8月16日(木) 雨のち曇り

層雲峡 → 美瑛・富良野 → 日高・夕張 → 札幌 → 苫小牧・苫小牧東港

 

4時に起きたら雨がザーザー降っていた。もう一度寝て5時に起きたら雨がザーザー降っていた。もう一度寝て6時に起きたら、やっぱり雨がザーザー降っていた。マジかよ。マジ降ってるよ。何だよ、最終日なのに、最後に北海道を楽しむつもりだったのに、宝くじが当たったらGTRを買うつもりだったのに。仕方が無いから温泉に入って作戦を考えることにした。

CIMG0936
CIMG0936 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0938
CIMG0938 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0940
CIMG0940 posted by (C)keiichi_w 

しかし、温泉は昨日とチェンジしていたので、昨日と違うのであった。今度の温泉は露天風呂であった。層雲峡の高度のあるホテルの最上階の露天風呂、まさしく天空の湯であった。雨が残念であった。うーむ、残念でも気持ちいい。いやー、気持ちよかった。えーっとなんだっけ? 作戦は全く考えとらんかった。いかん、いかんぞ。これは脳が糖分を欲しがってる。脳内活動に糖分は不可欠だ。この期に及んで、満席ですと待たされたらかなわんので朝食は時間の10分前に集合した。そしたらもう10人くらい集まってた。みんな考えることは同じだな。

CIMG0952
CIMG0952 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0951
CIMG0951 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0953
CIMG0953 posted by (C)keiichi_w 

朝食は時間通り入れた。で、和食の料理を選んで、日本的朝食で食って、それから洋食の料理を選んでモーニング風にして食った。オレくらい旅慣れると、こんな事だってできるのさ。バイキングとは思えない上手なチョイスだろ、と自画自賛するのだった。バイキングは落ち着かんが、いろいろ探していろいろ食えるのは楽しいな。食ったら部屋に戻って準備して、荷物をバイクに積み込んで、それからチェックアウト。アンケート用紙を書いて持って行ったら粗品にお箸を貰った。ラッキー。雨で富良野で買えんかもしれんので、ホテルでお土産を買って送っといた。

観光バスの出発時間と重なったので、ちょっと待ってから、雨の中出発した。旭川に向かって降りて行く。こうなると昨日三国峠に行っといて正解だな。雨に煙る層雲峡もsこれまたいい感じなのであった。いい感じだと思いつつ、タラタラ走っていたので観光バスに追いつかれた。ペースを上げて走る。山を降りたら雨は止んでいた。出光があったのでガソリン補給、早めの給油がポイントだな。空が明るくなってきて、旭川に入り、美瑛に向かう道道号線に入ったら、青空が出てきた。こりゃ晴れるか。調子良く走っていくと、美瑛につく頃にはかんかん照りになってきた。暑い。セイコーマートに緊急避難だ。レインウェアを脱いで喉がカラカラになったのでセイコーマートオリジナルスポーツドリンクでミネラルを補充、そしたら、雨装備ライダーがやってきて、雨はどうですかと聞かれた。旭川から走ってきたけどあっちは晴れてますよと答える。ライダーは富良野は土砂降りですと情報を教えてくれた。マジかよ。レインウェア脱いでいかんかったかな。まあいいや。セイコーマートをあとにして走って行く。

CIMG0961
CIMG0961 posted by (C)keiichi_w 
   

確かに、富良野方向はどんよりしてるな。こっちは晴れて青空なのに変な天気だな。とりあえず、美瑛の道の駅に寄って作戦を考える。売店に入って、ここは絵はがきがあったはずと思い、探したらあったので買った。そして、郵便局まで行って窓口で出した。そしたら、窓口に北海道限定のキタキツネとかヒグマのフィルムシートハガキが並んでた。なんじゃこりゃあーと手にとって叫んだら、郵便局員が、この客食いついたあああああーとしたり顔で畳み掛けてきた。営業の世界ではこれを強いクロージングっていうんだよ、憶えとけ。これは何がどうでこうでと一生懸命説明するので、まっちゃんに送って、他の人にも送ってと思ったんだが、住所がわからんからあきらめた。で、道の駅に戻って、美瑛の観光地図を見てたら雨が降ってきた。うーむ、予想通りだな。こうなると思ってここで待機してたのさ。オレって用意周到なのさ。

レインウェアを再び装備して走り出す。富良野に入って、いつもの富良野のセイコーマートまで来た。そこで一時退避。恒例のセイコーマートオリジナル缶コーヒーを飲む。同じ雨宿りライダーとしばし談笑。彼はフルレザーライダーであった。袖なしデニムを重ね着する正統派である。レザーは雨が嫌いだーと激しく同意できる会話に大いに盛り上がったのであった。でも雨はやまなかったので、再びレインウェア着用で出発した。

こうなると、風景色系は楽しめん。となると食い気である。食い気、やはりトリトンか。良し決定、札幌を目指すぞ。ちょっと遠いかもしれんし、道が良くわからんし、幾多の試練が待ち受けているだろうが、恐るな、進むのだ!

で、野を越え山越え谷越えて、晴れと曇りと雨を繰り返し、長い長い旅路を3時間走って、札幌まで来た。で、距離は大変だったが、意外に迷うことなくトリトンに着いた。おかしいなあ、もっと道に迷って結局辿り着けないパターンが多いのに、今回は幸運に恵まれてるとしか思えん。ここは本当にトリトンなのか。キツネに化かされてるんじゃないか。などと思ったが、看板は回転寿司トリトンとデカデカと出てるもんな。

CIMG0967
CIMG0967 posted by (C)keiichi_w 
   

もう全然晴れてるのでレインウェアを脱いで、お店に入った。カウンターに案内された。まだ空いてるのでヘルメットは横に置いていいですよと言われたので置いた。座った。とても華やかで勢いがある店内だった。威勢のいい掛け声が飛び交う。女の子店員が汁物は何にしますかと聞くので、鯛汁を注文した。握ってる店員さんがお薦めはボタンエビっすというので注文した。そしたら伊勢海老みたいな大きさの海老が乗ったのがきた。なんかおかしくないか。鯛汁がきた。なんで丼に入ってるのだろう。シャケが食いたかったのでサーモンが回ってきたので取った。そしたらシャケがでかい。あまりのでかさに皿に乗り切らんくてとぐろを巻いてる。何という恐ろしい寿司屋だ。噂以上の恐ろしさ。生きてここから帰れるのか。生き残らねばならぬ。サバイバルナイフ、ランボーモデルを手にして巨大なボタンエビに挑みかかった。死闘の末、やっつけたぜ。次は鯛汁だ。蓋を取ったら巨大な鯛が襲いかかってきた。クッソー負けるものか、千切っては食いちぎっては食う、しかし、その間にハマチだのイカだの次々に現れるのであった。恐ろしい波状攻撃であった。このままでは部隊は全滅だ。何とかせねば。だか敵はここで容赦無く時シャケを送り込んできたのであった。北海道でも貴重な時シャケがおそいかかる。苦戦をしいられたが、なんとかやっつけたぞ。しかし、もはや胃袋が限界です。でも食いたいです。だって美味しんだもーん。デラ美味しいよ。シャリがうまい。具がでかい。でかいというか長いんだよ。

CIMG0968
CIMG0968 posted by (C)keiichi_w 
   

通常の寿司より2倍弱はある。当社比。地元の人の食い方を見てると、注文するんだよ。回転してるのに手を出しつつ注文する、それがかっこいい食い方みたいだ。なんか注文しないと、いかにも観光客ライダーみたいでかっこが悪いじゃん。いや、実際そうなんでしゃあないですが。でも何か注文しよう。そこでオススメメニューを見たらサンマがあったので注文した。厚岸のサンマだ。思えば初めての北海道ツーリング、厚岸も宿で散々腹一杯食ったあとにサービス出てきたサンマの刺身、全然食えんかった。あれ以来、厚岸のサンマを食うのは夢だったんだ。積年の無念が今果たせるのだ。ヘイお待ちとすぐできたので食ったら美味かった。もう胃袋限界だ。お愛想。こんなに食ったらいくらかと思ったが、其れなりの金額で住んだのでよ買った。玉子焼き食えば良かったか、それよりマグロまで辿り着けんかったなあ。でも大満足なのであった。北海道サイコー。

バイクに戻って苫小牧へ走り出す。国道39号線をひらすら走って苫小牧市街にきた。帰ってきちゃったなあ。いよいよ終わりだなあ。いろいろあったけど今回の北海道、素晴らしかったよ。良かったよ。来て良かったよ。

最終は恒例のイオン苫小牧である。ここのイオンラウンジでお茶するのが恒例だったんだあ、今回のツーリングが非常に良かったということで、昨年心残りとなったスタバの北海道限定マグカップを買うことにした。お店に入ってチャイティーとマグカップを買った。包装してくれたマグカップをテーブルに置き、眺めながらチャイティーを飲む。今回、ここでこうしてチャイティーを飲むことが最終目的であった。思えば、昨年んの北海道ツーリング、近来稀に見る大成功ツーリングでそれに見あった土産、自分へのお土産として買うか買うまいか迷い、結局買わなかった事を一年間後悔し続けた。もう一度北海道へ行ってサイコーだったといえるツーリングをして、その上でスタバの北海道マグカップを買う、その念願を見事かなえることができた。。良かった。本当に良かった。みなさんに感謝です。スタバのねーちゃんが、オーダー間違えたみたいでお客に謝ってた。

CIMG0969
CIMG0969 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0970
CIMG0970 posted by (C)keiichi_w 
 

チャイティーを飲んだら、後は出港までゆっくりしよう。イオンの店内をぶらついて、フェリーで読む本を買おうかと思って本屋に入った。ハインラインの月は無慈悲な夜の女王があったが1200円もするのでやめた。やっぱりBOOKOFFだろうと思い、そっちへ行ってみることにした。バイクに戻って、あ、このでかいマグカップをどうしよう。何とかして入れた。イオンの横にBOOKOFFがあるのでそこへ移動。105円の本を買った。まだまだ時間があるのでゆっくり見ててもいいんだが、北海道で最後にいたのがBOOKOFFではかっこ悪いのでやめた。で、最後に行くのはやっぱりあそこでしょ、セイコーマートでしょ。東港に向かい国道沿いにあるセイコーマートに寄った。そこでホイップアンパンを買った。なかったらどうしよかと思ったが、あったので良かったよ。店員さんのかわばたさんがとても可愛くて元気な女の子だった。こんないい子が最後に相手をしてくれて幸せです。

CIMG0972
CIMG0972 posted by (C)keiichi_w 
   

さて、いよいよ旅も終わりだ。新日本海フェリー苫小牧東港へ向かう。寒いのでレインウェアの上を着て行った。おかげで寒くなかった。毎回思うんだが実にわかりにくい東港に無事到着。バイクはすでに30台くらい集結してた。乗船までまだ時間があるけど、かと言って暗くなってしまったら、なかなか行くところもないわなあ。イオンの横にBOOKOFFだけでなくスーパー銭湯があって、入ってくる時間は十位あるんだけど、この時間帯に風呂に入ったら、やっぱりバイクに乗ってここまで移動する気力もなくなりそうだからやめといたんだけどさ。

CIMG0978
CIMG0978 posted by (C)keiichi_w 
CIMG0974
CIMG0974 posted by (C)keiichi_w 
 

ひたすら待ち続けてようやく乗船時間になった。寒いから早く乗せろ。乗船開始からずいぶん時間がかかってやっと乗り入れることができた。なんか手際が悪いぞ新日本海フェリー。バイクの置き場所は行きと同じだった。荷物を下ろして必要なものを持って船内に入った。部屋は昔のいうところの二等寝台で、今度は上段のベットだった。天井が低いので頭打ってばっかりだ。シーツを広げてさっさと寝た。

 

次の日へ

前の日へ