JAPAN EXPOLOLER 2004

Boom Boom 能登信州ツーリング篇

8月11日(水)晴れ

夜、蚊に食われて夜中の3時に起きてしまった。蚊取り線香を焚いてもう一度寝る。6時ごろ起きる。先に飯を食って、勤行、トイレ、顔を洗い、着替えてオートバイを取ってくる。本当は昨日の内に積み込みしておこうと思ったが、夕立がひどかったのでできなかった。しかし、散々降ったせいか、今日は真っ青な晴れだ。早速積み込みを行う。以前、実験的にやった方法で何とかなるかちょっと心配。新型のラフ&ロードツーリングザックは荷物をつめたら結構重くなったからな。積載完了、ちょっと横揺れが心配なのと、前にずれてくるのがあるが、荷崩れすることはないだろう。防犯用にネットをかぶせて完成だ。まっちゃんに写真を撮ってもらい、出発は8時半。まっちゃん仕事なので家の前での見送り。高速の入り口に車が止められなくなったしな。

では発進だ!!

最初は荷物の積み具合のこともあり、ちょっと慎重に走る。19号線に出て、春日井インターから高速に入る。情報掲示板には、またまた小牧大垣渋滞であった。事故だってさ。よくやるんだよな、大垣の事故は本当に多い。ツーリングに行くと必ず遭遇するのだ。で、今回は高速道路のホームページの時間渋滞情報を聞いていなかった。だってあてにならないもんね。いまさらびっくりすることもないよ、どうせ渋滞だと思ったし。というわけで、いつも通りの必殺中央線走りでひたすら走っていく。途中で後ろから同じツーリングのバイクにあおられて困った。そいつは痺れを切らして路肩にいったん出てわしを抜かして行った。まあ、事故に気をつけてな。小牧の事故はたいしたことがなかったが大垣の事故はトラック3台の玉突きのようで、完全に一車線ふさいでいて、渋滞にもなるわな。そこを通過するともう大丈夫だ、時速100キロで突進である。1時間半くらい渋滞していたので時間を取り戻さねば。が、しかし、パトカーが路肩にいるのを発見。うーむ、先日の悪夢がよみがえり、ちょっとブレーキ。その後は順調に米原を通過し、神田にてちょっと休憩。お茶を飲んでいると、バスガイドの研修中なのか、その一団がきゃっきゃとバスを降りてきていやー、もうみんなかわいい子ばっかり。気を取り直しておしっこして、高速をどこで降りるか検討する。やっぱり敦賀で降りることにした。ガソリンも心配だしな。よし出発。

11時には敦賀に着いた。高速を降りて早速ガソリンの残量の警告が点灯したので給油しようと思うのだが、国道8号線にはいると山道でガソリンはぜんぜん売ってません。やばいです。本当にやばいです。地図情報では何軒かあるっことになっているのだが、倒産しています。というか、滋賀県や福井県ほうはどうもこう、店じまいした建物のほったらかしが多いのでしょうか。とっても寂しい感じだね。景気悪いんだね。うーん、困った。これは本当にガス欠かも。しかし、何とか出光を発見し、給油した。ほっとするね。あれ、18リットルしか入らなかった? 意外と少ないんだな。なんだ、あんまり焦らなくてもよかったじゃん。次行って見よう。がんがん走っていくと道がわからなくなったのでコンビニでとまる。地図をチェックすると行き過ぎていた。戻る。そして海岸沿いを走って行くと、すごく風景が良いので何度かとまって撮影を行う。時間はたっぷりあるのでゆっくり行こうか。越前海岸はかっこいい漁船が港にあって絶好の被写体なのだが、止まるところがないので通過してしまった。いかとり漁船がカッコよかったのだが残念。とか何とかいっているうちに越前海岸をこえ、わけのわからん工業地帯に入った。スピード違反防止の変な上下する道を走る。

東尋坊に到着したのは13時過ぎだった。ここで時間を取ろうということで、駐車場に入ると、バイクは無料なのだ。ラッキーなのだ。展望台は500円要るのでもったいないからやめた。歩いててくてく岩場に行くと、観光客がいっぱいで、おみやげ屋がいっぱいで、海産物がいっぱいで、鉄火丼もあって、おなかが鳴るのだが、高いのでやめ。展望の良いところで写真を撮るだけにした。オートバイに戻って、後は金沢に向かってどんどん走る。お茶がなくなったので補給にコンビニに止まろうとしたが、調子よく走っていって結局金沢までノンストップできてしまった。

16時、金沢着。何年振りの金沢か。以前来たときは、とにかく道に迷ったことは覚えている。金沢は場所がぜんぜんわからん迷路の町という印象だ。今回はそのこともあって、宿泊には駅前のホテルと言う一番わかりやすいところにしたのだ。しかもこのホテル、展望台浴場つきなのだ。期待してしまうよ。ほとんど迷わず17時ちょっと前にホテルに着いた。バイクを止めて建物を見上げる、うーむ、ぼろい。うーむ、古い。ま、気を取り直してチェックインする。バイクを止めるのは地下の駐車場なので安心、料金も無料にしてくれた。荷物を降ろして部屋まで行くと、部屋の印象は、まあ、こんなもんだわな、という感じ。狭いのは仕方がないよ。

荷物を置いて、ご飯を食いに行く。しかし、金沢ってこんなに廃れた町だったけ? なんだか駅前再開発が不景気のせいで頓挫したような感じで、駅前には繁華街もないしおもしろそうなお店もないし、がっかりだ。駅構内の店しか選択の余地がないのでそこで探す。うーむ、いまいちピンと来ないなあ。東尋坊で海産物系の食事をとりたくてとれなかったのでここでそのリベンジを晴らしたいのだが、いかんせん高い。かといって洋風レストランはなぜかとんかつ大人気で主要なメニューは全部とんかつだよ。1軒大変混雑している小さな洋食屋さんがありまして、メニューを見ると納得のプライス。ここにしようかと思いきや混雑しまくりでちょっといやだな。待てないな。他の店で刺身とろろなどのセットで980円と言うのが出ていたのでそこにした。居酒屋みたいなところでカウンターに座る。注文する。隣に女の子2人組みが座る。彼女たちはうな丼を注文していた。うな丼のほうが安いじゃん。それにすればよかったかな。その980円は山ちゃん定食というのだが、さすが駅前すぐにできた。写真よりずいぶんボリューム少ないが。食う。まあまあかな。お店を出る。帰りにコンビニでお茶とシュークリーム買う。ホテルに帰る。いよいよ期待の展望浴場である。8階に行く。エレベーターを降りるとすぐだった。普通の大浴場なのだが狭いホテルの風呂に入ることを思えば上出来だよ。しかし、たしかに見晴らしは良いが金沢の工事中の町並みが見えてもどうだかなー。部屋に戻って記録をつけて10時ごろには寝てしまった。

8月12日(木)晴れ

6時半起床。よく寝てしまった。朝飯はホテルで食おうかと思っていたが、レストラン(というか入り口に申し訳なさ程度に作られた喫茶コーナー)がしょうもないのでやめた。ここにくる途中にジョイフルがあったのでそこで朝飯を食うことにする。早々に荷物を片付けオートバイに積むとフロントで領収書をもらってホテルを後にした。ジョイフルまで戻って結構混んでいる駐車場にオートバイを止める。店に入って朝飯定食を注文する。499円税込みなんと言うリーズナブルなプライスであろうか。これでご飯味噌汁漬物煮物焼き鮭キャベツと、昨晩の980円よりボリュームあるんでないの?しかもご飯大盛りにしてもらっても価格は同じです。すばらしい。混むはずだ。ゆっくり食ってドリンクバー付きなのでアイスティまでいただきまして、499円払いました。ご馳走様でした。8時になったので時間的にはちょうど良いスタート時間だ。

金沢を後にして能登道路に入る。コンビニでお茶を買うつもりが通過してしまったので能登道路のパーキングエリアの自販機で購入した。自販機はよく冷えている。このPAは昔、金沢ユースで意気投合した連中と一緒に走って休憩したところかな。写真を撮って出発する。次は渚ドライブウェイだ。能登道路を走り、渚ドライブウェイの案内板があったのでそこで降りる。しかし、この能登道路ちょこまかちょこまかと料金所があってうっとうしいな。渚ドライブウェイに入る。すげーところだった。こんなすげーところだったけ?これまで2回来ているが、もっと環境がよかったような気がするが、うーむ、さすが海水浴シーズン、すさまじい車の台数、みなさんアウトドア雑誌から出てきたような装備で満喫されています。こっちは砂の道にわだちが多くてびびりながら走って大変だよ。千里浜のインターでさっさと能登道路に戻ったよ。やれやれ、でも昔バイクで来たときもこんな思いをしたような気がする。結局、オンロードバイクには不向きなところなのだ。その後は能登道路をがんがん飛ばし、輪島へショートカットだ。海岸線を走ることも考えたが、がんがん走っていったらいつのまにか終点まで来てしまった。どうも後ろの荷物がずり落ちてきて背中に干渉するのが気になってしょうがない。終点にホームセンターがあったのでそこによって荷物が滑らないシート98円を買った。これでどうだろうか。装着してみる。ホームセンターの隣が100万ボルトと言う店で100円均一の店かと思ったら電気屋だった。電気屋に用ないな。では出発。

輪島着は11時ごろか。輪島の朝市に間に合うだろうか。山道を走り、輪島駅まできた。駅前のうるしの店が気になったが、朝市優先だ。朝市にたどり着くと、なんと専用の駐車場まであるのだ。しかし、もう昼なのにまだやっている朝市とはこれいかに。まあ、高山の朝市も昼間でやってるしな。駐車場にバイクを止める。カメラは小型を持って行く。観光客でごった返す朝市どおりに繰り出す。一軒めでめっちゃ品の良いうるしペンダント発見、値段もびっくりだ。売り子の娘がお値段もお安くしてますというので他を見に行った。お店はうるしも多いが、輪島港の海産物も多い。海産物はほしいものもあったが、日持ちがなあ。配送すると高いしなあ。おばーちゃん方々が気合を入れてかにやら干物やら売ってた。そんな中でまったく売る気がなさそうな奥さんのところのふぐの粕漬けがすごく欲しかったけど臭いやら何やら考えるとなー。あきらめて、うるしの箸と、結局1軒目のうるしペンダント買った。買ったらオートバイに戻る。写真撮影などしまして出発。駐車料金は無料でした。せっかくお店の人に無料券をもらったのに、バイクは無料だとさ。良いことなんだけど。

さて続いては禄剛崎である。海岸沿いの道をかっ飛ばす。道中海水浴場が大繁盛で、駐車場に案内するにーちゃんがたくさんいた。うーむ、こういうのこそナイスバディの水着のねーちゃんにやっていただかないとなあ。って、海水浴は出来ないんですけど。こうして走っていくと12時頃に禄剛崎に着いた。駐車場にバイクを止める。ここはバイクもお金が要るのだ。110円なのだ。お金を払ってカメラバックごともって岬を目指す。看板によると歩いて15分だと。このくそ暑い中を15分も歩くのか。死にそう。やめようか。うーむ、でも駐車料金払ったし、イカナイカナイカン。しかし、そんな決意をあざ笑うような急斜面、じりじりとさす日差し。汗がたらたら流れる。蝉がうるさいぐらい鳴いている。このままでは日干しになってしまう。もはやこれまでと言うところで坂道が終わって芝生の広場が目の前に広がった。遠くに灯台が見える。あそこまで行けば良いのだ。よし行こう。てくてく。灯台の広場の手前のベンチに日傘を差した女の人が座っていたので何かと思ったら郵便局の出張所だった。郵便送りませんか記念切手いりませんかと来る人に声を掛けている。いやー、こりゃなんちゅう仕事なんだ。こんなところでこんなことやって、この女の人の人件費出るほど儲けがあるんか? あってもなくてもどっちにしても問題だ。郵便局が民営化が必要だと言うのも納得できるなあ。まあ、そんな政治的な問題はさておき、こういうところから郵便を出すのが好きなのですぐ頼んだ。禄剛崎のはがきはバラはなくてセットなのでセットを買った。ここらへんはちゃっかりしてるな。ペンを借りて住所を書いて発送した。それから灯台を見て、写真を撮ったりして、駐車場に戻る。お茶を買って出発だ。

次は軍艦島だ。海岸沿いを走っていく。道がよくわからないので何度か止まって地図を見つつ、どんどん走っていく。おかしいなー、地図によると鵜飼というところで軍艦島が見えるはずなのだがそんなところないぞ。鵜島なら通過したが。うーむ、わからんなー。あんまりわからんのでしっかりとまって地図確認したら軍艦島からすでに20キロも来すぎていた。あちゃー、やってしもうた。20キロも戻るのか、最悪。時間的にやばいかも。かつら崎ユースホステル跡地の見学は無理か。意を決してUターンする。急いで来た道を戻ると、なんということだ、やはり通過した鵜島が正解だった。鵜飼ではなく鵜島だった。げろげろ。まあいいか、いまさら。そういえば昔もこの軍艦島には来るのに苦労したんだよな。軍艦島が見えたので、そっち方面に向きを変える。こうしてやっとこさ軍艦島の見える公園に着いたのだった。ここの公園で鼓笛隊が練習していたんだ。なつかしいのう。しかし、今回はそのころとは趣を異にしていた。ここもまた渚ドライブウェイと同じでアウトドア軍団に制圧されていた。恐るべきオンシーズン。しかも、韓国の観光客の一団が来ており、なんだかよく分けのわからない言葉でまくし立てているのでにぎやかでにぎやかで、早々に切り上げたよ。なんだか1時間掛けて戻ってきたのにがっかりです。が、その後、恋路の浜で遠くからの軍艦島のショットが撮れたのでラッキーだった。

さてそこからはひたすらに今夜の宿を目指す。走りながらやはり荷物のずれが気になる。結局、荷物のずれないシートも効果がないようだ。こうなったらクラブバーとザックを固定するベルトをどこかで買おう。雑貨店を探すが、能登って言うところは皆さんどこで買い物をしているのでしょうかと言うくらいにお店がない。困ったもんだ。七尾でユニーがあったのでそこにはいるかどうか考えたが、売ってそうにないからやめた。100円均一の店や手芸用品の店かホームセンターはないか? なかった。

宿に着いてしまった。予定通りの17時、今夜の宿の赤碕温泉に到着。断崖絶壁を背にひょろひょろな建物なのだが、なんでこんな建物なの? 表の駐車場にバイクを止めてチェックインしに行く。玄関までは、急な坂道を登ってひーこらひーこら歩かされてやっとこさ着いた。やさしそうなご主人が迎えてくれた。バイクを止めるのはその駐車場でよいそうなので、引き返して荷物だけを持ってくる。チェックインする。広い部屋だ。大部屋を仕切った部屋で多分、大人数の時は壁をはずすのだろう。部屋で一休みしたら温泉に入る。温泉は離れにあるので細い廊下をうねうね曲がって歩いて行く。温泉に着いた。離れているということは本物の温泉だな。最近は入浴剤が多いので気をつけよう。浴室自体はどうって事のない普通の大浴場で、何の感動もないのだが、全面ガラス張りなので外がよく見えるのはびっくり。外からもよく見える。ここは女の子は入れない風呂だな。湯はぬるぬるの湯で肌によさそう。たいへんに気持ちがいい。晩飯まで時間があるのでゆっくり入る。外をボケーと見ていると今夜の宿泊客が来たよ。ガキ2人連れ4人家族だ。風呂から出たら、そいつらが隣の部屋だった。勘弁してくれ。餓鬼がうるさくて仕方がない。大広間を仕切っただけの壁だからよく聞こえるんだよなあ。わかってるのかな。旅館側もちっとは考えて部屋割りしろよ。さて、飯の時間です。部屋で食事なのでちょっとうれしい。写真を撮るのを忘れないように。デジカメで撮影し、銀塩で取るのは忘れた。魚の煮物刺身貝とエビの蒸し焼き煮さざえかに漬物と港町らしい魚料理だらけ。おひつも付いてはっきり言って豪華です。では食おう。食った。うまかった。お米がいまいちかな。電話して片付けていただく。ついでに布団も敷いてくれた。今日のデータ打ち込んでいたらお仕事ですかと言われた。いいえ遊びです。夜はさっさと寝た。隣のいびきがよく聞こえるので参った。

8月13日(金)晴れ

夜の11時と3時に目がさめた。隣のおじさんは睡眠時無呼吸症候群じゃないのか? いびきがしばらくかいていて急に静かになる時間があるぞ。まあ関係ないから良いけど。で、朝は5時に起きた。早く寝たせいだ。朝風呂にはいる。外はもう明るいので朝風呂を出たら外に行って写真撮影を行う。それでも朝飯の時間まで時間が余ったので、今日のルートを再検討して早めに野沢温泉に着きたいので高速を使うかどうか考えたが、やめた。お金がもったいないし、幹線道路を使うので早く着くだろう。とか何とかやってると、朝ご飯になった。朝は1階の部屋で食べるのだ。泊り客は全部で4組だ。朝食のメニューは焼き魚ハム野菜味噌汁温泉卵(出来立て)漬物など。腹いっぱい食って荷物整理してバイクに積み込む。今回は荷物のずれ込みを防ぐためいままでシート下で固定していたのをやめてクラブバー結んでみました。これでだめならまた考えよう。料金を払って8時には出発した。

途中特に何もないので国道をひたすら走ることになるが、石川県民の交通安全度はすばらしく、皆さん制限速度尊守なのでやれやれ。まあ、こっちもこの天気のよさでは突っ走る気にもならず、のんびりと走っていくのであった。1時間で富山に入る。予定通りである。途中でコンビニでお茶を買い、さらに走る。幹線道路の8号線にはいると快調に飛ばせるのでやはり高速道路は必要なし。しかし、滑川前後は少し道が込んだかな。黒部を越えるとまた順調に走る。親不知で写真撮影、道の駅は大混雑で通過する。その後も道の駅の大きいところは大混雑なので通過。そうして行くと思ったより早く12時に上越に着いた。

上越から18号線に乗り換える。このままではかなり早く着いてしまうので寄り道をすることにした。新井でダイソーにより、ベルトを買った。これで荷物のくくり付けをしよう。朝の方法で今のところは快調だが、ベルクロのベルトのほうが楽そうだし。でも強度は心配だが。

それから再び道を戻って野尻湖を経由して斑尾高原に向かう。ここは一大リゾート地帯でテニスコートが満員、ゴルフ場も満員、すげーちょっと住む世界が違うなと言う感じだった。かんけーないので通過して順調に走って3時には野沢温泉に着いた。カレンダー用の写真の撮影場所を探し、姉妹都市提携の看板の前で撮影した。

その後宿にチェックインした。完全な民宿であった。ちょっと話が違うぞ。旅館じゃなかったのか? まあ、この価格で旅館はないか。ちょっとがっかり。今回のツーリングは超緊縮予算なので文句は言えません。荷物を下ろして部屋にあった温泉饅頭を食ったらすごくおいしかったのでお土産に買うことにしたが、どこで売ってるんだろうか。休憩して株価チェックしてショックを受けて外湯めぐりに行く。地図を持つのが面倒なので行ったとこ勝負で、手ぬぐいとこれだけで頭も体も洗える海洋性コラーゲン配合のエモアシャンプーのサンプルだけ持って行った。近所から行こう。まずは新田の湯。小さい湯船に6人くらいひしめいたいた。当然シャワーなんぞないので見ずとお湯を交互に入れ頭と体を洗った。そして温泉につかると熱いので参った。結構水でうめるようだが、それでも熱い。あまり長く入っていられず、早々に出た。続いて陽落の湯。ここはすいていた。お湯もちょうどよかった。続いて熊の手洗い湯、ここはなんだか見覚えがあるので昔はいったような気もするのだが、気のせいかな。ここは湯船が狭い。せまいながらに4人入ってぎゅうぎゅうです。しかも熱い。さっさと出る。そしてもう限界です。のぼせてのびそうです。民宿に戻る。こんなんでは12もはいれんな。問題はここでお土産を調達する予定が、土産物屋があまりやっていないのだ。やっぱりここはスキーシーズンがメインなんだろうな。お土産は他に行かないかんようだ。宿に戻る。夕食まで部屋で涼んだ。さすが信州、窓を開けておくだけ寒いくらいに涼しい。夕食になった。ここは1階の広間で食う。ほかに客は2組でカップルと野郎2人ぐみ。メニューはまあまあかな。ご飯は炊飯器ごと用意してありかってに付けて食えと言うことで。遠慮がちに2杯食った。もう一回やどの温泉に入って9時には寝てしまった。夜寒くなって窓を閉めた。さすが信州。

8月14日(土)曇りのち時々晴れ

5時に起きて近所の撮影に行って、6時に朝温泉、外湯の月夜のおぼろの館の前の温泉にいった。2階建てで結構広いところだった。出たら朝市がやっていたのだが、金がないので見れなかった。宿に戻ってきょうの計画を考えるが、まあ、渋滞するだろうからあんまり考えてもだめだわ。しかし、朝飯遅いなあ。案内には7時半とあったが、時間になっても館内放送がかからないので、先に荷物を積むことにした。どうも天気が曇りがちなのが心配だが、まあ、こちとらお天道様となしつけたんだし、大丈夫だろう。荷物を積んでいると、広間でもうみんな朝ご飯食べていた。なんと、朝は時間になったら勝手に広間に行けば良かったみたい。で、急いで食って遠慮がちに2杯食べて、今日はおぎのやで釜飯を食う予定なのであまり食わんようにした。食ったらさっさと出発だ。とうもろこしのゆでたてをサービスでもらった。

バイクにつんで出発だ。颯爽と志賀高原を目指し、途中のみちの駅でとうもろこしを食った。満ちの駅を出て更に進むと、なんだかどうにもわけのわからない道に出てしまったのでもう一度良く地図をチェックした。うーむ、道を間違えている。全然違う道にきてしまっていた。戻るぞ。戻って正しい道に入る。やれやれ、今回はこういうことが多いなあ。それはそれでまあいいのだが、地図を見る能力が落ちてきたんではないかと心配。地元ナンバーのじいさんが安全運転するバンを信号でかわし、いよいよ志賀高原方面に入っていく。

でかい志賀高原の看板があったので写真を撮り、一気に標高を上げていくぞ。すごい道で、すごい見晴らして、道路が空中を飛んでいるようなところもあって、いやー、びっくり。ところどころ、かつて来た事があるような道もあるが、多分まっちゃんと草津温泉に来たときによった道だろう。さらに走っていくと、だんだん渋滞になってきた。志賀高原のいろいろな施設があるのだが、それらは満員で駐車場もいっぱいなのでその駐車場に入る渋滞だ。これはえらいことだが、警備の人の案内で順番に走っていく。なんとか通過してもまた次また次と、急斜面のカーブが多いこんな道の渋滞はバイクにはつらいぜ。しかし、見晴らしはすごい。たしかに周りに迷惑を掛けても車を止めてみたくなるわな。バイクはこの急斜面では怖くて止めることができないが、なんとか渋滞を抜けて駐車場があったのでそこで止めて撮影した。

本当にすごいところで、まるでもう少しで天上界にたどり着きそうな感じ。でも神の怒りをかって緑を焼き払われたような状態。標高は1800米、めっちゃくちゃ寒い。温度は15度だそうです。寒いはずだわ。

そこから一気に草津まで降りる。温泉街こちらの看板に吸い寄せられるように曲がって行く。すると立派で荘厳な建物の温泉があった。ベルツ草津温泉だ。これは入るしかないでしょう。冷えた体を温めるには最適です。900円払って入ります。広くきれいな環境は最高です。展望風呂なので見晴らしも良いです。入ったら生きかえった。解凍した。でもちょっとゆっくりしすぎた。急いでおぎのやへいこう。走り出して、またしても国道を間違えUターンするはめになった。ショートカットの白水線に入ると一番心配していた事態になった。渋滞である。白糸の滝の観光客で大渋滞でとろとろ運転になってしまった。これは困ったが道は1本しかないし、狭いのですり抜けも出来ないし、狭い上に路上駐車もしてるし、無法地帯。そこからさらに軽井沢まで渋滞が続き、のろのろ運転で軽井沢まで進む。歩いてる人の方が早い。1時間くらいかかってなんとか国道18号線にはいり、急いで唯氷峠を越えて行く。いっぱい写真を撮りたいところがあったのに時間の都合で省略になってしまった。涙。

12時におぎのやに着く予定が14時になってしまった。それでも釜飯は食っておみやげを買って、14時半、急いで松本に向かう。本当はおぎのやでもっとゆっくりしたかったのだが、峠で撮影もしたかったのだが、何より、今回のツーリングの最大の目的の霧積温泉は通過になってしまった。だって時間がないもん。では今日の宿の松本まで一気に走るぞ。18号バイパスをかっ飛ばし、再び軽井沢の渋滞を抜け、まず、上田方向に向かう。途中で152号線に乗り換え、あとはもっとわかりにくいかと思ったら、案内標識がしっかりあって、結構すんなり走ることができた。途中の有料道路のトンネルがすごかった。ものすごい山の中を高架の道が走る、どうやって作ったんだろうこの道。

なんとか5時には松本に着きそうなのでやれやれ、コンビニで休憩して、後一息、松本駅に達した。駅前なのでホテルはすぐに見つかったが、ここのホテルは単体であるのではなく、複合施設の中にホテルがあるのだ。参ったな、荷物を運ぶのが大変だ。とりあえずチェックイン、銀行のATM見たいな機械でやるとカードキーが出るのでそれで入ったり出たりする。荷物をひーひー運び、バイクは駅前の駐輪場に止める。ちょっと心配。管理人さんがいるから良いか。

では駅前に繰り出した。最近駅前にあまり期待しなくなったが、ここもまあ、にぎやかだけどお店はいまいちだね。しかたがないのでミドリという駅前ショッピングセンターの蕎麦屋で晩飯を食った。冷やし掛けそばとカレー丼セットが結構うまかったので許す。その後お土産を買ってホテルに戻る。風呂に入ってそうそうに寝てしまった。

8月15日(日)曇り

夜中にガウンが体に巻き付いて気に入らなくて脱いでしまった。気がついたらパンツ一丁で寝ていた。6時に起きた。外の不吉な音で目が覚めた。カーテンを開けると、なな、なんと、

雨が降っているのであった。

しかもしとしとだよ、止みそうにないなあ。がっくり、今回のツーリングは絶対雨が降らないはずだったのに、こんな馬鹿な。呆然としている場合ではない、テレビのスイッチを入れて情報収集である。NHKの気象情報によると午前中は雨だが昼からはれるそうで、何とか早めに回復してくれないかなあ。チェックアウトは10時なのでそれまで様子を見よう。今日は帰るだけなので時間はたっぷりあるし。そう考えて7時になったので朝食サービスを食いに4階のフロントまで行った。もう既に満員で、朝食ってどんなのだろうと思ったらパンとコーヒーだった。おい、これで1泊朝食付きというのか? ちょっと納得いきませんが列に並び小さなトレイを持って4種類のパンのかごから2種類は品切れなので残っている2種類を1個づつ取り、コーヒーは飲めないのでスープにした。それを持って奥のカウンターの空いている席で食った。足りないのでもう2個食った。足りないので、今日は雨だし昼飯が食えない可能性もあるのでたくさん食いためする必要があるので1階のコンビニで食料を調達して部屋で食った。それから雨がやむように祈りつつ、テレビを見て待った。

9時過ぎに空が明るくなり、雨がやんだのでチェックアウト、バイクをビルの屋根のあるところへ移動し、そこで荷物を積んだ。ビルの管理人みたいなくそじじいがどけてくれと抜かしやがるので荷物を積むだけですよと断っておいた。天候とやってることを見ればちょっとは気がつくもんだろうが、自分の仕事の都合しか考えていない了見の狭いじじいは始末に負えんな。10時近くになって出発した。雨はやんでいるし、天候も回復しているので大丈夫だろう。他に走っているバイクは皆さんカッパフル装備なのだが。

しかし、寒いのは何ともしがたい。我慢して走り、19号線に出ると後はその道をひたすら走るだけだった。渋滞をしているかもしれないので高速をさけてした道を走ることにしたが、帰省ピークはまだ始まっていないようで渋滞もなかった。寒い意外は特に問題もなく、どんどん走って行く。1時間で木曽、2時間で中津川まで戻ってきて、途中であまりの寒さにホット紅茶でも飲もうとコンビニによったが、ホットコーヒーしかなかった。あきらめて走り出す。しかし、恵那まで来ると温度も普通になり、何とか走りきることが出来た。

14時着。まっちゃんとみやこ(猫)が迎えてくれた。ああ、今年も終わったなー。

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