8月11日(土)晴れ
暑くて寝苦しいのであんまり寝れんかった。朝4時に起きて飯食って準備して実家からCB1300を取ってくる。朝早いのでエンジン掛けられずに引っ張って持ってきたので疲れた。荷物をくくりつけ、時間がかかってしまった。まっちゃんに昨日の夜に積んどけば良かったのにと言われた。うーむ、その通りだなあ。今度はそうしよう。
5時出発の予定が5時15分ころになってしまったが、まあいいか。ではいってくるということで出発。
いつもの19号線のコスモでガソリン満タンにする。今日はかなりの距離を走るので口元までいっぱいに入れなければいけないが、フル装備ではメインスタンドが立てられずに斜めむいてるのでちょっと目いっぱいは無理だった。隣りのレーンに生意気そうな美人が入ってきて給油した。短いホットパンツから伸びる脚がまぶしい。しかもタトゥ入りですぜお客さん! こいつは良いものを見せてもらいました幸先良いぞ。
スタンドを出て19号を北に向かう。小牧東のインターへの入り口で曲がり、かつてはローリング族の溜まり場だった入鹿池へのルートを走ってインターに入る。反対車線から来る車がほとんどインターに入っていった。こりゃやっぱり混雑してるのかと思いきや、中央道方面に行くのは自分のみで後は全部東名名神方面行きだ。ちなみに、名神高速道路はすでに岐阜羽島で20キロ渋滞です。すんげー。去年の夏のツーリングを思い出すなあ。
一方、こちらは実にスムーズに進む快適な中央道だ。5時28分に小牧東から突入、このインターからの夏のツーリングのスタートは佐渡ツーリング以来でほとんど10年ぶり以上だな。渋滞が予想される妙高高原まではとにかくハイペースで飛ばす。がんがん走る。しかし、やはりお盆休み、普段の朝の早い中央道とは思えない交通量だ。それでも制限速度プラスXXキロで走っていけるのでいいのだが。
出発から約1時間、駒ケ岳でトイレ休憩、お盆だけあってすごい混雑だ。さっさと済ませて出発する。どんどん走る。途中、お盆休みらしいキャンピングカーや、後ろに自転車をのせて走る車や、宮崎ナンバー大阪ナンバーの車もいた。アヲハタの営業車も走ってた。たいへんだなー、仕事なんだ。栗田の営業車も走ってた。がんばれ。
岡谷から長野自動車道、そして上信越自動車道に入って、何度か休憩をはさんで走っていく。さすがに9時を過ぎて10時ごろになると走っているときはいいが、PAで止まるとめちゃくちゃに暑い。この先大丈夫か? トイレと水分補給をまめにしながら先を急ぐ。
そして遂に、妙高高原の渋滞に突入した。渋滞の理由は、なんと、高速道路のこの区間は、まだ半分できなのね。一般国道と同じ中央分離帯のない、対面車線通行なので、それまで2車線でかっとんできたら当然詰まるわな。なんということだ、それならそうと言えよ。うーん、クシタニ店長が、東北ツーリングのコースで途中から下道を走ったわけがわかりました。これでは高速も下道も変わらないかもしれん。
何にしろ、このくそ暑いのにトンネルの渋滞をノロノロ走っているわけにいかないぜ。すり抜けで走って、10キロほどの渋滞を突破した。後ろからきた速そうなバイクには道を譲った。
渋滞地帯を抜けたのでちょっとほっとしてPAで休憩をとる。なんか食おうかと思ったが高いのでやめ。そして、ガソリンの残量を確認すると、残り2目盛り、これは給油しないとやばい。が、なんと、次の給油ポイントまでは50キロ以上あるではないか! ああ、そういえば、この先、給油ポイントなしって看板があったなー、あの時給油しとけば良かった。後の祭である。仕方がないので、最悪の場合は途中で下道に降りることにした。幸い、時間がまだ余裕なので、それくらいのロス何とかなるだろう。
環境にやさしい低燃費走行に切り替えて、制限速度厳守で走る。次の給油ポイントの米山SAの手前10キロくらいで目盛りが警告になった。まさしくぎりぎりだぜ。なんとかガス欠を回避してスタンドに入る。ラッキーなことに出光である。クレジットカードmydoカードで給油なのである。実際に給油すると、ガス欠寸前と焦ったわりに18リットルまで入らなかったので、実はまだまだ余裕であったな。うーむ、つくづく小心者だな。
ガソリン満タンで一安心、いよいよ問題の災害地域に入るのだが、相当な渋滞や最悪通行止めなどを覚悟していたわりに、実にあっけなく通過できた。渋滞も工事もまるでなし。ただ、柏崎ICは一般車両が利用できないことになっていた。不要な車両の流入を防止するためだろうな。災害区間制限速度50キロと看板が出ているが、皆さん全然おかまいなしのスピードで走ってるし。それ以外は特に何もなく、高架から見下ろす街も、見える範囲内では大きな地震があったようには見えなかった。
長岡ジャンクションを抜けていよいよ新潟中心部に入ると、さすが米の国コシヒカリの国あたり一面に広がる田んぼの緑が目にまぶしいぜ。なんという神々しい光景であろうか。日本人はやっぱりお米ですタイ! なぜに九州弁?
高速は終点の中条インターまで行った。どうせなら終点まで走りたかったし、このくそ暑いのに、新潟の中心地の街中に降りるのはいやだし。でも中条インターをなめておりました、結構な交通量で、料金所は渋滞になっており、通過にもたもたすると顰蹙もんだ。お金を用意しておいたのですばやく対処できた。ちなみに、前のライダーも同じことやってた。
出発から7時間くらいかかってようやく高速道路から開放された。長いこと走ったな。まずは腹ごなしだ。インターを降りてすぐにセブンイレブンがあったので速攻で入り、お茶とおにぎりを買って食った。そして、まだ時間があるのでツーリングマップルに載っていた「塩の湯」に行ってみることにした。113号線への道をまっすぐに行ったらすぐに見つかった。大きな看板に建物が3棟あり、どれかわからず悩んだが、真中のだった。バイクを駐車場に止めてタオルもって建物に入る。発券機で350円の入浴料金を払い、係の人に「貴重品はロッカーに入れてください、100円は戻りますから」と何度も言われて風呂のほうに行く。休憩スペースには割と人がいたが、脱衣所には全然いなかった。汗でべたべたの革ジャン革パンを脱いで貴重品は言われたようにロッカーに入れてお風呂に行った。客は他に一人だけだ。体を洗ってお湯に入ると気持ちいいいいいいーーーーこれはいい。しょっぱいお湯が身体にいい。汗がきれいに流れ落ちていくぜ。でもまた汗くさい革ジャン革パン着ないかんのだけどな。
熱いので湯あたりすると注意があったので、長湯しないで早々に出た。脱衣所で扇風機にあたってあーええ気持ち。装備を再び着用する。うむむ、ちょっと気持ち悪い。休憩スペースに移動してポカリスエット飲んだ。十分に休憩して温泉を出た。
後は特に何もないので今日の宿に向かう。113号線を看板の案内どおりに進む。高速道路の建設中で道が妙な回り道になっているが、なんとか荒川温泉郷についた。時間が早いのでもう少し足を伸ばしたが、山形の小国まで行っても特に何もなかった。道の駅でUターンして、今日の絵葉書をお土産屋によって探したがなかったのであきらめた。
宿にチェックインする。他に釣り客若いファミリーもチェックインしてた。部屋は松の部屋で8畳、裏の川が見えるナイスビューな部屋だ。レポをつけて早速温泉に行ったら、大浴場は家族貸切時間だった。小浴場も他の客が入ってたのでやめ。もう少し待つか。そうしていると晩飯の6時になった。ここは部屋食なのだ。しかし、待っていても全然来ないよ。ようやくきたのは7時近かった。仲居さんが遅くなってすいませんと謝って料理を並べてくれた。普通の料理だった。豪華絢爛で食べ過ぎるよりこういうののほうが良いな。でも持ってきたおひつのご飯を全部食ってしまったので満腹です。食ったらやっと温泉だ。小浴場に入ってゆっくりする。ここは贅沢にもかけ流し100パーセントだぞ。風呂上りのお肌のつるつる感が全然違うな。風呂を出たら今日は朝が早かったのでさっさと寝てしまった。