8月12日(木)

起きたら今日も晴れだった。もう寝てられなくて5時前には起きてしまった。温泉旅館でもないので起きても朝風呂に入れるわけでもないのに何すんだ?でも起きた。荷物整理をしたりツーレポつけたりして時間を潰した。机がないのでその代わり意味もなくでかいソファがあるからそこに寝そべってツーレポつけた。適当なところで切り上げて荷物をまとめてバイクに積んでおく。朝飯までまだ時間があるのに、もう出発する客が二組もいた。素泊まりか。バイクが既に何台も走って行くのが見えて、くそー早く出発したいなーと悶える。しかし、朝飯までまだ時間がたっぷりあった。

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悶々としてその時間を過ごしようやく朝飯である。速攻で食って速攻で顔を洗って速攻でチェックアウトした。女将さんが早く出発したそうだったから朝飯準備頑張ったけど、結局いつもに時間になっちゃった、と言ってた。まあ、そんなもんですよ、なんでも。

発進である。いっけー!と、かっとび全開にしようとしたら、ガソリンが無かった。あ、昨日入れてなかった。給油しなければと、目を付けてた出光に行ったらまだ営業時間前だった。げ、ヤバいじゃん。国道まで出て、何件か回ってようやく営業しているスタンド発見、速攻で給油満タンだぜ。くそ、予定外に時間を食っちまった。こんなことなら昨日入れとけば良かった。でも、宿のバイクを止めるところがどんなんかわからんから重量が増える満タンでチェックインするのは嫌だったもんね。

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人馬ともに満腹満タンで、準備は万全、いざ行かん、北海道最北のサロベツ原野道道106号!天気も絶好調、二年前のリベンジ達成だぜ。エキゾーストも高らかに走って行く。途中で止まって写真を撮る。昨日オホーツク街道をガンガン走ったんで、今日はゆっくり行こう。

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風光明媚なライダー憧れの道だからのんびり楽しんで行こう。ということで、やたらめったら止まっては写真を撮る。今回つーりんぐには初めてのNikon超広角レンズがバリバリに活躍なのであった。望み通りの北海道らしい写真が撮れてるといいな。

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そんなこんなで走って来たサロベツ原野106号から豊富温泉に向かう444号線に曲がり、えーっと、どこだったかなと思いつつ走って行ったら案内看板発見、まったく道に迷うことなく到着した。

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バイクを駐車場に止めて手ぬぐい持って建物の方に行く。入浴券を発券機で買って係りの女の人に渡すと、お風呂は二種類あって、左の方ねと教えてくれる。大丈夫です、二回目なんです、ここに入りたくて道北まで来たようなもんだ。左の一般客用風呂場へ行く。脱衣所にたちこもる独特の臭い、これだよ、これこそ油温泉だよ。うほほーいと脱いでいそいそと入りに行く。体を洗ってザンブと湯に浸かる。少し熱めの湯に浸かる。油が浮いてる。この油がポイントなのさ。窓からは青空と白い雲が見えて最高ですね。もうこのままここに居たい。帰りたくない。しかし、少し熱めの湯で、多分に油を含む湯は実に重たく、長湯できないのであった。何度も入ったりでたり繰り返して、あ、のぼせてきたと思ったので出た。出たらクールダウン、そして装備装着、温泉を出た。ぷはーな熱さで暑かったが、外に出たら涼しいので気持ち良い。手をみれば良くわかるが、しっとり濡れた様なお肌になっているのさ。これが油温泉クオリティーだぜ、おそれいったか、ってオレが自慢することではない。

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さて、道北でやりたいことはすべてやった。南下するぞ。国道40号線に出て、一気に旭川を目指す。途中、音威子府でどーんと現れた雨雲に突発性雨を食らったがすぐ止んだ。ちょっと寒くなったのでセイコーマートで缶コーヒーを買って飲んだ。そして再び走り出す。どんどん走ってどんどん走って、名寄の辺りまできて道の駅で休憩する。その後、バイパス無料開放中の表示を発見、そっちの方が速いかと思ったんだが、マップルを見てもそんな道載ってないぞ。あ、そうか、おれのマップルは2005年板だった。載ってるわけねーよ。どこまで行くのかわからん道にはいることもできないのでやめた。いつの間にか有料区間に入って、法外な料金を請求されたら困るしな。

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地道に下道を走って、恒例の塩狩峠までやって来て、閉鎖されたユースホステルの廃墟前で停車した。まだ残ってたんだ、この廃墟。いつもながらここへ来ると感慨無量なのであった。なんでこの場所にこんなにこだわるのかと言うと、昔のレポ見ろ。

再び走り出す。旭川まで来た。大雪山は雲に覆われていた。明日、天気が良かったら三国峠に再チャレンジも考えていたのだが、これではビミョーだな。

美瑛富良野方面へ進むと、一気に観光客風の車両が増産される。よくよく見ると、すべてわナンバー、レンタカーだ。ヴィッツとかマーチとか、乗ってるのはカップルばっかり。クッソーいちゃいちゃしやがって、ライダーの前でいちゃつくカップルは許せん、などというのは昔の話だわな。今じゃそのカップルより年上で家族持ちのほうが多いもんなーライダーって。こんな時代が来るとは誰が想像しただろう。未来とはかくも不可知である。

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美瑛に着いた。取りあえず情報収集と思って、道の駅に入った。「びえい丘くら」というところで、道の駅というより、観光センターみたいだった。パンフレットをもらって、これからの作戦を練る。まずは温泉だな。白金温泉に行って、それから十勝岳温泉だ。そうと決まればさっさと出発する。案内板の通りに山に向かう道をまっすぐに進む。途中で青い池ってのがあって、すごい渋滞してたが、ありゃなんだ?そんなにすごいところなのか。行けば良かったかな。まあいいや。

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白金温泉に着いた。まずはデカイホテルがあった。あ、ここ泊まろうと思ったホテルだ。料金高いからやめたけど。で、目的の保養センターはどこだ?わからんので観光案内の看板を見ると、奥のほうにあった。そちらへ行って建物の前にバイクを止める。見ればなんか大丈夫かなと思える建物、廃墟?とまではいかんが、閉鎖しましたと張り紙があってもおかしくない感じ。ビビりながら歩いて行く。熟年夫婦が出て来たので営業はしている様だな。重い扉を開けて中に入ると、異様に閑散としたホール、それにもの寒い受付、誰もいない、と思ったらホールの向こうからおっさんが現れた。温泉に入りたいことを伝えると、どうぞと言われてブーツを脱いで上がる。入浴料300円を払う。靴はそこの下駄箱へ入れて、温泉は階段を降りたところ、と教えてもらう。

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下駄箱、とやらの方へ行ったら、まあ、確かに段のある物置があった。ああ、確かに下駄箱かもしれんが、そうじゃないかもしれん。なんにしろロングブーツは入らないのでそこへ置いて、階段を降りる。左に温泉がある。手前女湯奥が男湯。普通逆の様な気もするがまあいい。男湯に入ると、狭い脱衣所に狭い風呂、もともと保養センターだからな、いや、今もそうなんだけど、機能はしてない様だけど、入浴はオマケの施設だからこういう味も素っ気もないのになったんだろう。でもそれが逆に良かったりする。質実剛健、チャラチャラしたところは無し、体を洗って湯に浸かる。良い湯である。さすが垂れ流しだね。湯の鮮度が違うぜ。でもちょっと熱い湯だね。あんまり長湯できん。それに場所が地下?なのか、小さな換気扇があるだけなんで、これでは建物が痛むだろうなあ。何度か入ったり出たりして、タンノンしたから上がった。

白金温泉を出たら、次に行きたいのは美瑛に来て最初に見た丘の光景だ。二年前の北海道ツーリングで、丘があるのは富良野ではなく美瑛にあると知って吃驚仰天、その衝撃の丘のある光景、あれが見たい。で、どこだったっけ?看板が出ている。こういうところは観光地、サービスが行き届いております。でも、三愛の丘だったか、なんたらの丘だとかイロイロあってよく分からん。うーん、まあいいや、一番上の三愛の丘にしよう。多分そうだろう。ということで、案内板に沿って走って行く。

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時間的に日が傾いて来て、写真家の好む状況になってきたわけで、いい感じなのである。橋を渡って、ああ、この光景は見覚えがあるぞ、と思いつつ進んで行くと、果たして、あの光景が目の前にひろがってきたのであった。まさしく感動の一瞬、全米が泣いた。素晴らしい。素晴らしいったらありゃしない。バイクを止めて、写真を撮る。全然変わってないねーいいねー。このままずーっとこうだといいねー。ここに住んでる人が羨ましい。でもたまに来て見るからカンドー出来るのだろうなあ。ここを見たら後はもう良し。満足。満足度120%だ。富良野の方に行ってみよう。

国道を走って富良野に向かう。今日の宿、北海道最後の夜はフェニックスである。アルペン山荘フェニックス。スキー客向きの民宿で、スキー場の向かいにある。富良野は北海道にくる度に必ず来てるんだが、未だに何があるのかどこにあるのかさっぱり分からん。それだけ広いんだな。ラベンダー公園の看板もあったが、まあいいか、通過した。そして、スキー場のある方に進んだ。この辺りは以前より立派になったような気がするな。ホーマックなんてあったっけ?スキー場の坂を登って、突き当たりを右折、するとアルペン山荘フェニックスがあった。

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横の駐車場にバイクを止める。一時期大流行したゴーゴーに乗ってる女の子がこっちに来てこんにちわーと挨拶するのでこんにちわーと答えて宿に入った。女将さんが出て来て、荷物を下ろす間もなく、館内の説明と部屋へ案内された。和室の広い部屋だった。広さだけなら今回のツーリングでは最大だな。説明を聞いて、荷物を運んだ。風呂に入れるというので入った。普通の風呂はひさしぶりだな。ここは風呂が地下にある。地下に風呂を作るのが流行なのか。2、3人で満員の風呂だ。体を洗って湯に浸かる。こういう質実剛健な風呂はいいねー湯の鮮度が違うね。オレには分かる。え、ここはただの風呂だった?

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晩飯は6時から、食堂で食った。ここはスキー食堂も兼ねてるのでそういうつくりだ。晩飯は今回のでは一番まともな方だったな。バイキングばっかりだったもんな。特にメロンみたい漬物がすげーうまかったんで、お土産に欲しいです。女将さんに熱気球に乗りたいと言ったら、うーんとねーえーっとねーと説明がはっきりしない。ごめん、電話して聞いてみるわーと、確認してもらい、後ほど連絡が来た。それによると、5時30分に確認電話して、6時7分に4軒向こうのでかいホテルに送迎バスがくるのでそれに乗ればよしとのことでした。明日は早く起きないとな。ごちそうさまーと、部屋に戻ろうとしたら猫が3匹現れた。にゃあにゃあ言ってる。ここの猫なんですか、と聞いたら、ゴーゴーの女の子が、ここの娘だったんだが、あのねー、のらだったのー、それでねー子供を産んだのー、ミーちゃんがお母さんなのー。みんな男の子なのよー、はじめは5匹いたのにどっかいっちゃったのー、と実に一生懸命説明してくてた。あんまりよくわからんが、まあ、うーむ、実にかわいい。

それから部屋に戻って、ツーレポつけて寝た。冷房なしでも十分涼しいと言うか寒かった。

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