必ずが入ったろうが、自粛中なんであきらめる。寒かったらともかく、暑くなっちゃてるからね。入って汗だくになったらまた大変だよ。まあ、見ただけで良しとする。

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時間が押してきてるので先を急ぐ。9号線をどんどん進んでようやく鳥取市に入って、都会だ大都会だクリスタルキングだと叫んでたら、いよいよ、三朝温泉への道県道への分岐点へ来たんだけど、ちょっと脳内ナビの信頼度低いんだけどまあいいや、行っちゃえ行っちゃえと行ってみたんだけどこれがのちの大失敗となるのであった。実は三朝温泉へのルートは2つあって、正面から行くコースと裏から行くコースね。裏から行くコースは距離は近いがとんでもない峠越えでお勧めできません道なんで、こっちは選択しないようにしてたんだけど、そうなんだよその通りなんだよ、間違えてそっちに来ちゃったんだよ。来ちゃった以上仕方がないので腹をくくって、峠越えに挑むのであるが、山頂峠付近にどす黒い雲があってちょっと心配だなあなんて思ってたんだけど降水確率0%だからダイジョーブだよと言い聞かせてウネウネの細い山道をヌカカッっと言わせながら登って行った。そして、裏道コースは三朝温泉より先に投入堂に至るのであるが、予定では投入堂は今日行くことにしてたんで、いやそうしないと明日は帰るだけにしとかないと帰れんもんな、だから裏道コースでも正解なはずだったんだけど、ええ、そうですよ、不運な星の下に生まれてるんですよ、想像通りの結果ですよ、山越えで雨ですよ、ゲリラ豪雨ですよ。その間約5分くらいかな、土砂降りですよ。土砂降りの雨の中傘もささずに走ってく嫌らしさも汚らしさも全部むき出しで走ってくブルーハーツですよ。緊急脱出指令発動で、一気に麓の三朝温泉まで降りて、三朝温泉まで来たら晴れてた。でも路面は濡れてたからこっちも降ったみたい。ようするに間一髪ぜゲリラ豪雨に遭遇しちゃったってことでさ、別に驚くことじゃないさ、雨男なんだからさ。

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そのまま、今日のホテルに向かう。じゃらんで3000円引きのホテル。ホテルの名前が長くて難しい感じで読めないのでわかりませんが、遠くから見えもそのデカさがわかる巨大ホテルで、もちろん、正面玄関前にはドアマンって言うんですか、お迎えの係りが2、3人いて、そこへバイクで走りつければ「いらっしゃいませお泊りですか」と笑顔のお迎えなのであった。「オートバイは一番奥のピロティ下へどうぞ」いたれりつくせりである。荷物を持って中に入ると名前も入ってないので「ヘンタイライダー様ご到着です」「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」ホテルマンホテルウーマン全員笑顔のお迎え、なんでオレがヘンタイライダーってわかったんだ!? そんなにヘンタイに見えるのか!? と思ったけど、多分オートバイだからわかったんだな。いやそうじゃないだろ、ライダーみんなヘンタイか。まあそういう見方もあるかなあ。

チェックインの手続きをしたら、ホールでウェルカムティーが用意されてて「お部屋のご案内ができるまでこちらでお待ちくっださい。どうぞごゆっくり」って梅昆布茶とお菓子が出た。めちゃうまかったのでお土産に買っていこうと思った。(でも忘れたんだけどさ)

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それからお部屋係の人に部屋まで案内された。一人だからしょぼい部屋だと思ったら、立派な部屋で、すんませんなーこんな一人客のヘンタイライダーにこんなご立派なお部屋を使わせていただいて。一通り説明してから部屋係りの人が去ったので、荷物を整理して、早速温泉に向かった。

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温泉は1階にあるんだ。そこへ行ったら、温泉の受付にまで係りの人がいて、スリッパの整理やら無料提供のお茶の準備なんかしてた。「どうぞ、男湯は右手の奥になておりますごゆっくり」と案内されて男湯の暖簾をくぐった。脱衣所のロッカーに荷物を入れて手ぬぐい持って風呂場へ行く。頭を洗って体を洗って顔を洗ってさっぱりした。内湯に浸かってのびのびする。おお、久しぶりのこの感覚。手足を伸ばしてお湯に浸かるのは実にいい。素晴らしい。気持ちええ。最高、天界天界。それから露天風呂に入って寝湯に入って歩行湯に入って、全部の湯船を制覇したら出た。部屋に戻って一休みしたら、晩飯食いにホテルを出た。

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晩飯はホテルお勧めのお店に行くのだが、まだ時間があるので辺りを散策した。三朝陰線の温泉街散策は憧れてたんだけど、結果的には残念な温泉街だった。どこにでもあるちょっと前まで栄えたけど高度経済成長期には賑わったけど今はもう寂れちゃった温泉街になってた。初めてここを訪れたのは10年以上前で、その頃はいい雰囲気で今みたいなこともなく活気があったんで、今度ゆっくり泊まりに来たいと思ったんだけど、来るのが遅かったのかなあ。もっと見るものがあって時間がかかるかと思ったが、あっという間に見るところがなくなったので、時間があまっちゃった。

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結局、温泉街を3周くらいしてようやく時間になったのでお店に行った。開店と同時に入って、そこは基本飲み屋さんなんで、飲み屋さんだけどフツーに晩飯もやってますっていうところなんで入った。カウンターに座って、愛想はないが腕は良さげな御主人が「ウチは定食セットにできますから好きな料理を選んでください」と丁寧に説明してくれた「お勧めは後ろの黒板メニューですよ」お勧めと言われたらそっちにしよう。「じゃあ、春の天ぷらを定食で」と注文した。待たされるかと思ったら割と早くできた。次々とお客さんが入ってきて、注文係のおねーちゃんがめちゃくちゃ忙しそうにてきぱきとこなしていくのがすごかった。春の天ぷらは春の山菜の天ぷらですごぶるうまかった。すこぶるうまかったけど、期本が飲み屋さんだから、一品料理って量が少ないんで、定食にすると物足らんな。なんか追加しようと思ったけど、めちゃくちゃに混んできて、おねーちゃんが「注文ちょっと待ちくださいねー」「出来上がりに少々時間くださいねー」なんて言ってるのを聞いたら、時間かかるならもうやめとくか、しばらくしたら腹も膨れてくるだろうからな、ということで、勘定を済ませて店を出た。うーん、できることなら春の天ぷら定食全品揃ってそのままもう一回食ってもいい。料金も良心的だったしな。

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それからコンビニでペットボトルのお茶を買ってホテルに戻った。もう一度温泉に入って、部屋に戻ってツーレポ書こうと思ったけどもう疲れて寝ちゃった。

本日のCBR600RRの走行距離 410キロ

 

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