西乃名湯物語/三朝温泉で旬の筍を食らうぜ篇 PART 2

5月1日(火)

朝4時くらいに起きた。うーむ、温泉は5時からなのでそれまで待って、5時ちょっと前に温泉に行った。一番乗りだった。朝は男湯と女湯が入れ替わっているので、男湯が左側だった。さすがにこんな朝早くは温泉係の人はいなかった。長い廊下を歩いて脱衣所まで行ったら荷物をロッカーに入れて風呂場に行った。体を洗って内湯に入った。ぷわーこの朝風呂が温泉旅館に泊まった醍醐味ですよね。普段こんな朝っぱらからお風呂に入らんもんね。非日常の極みだ。ゆったり浸かって、それから歩行湯やら露天風呂に入って全部湯船制覇して、露天風呂が落ち着くのでそこにゆっくり入った。朝の鳥のさえずりがする中温泉に浸かって天界天界なのであった。しばらくしたら、他の宿泊客もやってきて賑やかしくなってきた。そろそろ出よう。

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部屋に戻ったら朝食の時間まで荷物を整理して、今日の予定を考える。本来なら、投入堂は観光済みなはずだったが、昨日のゲリラ豪雨のために見ることができなかったから、朝から見に行くことになると、その分、三朝温泉出発時間が後ろにずれ込むから、その時間がどれくらい帰宅時間に影響するかである。さらに、まだお土産を買ってないから、途中の道の駅やらお土産海産物センターなどがあったらチェックしないかんので、その分の時間も加味される。ということで、帰りは敦賀からの北陸道を諦めて、福知山から若狭舞鶴道を使うことにした。料金が余分にかかるが時間短縮のため仕方がない。タイムイズモアザンマネーなのだよ。

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朝食時間7時になったので、食事の会場に行ったら、早めに行ったけどすでに宿泊客で賑わってた。しまった、もっと早くこればよかった。でも投入堂が8時からなんで、早く食って早く出たってどうしようもないんだけどさ。一人席に案内された。朝食はバイキングかと思ったら、ちゃんとした料理で、これはいいね。バイキングは何食ったかわからへんので嫌なのだ。それも実に豪勢で華やかで見るからにうまそうで、この他に飲み物はセルフサービスでジュースやミルクなどもあるし、筍の煮物も食べ放題なのであった。昨日の夜がちょっと物足りなかったんで腹減ってるからガツガツ食いそうになっちゃたんでそれを自制しつつ、ゆっくり味わって、高級ホテルの朝食の雰囲気も味わって、ご飯がなくなりそうになると、すぐにお代わりお持ちしますと持ってきてくれて、至れり尽くせり。何もかもうまいが特に筍の煮物はダントツにうまいので、お代わりしちゃたよ。食べ放題だからといって何回も往復したら顰蹙もんだから1回だけでやめた。でももう10回くらい食いたかった。結局ご飯3杯食って腹一杯になって、隣の席のおっさんがやたらとお代わりしてたけど、おっさん5杯くらい食ってたぞ。すごいな。食いすぎはよくないぞ。

お腹いっぱいで部屋に戻った。そして荷物を用意して部屋を出た。1階に降りてフロントにてチェックアウトした。ちょうど団体さんのチェックアウトが終わって一段落したところみたいで、スムースにチェックアウトできた。バイクに行くと荷物を積んだ。団体さんの見送りにホテルの人が出てきて手を振ってた。見送りしてくれるのかちょっと恥ずかしいなと思ったが、団体さんの大型バスが行っちゃうと、ホテルの人は全員引き上げちゃって、なんだよ、汚こいビンボー人ライダーは見送りなしかいクソ、と思いつつ、エンジン始動、暖気をしてゆっくり動き出したら、ホテルの人が出てきて、ちゃんと見送り体制になって、ホテル前道路の安全確認をしつつ、見送りしてくれた。こうして、三朝温泉のなんかよく名前のわからん高級ホテルをあとにした。ここサイコーだったよ。またじゃらんがクーポンを出してくれたら泊まろうと思う。

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投入堂に向かう。昨日の天気が嘘みたいに山のてっぺんまで全開全速の晴れで晴れまくりの晴れで、これはさすがにゲリラ豪雨はないな。安心して走っていく。しばらく走ったら投入堂のある三徳山の鳥居まで来た。記念写真を撮ってさらに進むと、駐車場まで来たのでバイクを止めた。参拝開始時間ちょっと前なのに、すでに何台も車が止まってた。案内版を見て投入堂への参拝登山口は右方向、投入堂拝観場所へ行くには左方向だ。まずはとにかく、生でその姿が見たいので、拝観場所の方へ行ってみた。少し歩いたらそれらしいところがあって、望遠鏡が設置してあったけど、何にも見えないので、よくよく説明を読んだら、橋を渡ったところとあったので、橋を渡ると看板が出てた。ここから見えますという位置表示版だ。そこに立って山の方を見たら、山の中腹に小さく櫓が見えた。あれがそうか。おお、あれがそうか。うーむ、小さくてさっぱりわからんな。でも肉眼で見てると思うとちょっと感動。

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それから登山口に向かった。入口でライダーと遭遇して、拝観場所からだと小さくてろくに見えなかったですよ、と話した。そして受付まで階段を延々登ってヒーヒー言いながら登ってゼーゼー言いながら受付のところまで行ったら、受付の青年が「登山ですか?」と聞くので「いえ、登らないです、入り口まででいいです」「えーっ、登らんのですか」「だってここまで階段登るだけでヒーヒーですから」「そうですか」確かにこんな早くに来て登らんてのはおかしいわな。だから昨日の2時くらいに来たらちょうどよかったんだよ。そういう作戦だったんだよクソ。拝観料400円払って中に入って、本殿まで登った。登山したい人はここまでで、本殿の近くの茶屋のご主人が出てきてちょっと話ししたけど、そんなに巷で言われているほど大変なことはないそうで、往復2時間くらいかかるけど誰でも登れますよ、とのことだった。ご主人は70過ぎてるけど何度も登ったことがあるそうだ。若いねー。そこへ先ほどのライダーが来て、登山手続きを始めた。その後も何人も次々と登山客がやってきて、みんなしっかり登る気満々の服装だった。そんな中、引き返すヘンタイ腰抜けライダーなのであった。だって仕方ないじゃん時間もないしさ、相方もいないしさ、別に怖いから登らないんじゃないよホントだよ。

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バイクに戻って出発する。見るもの見たからもう思い残すことはないぜ。三朝温泉に別れを告げ、一路、鳥取市を目指す。県道21号線から国道9号にスイッチし、日本海を横目に走っていく。交通量が多いのであまりスピードが乗らないけど仕方がないな。しばらく走ったら道の駅があったので寄ってみた。おみやげ屋はいいものがなかったが、駐車場であったハーレー乗りのライダーといろいろ話し込んだ。山口まで行ってきたそうで、下道オンリーで走ったそうです。角島も見てきたそうで綺麗だったそうです。観光客がごった返してたそうです。

道の駅を後にして、9号線をどんどんひたすら進んでいくと、次の道の駅が現れた。ここが鳥取最後の道の駅なんで、鳥取土産を買うならここが最後のチャンスなんだけど、中に入ったら、お土産さんというよりは、水産物お値打ちセンターみたいで、フツーに家庭用の買い物用の冷凍鮮魚冷蔵鮮魚が並んでて、ノルウェー産とか兵庫産とかそのほか、全然地元のものじゃないのばかり売ってて、これじゃお土産にならんなーと思いつつ、レジの女の人に「配送はしてもらえますか」と尋ねたら「はあ? そんあめんどくせーことしてねーよ、どーしてもって言うなら自分で詰めろよ伝票も自分で書いて送れるだけにしたら送るのはやってってもいいけどよー」という内容のことをあまりていねいでもない日本語で言ってくれちゃったんで、ここで買い物する気なくなっちゃったんでやめて次の道の駅を目指した。

鳥取を離れて兵庫県に入っちゃったけど、次の道の駅を見つけたので入った。レストランが人気のようで、お客さんがひっきりなしに来てた。お土産店を見たら、まあそれなりの品揃えだったんで、もうここで決めようと思って、レジの女の人に「配送はしてもらえますか」と尋ねたら「はいできますよ」とにっこり笑って答えてくれたので、それがその稲村亜美をしっかり者にしたみたいな可愛い子だったもんで、これはもうここで買う買います絶対に買うぞと決めて、お魚とお肉惣菜を買って送ってもらった。いい買い物が来たので満足して出発した。

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しばらく走ったら、もっとでかい道の駅があった。寄ってみたら、ここの方が品揃えもよかったじゃん、しまった、ここで買えばよかったかな。とりあえず菓子折りを買ってなかったからここで買って、シートバッグに積んだ。

しばらく走ったらさらにでかい道の駅があった。もうええわ。なんで何件もあんねん。さらに行ったら海産物直売センターがあった。もうええわクソ。よく調べんかったのがいかんかったんだよ。毎回お土産屋のチェックは怠るなと言ってるのに、また失敗しちゃったね。まあ、でもいいや。

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こうして、福知山までやってきた。福知山のローソンで休憩した。ここで休憩するのは必須だったもんね。なぜなら、前回のツーリングでは、悲惨な帰路で雨の中、敗北感に打ちひしがれながら、軒下で夕食代わりにサンドイッチを食ったローソンなのである。ここで晴れの青空の下、悠然とサンドイッチを食うことは、前回のツーリングのリベンジ完遂、まさに勝利宣言なのである。がはははは。軒下で食わなくても、店内にイートインコーナーができてたもんで、そこで悠然と食った。ローソンのサンドイッチのここ何年かの進化は目をみはるののがあるね。セブンイレブンのサンドイッチをよく研究しとるよ。食ったら出発する。

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福知山のインター手前で、最後の給油を済ませる。ガソリンスタンドではバイク好きな常連客が給油しに来てて、スタンドの店員さんとツーリングの話で盛り上がった。ガソリンスタンドを出たら、福知山インターから若狭舞鶴自動車道に入った。目指すは敦賀、巡航速度80キロで走り出す。途中、何度か休憩を挟んで、敦賀から北陸道、米原から名神東名を経由して帰ってきた。なんとか、暗くなる前に帰ってこれたな。

さて、ゲリラ豪雨で汚れたバイクを洗わなくっちゃ。

本日のCBR600RRの走行距離 420キロ

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