8月10日(水)

寝苦しくてよく寝れんかった。で、起きたら6時を回ってた。いかん、急いで朝風呂に入り、荷物を整理する。天気はバリバリに晴れているじゃないか。様子を見る為に外へ出てみた。朝飯前の散歩だ。いい感じである。さすが山の朝は気持ちがいいのであった。

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飯食ったらすぐ出発だ。7時ちょっと前に行ったら朝食バイキングはもうやってた。彩良く選んで食った。ご飯お代わりしたが、焼き鮭が美味かったもんでちょっと足りんかった。杏仁豆腐デザートにした。

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食ったら荷物を積み込んでチェックアウトだ。バイクを出そうとしたら、なんだかよくわからないが、女子高生軍団が玄関前に集合しているではないか。すげー注目されているではないか。これはかっこいいーとかすてきーとか思ってるに違いない。そのイメージを壊さないようにするのも大人の勤めだ。くっそー、緊張するなあ。これまで培ったオレ様の全技術を結集し、女子高生の間を抜けて颯爽と発進したのであった。エンストしなかったので良かった。ホントよかった。肩の荷がおりたよ。

バリバリに晴れているので、予定通り三国峠に向かう。調子よくかっとんで行く。二年前のリベンジだ。晴れの三国峠を拝んでやるぜ。絶好調だぜ。のはずだった、の、だが、にわかに雲行きが怪しくなってきた。大丈夫だぜ、昨日も一昨日も結局雨は降らなかったぜ、絶好調だぜ、のはずだった、の、だが、雨が降ってきた。大丈夫だぜ、すぐやむぜ、絶好調だぜ、のはずだった、の、だが、本降りである。ダメだ。これはダメだ。引き返せ。このままでは二年前の二の舞だ。無念である。涙を飲んで反転を決断したのであった。くそ。途中で橋梁が見えたので写真を撮っといた。せめて一矢報いることはできた。

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下界まで降りて来ても天気は曇りのままだ。しかし、路面は濡れていないので降ってはいなかったようだ。朝のバリバリの晴れはどうした。どこへ行ったんだ。おかしいこんなはずはない。しかし、現実は厳しいのであった。いつ雨になるかも知れないので予定していた幌加温泉も通過して、とりあえず阿寒湖方面に向かった。あっちの方は晴れてそうだ。とにかく十勝には雷注意報が出ているから危ない。ここを脱出だ。

どんよりとした天気は、しかし回復の兆しも見せず、予定より早く阿寒湖に着いたが、状況はいっこうに好転しない。っていうか釧路に入っても、釧路に雷注意報って表示出てるけど、早い話が北海道全域だろ。アイヌコタンの駐車場にバイクを止めて、お店を見て回り、お土産を物色していたら、遂に雨が降り出した。本降りである。お店で雨宿りしてなんとか止まないか待っていたが無駄であった。無念、雨装備にして阿寒湖を離脱、こうなると、もはやどうしようもない。今日の宿をひたすら目指すのみである。この糠平から阿寒湖屈斜路湖コースが二年前のリベンジコースであった。あの二年前の全行程雨の北海道の屈辱を晴らし、高らかにファンファーレを鳴らすはずであった。しかし、現実はかくも悲惨であった。見事に返り討ちなのであった。もうやんなっちゃた。もう帰る。くそ。

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雨の中ひたすら走って休憩するところはないかと思っていたら、道路脇の防風が雨宿りできようになってた。早速そこへ避難した。ああ、そういえば二年前もこうやって雨宿り休憩したなあ。全くリベンジできず。行き交うライダーに手を振って声援をを送る事しか出来ないおのれの無力さにがっくりなのであった。

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このまま単純に走って行くと間違いなくチェックインの時間より早く着いてしまうので、時間潰しに雨でもいいから美幌峠に行って見る事にした。思えば二年前、あまりの雨続きにブチ切れてしまった屈斜路湖、そこを経由して進む。すると、美幌の方は青空が見えているではないか。そして、奇跡が起きた。急激に天候は回復してきたのだ。雨が止み、雲が消え、青空が現れ、陽がさしてきた。おお、これが今回のてるてる坊主の底力か!

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美幌峠に着いたらライダーが、いっぱいだった。みんなムレムレカッパだった。交わす会話はどこで降られてどこで晴れたか、みんな、今日はあちこちで晴れたり雨に降られたりしてきたようで、お疲れ様です。しかし、取りあえずここは晴天だ。楽しませてもらうぜ。

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展望台から屈斜路湖を見物して、お土産屋さんを物色し、バイクと一緒に看板を写真に撮ったりした。そして、バイクに戻って出発、屈斜路湖へ降りるのであった。

その途中にひまわり畑を発見、ここはこれまでになくでかい規模だぞ。バイクを止めて撮影会だ。

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ひまわりを撮りまくり、この勢いで池の湯に入ったる。まずは和琴半島に行くと、子供連れで賑わっていた。2年前は低温が心配で入れなかった露天風呂は子供プールと化していた。キャッキャと叫ぶ子供たちと親が微笑ましいではないか。うむ、これでは入れんなあ。次にコタン露天風呂は観光客の見物対象であった。凄いねこんなところに温泉があるよ誰が入るのかしら、などとおばさま連中が好奇の目で見ているのであった。これも入れんなあ。最後に池の湯だが、残念ながら今回も見つけることができなかった。こんな事ならもっとしっかり場所をリサーチしておくべきであった。ああ、池の湯、池の湯は一体どこにあるのだろう。

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というわけで、結局、今日は温泉に入ることはできなかった。がっくりである。こうなったら、川湯観光ホテルでたっぷり入ったる。しかし、まだ3時前なので、どこか時間を潰すところがないか考えて、今更行っても仕方がないけど摩周湖に行くことにした。

しかし、ここでまた天候が急変してきた。雲がもくもくと現れ雨が振り出した。げ、この期に及んでまた雨かよ。もう帰る。ホテルに向かった。

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川湯観光ホテルに着いたら、またかーっと陽が照ってきた。なんちゅう性格悪いお天道様だ。おまえ、友達いないだろ。しかし、ここでまた他のところへ走り出す気にもならず、チェックインすることにした。バイクは屋根付きの専用駐車場に止めて、荷物を持ってフロントへ。チェックインを済ませて部屋に案内してもらう。今回のツーリングでははじめての和室だ。やっぱり和室はゆっくりできるな。荷物も遠慮なく広げる事が出来るしな。で、荷物の整理をしてから温泉に入る。

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ここは男湯が2階女湯は3階で固定している。エレベーターを2階で降りて、案内表示の方に進むと温泉があった。脱衣所は広く、脱いだものをカゴに突っ込んで風呂場へ。まず体を洗う。カランが温泉の影響でボロボロだ。体を洗って、一番大きい湯船になんも考えずに入ったら熱かった。高温の表示があった。しかし、川湯温泉は高温湯が売りである。そんなことにビビってられるか。無理やり入った。意外に入ることができたのだが、別の問題が発生した。川湯温泉は強い酸性で、要するに細かい傷や皮の剥けたところにしみるのだよ。この夏の暑さで汗疹が全身にできているアトピー体質人間にはこれは辛い。痛いんだよ、かなり痛い。湯から上がっても痛いので、困ったと思ったら白湯もあったのでそこで温泉成分を洗い流すとなんとかなった。温泉成分を流すなんて、ああ、勿体無い。そこでもう一回、酸性湯に入り、やっぱり痛いので白湯に入るを繰り返すのであった。あれ、ヤバいじゃん、これってイタイのがカイカンになりつつあるじゃん、イケナイ世界じゃん。女王様じゃん。と思いつつ、何度も酸性湯と白湯を行ったり来たり、なにやってんだかわけがわからん。適当なところで切り上げて風呂を出る。

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6時から晩飯だ。それまでツーレポをつける。そして時間になったらレストランへ行った。客が集中してた。ほとんどの人の夕食が6時からみたいで、満員である。で、席に案内されて、バイキングだと言われた。なんだよ、またバイキングかよ。もう自分でやらないかんから、めんどーだから、いやなんだよなバイキング。食い過ぎるしさ。でも文句を言っても仕方が無いので、会場に移動しトレイに皿を載せ、料理を選ぶ。選ぶほど無いんですけど。それでも適当にチョイスして、それからご飯と味噌汁をもらおうとしたら、噴火汁という白い鍋があった。美味そうなので一杯もらう。席について食い始めたらこの噴火汁が激ウマなのであった。

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この芳醇なまったりとしたデラうまいのであった。病みつきだよ。ここは当然、お代わりでしょう。瞬く間2杯3杯と重ねて結局4杯食ってしまった。うーむ。おかずはこれだけでよかったな。バイキングの他のものは必要なしでした。そして案の定、食い過ぎたんであった。部屋に戻ってウンウン唸って夜はふけるのであった。神社のお祭りに行く予定だったのに、スタンプラリーでタオルをもらうつもりだったのに、くそ、無念であった。

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