ユーザー車検体験記
12月上旬
雑誌などで情報を集める。不合格でも、当日中に民間車検場で直してもらえばOKらしい
12月中旬
自賠責保険の契約を更新。書類は今の自賠責がきれてから発行される。
1月8日
自賠責保険が届く。車検場に予約申し込みをする。午前中は混雑していてつながりにくいらしいが、5、6回目につながる。明後日の10日に申し込む。午前か午後かと聞かれ、午前にした。受け付けは9時から11時までにすること。名前と登録番号をいって、予約番号11をもらった。いろいろ聞きたいことがあったが、忙しいのかガチャンとあっさり切られた。整備手帳を2年分つけた。
1月9日
雪が降って明日は大丈夫か心配。
1月10日
雪が残っているが天気は良くなってきたので行くことにした。陸運局について入り口からすぐのところの受付に行くと、ユーザー車検は1番奥の窓口へと言われそこで予約番号を告げる。書類の確認をしたら、今度は申請書を用意しなければならない。なぜかわからないが、別の建物にそういった仕事をやるセクションがあり、そちらで「検査申請書」「検査書」「重量税納付書」をもらう。検査申請書には1400円の印紙を貼り、重量税は5000円の印紙を貼る。自分は定期点検をオートハ ゙イに付いてきた整備手帳を使ったが、整備書はここでももらえる。さらに知らなかったが、ここで自賠責保険も契約できるのだ。
必要事項を記入して窓口に持っていくと、古い方の自賠責保険証が必要だといわれた。新しいのは2月1日からになっているので、1月31日までの保険を証明することができないのだ。家に電話をして嫁さんに持ってきてもらうことにした。待っている間に「ユーザー車検を受ける方へ」という張り紙を見たら、事前にテストの流れなどを勉強しておいてくださいと書いてあった。にわかじこみでやってきてトラブルをおこす人もいるらしく、そういう人は検査をお断りしますとまで書いてある。自分はそうならないように検査場の見学とパンフレットをよく読んだ。
午後の検査が開始された。再度受付をして、検査場に行き入り口にならんで待つ。
後ろに来たオートバイの人はヘルメットもグローブもしていなかったので、検査のときに声が聞こえないから外した方が良いのかと思い自分も外した。検査員の人が来て書類を確認して、ホーン、ライト、方向指示機、ストップランプの検査、車体番号、エンジン番号の照合を行った。続いて検査レーンに入る。後ろのオートハ ゙イの人はバイク屋の人で、2台同時に受けることになっていろいろ教えてもらった。
最初にブレーキテストで、フロントタイヤをテスト台に乗せると機械が動きだし、「ふむ」の電気がついたら両方とものブレーキをかける。両方かけないと転ぶらしい。リヤブレーキも同じようにやって、続いて光軸検査だ。停止線まで進んでライトを上向きにする。機械が動き出し、勝手に調べてくれる。終わり。検査書はいちいち記録してくれる機械があって、そこに入れなければならないのだが、一緒に受けた人がやってくれた。テストは終了し、検査場の最終窓口があり、書類を全部提出する。チェックが終わると最初の窓口に戻って、検査書、申請書を提出すると、新しい車検証がすぐ出てきた。この間約1時間半。
本当にあっという間だった。かかった費用は全部で34242円。多少の手間はかかったが、ずいぶん安く上がった。 車検を終えてわかったのは、本当にちょっとした検査だけだということだ。だから、合格して安心できるものではない。大切なのは日ごろのメンテナンスだ。よく言われる「ユーザーの管理責任が重くなった」の言葉を実感する1日だった。